こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、株式会社新潟経済新聞社 常務取締役の梅川康輝さんにお話を伺いたいと思います。
梅川さんよろしくお願いします。 よろしくお願いします。新潟経済新聞の梅川と申します。初めまして。よろしくお願いします。
まず、新潟経済新聞社ではどういった役割として、どんな仕事をされていらっしゃるのか、そのあたりから教えていただけますか。
新潟県内のネット媒体のネット新聞で、全記事無料で配信している新潟経済新聞を運営していまして、
私は常務取締役ということで役員でして、取材記者ですとか、編集のデスクもやってますし、広告営業もやってますし、そういったところを担当してます。
そうなんですね。今までは記者として記事も書いていらっしゃって、今はこういった常務として新聞社を経営されていらっしゃるということなんですね。
特にこの新潟経済新聞社さんの特徴として、どんなところ強みだったりとか特徴はあるんでしょうかね。
経済新聞と名乗っておりますし、メインは経済情報が多いんですが、あとは警察の事件情報も読まれてますし、
特徴としてはやっぱり倒産情報とか、新潟県内の上場企業の欠産情報もすべて報道してますし、その辺が特徴と強みになってきますね。
あとちょっと申し上げたいのは記者飯コーナーという、記者がお昼ご飯をレポートするというコーナーが有名になってますんで。
これが実は新潟県知事が読んでるよって記者に話したというエピソードもありますんで。
これが人気なんですよ。ラーメンとかが多いんですけどね。
じゃあ皆さんも、新潟県内の人も多く見てらっしゃるっていうことなんですかね。
はい。ネット用語でユニークユーザーっていうんですけど、月間の訪問者がですね、約100万人ぐらいおり、毎月100万人ぐらいおりまして、県内のネットメディアでは一番多いと言われてますし、
あとスマートニュースとかでヤフーニュースに転載という形で載ってきますんで、全国発信、東京発信ができて、東京の読者も結構20%ぐらいおりますんで、となりの特徴ですね。
そうなんですね。やっぱり経済新聞として経済的な情報もいろいろ発信されていらっしゃったりとか、本当に身近な情報もあったりとかっていうので、
みなさん楽しんで、いろいろ記事を見ていただいているっていうことなんですね。
はい。全記事、他のメディアさんとか新聞社のサイトですと、ここから下は有料とか会員とかあるじゃないですか。
そうですね。
うちのネット新聞の場合は、全記事無料で配信してますんで、全部読めるんですよね、無料で。
その辺が特徴と強みになって、それで読者をたくさん集めて、テレビ、ラジオと同じなんですが、高読量ありませんので、広告モデルでやってる感じですね。
なるほど、そうなんですね。
高読量ありませんので、はい。
なるほど、そういった感じの運営もやっぱり特徴としてあるわけなんですね。
だから、みなさんが本当に自由に記事をしっかり読んでいただけるということで、やっぱりそういった意味で読者さんが多いんですね。
そうですね、はい。月間のユニークユーザーが約100万、月間毎月100万人おりますんで、これは県内では一番多いですね。
そうですね。これを例えば新聞社とかそういった記事作るところで当てはめると、どういったところが質の高さにつながってきたりとかするんでしょうかね。
やはり今オンライン時代ですから、オンラインインタビューとかオンライン営業とかいろいろあるんですが、
差別化するためにはリアルの対面インタビューですよね。
そういったところとか、チャットDPTを使わないで自分、クラフトカーって言ってるんですが、自分の手で書くってことですね。
パソコンでもいいんですが、チャットDPTを使う人も結構いるんですよ、記者の中に。
使わないで自分のクラフト感っていうか、リアル感とか、そういったところで差別化するのは必要だと思いますんで。
そうですね。だからしっかりと自分の足でちゃんと調べたりとか、目で見て取材したりとかっていう、そういったところでしっかりやって記事を書くっていうところは、
ますますこれから重要になってくるかもしれないですね。
大事ですね。本当、こたつ記事が増えてる状況で。
そうするとね、いろんなところで見たようなことの内容になってしまうので、だから独自の内容っていうところがだんだん貴重になってくるっていうのも、そういったところからあるのかもしれないですね。
記者の基本の取材、インタビュー取材をするっていうのが、かなりこれから大事になってきますんで、いかに取材をするかですね。
今、取材をしないで書くのが増えてきてますんで、コメントを取るとか、記者の基本なんですが、そこをやることですね。
梅川さんも今までも、やっぱりいろんな人とお会いして、お話を聞いて取材したっていう、そういった経験もやっぱり終わりになるんですか?
そうですね。25歳ぐらいから20年ぐらい続けてますんで。
やっぱりそういった取材の大切さっていうのを、よくご存じでやってらっしゃるっていうことですね。
ただ、取材する前にホームページとかいろんな過去記事とか、本当に調べて、調べやしていくんですが、
実際、社長さんとかにインタビューで話を聞いてくると、予想外の話が出てくる。
そうですね。
そこがやっぱり醍醐味というか面白い。結局調べた内容だけでインタビューする意味がないので、
それ以上の予想外のことが出てくるとか、それが面白さですね。
そのために、いろいろな質問の仕方とか、どういう切り口で聞いてみよう、そういったところを工夫されるわけですかね?
そうですね。やはり記者は質問力だと思ってます。営業は提案力だと思うんですが、
記者は質問の鋭さ。やっぱりできる記者って質問が鋭いですから、その辺ですね。できる記者とできない記者は。