やめる習慣の重要性
こんにちは、モロトメ ジョーです。今日もチャレンジしてますか?
さて、新しい習慣をはじめようとか、何かを学ぼうとか、僕たちはつい足し算で物事を考えがちではないでしょうか?
でも、最近、僕自身の体験から人生を好転させる鍵はむしろ、引き算、つまり、やめる習慣にあるんじゃないかと強く感じています。
この番組でも以前の配信で、他人からすごいねと言われるための運動をやめたという話をしました。
それから、夕方まで働くという常識をやめて、午後2時に仕事を終えることにしたという話もしました。
何かを手放したことで、自分の心と向き合う時間とか、心身を回復させるための大切な余白が生まれたと、そんなお話です。
そこで今日は、やめる習慣をテーマに、僕たちの毎日をより軽やかに、引いてはより豊かにするためのヒントを探っていきたいと思います。
では、なぜ、僕たちはやめた方がいいと、頭では分かっていても、つい続けてしまうんでしょうか。
そこには、僕たちの心に潜むいくつかの厄介な癖があるんですよね。
一つは、もったいないという呪縛、はい、これは心理学でいうサンクコスト効果、聞いたことあるかもしれません。
ここまで続けたんだから、そんな風に過去に費やした時間とかお金に縛られてしまう心理がサンクコスト効果です。
そして次に、今のままでいいかという変化を避ける心のブレーキみたいなもの、これは現状維持バイアスと呼ばれる心の癖です。
これもよく聞きますよね。僕たちの脳が無意識に変化よりも現状を維持しようとすることから起こる、はい、現状維持バイアスがあります。
そして最後が、みんなやってるしという周りに流される安心感ですね。
これはいわゆる同調圧力みたいなものですけれども、周りと同じでいることに安心感を覚えて、自分だけが違う選択をすることに無意識の抵抗を感じてしまう、そんなこともあるんじゃないでしょうか。
こうした心の癖に、今自分はそう思っているなとか、はい、そういった癖が出てしまっているなとまずは気が付くこと、それがやめるためのとても大事な大きな一歩になると思っています。
具体的なやめる習慣
では具体的に、どんなことをやめると、僕たちの毎日はもっと軽やかにそして豊かになるのでしょうか。この後、僕が特に効果的だと感じている3つのやめる習慣についてご紹介してみます。
1つ目は、完璧主義をやめる習慣です。完璧な準備が整うまで始められなかったり、少しのミスで全部が嫌になってしまったり、そんな経験ありませんか。
大切なのは100点を目指すのではなくて、60点で合格、そんなふうに考えてみることです。まずは5分だけやってみるとか、完了させること自体を目標にするということです。完璧ではなく完了を目指すということですね。
完璧なスタートなんてありえないということで、走りながら改善していけばいいんじゃないでしょうか。そして2つ目は、他人との比較をやめる習慣です。
スマホでSNSを開けば、キラキラした誰かの日常が目に入ってきて、ついつい自分の今と比べて落ち込んでしまう。そんなときは、比べる相手を他人から昨日の自分にそっと切り替えてみませんか。
SNSの利用を制限してみるとか、情報に触れる時間を意識的に区切るのも有効です。そうして自分だけの物差し、いわゆる自分軸を持つことで心はぐっと楽になります。逆に他人軸で生きていると疲れてしまうということですよね。
そして3つ目が、スマホだらだら夜更かしをやめる習慣です。寝る前にちょっとだけと思って見始めたスマホが気づけば1時間、2時間、そして翌朝の寝不足と後悔。本当に大きな代償だと思うんですがどうでしょうか。
一番シンプルな解決策は寝室にベッドのところまでスマホを持ち込まないことだと言われていますが、それはさすがに難しいよねということであれば、以前ご紹介もしたタイムロッキングコンテナ、これを使うのもいいんじゃないでしょうか。
タイムロッキングコンテナは小さなケース、プラスチックのケースですけれども、そこにスマホを入れて鍵をかけてしまうというようなものですね。
こうやって物理的に距離をとるスマホと距離をとるのもおすすめです。質の良い睡眠というのは最高の自己投資だとよく言われるじゃないですかということで、スマホでだらだら夜更かしをやめるという習慣はどうでしょうか。
というわけで、今日はやめる習慣についてお話をしてみました。やめることは何かを諦めるようなネガティブな行為では決してありません。
むしろ自分にとって本当に大切なことを見極めて、そこに時間とエネルギーという余白を生み出す、むしろとてもポジティブで勇気ある選択なんだと僕は思うようになりました。
さて、あなたが今日ほんの少しだけやめてみようかなと思えることは見つかりましたか。完璧にやめられなくても大丈夫です。
まずは、やめてみようと意識することからあなたの新しい習慣が始まります。
今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。それではこの後も良いチャレンジをまた3日後にお会いしましょう。
