【6月1日】ソフトバンクGが仏データセンターに14兆円、その背景とは?
2026-06-01 05:03

【6月1日】ソフトバンクGが仏データセンターに14兆円、その背景とは?

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演 佐々木真奈美(経済キャスター・スピークプラス代表) 

https://x.com/manamisasaki

▼話し方トータルサポートスクール「Speak +」

https://speakplus-lesson.com/

▼支援プログラム「Chronicleサポーター」については、こちらをご参照ください。

https://chronicle-inc.net/support

▼参考ニュース

ソフトバンクG、仏データセンター構築へ 投資額最大750億ユーロ(WSJ)

https://jp.wsj.com/articles/softbank-to-plow-52-billion-into-french-data-centers-6465eadc?mod=hp_minor_pos13

SoftBank pledges €75bn to build Europe’s biggest AI facility in France(FT)

https://www.ft.com/content/1022f9bd-5b6d-44a5-9303-c8b05b8c6463?syn-25a6b1a6=1

ソフトバンクG、14兆円投じフランスにAIデータセンター 欧州最大規模(日本経済新聞)

https://www.nikkei.com/nkd/company/us/AMZN/news/?DisplayType=1&ng=DGXZQOUC300E0030052026000000


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サマリー

ソフトバンクグループがフランスに最大14兆円を投じ、ヨーロッパ最大規模のAIデータセンターを建設する計画を明らかにしました。この投資は、フランスの豊富な電力供給とマクロン政権の強力なAI国家戦略に後押しされ、ソフトバンクグループにとっても事業リスク分散の思惑が合致したものです。現在のAI業界は、アンソロピックがOpenAIを時価総額で上回るなど、技術のアップデートが目まぐるしく、熱狂とリスクが隣り合わせの「戦国時代」のような様相を呈しています。

導入と番組からのお知らせ
おはようございます。
2026年6月1日月曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、経済キャスターの佐々木真奈美です。
この番組では、1日1つ5分間で、世界のメガトレンドが分かるニュースを解説していきます。
朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
さて、ニュースコネクトですが、いよいよ明日、6月2日火曜日より、有感版の配信を開始いたします。
平日版が、今知っておくべきことを5分で把握する番組だとすれば、有感版が届けたいのは、その先にある問いをじっくり考える時間。
私が聞き手となる海洋国際ランでは、国際ニュースの構造と世界の力学を、その分野の専門家を招いて身近な言葉で解きほぐしていきます。
ぜひ聞いていただけましたら嬉しいです。
ソフトバンクG、フランスにAIデータセンター建設へ
本日は、世界のAI派遣争いと、そこに巨額の資金を投じるソフトバンクグループの最新動向についてお伝えします。
ソフトバンクグループは、5月31日、フランスに最大14兆円を投じて、ヨーロッパ最大規模となるAIデータセンターを建設する計画を明らかにしました。
フランス政府が6月1日に開催する投資促進イベント、Choose Franceに合わせ、孫正義会長兼社長が現地で投資計画を表明する見通しです。
今年に入り、AIインフラへの投資を立て続けに加速させていたソフトバンクグループですが、ここに来てついにヨーロッパへの大規模投資を決断しました。
フランスが選ばれた理由とマクロン政権の戦略
ではなぜフランスなのでしょうか。
最もよく知られている理由は電力です。
フランスは原発大国であり、データセンターに不可欠なエネルギーを大量に確保できます。
しかし理由はそれだけではありません。
それはマクロン政権の強力な後押しです。
フランス政府は去年2月に打ち出したAI国家戦略で、数年間で1000億ユーロを超える民間や政府の投資をAI分野に充てるとしていて、
アメリカや中国とは異なるAIの第三極を構築する動きを強めています。
マクロン大統領自らのトップセールスに加え、税制優遇やAI人材育成への支援が用意されていて、ソフトバンクグループにとってもアメリカに事業が集中するリスクを分散させたいとの思惑が合致したとみられています。
AI業界の激しい競争とアンソロピックの台頭
ところでそのソフトバンクグループですが、最近のAI半導体関連株のブームも重なって、株価は実質的な上場来高値圏で推移しています。
株価上昇の背景はソフトバンクグループがおよそ11%出資をしているAIの巨人、オープンAIのIPOへの強い期待感です。
しかしつい先日、強豪であるアンソロピックの企業価値の評価額が9,650億ドルに達したと発表。
これによりオープンAIがとうとう未上場AIスタートアップ時価総額1位の座から陥落したのです。
大躍進の決定打となったのがクロードミドスの一般開放です。
これまで一部企業のみが使用できていた高性能なAIモデル、クロードミドスと同じ水準のモデルを数週間以内に全ての顧客に提供できる見通しだとアンソロピックが発表したのです。
この大逆転劇が示しているのは、現在のAI業界がまさに技術のアップデートのいたちごっこであるという現実です。
昨日までの世界一が数ヶ月で後退する、絶対王者が存在しない、極めてボラティリティの高い戦国時代のような様相を呈しています。
AI市場の現状と今後の展望
多額の投資資金、データセンター、半導体、そして国家の電力網までを巻き込んだ物理的インフラと資本の総力戦。
熱狂とリスクが隣り合わせのAI市場から、今後も目が離せません。
ニュースコネクト、お相手は佐々木まなみでした。
番組への感想はカタカナで、ハッシュタグニュースコネクトとつけて、xqtwitterに投稿ください。
もしこの番組が気に入っていただけましたら、ぜひフォローいただけると嬉しいです。
それでは、良い一日をお過ごしください。
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