声を思いを世界中に届ける、こえラボ。
経営者の志。
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、米サンタの吉岡康仁さんにお話を伺いたいと思います。
吉岡さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
まず、この米サンタってどんなことされてらっしゃるのか、そのあたりから教えていただけますか?
ありがとうございます。私、お米農家でございまして、
広島県三原市大和町というところで、17代目の農業を営むものなんですけども、
今ちょっと昨今お米の問題がありまして、お米のこと伝えなきゃいけないということでですね、
僕はお米を配る活動をしてるんですよね。
お米を配っていった時に、お米というものを配られた方が、
そんな、いらないよ、そんな立派なものをいただくのは申し訳ないという気持ちがすごく強かったので、
どうしたもんかな、受け取る側の気持ちを考えてなかった時に、
僕がサンタを名乗ってしまえば、受け取る側の気持ちが楽になるなと。
米サンタからのプレゼントっていうことにすると、受け取ってもらえるなと思って、
米サンタって名前を付けさせていただきました。
確かにね、何もないのにちょっといただくのは気が引かれるけど、
サンタってプレゼント配ってるから、
サンタさんからプレゼントみたいな感じになってるよね。
このお米を配る活動っていうのは、どうして始めようと思ってらっしゃったんですか。
ありがとうございます。始めたのは2020年のコロナが起きる手前ぐらいだったんですけども、
やっぱりお米というものが縮小しておりまして、
その時期から米って不足にしがちになってきてたんですね。
作る方が減ってきてたんです。
それを危惧させていただきまして、
お米を知ってもらうにはどうしたらいいかなって考えた時に、
まずは広島の米めちゃくちゃうまいんで食べてもらおうと。
食べてもらって良ければ買ってもらおうというちょっと淡い気持ちであったんですけども、
そこで米を配るということを始めさせていただきました。
まずは知ってもらいたいという、そんな気持ちもあったんですね。
おっしゃる通りでございます。
最近本当にニュースでもよく話題になって、
米の価格が上がって不足してるんじゃないかと思いながら、
でも生産はしてるんだよっていうニュースも一方であったりするんですけど、
実態のところはやっぱり減ってるっていうところはあるんですかね。
実態はですね、米農家自体が今減っている状況でございまして、
2023年、米不足と言われたその年で米を辞める廃業率が一番多かったんですよね。
そうなんですね。
なので作る人自体が少なくなってますから、
いろいろその課題があるのが組み合わさって、なかなか作る方も減ってるので、
今のこの米不足っていうところも話題に上ってきてるのかなっていうのはありますね。
ありますね、はい。
これを吉岡さんは今、どんな感じで活動として盛り上げていくことが、どんなことをやってらっしゃるんでしょうかね。
ありがとうございます。
まずはやっぱり米を知ってもらうっていうところを始めさせていただく中で、
お米を配るっていうことがまずさせていただいてましたけども、
今はちょっとそのフェーズでは違ってですね、お米の体験を一緒にするという取り組みをしています。
例えば、あと2ヶ月、3ヶ月、5月には田植えの時期が始まりまして、田植えをみんなですると。
そしてそこから収穫の時期、稲刈りをするんですけども、
その稲刈りの規模がですね、今200人規模になってきまして、
この200人みんなで稲を刈るっていう行事が日本で多分なかなかないぞっていうところまで、
今来ている状況であります。
そこを皮切りじゃないですけども、みんなで盛り上げてることが稲刈りなんだっていうのを知ってもらえることによって、
お米の意識を高めてもらうと、そういったことを活動としてやらせていただいてます。
まずどうやって作るのか、そこを自分自身が体験することで、
こうやってお米ができているんだなというと、皆さん知っていただく機会になりそうですね。
そうですね。
あと参加者の方がやっぱりお子様だったりとか若手の方も多くてですね、
将来の職業の一つにお米農家を一緒に兼業でやろうかなと思ってくださる方が増えればいいなと思っております。
そしてやっぱりちゃんとビジネスとして成り立つんだっていうところも理解していただいたりとか、
そういう仕組みを作ることによって、やっぱり自分もやっていきたいという方も増えていくかもしれないですね。
はい、そうですね。まさしくおっしゃる通りで、本当にこれで生活が成り立つっていうところまで本当に知ってもらう。
それをやっぱりお届けするのが使命かなと思っております。
今は何かそういった、農家さんが利益が出るような取り組みっていうのを何かやってらっしゃるんでしょうか。
ありがとうございます。
まずお米の収量を金額、やっぱり限界はあるんですけども、
販売会社に任せるのが今までの定説だったんですよね。農家は作るまでが今までは商売だったんですけども、
そうではなくてそれを直接お客様とかまたは企業さんにつなげるということで、
そこのお米の単価をまず上げるっていうところが大事前提でさせてもらってます。
だからビジネスとしての価値が高まれば、若い方でも挑戦して、
ここでビジネスしていこうという気力のある人たちが集まると、もっと盛り上がっていきそうですね。
まさしくおっしゃる通りなんですよね。
現に若い方でもそういった活動されている方が全国にも見慣れてきているので、
そういった方がどんどんどんどん表に立ってモデルになってくださればありがたいなと思っています。
今までの仕組みをちょっと変えていきながら、しっかりと農家さんに利益が出て、
しっかりやればやっただけに向かっていく。そんな仕組みができていくと、もっともっと作りたいという方が増えていくので、
今問題になっている米不足のところも徐々に解消できる方向に向かっていけるといいですね。
ですね、やっぱりこのまま米不足というものがこのままデータ上進んでいくと、
2050年、あと25年後には米農家は国産の米農家半分以下になってしまうというデータもありますので、
このままマイナスな方向に行くんじゃなくて、そこで立ち上がる方が何人か出てくだされば、
または米農家さんが増える方向に行くんじゃないかと希望を持っております。
この番組は経営者の志という番組ですので、吉岡さんの志について教えていただけますか。
ありがとうございます。そういったことでやっぱりですね、僕の中の仕事のエネルギーと言いますか、
そういったところが社会問題だったりとか、僕自身が米農家ってところがありますので、
身近な問題を解決するところってかなりエネルギーが出る方だなと思っております。
ぜひそのエネルギーを感じていただくためにも、このポッドキャストの説明欄にインスタグラムのURLも掲載させていただきますので、
ぜひ吉岡さんの発信しているインスタグラムチェックいただきたいですね。
インスタで米サンタって検索していただくと、お米のかぶり物をかぶったキャラクターが出てきますので、
それ米サンタです。それ私ですので、そこで今年の稲刈りや田植えのお話もさせていただきますし、
またはちょっとお米の問題点とか、米農家の実情だったりとか、そういったところもどんどん発信していこうかなと思っておりますので、
ぜひフォローいただけるとありがたいなと思います。
そして稲刈りとか田植え、体験したいなという方もそこからご連絡すると大丈夫ですか?
DMでも大丈夫でございますし、申し込みフォームみたいなのは、もちろん7月稲刈り前には作ろうと思っております。
毎年クラウドファンディングで募集かけさせていただいておりまして、そういったところを見ていただいても結構でございます。
ぜひそういった体験もしてみたいなという方も募集されているそうなので、ぜひ申し込みいただきたいなというふうに思います。
今回は米サンタの吉岡浩二さんにお話を伺いました。
吉岡さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。