6分の1ぐらい、6人に1人ぐらいが使っていらっしゃるというか。
私の娘も今年大学入りまして。
おめでとうございます。
数年後にはお世話になるものと思いますので、すごく誇らしいです。
お守りとして使っていただければなと。
今本当に就活生の方大変で、求人が80万あって就活生45万人で一見売り手市場に見えるんですけども、
やっぱり10社20社受けてやっと1社受かるっていう世界観なので、断られまくってメンタルが落ち込むときにお守りのようにですね、
アババを使っていただければと思います。
最終までいければチャンスがあるんだっていう精神的なご安心にもつながるし、そこまで頑張れるってことですよね。
このサービスが作られた背景についてもちょっとお話でしょうか。
ぜひぜひ聞きたいです。
まずこの社名がアババ、なぜアババかっていうところにもちょっと由来するんですけども、
弊社代表が学生時代に作ったのがこのアババというサービスです。
久保さんですね。
久保ですね。
久保の友人がとても優秀なご友人がいらっしゃって、自信もありで、
特定の1社だけ俺はもうこの会社に入るんだと、死ぬまで働くんだという気概を持って、
8時面接まで進まれて最終面接を迎えましたというときに不採用になってしまって、
本当にこれまで頑張ってきたのにダメになってゼロの日から始めなきゃいけないっていうところで、
いわゆる就活打つという無気力状態になってしまった。
その姿を見た代表がこんな世の中おかしいんじゃないかと。
こんな優秀であんな頑張って誰もが知る企業の最終面接まで行ったのに、
またゼロから始めなきゃいけない。
こんな世の中おかしいということで作られたサービスがこのアババです。
なのでまさに隣人を助けた結果がこのサービスなんですけども、
弊社としてもその隣人を助けようという言葉を非常に大事にさせていただいておりまして、
カルチャーとしても大事にしてますし、
プロダクトの根幹となる考え方として進めております。
ファイナンスにしても事業作りにしても筋が通ってそうですね。
ありがとうございます。
そういったカルチャーのおばさんなんですけども、
さらに今新サービス立ち上げられてるんですよね。
ありがとうございます。
同じく新卒採用支援のサービスなんですけども、
アババの方は最終面接まで至ったプロセスを評価してスカウトを受け取れますと。
逆に言うと最終面接まで進まないとスカウトを受け取ることができなかったので、
その代わりにAI面接を受けてもらって、
そのAI面接の結果学生さんの能力であったり価値観というのを可視化します。
あらかじめ弊社ユーザー、企業ユーザー様にお伺いしてた採用要件、
新卒に求める採用要件というのと照らし合わせることで
フィットする企業様を見つけることができるので、
あなたに合う企業様はこういった企業様があるよということで、
学生さんと企業さんの接点を作らせていただいているのが
リアルミーという新しいサービスでございました。
これ就活版全国共通模式というふうに歌ってらっしゃるんですけど、
これどのあたりが全国共通模式なんですか?
鋭い質問ですね。
まさに若林さんのお子様が大学に入学されたということで、
多分全国共通模式。
共通テストですね。
あれって何点になれば自分が合格できるのか、
さらに科目別、説問別に、
平均点と自分の立ち位置を比べることで
弱みをつぶして成長することができたと思うんですけども、
そういったことを就活の場でも実現させようというのが
リアルミーの取り組みでした。
なるほど。
受験をしていく前段階のところで受けていく、いわゆる模試ですね。
これで自分の立ち位置、A判定とかB判定とか、
そういうやつですかね。
おっしゃる通りです。
自分の立ち位置を知りながら山を登っていくっていう。
なるほど。
やっぱり就活の世界だと受かったか落ちたかの2極の世界だったので、
落とされた時に自分の何がダメだったのか知ることもできない世界観だったのを変えたくて、
リアルミーというサービスをリリースしました。
なるほど。
この就活のプロセスにおける最後のところも
まさにお祈りメールっていうところからの発想の逆転のところと、
就活の起点からのアプローチが両方あるって感じなんですね。
おっしゃる通りですね。
就活の揺りかごから墓場までではないですけども、
入り口のところでまず自己分析にも使っていただけますし、
リアルミーを使ってもらって、出口のところアババで使ってもらうことで
より良い社会人生を送っていただくための支援をできればなと思っております。
ありがとうございます。
そういったまさに就活性の課題で
新卒を取りたいっていう企業様の課題を
まさに両側から解決しているサービスであると思うんですけど、
アババさんご自身も採用強化中ってことですね。
はい。ありがとうございます。
弊社としてもおかげさまで事業も拡大しておりますし、
さらに大きなチャレンジをしたいと思っておりますので、
今様々な職種、センリスであったりマーケティングであったり、
あとエンジニアのところにも複数の仲間を探している状態ですので、
隣人を助けようという、自分の隣人を助けるために
少しでも力になりたいという思いを共感してくださる方がいれば、
ぜひカジュアル面談をさせていただければと思います。
承知しました。ぜひこの番組の概要欄にリンクを貼っておきますので、
このポッドキャストを聞いていただいて、
少しでもアババさんご興味を持たれた方、
お待ちしております。
いただければと思います。
ありがとうございます。
今ですね、アババさんの事業について伺ってきました。
まさに創業であるアババという新卒向けのダイレクトリクルーティングサービス、
お祈りメールから次のチャンスが生まれるというサービスと、
それから新サービスである就活版全国共通模式、リアルミーですね。
この2つ今走っていらっしゃってというところなんですけれども、
その他にご事業ってあるんですか?
今は絶賛仕込んでいて、リリースできる日を楽しみに頑張っているところです。
楽しみですね。ありがとうございます。
そういったアババさんなんですけれども、
このポッドキャスト番組ですね、
企業のデッドファイナンスと目打っておりまして、
ファイナンスにですね、フォーカスを当てて、
次お話を伺っていきたいというふうに思うんですけれども、
これまでのところ、2022年から1,2,3,4,5回ですね、
エクイティとデッドで調達をされてきたということであってますかね?
はい。
直近、今年の3月にリリースされていたのが、
シリーズBラウンドというところで、
12.5億の資金調達を実施されたというところですね。
それまで2020年2月、一番最初のファイナンス、
これシリーズのファイナンスってことなんですかね?
はい。
ビルさん、正当値スタートアップさん、それからエンジェルさんと、
6,000万円。
次、プレイシリーズAラウンドということで1.2億、
デライトベンチャーさん、NESさん、
いのちまベンチャーキャピタルさんなどで、
累計調達額2億円と。
2020年1月でシリーズAラウンドのファーストクローズということで2.5億ですね。
これもフォローオンということになるのかな?
NESベンチャーキャピタルさん、デライトベンチャーさんが、
既存投資家が出してくださったのに加えて、
ここで中国銀行さんによる融資も入っているんですね。
2020年3月にシリーズAラウンドのセカンドクローズということで3.7億円。
ここで金融系がまた入ってきて、
三菱UFJキャピタルさん、SMBCベンチャーキャピタルさん、
中銀キャピタルパートナーズさん、オリエンタルイノベーションズさん、
イオン銀キャピタルさんということで、
地銀系、メガ系の銀行系のVCさんが入ってきているというところから、
この後、2020年の11月に森島さんが取締役CFOに就任されて、
ところでいよいよ直近のラウンド、
2025年3月に発表されているのがシリーズBラウンドですね。
ここでDBJキャピタルさんがリードで入られて、
JPインベストメントさんが入られて、
以下既存投資家ということだと思うんですけれども、
SMBCベンチャーキャピタルさん、三菱UFJキャピタルさん、
ライトベンチャーズさん、中銀キャピタルパートナーズさん、
広島ベンチャーキャピタルさんというところと、
さらに劣等ですよね。
日本製作金融高校、SMBCさん、中国銀行さん、
さらには私募証券さんのプラットフォームを使っての
私募者債による調達というところで調達されたということですね。
これも読み上げているだけで目眩がすごい、
すごいモメンタブだなと思っているんですけど、
これらを成立させている背景みたいなところにも
ちょっと迫っていければなというふうに思っているんですけれども、
冒頭でご紹介いただいたその事業ですね。
今足元のことどういう伸び方になっているんですかね。
ありがとうございます。
弊社の場合ですね、新卒採用支援を行っている特性上、
内定が出る時期に売り上げも立つという特性、
季節的な特性があります。
なので就活生って3年生から4年生にかけて就職活動を行うんですけれども、
弊社としても3年生のうちから学生さんに弊社のサービスを認知いただいて、
4年生になってから内定が出る時に弊社に経由して内定を承諾いただくと、
我々としては成果報酬をいただけるというのが基本線です。
なので先行投資して後で借り取るというサイクルを
いかにうまく合わせるかというのが資金の活用方法としても肝の部分です。
割とキャッシュコンバージョンサイクルというか、
先に出ていくお金が割と大きくて、
回収までの時間がかかるので、
非常に資金繰りといいますか重要になってくるということですね。
非常に重要ですね。
やはり売上が不確実な中、
どれだけ先行投資してよいのかどうか、
当然資金重要もあるのでそこの部分をデッドファイナンスで埋めることで、
機械損失を生まないようにということを強く意識してファイナンスしておりました。
割と革新の部分に入ってきちゃってるかなと思うんですけど、
そうするとやはり成長に必要な資金といいますか、
先行投資的にする部分についてはやっぱりエクイティ。
やはりその売上が経って資金回収できるまでの間の、
この資金繰りリスクみたいなものをデッドみたいな。
割と明確に分けてらっしゃったりするんですか。
おっしゃる通りでして、
一般的にお金に色はないと言われるものの、
ビジネスの場合非常に色があるとお伺いしておりました。
やっぱり既存事業の運転資金として活用するものはデッドで、
先行投資の部分はエクイティで、
あえて分けることで、やっぱり投資家さんであったり、
金融機関様の納得感もまた違った刺さり方になるかなと思いますので、
強く意識して説明をしていました。
ちょっと今回の直近の資金調達、シリーズBラウンドについて、
少し深掘ってお話を伺えるかと思うんですけども、
このシリーズBラウンドを実施しようと思った狙いといいますか、
これは何を達成するための調達なんだ、みたいな位置づけがあったら教えていただきたいです。
はい、もちろんです。
大きな狙いとしては、新事業のエクローズ資金としての確保が目的でした。
やっぱり既存事業のアババのほうは、
ある程度再現性を持って事業を拡大できる兆しというか革新もありましたので、
デッドファイナンスをすることで確実な成長ができるという見込みが立っていたんですけども、
やはり新規事業については、新たにエクイティを入れることで成功角度を高めた方がいいと、
事業スピードを速めるための手段としてエクイティ上達を実行いたしました。
なるほど、ありがとうございます。
既存事業のアババに関しては、ある程度PMFとかユニットエコノミクスみたいなものが見えてきていらっしゃって、
とはいえ資金繰りの部分でのリスクをデッドファイナンスでカバーできるみたいなところまで来ていたが、
新規事業に関してはまだ仕込みの段階だったりというところで、
事業リスクとかもあったので、そこはグッとエクイティも使いながらということでやっていらっしゃったというのが、
今回のシリーズBの位置づけみたいな理解であってますかね。
はい、おっしゃる通りです。
ありがとうございます。
そうすると、金融機関というか資金の出し手、供給者側にはちゃんとそういう説明をなされたんですか。
はい、おっしゃる通りですね。
今回説明用の資料として、大きくピッチ資料と事業計画書、2つでご説明したんですけれども、
その中でも既存事業の損益、資金繰りというものと、新規事業に係る投資損益というのは明確に分けてご提示していました。
またこれで新規事業が新規事業でなくなるというか、
よりエコノミクスとか見えてきたときには、またいずれにせよ仕込み中のサービスもあるんでしょうから、
そこは同じような目的でファイナンスされる可能性がありそうですね。
そうですね。まさに今も金融機関の方ともお話をさせていただいているんですけれども、
新事業の方も一定程度トラクションが見えてくると融資の方も検討できるというふうにおっしゃっていただくこともありますので、
そのエクイティーしてデッドでまたグロースさせて、新規事業ができればまたエクイティーして、
その繰り返しで事業を成長させていきたいなと思っています。
素晴らしいです。ありがとうございます。
調達の手法と言いますか、参加された金融機関としましては、新規と既存と両方いらっしゃってます。
新規で言うとDBJ Capitalさんがリードでいらっしゃったということですね。
加えてJPインベストメントさんということで、結構私の勝手な印象でいうと重厚なというか、
DDとかも結構重たいものだったのかなと勝手に思うんですけど、実際どうだったんですか?
そうですね。しっかり見ていただけたかなと思っておりまして、
その中で私たちが持てない目線であったり、それがビジネス面もそうですし、
リーガル面もそうですし、新たな視点をいただいたので、
むしろIPを準備に向けて今後準備しなければいけない中、
明確にクリアにすべき課題を明らかにしていただいたという意味では、
しっかりDDしていただいてよかったかなと思います。
素晴らしいですね。
その2社が新規に加えて、やはりこの既存のVCさんが、
しっかりまたフォローしてくださったというのも成長の表れなのかなと勝手に思っているんですけど、
SMBCベンチャーキャピタルさん、三菱ELJキャピタルさん、デライトベンチャーズさん、
中銀キャピタルパートナーさん、広島ベンチャーキャピタルさん、
この辺りが前回までのラウンドに引き続きというところで。
ちなみにどっちからお話しされたんですか、新規と並行して。
そうですね、まずは既存の可能投資家様にエクイティ調達をしたいというご相談をさせていただきながら、
新規の方との接点を持っていったという順番ですね。
その中で既存の方々からも、この成長性、将来への期待感があるのであればフォローオンできるよというところで、
早めに応援の表明をいただいたことがアグレッシブに新規の開拓、
投資家様を今回参画いただけたことが一因にもなっているかなと思います。
既存の投資家さんのフォローオン出資の移行というのは相当新規にポジティブに働くものなんですよね。
働くと思います。
素晴らしいですね。ありがとうございます。
次に有志についてなんですけれども、日本政策金融高校、これは中小企業事業さんになるんですかね。
はい。
いわゆる新事業、スタートアップ支援室ということですね。
そうですね。
と、SMBCさん、それから中国銀行さんからの有志というところに加えて、
私募証券さんによる私募者債の判行ということで調達されたということなんですけれども、
まず、エクイティとデッドってどういう順番でやったとかってあるんですか。
そうですね。
まずシリーズAのエクイティの調達がクローズできたのが2024年の2月にして、
私がジョインしたのも2024年の1月のタイミングでしたので、
足元取り組む選択肢としてはシリーズAのエクステンションラウンドか、あるいはデッドファイナンスかという2択と考えていました。
そんな時にエクステンションして規削化をするよりかはデッドで調達することでランウェイを伸ばして、
バリューエーションをしっかり上げてから次のエクイティをすることで将来的な規削化も防ぎると思いましたし、
事業成長としてもポジティブかなと考えたので、
まず順番としてはデッドにしてエクイティという順番で考えました。
なるほどですね。ありがとうございます。
実際デッドから入られてというところ、ちょうどそのデッドを検討されているタイミングとかで私、森島さんとお近づきになって、
いろいろディスタンスさせていただいたなと思います。
ありがとうございました。
とんでもないです。ありがとうございます。
そうですね、そのいった形でエクイティ、デッドと、デッドから入って次にエクイティということで、
エクイティの本格的な交渉が始まる前の段階では有志というのは決まっていた、実行されていたのか、
ある程度サウンディングが終わっていたみたいなのかというと、どんな感じだったんですか?
後者が近いですね。
エクイティにクローズできたのが25年の3月なんですけども、
取り組み自体は半年前ほどからしておりまして、その時点では有志もクロージングには至っていなかったです。
ある程度エクイティの状況の推移を、進捗を待って実行みたいなケースもあったんですか、有志が。
そうですね、特にSMBCさんなんかは、SMBCVCさんが弊社にエクイティを入れてくださっているので、
VCと銀行の標則を取るという意味で、SMBCVCが出すことが銀行さんの判断にも多少影響する部分もあるのかなと思います。
ありがとうございます。
ちょっと私もデッドの話ばっかり聞きたくなっちゃうので、
それは後編に取っておかせていただいてですね、
今回直近ラウンドシリーズBも含めてなんですけども、現在の資金調達ポートフォリオというか、
フォーメーションになった背景みたいなことをぜひ伺いたいんですけど、
直近のラウンドで言うと、デッドもかなり大部分というか、大きい割合を占めていらっしゃるのかなと思うんですけど、
そういったフォーメーションにしたというか、なった意思決定のキーと言いますか、あるいはトリガーみたいなものがあったら教えていただきたいんです。
そうですね。キー、判断の軸としていたのは将来的なIPOと、
IPOした後にいかに時価総額を高め続けられるかというところからの逆算を意識していまして、
IPO時点で一定の経験を保有していないとIPOの追加的な割りができないかなと思っていたので、
まず規格化を避けたいということを優先するためにデッドの活用の割合を、
多分同じアーリーステージとしては比較的活用していたほうかなと思います。
くしくも、ちょうどこの収録をしています、
今日が4月の3日なんですけど、ちょうど日経のスクープでね、
グロス市場の維持基準みたいなものというかの速報があったかなと思うんですけど、
これちょっと脱線しますけど、森島さんから見てどう感じますか?
ありがとうございます。
弊社としてまず、会社としてはポジティブかなと思っておりまして、
もともと弊社が100億円という規模での上場を目指していなくて、
より高みを、1兆円企業になれるところを目指していきたいという思想があったので、
まずこの上場維持基準ができたことは、我々のアクションには影響がないかなと考えています。
一方でなぜポジティブかというと、やっぱり投資家様の目線であったり、
社会的なコストという意味で、本当に100億円以上の時価総額を付けられる企業に
リソースが集まる環境になると思いますので、
証券会社難民とか監査法人難民という言葉があるのは、
やっぱりそれらの社会コストが分散された結果だと思いますので、
我々としてはポジティブかなと考えています。
より納端がはっきりして、ある種二極化みたいな形になっていく中で、
納端の納法に弊社が該当するという、すごく自信の現れだなということですよね。
確かにおっしゃる通りですね。
なんかちょっと今胸が熱くなりましたね。
ありがとうございます。
なるほど、そういう受け止め方ができるのは素晴らしいなと思って、
直近の資金調達ですとか事業成長の手応えがまさにあるのかなというふうに思うんですけども、
ちょっと話を戻しまして、その他にポートフォルニーに至った軸ですね、
先ほど株式の規約化ということがありましたけど、何か他にありましたか。
そうですね、あとは借りれるだけ借りようと、ちょっと語弊があるかもしれないんですけども、
弊社結果的に全期費8倍、9倍という売上を成長できていたので、
多少金利が高いとしても成長性が高いので十分元は取れるだろうと。
資本コストを考えてもデッドの方が明らかに有利ですので、そういった判断でデッドを進めていました。
まず資本コストということでは、調達にかかる潜在的なコストですよねというところで言うと、
融資は金利がそれに当たるわけですけども、
エクイティの場合は一見返済がないので、コストかかってないかのように勘違いしがちなんだけれども、
投資家に返さなきゃいけないリターンがまさにそれに当たるので、
ということでは本当に大きなリターンを返さなきゃいけないからコスト高いよね、そういうことですよね。
成長が金利を上回っているんだとしたら、多少金利が高いもので借りたとしても、
それは借りないと機械損失になっちゃうということですよね。
おっしゃる通り。
成長率と金利にひっかくしたときの判断の軸としてあるということですね。
ありがとうございます。他にありましたか?
あとはシリーズB以降、シリーズC以降でおそらく金融機関様からの借り入れをする難易度も
低くなるタイミングがやってくるとは思うんですけども、
かといってそのときに初めて取引をしたのではスムーズにいかないかなというふうに考えていたので、
多少金利が高かったとしても、まずはお付き合いをさせていただくことが大事かなという意味で、
関係性構築も含めてお付き合いをさせていただいています。
なるほどです。ありがとうございます。
つまり事業の不確実性が高い段階だと融資との相性と言いますか、難易度というのがどうしても高くなるけども、
それが今の事業成長のトレンドと言いますか、進捗で言いますと、
次回ラウンドのほうがより不確実性も下がっていて、融資がより活用できる確率が高まっているだろうというときに、
そこで初めましてじゃなくて、例えば今回ラウンドでお付き合いしていたところが実績として、
信頼関係のスタートラインとして効いてくるというのはそんなイメージですかね。
ありがとうございます。おっしゃるとおりです。もう一つよろしいですか。
もう一つは金融機関様とお付き合いさせていただくメリットを非常に感じたことがありまして、
やっぱり融資ご担当者様といってもスタートアップに融資するとなると、
やっぱりある程度熱をもって接してくれる方が多くいてくださって、
その分営業先のご紹介をいただいているんですとか、ピッチイベントに優先的にご案内いただいたりですとか、
もともとそこまでそこを見込んではいなかったんですけど、
思いがけない恩恵を受けさせていただいたのがやってよかったかなと思います。
素晴らしいですね。応援したくなる会社さんであり、代表の久保さん会社さんはじめ、
創業メンバーもそうですし、社のカルチャー自体が本当にそういう雰囲気というかね、
モメンタムがあるんでしょうね。ありがとうございます。
ここまで伺っているとすごくいいモメンタムで来ていらっしゃって、
事業も成長されていて、なんか純粉満々にしか見えないみたいなふうに思えちゃうんですけど、
中でやっている方は本当にいろんな大変なことがあったのかなというふうに勝手に思っています。
このシリーズBラウンド、直近のラウンドを含め森島さんが取締役をCFOとして、
ここきつかったなとか大変だったなみたいな局面であったりされますか。
思い出せばキリがないんですけど、調達までに至るプロセスが大変だったかなと思っておりまして、
一つ取り上げさせていただきますと、売上がまだ確定していない中で機械損失を生まないために
先行投資をしないといけないと、結構リスクを取る決断を迫られた時がきつかったというかタフだったかなと思います。
もう少し踏み込んで伺うと、それは資金繰りみたいな話なんですか。
そうですね。資金繰りもそうですし、あと一定VC様に入っていただいているので、
皆さんの納得感を一定得ることが必要だと。
弊社の場合はシリーズAの資金調達をした後に、リアルミーという新規事業に投資をしたので、
今本当に新規事業に投資するべきなのかどうかという議論を投資家様と社内でも議論を重ねて、
全員が納得がある方向に持っていくというプロセスが最終的にちゃんと向き合えたので良かったんですけども、
なかなかタフだったかなと。
もう少し既存事業に選択と集中した方がいいんじゃないかみたいな声もあったりとか。
そうですね。やっぱり株主様から見ると既存事業が伸びているアババに投資したという目線があっておかしくはないと思いますので、
当時まだアーリーステージのスタートアップとして、たくさんリソースがない中、
集中的にリソースを投じるべきは既存事業ではないかというご意見も頂戴したんですけども、
弊社としては機械損失を生まないために今やらないといけないんだということを強く語らせていただいて、
納得感が得られたことで結果的にシリーズBの資金調達もつながったかなと思います。
そんな中森島さんがその難しい局面でどういったことを意識されてステークホルダーとお話しされたんですか。
まず新規投資をする案件の説明は当然なんですけども、
それを安心感を持っていただくためにはやはり数字を使ったご説明というのも必要だと思ってまして、
その投資する金額規模、それを受けた今後の損益シュミレーション、資金繰り、次回ファイナンスの時期、規模、
それらを全てシュミレーションしてご説明するですとか、
あと撤退基準をある程度示しすることで、建設的なモニタリングをしていくというのを意識しておりました。
いついつまでにこのラインをもし越えられなかったら撤退しますという線引きをきちんとすることによって、
既存投資家団体の信頼を得ていったということですね。
やはり弊社もですし、投資家様もお互い熱を持った中でやらせていただくと、
やはりどうしても空中性になりがちなところをお互いが分かりやすい指標として、
ある程度このタイミングでこれぐらいの規模になれば続けていいよね、一旦見直そう、
みたいなコンセンサスは取っておりました。
数字で語るというところが一番重要だったんですかね。
結果、それがシリーズBの資金調達にも非常に行っておりまして、
既存事業で伸ばす成長性と新規事業の可能性というのを
すごく議論した状態でシリーズBを迎えられたので、
きついとはいえ考えるべきことだったんだなというふうに振り返ると思います。
先ほどからDBJ CapitalさんとかJP Investmentさんが
難しいDDだったんじゃないかみたいなことを私の質問に対しても、
すごく気づきが得られたというようなポジティブな回答がありましたけど、
難しい局面ほど後の子ポジティブにつながっていくみたいなのがあったんですかね。
そうですね。今回の資金調達の中でも、
いろいろな投資家様のご意見を頂戴して、
自分たちでもててない視点というのもありましたので、
やっぱりいろんな方とお会いするということのありがたさを
月並みですけれども感じました。
既存投資家の方々への説明が、
イコール次のフォロー主旨につながっていったみたいな、
滑らかにコミュニケーション取れたみたいなところってあるんですか。
ございます。弊社の場合毎月ですね、
株主様全員に月次定例会のような形で
ご報告をさせていただく機会を設けてまして、
その中で月次の損益のご報告とか、
新たな取り組みの頭出しっていうのをしているので、
その資金調達をするぞってなってからいろいろとインプットするのではなく、
プロセスを見ていただいていたので、
比較的スムーズに投資の仕切っていただけたんじゃないかなと思います。
このエクイティの株主さんだけじゃなくて、
DEADの金融機関様に対しても何かアプローチってされてたんですか。
そうですね。
DEAD調達の場合は、
エクイティに比べて長い検討期間が必要になることが通常だと思いますので、
月次の報告もそうですし、
例えば簡単なこんなニュース取り上げられました、
簡単な報告もちょこちょこさせていただいていました。
なるほどですね。ありがとうございます。
非常に私も勉強になりました。
ぜひ次回ですね、
阿波場さんの事業成長のポイント、
そこからですね、
もう少し直近ラウンドのDEADファイナンスに少しフォーカスして、
DEADにおいてどういうことを森島さんがご注意されたのかとか、
どういう順番でコミュニケーションを取っていかれたのかという具体的なですね、
話を伺っていければなというふうに思っております。
まずは前編ということで森島さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。