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2025-04-22 11:57

#296/僕らは朝と夜で別人格

#習慣 #習慣化 #毎日配信 #別人格
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サマリー

朝と夜での人格の変化に関するエピソードです。脳科学や心理学の研究を通じて、朝は高い意思力を持ち、夕方以降は判断力が低下しやすいことが説明されています。最後には、自分を責めず、時間帯に応じた習慣作りの重要性について語られています。

朝と夜の人格の変化
おはようございます、モロトメ ジョーです。
今日もチャレンジしてますか?
今朝も散歩をしながら収録しています。
時間は5時34分です。
今日の横浜の空は、きれいに晴れ渡っていますね。
はい、とても気持ちのいい朝だと思います。
皆様の寝起きはいかがでしょうか?
ということで、今日も始まっていきますが、
お話しするテーマは、
僕らは朝と夜で別人格。
朝と夜で別人格なんじゃないの?
というようなお話をしてみたいと思います。
さて、ということですが、
朝起きて、今日はやるぞと。
まさに、今日こんな気持ちのいい朝に、
今日はいろいろやるんだと。
そんなことを意気込んでみたり、
いろいろと計画を立ててみたりする。
ところが、夜になってみると、
朝、夜やろうと思っていたことを全然できない。
夜になると、というか夕方になると、
もう無理、みたいな感じで、
朝のやる気はどこへ行ってしまったのかと、
まるで朝と夜とで別人になってしまったような自分がいる。
そんなふうに感じたことはありませんか?
ということなんですけれども、
僕はありますね。
むしろ何度もありますということだったりするんですが、
そういった気分のムラとか、
やる気の上下みたいなもの。
そうすると、自分は何で意思が弱いんだろうと、
落ち込むこともありますよね。
ところが、そういった自分の変化、
気分のムラとか、やる気の上下みたいな変化というのは、
自分のせいじゃないかもしれないよというようなお話があります。
むしろそういった現象は、
僕たちの脳とか体の仕組みに沿った、
ごくごく普通のことかもしれません。
今日はそんなお話になるわけですね。
実は朝と夜で人の行動や判断は大きく変わるんだということが、
脳の働きの変化
脳科学ですとか、あるいは心理学の研究なんかで明らかになっています。
いくつか代表的なものをご紹介してみようということになるんですけれども、
まず意思力は朝が最も高くて夜になるほど消耗する。
これは有名なお話、といえばお話ですよね。
ある心理学者の方の研究によれば、意思の力というのは筋力ですね。
体でいう筋力みたいなもので、使えば使うと疲れてしまうんだと。
だから朝はまだ元気でフレッシュで集中しやすいんだけど、
夜になると決断をしたり、自分を立するみたいな力はもうなくなってヘトヘトということなんですよね。
つまり、夜のダメな自分、ゆるい自分というのはある意味仕方ないよねということなんです。
どんどん行きます。
2つ目の研究なんですけれども、脳の活動部位が時間帯で変わるという話があります。
朝方の人は午前中、注意、自己コントロール、そういったところを担当する脳のエリア、これが活発に動くんだそうです。
でも夜になると、今度は報酬系とか感情系と言われている部分の脳の部位が活発になるということなんですよね。
その報酬系とか感情系が活発になると、快楽とか楽な方に流されやすくなってしまう。
確かにという話なんですけれども、夜になるとついつい甘いものを食べてしまうとか、
ついつい油っぽいこってりのラーメンを食べてしまうとか、ありませんかということなんですけれども、
あるいは気を抜いてスマホをだらだらと見続けてしまうみたいなことがあるかもしれません。
確かにねということで、続いて3つ目なんですけれども、
これはちょっと意外というか知らなかったということかもしれませんが、
朝はモラル判断が高くて、夜になると人はずるくなりやすいんだというような研究もあります。
つまりというかですね、もう少し解説をすると、朝は誠実な判断ができるんだけど、
夜になるとちょっとぐらいいいかというような気持ちが出やすいということなんですよね。
どうでしょうかね、つまり自分に甘くなったり遠回しにしたり、遠回しじゃないですね、日本語がおかしいですね、後回しですよね、
後回しにしたりというようなことがありませんかということなんです。
言われてみればそうかもねということだと思いますけれども、夜はずるくなるというのは結構面白いですよね。
それから4つ目なんですけれども、夜になると判断の質が下がるというものもあります。
これは具体的な例が研究として挙げられているんですけれども、裁判官の判決データを分析したというものでして、
これ割と有名な話なんで聞いたことあるかもしれませんがと、朝一の時間帯ですね、朝早い時間帯は仮釈放の許可が出やすくなると、裁判官の判決としてですよね。
午後になるとどうなるかというと、却下が増えるということなんですよね。
これってどういうことかなんですけれども、要するに人が疲れると、慎重になりすぎてしまう、何も変えたくなくなるということですよね。
なので判断を保留するような形で却下が増えるということになります。
だから、夜に大事なことを決めようというのは、うまくいかないのは当然かもしれないよね、というようなことが研究からわかるわけです。
時間帯に応じた習慣作り
それから最後5つ目なんですけれども、夜の自分というのは未来の自分に期待しすぎるという話があります。
どうでしょうか。ドキッとしたかもしれませんが、夜になると明日からちゃんとやろうと思いやすくなるんですよね。
でもそれは今の気分が明日、未来にも続くと思い込んでいるだけなんですよね。
本当は朝になるとまた別の気分になって、やっぱ無理ということもあったりします。
これは行動経済学で言われている時間的不整合というものにあたります。
時間的不整合、はい。
こうして考えてみると、僕たちは朝と夜で別人格みたいになるのは別に特別なことでもなければ、意思の弱さということでもなくて、
先ほども言いましたが、人間の仕組みとしてごく自然なことなんだということがわかったかと思います。
なので習慣作りという点でも、気分ではなくて時間、時間帯に注目するというのは一つのヒントになりそうですよねというのが今日のポイントでしょうか。
例えば夜にやろうとしていることが続かないんだったら、それはあなたにとって時間帯が合っていないだけかもしれない。
あなたの意思とか能力の問題ではなくて、ただ単に時間帯が合っていないだけかもしれないので、
だったら朝にしてみるかと、もしくは夜でも気分に左右されない仕組みを作るかですよね。
夜にも気分を左右されない仕組みって何ですかということなんですけど、朝と夜とでやることを区分するということでしょうか。
例えば朝は考えるとか体を動かすみたいな習慣が合いやすいと言われています。
一方で夜は記録をするとか片付けるとか軽く読書をすると、そんな感じで気分に左右されにくいような習慣を夜に持ってくるということですよね。
割とライトで軽めな、そういった行動というか習慣を夜に持ってくるといいんじゃないのということでしょうか。
あとはですね、夜にそういうことを決めているのであれば、先ほどお話をしたように、夜の自分はあんまり動けないんだよということを見越して、
朝のうち、日中のうちに夜のための準備をしておくということもいいですよねと。
夜の負担を減らすというようなことでして、例えば夜のトゥートゥーリストを用意して机の上にでも置いておくとかですよね。
あるいは勉強を夜にしようというのであれば、必要な本を開いておく、そのページを開いておく、ノートを開いておくとか、そんなのも効果があるそうです。
たったそんなことなのと思われるかもしれませんが、そのちょっとしたきっかけとか負担を減らすことが夜の習慣に役立つということですよね。
あとはということですが、朝の自分、朝起きた時にやる気に満ち溢れている自分、そこで夜の自分に向けてメッセージを書いておくというような方法もいいと言われています。
未来の自分、夜の自分に手紙を書くというようなイメージでしょうかね。
お前朝やるって言ってたじゃないかというようなことを夜の自分に伝えるということなんでしょうか。
このあたりもおそらく認知的不協和とかそういうことが影響するんだと思いますが、ぜひ試してみるといいのかなということでしょうかね。
あとはそうですね、ということですけれども、そんなところですかね。
いろいろお話をしましたが、今日は僕らは朝と夜で別人格になってしまうというようなことでお話をしたということになります。
繰り返しですけれども、習慣が続かないのはあなたがダメだからではなくて、時間帯、時間がうまく合っていないだけかもしれないとなったら自分を責めるのではなくて、
そういった時間帯による別人格と自分がうまく付き合う仕組みを設計してみましょうよということでした。
いくつかヒントになるようなお話をしたと思いますので、何か気になるものがあればぜひ試してみていただければと思います。
それが習慣を無理なく続けることにつながるといいなということで、今日のお話は終わりにしましょう。
それではこの後も良いチャレンジを。また明日。
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