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経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、株式会社こどもみらい代表取締役の赤塚優作さんにお話を伺いたいと思います。
赤塚さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
まず最初に、本社の事業内容から教えていただけるでしょうか。
本社は、企業さんだったり、健康保険組合さんもお客さんにいたりするんですけど、
そういった会社団体さんにヘルスケアのサービスを提供している会社になります。
メインの事業としては、企業さん向けのストレスチェックですね。
50名以上の事業所が年1回、法律で必ずやらなければいけないと決められているストレスチェック制度というものに則ったサービスをオリジナルのサービスとして提供していますというのが、一応主軸の事業になります。
このストレスチェックのサービスの中には、どんなことがわかるようなストレスチェックになっているんでしょうかね。
ストレスチェック自体、まず厚生労働省の方から基本となる質問項目、57個の質問で4択の選択肢のものが提示されていて、これを基本にやってくださいねという風に言っていて、
その中ではまずストレスの状況ですね。従業員の方一人一人の心と体にどういうストレス反応というのが出ているか、結果として起きているストレス反応と、
ストレスの原因というところで、仕事上の要因、仕事の量だったり、職場の対人関係だったり、体の負担とか職場環境みたいなものとかという要因と、
あとは周囲からのサポートというので、上司の支援、同僚の支援、あとは家族・友人からのサポートみたいな。
ようなもので、57個の項目ができています。これが標準的な。
弊社の場合はですね、そこに、それは今お話ししたのって思想として、ストレスの原因が職場、仕事にあるとなっている。
それはもちろん大きなストレスの原因の一つではあるんですけれども、必ずしもそうでもないよね。
例えば、同じ職場で、同じ上司の下で、同じような仕事をしていても元気に働き続けられる人と、
じゃあ体調を崩してしまう人とか。その違いはじゃあどこから起きているんだろうっていったときに、
一つやっぱり大事になるのが、本人の生活面がどうなっているか。
特にですね、睡眠がちゃんと寝れているかどうかっていうのがメンタルヘルスにはものすごく影響が大きいです。
っていうのがあって、うちのストレスチェックでは、ローションを出している仕事上の要因を調べるものに加えて、
本人の生活面、睡眠とか食事とか運動ですね。
っていうのを調べて、包括的にそのストレスの原因を調べたり対処できるというものになっているというのがまず大きなポイントです。
あともう一つですね、そこにストレスチェックという枠組みの中でワークエンゲージメントとか生産性みたいに、
いろんな会社さんで従業種されている指標を一緒に測っていて、
そうしたものをストレスチェックと絡めて分析したりみたいなことができるようにもなっています。
そうなんですね。じゃあこれまず基本的には一時に一回は受けていただくようにして、
その内容をもとにどんなふうに活用していただけると良かったりするんでしょうかね。
そうですね。活用の方法も切り口がいくつかあって、まず個人のセルフケアっていう観点で言うと、
うちのストレスチェックに関しては受けていただくと個人個人レポートが出るんですけれども、そのレポートに文章で長々と書いても皆さん読んでくださらない。
まず漫画でその人の回答の結果、特に睡眠とか食事とそれに関連する、要は睡眠を悪化させる生活中なんですね。
カフェインを取りすぎですとか、場合によってそうですね、夜過ごす部屋が明るすぎたりしているようですみたいなのとかっていう、
割とちょこっと気をつければ変えられるようなことっていうところに、アドバイスをまず漫画でその人の回答に応じてその人にとって問題が大きいと思われるポイントを
アドバイスという形でフィードバックしています。さらに短い動画も作っていまして、1個3分から5分ぐらいで
漫画じゃちょっと情報量的に乗り切らないところ、もうちょっとなぜそれが悪いのかでどういうところ気をつければいいのかみたいなところを解説したものを出ししているので
可能な限り見ていただきたいなというところが1つ。
個人でもそうやって確認もできるよっていうものなんですね。
なのでまずご利用いただくだけで、一旦会社さん全体としてめちゃくちゃ効果があるとはなかなか言いづらいんですけれども、ヘルスリテラシーみたいなところの向上とかですね、ちょっとした健康の意識づけにはプラスになるものになると思います。
それが一つと。
もう一つが今度職場組織としてどういうふうにやっていくかっていうところで、そこに関してもその中でデータですね、この回答していただいたものを集計とか分析した結果としてのデータをどう扱っていくか。
それをじゃあその後どういう行動につなげていくかっていうところがありまして、まず結果のスコアに関してはですね、一個やっぱり注意がいるのはどうしても高い、例えば部署とか会社単位で
一人一人がこうでしたというより集計をして平均として、この項目はこのぐらい高かった、この項目はこのぐらい高かったみたいなのがまず出るんですけれども、だいたいそれが悪いとそこに皆さん目が行くんです。
ただそこが低いことが必ずしもじゃあその組織にとって本当に問題なのかっていうのは一概には言えない。
例えばですね、すごくわかりやすい例で言うと、項目の中に身体的負担って言って体を大変よく使う仕事だっていう項目があるんですよ。
これはデスクワークの人は使わないんで、あまり使いません。
一方で例えば病院の看護師さんですとか、あとは企業でも営業職の方、外回りする方とかはまあ体使うよねっていうのになって、そこは高くなったら低くなったり仕事に応じて当然しますし、
それが健康にとっていいのか、デスクワークでずっとそうなってるのがいいのかって言ったらそんなことも別にないので、
単純な高い低いっていうこと自体は問題なわけではない。
ただその中で、この会社さんの中で何がストレスの原因になってるのかっていうところを調べたい、絞り込みたいわけですよね。
あれのスコアはちょっと高め、これのスコアはちょっと低めみたいなのがただ出てきても、そこからじゃあどうしようっていうところにならないので、
じゃあストレスが高い人はどういうところが影響して高くなってしまってるのかっていうのを統計的な分析をすることで割り出しています。
なるほど、じゃあそこを参考にしながら職場でもいろいろ相談しながら、どうやっていくといいのかなっていう話につながると良かったりするんですかね。
そうですね、なのでまず我々の集団分析の場合は結果、平均としてここが高い低いとかっていうのはもちろん出すんですけど、
その次の段階として、御社の中でストレスの原因になっている一番大きな要因と思われるのはこれでした、2つ目はこれでしたみたいなのがデータ上まず出てきます。
それをまずはお担当者さん、ない場合によった経営者さんにもご確認いただいて、すぐに社内の問題にピンとくる場合ですね。
確かにうちってそういうとこあるよね、ここ問題だよねっていうのがあるんであればある意味話が早いってことで、じゃあそこどうやって手を打っていきましょうかっていうお話になっていくし、
あとはちょっとそれがピンとこないみたいな場合ですね。
その場合じゃあその原因になっている項目っていうのが、これがどうも会社全体としてはストレスの原因として大きそうだっていうのに対して、じゃあその項目を部署単位で見たときに、じゃあその項目はどこの部署が高かったり低かったりするんだろうみたいなのが出てくる。
そうすると、この部署のこういうところがひょっとするとこの結果に影響しているかもしれないみたいなのがちょっと絞れたりとかする場合もあります。
これももうあくまで一例なので、その都合よくいかないこともあるんですけど。
じゃあうまくその結果を活用しながら社内に取り入れていって、ストレスを改善できるような方法に活用していただけたらなということなんですね。
そうですね。
単なる項目の言い悪いじゃなくて、その中でもストレスに本当に影響してるのってどこなんだろうと、どこを改善したら社内でメンタル不調になる方が減るんだろうかっていう観点で対策を考えていただくというのがこのポイントで、そこが先ほど言ったデータから見るという話ですね。
この番組は経営者の志という番組になりますので、ぜひ中塚さんの志についても教えていただけるでしょうか。
こういう仕事をしていろんな会社さんの、主に窓口としてお話しさせていただくのが人事労務の担当者さんになるんですけど、やっぱり皆さんいい会社、いい組織にしたいって思ってらっしゃるんですよね。
でも目の前の仕事はいっぱいあって追いつかなかったり、専門知識的なのも求められるものがすごく多かったりっていう中で、すごく頑張ってるしやりがいも感じてるんだけれども、
成果にどう結びつけていくかっていうところがすごく悩ましいお客さんと感じてるお客さんがやっぱり多いので、そこを一緒に入り込んでいってお手伝いをさせていただくっていうところが、
本当に今我々が一丸となって取り組んでいるところですね。
やっぱり本当に伴奏しながら対応されてらっしゃるという、そのあたりが大切なところですね。
それはストレスチェックって、ある意味組織調査とかサーベイって呼ばれるものの一つになったりして、それ以外にもエンゲージメントサーベイとか、従業員満足度調査とか、いろんな調査があるんですけれども、やっぱり調査をしてデータを集める、それ自体は全然悪いことではない。
やらないより比較的やった方がいいなんですけど、でもそれで結果が返ってきて、はいこの結果ですポンって渡されて、そうかじゃあこうしようってなかなかならないんですよね。
なのでそこに対して、やっぱり我々も今本当に2年前3年前と比べてそこのお客さんのニーズもやっぱり取るだけじゃダメだよねっていうところがすごく高まっているのも感じますし、我々としてもやっぱりそこにもっと力を入れていく必要があるすごく感じていて、
はい、そこのお客さんとじゃあこういう結果になったけれども、じゃあそれを今後社内でどういうふうに活かしていこうかと。会社の中で起きている本当の問題と、ここのデータから見えるものがどう結びつくんだろうっていうのをお客さんとディスカッションしたりとか、
場合によっては私たち弊社のスタッフがお客さん先へ出向いていって、経営層向けにストレスチェックの結果のフィードバックをやる場で、我々が説明を代わりにやらせていただくみたいな場合もありますし、
会社さんの中で、今までサーベイって会社人事とか会社が情報を集めるで終わってたところを、こういう結果になりましたっていうのを現場のリーダーの方だったりスタッフメンバーの方にフィードバックできる形にして、フィードバックをして、
もっとこれは会社さんの状況次第なので、全部の会社さんに事実でお勧めできるものではないんですけど、この結果を使ってチーム単位とかでミーティングをしていただく。
じゃあ自分たちの会社を良くするために、何もないところでいきなり職場改善ミーティングやりましょうって言っても、なかなか何から話しましょうかみたいな。
まず話のネタとして、このドレスチェックの結果を集計したもの、個人がどう回答したっていうのはわからない状況があるんじゃなくて、このものをフィードバックして、
じゃあチームの結果を前者と比べるとここが良かったりここが悪かったりするんだけど、これって何でこうなってるんだろうねっていう疑問をまず持つところから、悪いところを良くしましょうっていう話ではなくて、
まず何でこの数字ってこうなってるんだろうっていう現場で起きていることとデータに現れてきたものを紐づけてあげるっていうのが、そうするとじゃあうちのチーム確かにそういうことあるよね、ここをちょっと変えてみようかっていう話につながってきやすくなるっていうので、
それが一番本質的な組織を良い方向に変えていくためのアプローチだなっていうのを今感じていて、そこに結構力を入れて取り組んでいます。