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2025-08-28 11:34

970.広瀬眞之介さん(株式会社遭遇設計)

【社員の成長を加速する体験研修】

「研修はつまらない」──そんな固定観念を覆すのが、広瀬眞之介さんが手がける“体験型ゲーム研修”です。
メンタル不調者への対応や、滅多に起こらない経営上の危機、社長としての判断など、現場で起きれば大きな影響を及ぼす出来事を、ボードゲームやカードゲームとして再現。安全な環境で疑似体験することで、参加者は楽しみながらも深い学びを得ます。

背景には、広瀬さん自身のメンタル不調の経験と、「学びたい人が本当に必要な経験を得られる場をつくりたい」という志があります。32種類のゲームの半数は自社開発。単発研修だけでなく、複数組み合わせた組織変革プログラムとしても提供しています。

“経験は最高の教師”──その体験を、もっと多くの人へ。学びと成長の可能性を広げる広瀬さんの挑戦をお届けします。

【今回のゲスト】
株式会社遭遇設計 代表取締役 広瀬眞之介 (ひろせ・しんのすけ)さん
Web:https://so-guu.co.jp/
ラジオ: https://www.youtube.com/@so_good/

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サマリー

株式会社遭遇設計の広瀬慎之介さんは、人材育成やチームビルディングのためにボードゲームやカードゲームを通じて教育的な体験を提供しています。彼の志は、誰もが学びたい体験を得られるようにし、受ける側と実施する側のアンマッチを解消することです。

株式会社遭遇設計の事業内容
声を思いを世界中に届けるこえラボ
経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
今回は、株式会社遭遇設計代表取締役の広瀬慎之介さんにお話を伺いたいと思います。
広瀬さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
まず、御案者の授業内容から教えていただけるでしょうか。
弊社はですね、大きく2つの事業をしておりまして、
人材育成、もしくはチームビルディング用のボードゲーム、カードゲームの開発、
およびそれらを使った研修やワークショップの実施、
この2つの事業をメインでやっております。
そうなんですね。こちらのボードゲームの研修とか開発をやられるということなんですが、
例えばどんなボードゲームになるんでしょうかね。
そうですね。基本的には疑似体験が再現できるということで、
実際に起きてもらっては困るようなメンタル不調者が発生したときの助け方みたいなことを
ゲームで体験してもらってメンタルヘルス研修にしたりとか、
あるいはしょっちゅう起きない希少な体験ということで、
VIPへの営業とか、お店を潰してしまうような体験とか、
そういったことを起こす中でスキルとかマインドセットを身につけてもらうという体験をご提供しております。
なるほど。実際にその状況に起こられることって滅多にない場合でも、
なかなかしっかり対応しないと会社としてまずくなるような場合ってあると思うので、
そういったところを事前にこういったカードゲームやボードゲームを使うことによって体験するので、
しっかりと対応ができるようになるっていう、そんな感じなんですかね。
そうですね、そうですね。
例えばこういうラボのリスナーさんに、社長さんとか経営者さんとか多いと思うんですけれども、
従業員たちに社長の議事体験をさせるっていうゲームもあって、
それは自分の会社のことを、例えば、キャリア教育に来た小学5年生向けに自分の会社の仕事の魅力を語ってくださいとか、
投資家の人にこの会社を投資する、したくなるような話をしてくださいとか、
社長さんって会社全体のことをいろんなステークホルダーに説明してると思うんですけれども、
それを従業員の方にも再現して体験してもらうっていう、そんなゲームもございます。
そうなんですね。じゃあ本当に様々な会社で起こるようなことを議事体験という、ゲームを通じて体験できるような、そういった研修なんですね。
広瀬さんはどうしてこういったゲームを作って体験していただこうというふうに考えてられたんですかね。
最初に作ったのはメンタルヘルスのゲームなんですけれども、
私が自分がメンタル不調の経験があるということと、経営者でもあるということで、
どっちの立場もわかる人間として、研修に参考人として何度か呼ばれることがあるんですけれども、
その中で受けてる人も真面目だし、講師してる人も真面目なんですけど、
これは情報の伝達だけでは伝わらんなというふうに思うことが多々あって、
何とかこう、議事体験をできるようなことをしないといけないのではないかと思い、議事体験できるものとしてボードゲーム、カードゲームを作ってみたという形になります。
そうなんですね。じゃあそれをご自身で開発しながら試行錯誤して作り上げていったっていうことなんですかね。
そうですね。試行錯誤もそうですし、メンタルヘルスのゲームの場合はメンタル不調の方50人と、
メンタル不調者を支えている人たち50人ぐらいにインタビューフィアリングをだいたい60分から90分ぐらいさせていただいて、
そういったお話も知見も入れた上でゲーム化させていただきました。
そうなんですね。じゃあ様々な人の意見も取り入れていきながらゲーム化していって、これどれぐらいで実際に体験いただけるようなものにでき上がったんですかね。
広瀬さんのゲーム開発の背景
最初の初期バージョンみたいなものは1年ぐらいでできて、その後ちゃんとした印刷とデザインを入れたものが2年くらいでできるようになりました。
そうなんですね。じゃあそこをスタートにしながら、これはメンタル不調の方のためのゲームですけど、他にもいろいろ開発は進めていらっしゃったんですか、その後。
そうですね。例えばコミュニケーションのゲームだったりとか、計帳のゲームだったりとか、カウンセリングの入門のゲームとか、
新規事業のリスク対応のゲームとか、会社で起こるいろんなことをゲームとして再現してきました。
なるほど。これゲームにすることのメリットとか良い点ってどんなところがあるんでしょうかね。
そうですね。一つは、ゲームにすることで疑似体験が多くの人が起こせるようになるっていうのがありますと。
例えばベテランの勘とか経験値みたいなものを教えようと思うと、OJTで結構長い間月切りをしなきゃいけないということになりますけれども、
ゲームにすることで熟練者じゃなくても、OJTみたいな体験を起こしたりとか、起こすにしても同時にたくさんの人に起こすみたいなことができるようになるので、
効率が良くなりますね。
だからそういった人たちが、いろんな人に経験をしていただいて対応できるような人を増やしていくことが効率よくできるんですね、ゲームをとって。
はい、そうですね。
この番組は経営者の志という番組ですので、ぜひ広瀬さんの志についても教えていただけるでしょうか。
はい。私はですね、もともと先ほどメンタル不調の経験があると申し上げたんですけれども、
会社に勤めてから1年経たずにメンタル不調で仕事を辞めることになって、
しばらく何もしてないうつとひもとニートだったんですけども、
その期間にですね、同級生たちが社会人として活躍するわけですけれども、
みんな会社の研修があると、嫌だーとかつまんねーとかうぜーとかって言ってて、
私からすると喉から手が出るほど欲しい社会人としての経験とか学びとかが、みんないらないって言ってたんですよね。
これってすごくアンマッチで不幸なことだなと思いまして、
実施する側にも受ける側にも受けたくても受けられない人たちにとってもアンマッチなので、
望んだ人たちがキャリアとか学びたいことで、得たい体験を誰もが得られるようにしたいっていうのが、
私の志というか望みですね。
だから受けた人もやってみてすごく良かったって思えるような、そういった体験を得られるような研修だったら、
皆さんそんなね、積極的に受けていただけるようになるっていうところもありますもんね。
そうですねそうですね。最近だと目標管理のボードゲームの試作品を作り終わりまして、
ボードゲーム研修やりますって言って、ある会社の人が楽しそうって言ってきたら、目標管理がテーマですって言ったら、
嫌だって言ったんですけど、やってみたらすごく楽しそうにできて、
終わりがすごい良かったですとおっしゃっていただいたので。
なるほど。本当に研修のやり方次第で参加者のモチベーションだったりだとか楽しさだったりとかって大きく変わるっていうことなんですね。
そうですね。おっしゃる通りですね。
じゃあそのあたりを、これからはどういうふうにして広げていきたいとか、開発していきたいというような思いって持ってらっしゃいますかね。
そうですね。われわれで今32個のゲームを取り扱っていて、うち半分が弊社で開発したものになるんですけれども、
今まではメンタルヘルスの研修単発でやってほしいとか、チームビルディングの研修単発でやってほしいとか、そういう形だったんですけれども、
研修の未来と広げ方
これ複数組み合わせると、組織自体を結構大きく変革することができるなと思ってまして、
これからはセットでマネージャーの武器、キットみたいな感じでいっぺんに提供することで、
マネージャーさんの困りごとだったりとか、人材育成担当者さんの困りごとだったりを横断的に変えていくお手伝いができればなと思っています。
会社にとっても単発のもの、ここだけっていうよりも、組織として皆さんに体験していただいて大きく変えていくっていうためには、
いろいろ受けていただいてセットでやっていくっていうのも学びになると思うので、ぜひ今日のお話を聞いて自社にも取り入れてみたいなという会社さんがいらっしゃいましたら、
ぜひご連絡いただきたいのと、こういった研修をもともと世の中に広めていって、自分も研修してみたいという方もいらっしゃれば、ぜひご連絡いただけるといいですね。
このポッドキャストの説明欄にホームページのURL、あとラジオでも発信されていらっしゃるので、そのURLも掲載させていただきますので、ぜひそこからチェックしてみていただけたらと思います。
今回は株式会社創具設計代表取締役の広瀬慎之助さんにお話を伺いました。
広瀬さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
11:34

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