ただの二期作はもう1回植え直すってことですね。
だけど再生二期作っていうのは田植えから始めるんではなくて。
1回の田植えで2度収穫する。
なるほどね。
ちなみにYouTubeご覧の方はで言うと、これ今、それこそどこ?
神戸町?
そうですそうです。農家さんのところで撮らせてもらったんですけど、このタイミングになるまで待って行ったんですけれども、
分かります?1回目の収穫で刈り取った株が、ここの辺り、この辺り。
白っぽいやつですね。
刈れてますよね。1回目の収穫の時に切った後。
その後またずっとこの株から生えてきて、今もうここ実ってる緑色のね。
これが今からまた熟していく2番目の収穫に向けての稲穂ですね。
これはすでに2番目のお米が付いてるんですね。
そうそう、これ2番目ですね。
なんで1回目のこの切れてる部分は8月のお盆の時期ぐらいに刈り取ったそうです。
2回目これが?
これは今まだ成熟中で11月ぐらいになったらまた収穫するという。
なるほど。
だから田植えもちょっと前倒しするんです。
そしたら、理屈で言ったら2倍?
そう、でも2倍にまではなかなかいかないっていうのが難しいところで、
1回目の時に例えば600キロぐらい取れたら、2回目の時は大体240キロぐらいだとか。
半分より少ないぐらい。
そうですね。
それはそうですね。
でも田植えの手間は1回で済むし、そこでもう1回肥料を追加したりとかするので、
もちろんそのコストもちょっと手間がかかる部分はあるんだけれども、
それ以上にお米の収穫だとかお米の投給がちゃんと良いものが、
くず米とかじゃなくてちゃんと良いものが取れれば、食用米が取れれば、
農家さんにとっても収入アップの。
そうですよね。
あれになるねっていうところで、今これ特に九州熱いんで、
九州ではもっと広がる余地があるんじゃないかっていうので、
今研究がまだまだ進んでいるところですね。
まだここ何年かの話。
そうそうそう。
まだ新しい取り組みで、今まだこれね、今写真に写ってるのは虹のきらめきっていう品種なんですけれど、
もともとこれ高温耐性が強くて、お米って熱すぎても枯れるんで、
白濁、お米が白濁しちゃってこれまたくず米になっちゃうので、
それに高温耐性があって収穫量も多いっていう品種なんですけれども、
この虹のきらめきで今ここはやってるんですけど、
この農家さんのところも本当に虹のきらめきでするのが一番いいのかわかんないから、
とりあえずいろんな品種で同じような取り組みを、
今本当にもう自分の畑を使って毎年実験みたいな、
だとか5センチで刈り取った方がいいのか、やっぱり40センチで刈り取った方がいいのかっていう、
本番員だとか切り方の違いでもどれぐらい収量に差が出るのかっていうのも、
特に九州は今も言ったように、
気温がどんどん毎年暑いからですね。
この暑さを何かしら利用してやらないと、
我々汗かき損よっていう。
確かにね、何か利用してあげないとね。
そうそうそう。
っていうところで九州で農家さんされてる方の収入のアップに繋がるんだったら、
なおさら若い人が入ってくる期待のタレにもなるでしょうし、
これはね、ちょっと本当にもっと発展してほしいなというところで、
期待ですね。
そうですね。
えー、そういうことなのか、
中産感知などでも期待が高いと書いてますね。
そうなんですよね。
やっぱりお米、農家さんとか国とかが、
どういうふうにして効率化で高利益な体質に農家さんしていこうかという時に、
絶対政府が常にずっと言ってるのが、
大規模化だったりだとか農地の集約ってあるじゃないですか。
でもまあその平地でだらっぴろいところなんて、
もうその北海道とかもしっかり限られてるわけですよ。
っていうか農家さんに誰に聞いても、やれるならやっとほしいっていう。
なるほどね。
みんな、そんなのできるならできるけど、
全部やっぱ農家さん、他のここでは違う畜種の農家さんにもね、
それを同じように農業法人の方に伺った時に、
あれね、だらっぴろい田んぼに見える時も、
やっぱりちょっとずつ、その間はあぜ道とかが通ってるでしょ。
あのあぜ道ごとに、ちゃんと水が上から下に流れるように、
田んぼの高さが5センチ10センチずつ違うんですって。
はいはい。
大きい平地に見えても、ちゃんと水の流れを計算して、
用水路の流れとか向きとかを計算して、
ちゃんとどこの田んぼだけに水が行って、どこの田んぼ行かんとかならんように、
全部小さな段差がある。
それを道にするとなだらかーになってるから、
ただの平地に見えるけど。
だからこれを全部あぜ道とか取っ払って、
まったいらーにしたら、ただ単に下の方に水がたまって、
上の方は全然水が行かん。
広い無駄な田んぼができるだけっていう。
そうか。
広いと完全に水平の田んぼを作るのが難しいから、
間仕切りしてない感じ。
結局用水路の入り口に近いところしか水が行かんかったりするんですよね。
だから結局水の管理だったりだとか、
いわゆる草の草刈りだとか、
そういうのが向こうの方とか雑草とか、
手が届かんところまで行ってしまったりだとかするんで、
ちゃんとあれ細かく区切ってるのも、
別に無駄にそんなことしてんじゃなくて、
ちゃんとすべて計算の上でやってて、
それにでっかい農機具持ってきて、
ダーッとアメリカみたいにやったらどうにかなるやろって、
ならんとってみたいな。
だから、いわゆる団団畑っていうか、
棚田に見える田んぼだけが棚田ではなく、
まったいらに地区部屋のまったいらに見えてても、
微妙に棚田なんですね。
そうなんで、やっぱり限りはあるよねって。
あとやっぱり大きい農機具ってその分高いし、
皆さん言うように年に1回使うものに、
どれだけその投資ができるか、
ローン組めるかっていう。
で、それをみんなで貸し借りすればいいじゃないって、
前のお米大臣さんが、
横須賀のお米大臣さんがおっしゃったけど、
みんな使う一種やしみたいな、
取り合いになるだけやしみたいなところで、
なかなかだからやっぱりね、
これさえできればみたいな、
その魔法の一手みたいなのはないので、
こういうことをコツコツコツコツね、
やっていくしかないよねって、
もうできることは皆さんやってるんですよ。
当然そんなのさ、
農家さんたちだってずっとプロですよ。
そりゃ大きくした方がいいよねってさ、
昔からそりゃそうかって。
そうそう、農耕民族だった日本でさ、
そんな年踏まえ取られた時期から、
それはできる限り効率よく、
できるだけ安定的にお米取れるような工夫って、
ずっと重ねてきたわけで。
そうか。
っていうので、なかなかだからね、
ただ単に大きくすればいいだとか、
大規模化すればいいっていうだけじゃなくって、
じゃあ天候だとかそういうのも活用しながら、
品種改良の力も使いながら、
こういうふうにやっていこうっていうのは、
本当にいい取り組みだなっていうふうに思いますね。
もうこういうふうなすごい工夫ですよ。
ほんとお米の農家さんって、
農家さん皆さんそうですけど、
本当クリエイティブだなと思います。
これまだいわゆるそうは言いつつ、
再生日期作をやっている農家さんって、
九州でもまだっていう。
限られてますね。
どんどん増えますか。
これから増えていくといいんですけれども、
やっぱりまだ今ベストアンサーが見つかってないから、
今コンバインとかも、
1回目の刈り取りの時のコンバインの重さで、
土が固められちゃうじゃないですか。
それで根が傷んじゃうんじゃないかだとか、
じゃあできるだけ軽いコンバインがいいんじゃないかとか、
今暑い分カメムシとかガイチュウとかも増えてるんで、
カメムシがずっとついて、
他の周りのお米は全部刈り取り終わってるのに、
そこだけもう1回お米が育つから、
カメムシが周囲からどんどんどんどん、
この田んぼを目指しやってきちゃうんだって。
で、そのカメムシの除去とかをどうするかとか、
ガイチュウをね、
どんどんどんどんこの田んぼに、
ウッヒョーってやってくるこの。
ガイチュウどうするかとかの問題もあるから、
そこら辺とかももうどういう風にやっていけば、
一番いいかなっていうのが、
だんだん固まってくると、
皆さんどんどんまたさらに飛躍的に増えていくのかなと、
今でも増えてるからですね、
そう取り組みされる方はやっぱり。
今日もありがとうございました。
ありがとうございます。すいませんね。
いいお時間でした。
お米になるとついつい暑く。
それにしても、
ほんとにお米のこと全部知っとるみたいだね。
いやいやいや。楽しいよね。
お米の、いやもうほんとにどんかさんに聞けば聞こうと面白いなと思います。
ほんと勉強になります。
ありがとうございました。
ここまで聞いていただきありがとうございます。
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本日はありがとうございました。
ありがとうございました。