【6月2日】アジア安全保障会議、中国は国防相が欠席。米国のメッセージは?
2026-06-02 06:17

【6月2日】アジア安全保障会議、中国は国防相が欠席。米国のメッセージは?

News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかる重要ニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演:

野村高文(Podcastプロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表)

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https://chronicle-inc.net/support

https://note.com/t_nomura/n/n43e514e703b4

▼参考ニュース:

Hegseth Outlines U.S. Vision For Indo-Pacific at Annual Asia Defense Summit

https://www.war.gov/News/News-Stories/Article/Article/4504672/hegseth-outlines-us-vision-for-indo-pacific-at-annual-asia-defense-summit/

小泉防衛大臣の第23回IISSアジア安全保障会議への出席及び各国国防大臣等との会談等について

https://www.mod.go.jp/j/approach/exchange/dialogue/iiss/iiss_shangrila_23rd.html

China leaders skip Asia defense summit headlined by US

https://www.thejakartapost.com/world/2026/05/30/china-leaders-skip-asia-defense-summit-headlined-by-us.html

'Where is China' ask delegates at Asian defence forum

https://www.reuters.com/world/china/where-is-china-ask-delegates-asian-defence-forum-2026-05-30/

Best quotes from the 2026 IISS Shangri-La Dialogue: Defense spending, multilateralism and the future of the Asia-Pacific

https://www.cnbc.com/2026/05/31/top-shangri-la-dialogue-2026-quotes-defense-multilateralism-asia.html

Shangri-La conference: Asia-Pacific on path to rearmament

https://www.dw.com/en/shangri-la-conference-asia-pacific-on-path-to-rearmament/a-77366299

Asia defense summit opens with China and doubts about U.S. priorities topping concerns

https://www.pbs.org/newshour/world/asia-defense-summit-opens-with-china-and-doubts-about-u-s-priorities-topping-concerns



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https://chronicle-inc.net/


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サマリー

シンガポールで開催されたアジア安全保障会議では、米国がインド太平洋地域における同盟国の自立した防衛力構築と、中国の覇権を許さない方針を明確にしました。一方、中国は国防相が欠席し、その存在感の薄さが議論の焦点となりました。日本は防衛力強化と法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋を提唱し、各国との連携を深める中で、地域全体の防衛力強化と米中間のバランスの取り方が今後の安定を左右する重要な課題として浮上しました。

オープニング
おはようございます。2026年6月2日火曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティの野村隆文です。
この番組では、一日とす5分間で、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
防災気象情報の更新と台風への警戒
さて、台風6号が近づいています。今日火曜は九州に接近し、明日水曜にかけて関東にも接近する見通しです。
そのごきが気になるところですが、先月末から気象庁が出す防災気象情報が新しくなったことをご存知でしょうか。
この防災気象情報は災害の危険性が高まった場合に発令されます。そして新しく色で危険度を示すようになりました。
レベル1は白、レベル2は黄色でこれまでで言う注意報です。
レベル3は赤でこちらは警報となり、危険な場所にいる高齢者などは避難を始める目安となります。
レベル4は紫でこれは新しく作られた危険警報となり、対象地域の方は全員避難が必要です。
レベル5の黒は特別警報で、既に災害が起きてもおかしくない、あるいは起きている状況です。
まだ見られないかもしれませんが、災害列島日本でこの情報の意味を知ることは大変重要です。
台風6号の最新情報をチェックしつつ、強い雨や風に十分警戒し、早めの行動を心がけてください。
アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイヤログ)の概要
さて今日は安全保障の話題です。
5月29日から31日の3日間、シンガポールでアジア太平洋地域の安全保障を話し合うアジア安全保障会議、通称シャングリアダイヤログが開かれました。
アジア安全保障会議は今年で23回目で、イギリスの民間シンクタンクである国際戦略研究所が主催し、毎年シンガポールの高級ホテルシャングリラで開催されています。
民間の会議でありながら、アジア太平洋地域における国防大臣や軍のトップ、安全保障の専門家が一堂に会します。
さらに各国の代表が公式・非公式に直接対話を行うことができるのが最大の特徴です。
米国のインド太平洋地域への関与とビジョン
今回の会議における注目点の一つが、アメリカのアジア太平洋地域への関与とビジョンです。
アメリカのヘグセス国防長官は、インド太平洋地域におけるアメリカのビジョンを説明しました。
これによると、基本となるのはアメリカへの過度な依存からの脱却と、同盟国による自立した防衛力の構築です。
これはトランプ政権がNATOなどに対して自力での防衛強化を求めている方針と一致します。
ヘグセス国防長官は、「裕福な国家をアメリカが助ける時代は終わった。我々が求めているのは保護国ではなくパートナーだ。」と説明しました。
また、中国の軍事力拡大を念頭に、いかなる国家も地域の覇権を握ることは許さず、インド太平洋の力の均衡を維持していく方針を強調しています。
そして、この二つを両立するため、日本や韓国、オーストラリアなどアメリカの同盟国に防衛力強化を求めました。
現在中東情勢が緊迫化していますが、アメリカが依然としてアジア太平洋を最優先事項としているということをはっきり明言したことも重要なポイントでした。
中国国防相の欠席と会議への影響
これに対して中国は、昨年に続き、東軍国防省が会議を結成し、国防大学の教授を中心とした代表団を派遣しました。
アメリカが国防長官を筆頭とする大規模な代表団を送り込んでいるのとは対照的な姿勢です。
ロイター通信によりますと、会場に集まった各国政府の代表からは、「中国はどこにいるのか?」という疑問の声が相次いで上がったとされています。
中国側の中堅幹部やリスムレベルの官僚は会場にいたものの、政策決定の権限を持つトップが不在であったことから、実質的な対話や革新的な安全保障上の議論が進まないことへの不満があったようです。
この中国の存在感の薄さというのが今回のサミットにおける大きな関心の一つであり、中国がアメリカ主導の防衛フォーラムに対して距離を置く姿勢を示していることがわかります。
日本の防衛政策と連携強化の提唱
日本からは小泉防衛大臣が出席しました。
まずは日本の防衛政策、とりわけ近年の防衛予算の増強について、これが地域の安定に寄与するものであるとし、正当性を訴えました。
また、各国の連携の重要性も強く主張しました。
その上で、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の維持と、無力による現状変更の試みに対する抑止力の強化を提唱しました。
小泉氏はこの会議中、アメリカのヘグセス国防長官をはじめ、オーストラリアや東南アジア諸国など、各国の国防大臣との相次ぐ個別の会談を実施しました。
アジア太平洋地域の防衛力強化と今後の課題
今回の会議で明確になったのは、アジア太平洋地域の国々が防衛力強化の道へと進んでいるということです。
多くの国が防衛支出を過去最高の水準へ引き上げています。
ただこれは単に軍備を増強するだけではありません。
アメリカが提唱する同盟関係の強化と自助努力の要求、そして中国がトップを欠席させることで示した枠組みへの距離感、
この二つの大国の間で各国がどのようにバランスを取り、防衛予算を配分し、そして連携を深めていくのか、
それがこれからのアジア太平洋の安定性を左右することになりそうです。
アメリカへの各国が対話や連携を積み重ねていくことで、アメリカへの依存度を減らしながら中国の存在を見据えて地域を安定させていく、
そんな道筋が見えたと言っていいのかもしれません。
安全保障における対面での信頼関係構築
さてテレビメディアでも大きく取り上げられたんですけど、小泉防衛大臣がオランダの国防大臣に向けて、
サッカーのワールドカップで日本代表とオランダ代表が戦うと、
しかし私は会談をキャンセルする済みはありません、と言って笑いを誘ったそうです。
オランダはサッカーではヨーロッパの強豪です。
そして、向こうはオランダが勝った後も友情を保てることは願っています、とジョークで返しました。
ただ話し合うだけならばリモートで問題ないのでしょうが、安全保障にとっても大事なのは信頼関係です。
こうした対面での信頼関係づくりが重視されていくことを改めて感じさせられる場面でした。
エンディング
ニュースコネクトお相手は野村貴文でした。
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それでは良い一日をお過ごしください。
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