1. 習慣LAB(習慣ラボ)
  2. #343/退屈な時間を創造的な時..
2025-10-16 08:37

#343/退屈な時間を創造的な時間に変える

#習慣 #習慣化 #退屈
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/66656709316143a771b821b5

サマリー

日常の隙間時間を活用し、退屈な時間を創造的な時間に変える方法を深く掘り下げています。特に、デジタル断食や観察の習慣が新しいアイディアを引き出す鍵となります。

退屈を取り戻す
こんにちは、モロトメ ジョーです。今日もチャレンジしてますか?
さて、電車の待ち時間とか、スーパーのレジの列とか、
あるいは、カフェで注文した品が届くまでの数分間、そんな日常のちょっとした隙間時間、あなたはどう過ごしていますか?
おそらく、多くの人が、というか、僕もついついやってしまうんですが、無意識にスマホを手に取っているんじゃないでしょうか。
スマホは僕たちの日常から、退屈という時間をほとんど消し去ってくれました。
でもそれと引き換えに、僕たちは何か大切なものを失っているのかもしれません。
それは、思考の余白です。
そこで今日は、その失われた退屈をあえて取り戻して、日々の気づきやアイディアの厳選となる、創造的な時間に変えていく、そんな習慣についてお話ししてみようと思います。
かつての僕は、隙間時間があれば音声コンテンツを聞いたり、情報をチェックしたりと、常に何かをインプットしなければと、一種の脅迫観念に駆られていました。
何もしない時間は、どこか無駄なことで、生産的ではないと感じていたんですよね。
タイパー、つまりタイムパフォーマンスなんて言葉が流行するように、僕たちはいつの間にか、効率を重視して何もしないことに、罪悪感を抱きやすい社会に生きているのかもしれません。
僕自身、その価値観が大きく揺らいだのが、体を壊して療養していた時期でした。
強制的に手に入れた何もしない時間は、最初のうちは焦りとか不安ばかりが募る苦痛なものでした。
でも日が経つにつれて、その静けさの中で、自分の本当の気持ちとか、体の小さな変化とかに気づけるようになっていったんです。
あの時間は、僕が自分自身と対話をするための、何にもかえがたい貴重な余白だったんだと今は思っています。
僕たちはスマホから絶え間なく流れてくる情報によって、常に脳が刺激を受け続ける受け身の状態に慣れてしまいました。
これでは自分の中から新しいアイディアが静かに生まれてくるためのスペースがなくなってしまうのも当然なのかもしれません。
では、どうすれば退屈を味方につけることができるのか。
難しく考える必要はありません。僕が実践している3つのステップをご紹介します。
まずステップの一つ目は、小さなデジタル断食を試すことです。
いきなりスマホをやめるのは難しいので、まずはゲーム感覚の小さな実験として始めてみます。
待ち合わせの5分間だけはスマホをポケットに入れたままにするとか、
今日の昼休みだけはSNSを開かないとか、
これは以前もお話をした、やめたい習慣から物理的に距離を取る配置の習慣の応用でもあります。
新しいアイディアを育てる
スマホをただカバンの中にしまう、それだけで無意識の選択肢からスマホを一つ減らすことができるんです。
完璧を目指さずに、まずはできたという小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
続いてステップの2つ目は、五感を開く観察の習慣です。
スマホから解放された手と目で、あなたの周りの世界をじっくりと観察してみます。
普段は気にも止めないマンホールのデザインとか、ショーウィンドウの季節の飾り付けとか、
風に揺れる木の葉と光と影、五感をフルに使って、今ここにある世界を味わってみるんです。
僕が毎朝の散歩で空の青さを眺めたり、鳥の声に耳を澄ませたりしているのも、この観察の習慣の一つです。
特に最近使い始めたベアフットシューズのおかげで、足の裏から伝わる地面の感触を繊細に感じられるようになりました。
これは一種の歩く瞑想で、過去の後悔や未来の不安から意識が離れて、頭の中の雑念がすっと消えていくのも感じられます。
そして最後、ステップの3つ目は、自分だけの問いを育てるです。
観察していたささやかな情報から、連想ゲームみたいに思考を広げてみます。
なぜだろうとか、もし自分だったらどうするかとか、心の中で問いを立ててみるんです。
以前、人生は自分への問いかけで変わるというお話もしましたが、まさにその日常的な練習です。
特別な悩み事がなくても、日常の観察から問いはいくらでも見つかります。
なぜあのカフェはいつも人が集まるんだろうという観察から、
人が心地よいと感じる空間に必要な要素は何だろうかという問いが生まれて、それが自分の仕事や生活のヒントになるかもしれません。
答えが見つからなくてもいいんです。大切なのは、自分の頭で考えるというエンジンを自分自身で回し続けることなんじゃないでしょうか。
こうしてみると、退屈は決して無駄な時間ではなくて、情報型な日常から自分を切り離して、自分だけの静かな内面世界にアクセスするための、いわば精液のようなものだと言えるかもしれません。
多くの想像的な仕事は、机にかじりついている時ではなく、散歩中とかシャワーを浴びている時など、ふとリラックスしている瞬間に生まれると言えます。
僕自身、午後2時に仕事を終えて、インプットの時間を大切にしていますが、そのインプットも、こうした何もしない時間という余白があってこそ、深く自分の中に染み渡っていくのだと実感しています。
退屈を恐れる必要はありません。それは新しい自分に出会うための最高のチャンスなんです。
この放送を聞き終えた後、今日の帰り道、ほんの5分だけでもスマホをしまって、あなたの周りの世界を味わってみませんか。
完璧にできなくても大丈夫です。その小さな余白が、あなたの毎日をきっと豊かにしてくれるはずです。
というわけで、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。それではこの後も良いチャレンジを、また3日後にお会いしましょう。
08:37

コメント

スクロール