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2023-03-27 22:27

かんき株式会社 代表取締役社長・大津悦朗氏①

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今回は大阪・なんばに本社を置く「かんき株式会社」。電設資材(LED照明や空調機器など)や建設資材、生産財を扱う代理店。「お得意様の繁栄に貢献する」が社是。

【ゲスト】大津悦朗氏(かんき株式会社 代表取締役社長)
【聞き手】安本寿久(産経新聞大阪本社・編集委員)

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会社の説明
改めまして、今晩のゲストは、ナンバ日本社を置きます、柑橘株式会社の代表取締役社長、大津哲郎さんです。
大津さん、こんばんは。
こんばんは。
よろしくお願いします。
今日はお招きいただきまして、どうもありがとうございます。
聞いていただきまして、ありがとうございます。
先ほど、かぶんなご紹介をいただきましたので、どこまでご説明できるか、お話できるか、よく分かりませんけども、一生懸命努めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
僕も64歳になりまして、ここに来ていただく社長は、僕より若い方も結構多いんですが、久々に僕より年上の社長が来ていただきましたので、ちょっとその分は安心していろんな話を伺えるなと思っていますので。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
ロートルですけども。
よろしくお願いします。
先ほど少しだけ会社の説明をさせていただいたんですが、説明だけではどんな会社なのか、まだピンときていないリスナーの方も多いと思いますので、まず社長自身のお口から簡単な会社の説明をしてもらえますか。
はい、ありがとうございました。
そしたらですね、分かりやすいと思いますので、私どもの会社の創業の経緯でございますとか、取扱いの商品ですとか、この辺りからご説明を申し上げたいと思うんですけども、商品的に申しますとね、伝説資材ということで、私どもとして大手のサブコンサマに対しましてLED照明を入れをするとか、空調機器を入れする、
一部工事をやらせていただくとかですね、あとは生産材ですね、空調用の機器にモーターを納入させていただくとか、こういうことをですね、パナソニックを中心とした代理店として活動させていただいているという企業がですね、私どもの会社の大まかなですね、形になります。
なるほど。となると取引先というか、お客様というのは会社、企業がメインということになりますね。
そうですね、もう個人様向けですね。
はい、なるほど。僕たち経済部の記者なんかはB to Bだという形で、ビジネスとビジネスでね、一般の消費者からはちょっと縁が薄いということになるんですが、一方でそういう仕事をしていただかないと僕たちのところに消費財が回ってこないということにもなりますので、
作業の基幹の部分、基本の部分を支えていただいているんだとか、こういうことでいいかなと思うんですが、先ほど松下パナソニックの代理店という話をされたんですが、自前での製造活動というのは全然されてないんですか、何かを作るという。
代理店と自社製造
僕も関係会社の中にモーターを作っている会社を一部持っておりまして、ほんの小規模ですけれども、モーターの製造販売というのも手掛けております。
モーターだけ作られていると何か意味があるんですか。
そうですね、ちょうどお声がかりがございまして、あるツリグメーカーさんの方からモーターの供給をお願いしたいということで、ちょうどそこの作っていただいているモーター会社さんと経営の考え方とかそういうところが強調できるところがございまして、
そしたら私どものグループの中で資金繰りも含めてやった方がより広がるんじゃないかということで、3年ほど前からグループに入っていただいております。
メーカーとしての一面も持たれたと。
ほんのわずかです。
持っております。
一般的にということで伺いたいのですが、代理店ということになりますと、例えば今回の場合はパナソニックということになるかもしれませんが、メーカーが作ったものをいろんなところに売るということになるわけですよね。
となると物の良し悪しというのはメーカーに依存しているということになるかと思いますが、この代理店活動と自前で作るということでですね、会社の中に2つの面ができるといったことはあるんでしょうか。
そうですね。営業の活動としましては基本的に同じようなB2Bを中心とした活動でございますので、そういう面では別に違和感というのはあまりないんですけども、特に建設資材の方はお客様に向けて良い商品をとにかくお届けするということが主題になってまいりますし、
生産材というのは一部そうやって我々の会社で作っているモーターを持っているということで、それを全面的に販売していくという良い点はございますですね。
なるほど。その2つの面も合わせて経営理念としてはお得意様の範囲に貢献するということになるんですね。
おっしゃる通りですね。
非常にズバリ直球の経営方針だな、理念だなという気がするんですが、これはもうかなり以前からこの目標が掲げられていますか。
経営理念と松下幸之助イズム
そうですね。特に現会長がですね、創業会長から今現会長が社長に就かれた時からより明確に経営理念を打ち出しをされましたですね。
ちょっと長くなるんですけど、これ私の個人的な見解なんですけども、このパナソニック町田電機のですね、その経営理念というのが、
この産業人材の本分に徹し、社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与するというですね、こういう理念を持っているわけですね。
それをその代理店としてこの実践の場でね、それを具現化をするとする言葉は何かと突き詰めていったら、
多分ですね、お客様の繁栄にお得意先の繁栄に貢献するということが、我々代理店現場第一線に立っているもののですね、具体的な取り組みじゃないのかなという感じがいたします。
それをその理念として、この75年間ですね、ずっと培って持ってきて今に至るというふうに、私たちは理解して動いております。
これまた後で詳しく伺うんですが、大津社長も元々は松下電機に入社されたんですね。
そういった意味では何重にも松下幸之助イズムというのが染み付いているということは言えるんでしょうか。
そうですね。うまいこと言えないんですけども、今はですね、私自身の血肉になっているようなところというのはございますね。
この年になっていたら大変遅いんだと思いますけれども、若い頃は頭でわかって体がついていけなかったという、こんな感じがまだ一体化していないような感じがしたんですけれども、
最近になって松下創業者がおっしゃっている言葉の意味であるとか、動きであるかというのは、何か深く理解ができるような、自己満足ですけれども、今はしております。
もともと松下を大学卒業して死亡されたのも松下幸之助さんへの憧れのようなものだったんでしょうか。
いえ、そんな大業なもの実はございませんでね。私は昭和52年に松下電機に入社をしたわけですけども、ちょうど昭和50年からオイルショックがございましてね。
だから2年先輩の方というのは自宅待機を余儀なくされたりとか、1年先輩の方々というのはものすごく人数が絞られて就職難の時期でしてね。
ちょうど私が就職する昭和52年というのも、ほぼ少しこの門戸が開いたみたいなところで、そういう中でこの松下電機というのは当時大変学生にですね、文系の学生、理系の学生にも人気がございましたんで、入れたらいいなぐらいの感じで実は入社試験を受けたような、こんな感じですね。
確かに採用されたという連絡をいただいた時は大変嬉しい気持ちだったですね。
ちょうどその頃、僕は学生だったり高校生だったりする、実は社長とは4つの人生になるんですけども、ちょうどこのすくさんが松下成形塾を立ち上げられた頃で、ただの産業人じゃなくていろんなことにも発言をしようとされて、あるいは社会を変えようとされた時だったので、そういった時にその入社先として選ばれてますんで、
かなり新種の気分と言いますか、新しいことをやろうとしているところに憧れられたのではないかという気がするんですけど。
私がちょうど松下に入った頃っていうのは、まだやっぱり松下電機は金太郎網だとかですね、一部ね、お口の悪い方ですと真似した電機だとか、まだ言われてることがたまにございましたですけど、そういう中で成形塾とかね、いろんなその革新的なことをやっているということは、
大変、私は若かったですけど、若い社員でしたけど、本当に一回の平社員でしたけど、なんかこう誇りを持てるような、今から日本を変えていくという形のですね、息吹っていうんですかね、脈動を感じましたですね。
わかりました。関西経済にとってはやっぱり松下電機とか松下幸之助さんっていうのは非常に大きな存在ですし、昭和50年以降の発展にかなり寄与したという意味では関西を代表する企業だと思いますので、そこでどういう活動をされていたかという話も伺うのが、ちょうど関西の経済を語ることになると思いますので、後半はその辺りを伺うと思いますので、よろしくお願いします。
はい、ここから後半です。引き続き、関西株式会社の大津泰次郎社長にお話を伺います。
前半、社長個人のことと松下電機の関係をちょっと伺ったんですが、会社の年表を改めて拝見しますと、昭和23年に関西が創業して、すぐに松下電機産業と大移転契約が決まるんですね。
社長が松下電機に入られたのは昭和52年になりますね。1977年ということですね。となると、関係とバランスウィックの大移転契約が結ばれて、20年以上、もう30年近くという段階だったんですが、最初は大津社長は松下の社員として関係を見られているわけですね。
私が関係を担当したのはちょうど、弱いでいうと40ちょっと前くらいですね。
関西株式会社と大移転契約
まず松下電機に入って、東京の方に配属になって、大阪ってこうなったんですけども、スタートはやっぱり電子パーツですね。生産材とかインダストリーとか言いますけれども、電子パーツの部門に入って、それこそ松下の中では直販って言ってたんですけども、B2Bで直接お客様の方にお入れをするという営業をずっとやってました。
リコーさんですとか、ファナックさんとか、三菱電機さんとかですね。
そこからしばらく営業企画をやったのちに、関係の当時で言う大移転様の営業の舞台があるんですけど、そこを担当させていただいて、そこからが関係の縁な、ちょうど20年ほど前になりましたね。
その時に、まだ外から見られてるわけですが、関紀という会社にはどういう印象を持たれました。
当時、昔は関西機械販売ということで、大変昭和23年に松下電機と大移転契約を結んでるとこういうことなので、大変存在の重い、重厚感のある大阪の新日線の大移転様というイメージだったですね。
これはもう目立てもり、やっぱり松下電機の初期の方から、こういう大移転契約を結んでる会社っていうのは、全国でも少なかったものですからね。そういう意味でいくと、大変そういう栄誉ある重厚感ある会社を担当するという、そういうイメージでしたね。
すでにかなり歴史を積んでるということですね。
歴史がございましたね。松下の幹部層とも大変繋がりが、不幸ございましてね。そんな感じを受けておりました。
なるほど。もう一つ会社として伺っておきたいのですが、まずパナソニックと大移転契約をして、11年経った頃にもう一つ大きな関西を代表する企業として、大金工業さんとも大移転契約を結んでるんですね。
松下は家電メーカーということですし、少し経路の変わったまた新しい工業部門と大移転契約ということなんですが、
この選択肢というのは、まだ松下の社員ですが、どういうふうに見られてたかなという気がするんですか。
まったく違和感は全くなかったですね。大金様との大移転契約の背景というのは、中澤家の創業者の奥様のお兄様にあたる方が、
ちょうど堺の商工会議所の上役さんを雇られて、その関係でご紹介いただいて、大金様とのお付き合いが始まったというふうに聞いておりますけれども、
ちょうど私どもの会社というのは、一つは建設用の資材をお入れするということと、
関西とその企業
例えば大金様のような大手の空調メーカー様に向け、ファンモーターですね。室外機を動かすファンモーターでございます。
そういうところで使っていただいておりますので、この生産材を担当している側から見ると、全然違和感なく、
逆に大変素晴らしいお客様を持っておられるお会社だなというふうに感じておりましたですね。
納入する者としては共通点もあるし、なおかつ関西を代表する企業ですね。
目の付け所が言葉悪いですが、いいなという気がするんですが。
私は素晴らしいなと思いますね。
こういう大きなお会社を担当させていただいているというのは、私も後輩の社員にとりましたら、
大変何事にも買いがたい財産だなという感じがいたします。
時期も非常に良かったと思うんですね。昭和59年から大金工業とは第一転契約ということですから、
これからどんどん日本も豊かになっていって、空調設備がたくさんいるなというところに、
ちょうどうまく契約されているなという気がするんですが。
それはおっしゃる通りだと思います。
各地の創業者の人たちが非常にタイムリーに契約されてきたなということが伺えるという気がしますね。
おっしゃる通りだと思います。
創業者及び先輩の方々の、やっぱり大変素晴らしいご活動が今に至っていると、このように感じます。
なるほど。やはりここ2社と一緒に歩んできたということが、官機にとってもやはり成長の一つの原動力になったというふうに考えられますかね。
もう一つ大きいのは、大手の電気サブコンさんである金田様ですね。
金田様とのご契約をさせていただいたというところで、私どもの大阪、東京も含めて、大きく飛躍をした密接になっております。
こうやって伺っていると、ようやくリスナーの方たちも自分たちに馴染みのある会社がたくさん出てきたなと。
そこで消費代を作っているわけですかね。大金にしてもパラソニックにしても。
そこのところのしっかりとした下支えは、官機がやっているということをぜひ知ってもらいたいと思います。
魅力でございますね。その一部を担っているという自負がございますね。
もう一つついでながらなんですが、社長ご自身は長崎県の出身で広島大学を卒業ということですが、
関西との縁というのは、松下入社が初めてですか。
そうですね。それまでは関西とは全く縁がなかったですね。遊びに来るぐらい。
地域別の文化の違い
学生時代に関西に対してどういうふうなイメージを持っていましたか。
えーとですね、大阪、私はずっと長崎人で、長崎人というのはどっちかというと、
傍用としているという感じがありまして。
九州男児で、港町ですから。
もちろん解放的なものはあるんですけど、そういうイメージがありまして、
大阪の方というのは、すごい元気で活発で、
こうなんて言うんでしょうね、かなわないって言ったらあれでしょうけども、
ちょっと違う、特に大阪というのは違う感じに見えていましたね。関西弁も含めてですね。
その目から見ると、松下幸之助さんとか松下電機というのも、
ちょっと引いてしまうような存在かなと思って、こういうことを聞いてみたんですが。
来たのも全然そんなことはなかったんですけどね。
私、長崎で生まれて広島、そして大阪で実習をして、そこから東京に配属になって、
そこからは大阪というのは長くなったんですけど、
東京から大阪に最初に転勤に来た時っていうのは、やっぱり違いがあるような感じがあって、
最初は少し違和感を感じたんですけど、その中に入り込むと、
大阪というのはものすごく素晴らしいなという感じがいたしましたですね。
私の持論、長くなって大変申し訳ないんですけど、
多分ですね、私、仕事上の関係なんですけど、
大阪で仕事がきちっとできる人っていうのは、多分東京で全然問題ないんだろうなっていう感じがしますね。
多分これは個人として成長してるような感じがして、
東京でやっぱり仕事をしてるっていう、で成功してるから、
じゃあそれが大阪で通用するかどうも違うようなね、
両方経験してみて、なんかそんな感じがしますね。
だからいろんな人材の方向というか、
人材をですね、そうやって成長して発展していく部分っていうのはやっぱり大阪に結構ね、
大阪の組織文化と個人的な力量
なんかあるのかなという感じは、なんか今触らながら思ってますけどね。
それは大阪のユーザーとか消費者がうるさいので鍛えられているのでしょうか。
多分ね、それはあるかもしれないですね。
東京っていうのは意外とこの、私の経験ですけども、
結構この、上下を着てきちっとしていくということで仕事を進めていく、
あとはちゃんとした上司も含めたところで組織を対しながらやっていくみたいなところがあるんですけど、
大阪っていうのはなんかこう、もっと個人での力量と、あとは何て言うんでしょう、
面白いとか面白くないとか、一生懸命やってるとかやってないとか、
なんかこう、そういう多面的なところなんか見られているようなね、感じがすごくしましたですね。
まあ厳しい目で見られているので、企業人としても磨かれていくということになるんでしょうかね。
そうなんですかね、そんな感じ少ししますね。
こんな話でいいんですかね。
そういう話を聞いていただこうが、もう関西の方が自信を取り戻すことになりますので、
そういう話、どんどんしていただきたいなと思います。
はい、あっという間に今日の時間が来てしまいました。
来週もまた来ていただきますので、引き続きよろしくお願いします。
ありがとうございました。
三景新聞社がお届けするラジオ三景ビジネスジャーナル。
Episode Conclusion
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