視聴習慣の重要性
こんにちは、モロトメ ジョーです。今日もチャレンジしてますか?
さて、あなたは普段、動画やドラマを何倍速で見ていますか?
タイパー、つまり、タイムパフォーマンスという言葉がすっかり定着して、倍速視聴はもはや当たり前になりましたよね。
次から次へと新しいコンテンツが生まれる中で、全てをチェックするには時間が足りない。
そんな焦りから、つい再生速度を上げてしまう、その気持ち、僕もよくわかります。
でも、何でもかんでも効率を求めて倍速で消費してしまうことで、僕たちは大切な何かを見失ってはいないでしょうか。
情報をただ処理することに追われて、心を豊かにするはずの体験を逃してしまっているのかもしれません。
そこで今日は、情報型の時代だからこそ考えたい、僕自身の視聴の習慣についてお話しします。
動画や音声コンテンツを視聴するときの習慣ですね。
僕には自分だけの明確なルールがあります。
それは、学びに関するコンテンツは効率重視で倍速視聴、そしてドラマやお笑い、アニメといったエンタメは、その体験を味わうために必ず通常速度で見るという使い分けです。
この使い分けは、情報に振り回されるのではなく、自分の時間と心の使い方を自分で決めるための大切な習慣だと思うんですよね。
効率と体験の使い分け
なぜ僕がこの使い分けにこだわるのか、その理由を3つのポイントでお話ししてみます。
1つ目は、エンタメは間を味わう芸術だからです。
例えば、ドラマで俳優の表情がゆっくりと変わっていくまでの沈黙とか、
お笑い芸人のツッコミの絶妙なタイミングとか、映画の感動的なシーンの後に流れる音楽の美しい余韻とか、
これらはすべて作り手が意図して設計した間であって、僕たちの感情を揺さぶるための大切な演出です。
倍速視聴はこの間を無慈悲にも破壊してしまいます。
そして心を動かすはずだった豊かな体験をあらすじをなぞるだけの単なる情報の消化に変えてしまうんじゃないかと思います。
なので、エンタメについては間を味わうために通常速度で見るということですね。
では二つ目、理由なんですけれども、学びは知識を効率よく得るのが目的だからです。
一方でというのは先ほどのエンタメとは一方で、僕が学習系のコンテンツを見るとき、その目的は知識や情報を効率的にインプットすることです。
話のペースが少しゆっくりだったり、僕にとって不要な間があったりする場合、倍速は時間を有効活用するための賢い技術になります。
エンタメで求めていた体験よりも、ここでは効率の方を優先する、自分の目的に合わせて道具を使い分ける感覚に近いかもしれません。
そして最後の三つ目なんですけれども、時間の主導権を自分で握る習慣です。
今お話ししたような使い分けの本質は、コンテンツに時間を支配されるのではなくて、自分は今この時間から何を得たいのかを意識的に選択することにあります。
以前、すごいねと言われるための運動をやめたという放送をしましたが、その時と同じように、ここでも他人軸ではなくて自分軸が大切になります。
今、自分は効率を求めているのか、それとも心を動かす体験を求めているのか、その判断を自分で行うことで、僕たちは受け身の消費者から自分の人生の時間を主体的にデザインする、いわば脚本家になれるんだと僕は思っています。
この効率と体験の使い分けは動画視聴に限りません。
食事や読書、人との会話などを日常のあらゆる場面に応用できる考え方です。
情報があふれる忙しい毎日だからこそ、時には立ち止まって、自分が今何を大切にしたいのかを問い直してみる、その小さな習慣が僕たちの毎日をより味わい深いものにしてくれるはずです。
さて、あなたの毎日の中に効率を優先するあまり、体験を見失ってしまっていることはありませんか。
今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。この後も良いチャレンジを。それではまた3日後にお会いしましょう。