【7月31日】首都圏1,135駅の家賃データ分析、上昇率は「東高西低」の新序列に
2026-07-31 05:47

【7月31日】首都圏1,135駅の家賃データ分析、上昇率は「東高西低」の新序列に

【このPodcastについて】 News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間

1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。

▼出演: 野上英文(Bloomberg Managing Editor, Japan Digital Lead) https://twitter.com/Hi_noga3

▼出演番組 Big Take Asia:ユニクロ・柳井正氏に直撃、アメリカ内陸部制覇の執念(Podcast) 

https://www.bloomberg.com/jp/news/features/2026-04-09/TD7WYFKIUPT000

▼支援プログラム「Chronicleサポーター」については、こちらをご参照ください。 https://chronicle-inc.net/support

▼参考ニュース:(ブルームバーグ) 首都圏家賃マップ 街の高級化で東西に新序列、1135駅データを個別に大解剖(期間限定で無料閲覧が可)

https://www.bloomberg.com/graphics/2026-tokyo-rent-gentrification/jp/?accessToken=eyJhbGciOiJIUzI1NiIsInR5cCI6IkpXVCJ9.eyJzb3VyY2UiOiJTdWJzY3JpYmVyR2lmdGVkQXJ0aWNsZSIsImlhdCI6MTc4NTExMzg1MSwiZXhwIjoxNzg1NzE4NjUxLCJhcnRpY2xlSWQiOiJUSVQxNFdLR0NURlkwMCIsImJjb25uZWN0SWQiOiI5MzVGRTc3RjhGMjA0RTgzQjkwMzkxNzgzNkY1MjQyNiJ9.cTP0pjD6l-nc32l8cbkXQWTO6huDItOeuuE1dlAkQUQ

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サマリー

GMOインターネットグループの出社回帰決定を背景に、首都圏の住まい選びと家賃の常識が変化しています。ブルームバーグの分析によると、これまで「西高東低」だった家賃相場は「東高西低」へと大きく塗り替えられ、特に東京の東側や埼玉・千葉の郊外で高い上昇率を示しています。これはインフレや若い世代の価値観の変化、ファミリー層の動向が複合的に作用した結果であり、都市のジェントリフィケーションが進んでいることを示唆しています。

出社回帰と住まい選びの変化
おはようございます。 2026年7月31日金曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティを務めます、 ブルンバーグマネージングエディターの野上英文です。
この番組では、1日1つ5分間で、世界のメガトレンドがわかるニュースを解説していきます。 朝の支度や散歩、通勤・家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
今月の中旬、IT大手のGMOインターネットグループ、熊谷雅俊社長が発表したある決定が、SNSを中心に大きな話題となりました。
コロナ禍初期の2020年1月、日本で最も早く全社一斉の在宅勤務を導入した会社ですが、 およそ6年半続けた在宅推奨を完全に廃止し、原則、出社にすると。
熊谷代表はSNSで、AI時代に負ける要素は排除すると、出社の重要性を投稿しましたが、その後の反響・反発を受けて、育児や介護など個別事業には柔軟対応すると説明を加えました。
こうしたオフィス出社への回帰に伴って、私たちの住まい選びや家賃の常識が変わり始めています。
首都圏家賃の新序列「東高西低」
かつて東京の住宅選びは、東より西といったステレオタイプなイメージが根強くありました。
しかし今40年ぶりのインフレと若い世代の価値観の変化で、そうした常識は過去のものになりつつあります。
ブルーンバーグは不動産テック企業のエスティの協力を得て、首都圏1135駅の徒歩10分圏内にあるおよそ45万室の賃貸データを分析しました。
その結果、従来の住宅相場の序列が大きく塗り替えられていることが分かりました。
長らく首都圏の家賃は西高東低、つまり西側が高く東側が安いと言われてきました。
ただ2020年から25年との比較、この5年間で最も家賃が跳ね上がったのは東京の東側、そして埼玉や千葉などの郊外が中心でした。
家賃上昇率トップの駅とエリア
上昇率のトップに立ったのは埼玉県白岡市にあるJR新白岡駅で、上昇率は60%を超えました。
トップ10を見ても埼玉、千葉、神奈川の郊外の駅がずらりと並びます。
東京都内に限ってみても、JR亀谷駅や金町駅、東京メトロの町駅といったこれまで割安とされていた下町、上東上北エリア、かつての江戸城、現在の港区から見て東側と北側に位置する東京23区の一帯で25%以上の家賃上昇が相次いでいます。
家賃高騰の背景と要因
インフレによる建築管理コストや金利の上昇がマンションのオーナー側の負担となり、家賃への値上げ圧力となっています。
そしてこれまで相対的に割安だったエリアへ一気に需要が集中し価格を押し上げているというわけです。
それではなぜこれまで不便あるいは負のイメージすらまとっていたエリアにこれほどの人が流入しているのでしょうか。
背景にはコロナ禍以降の出社回帰が進む中で若い世代の住まいに対する意識が変わったことが挙げられます。
街のブランドイメージよりも職場まで乗り換えなしで行ける交通の利便性、そしてタイパやコスパを最優先して予算内で快適に住めるなら東京の下町でも埼玉でも千葉でも全く問題ないという合理的な割切をする人が増えているのです。
さらに家賃相場を大きく動かしているのはファミリー層の動向です。
部屋のタイプ別でデータを分析すると2LDKなどファミリー向けの物件の家賃上昇率がおよそ30%と最も高くなりました。
都新聞の分譲マンション価格が高騰しすぎて家を買えなくなった。見送っている層が賃貸を選ぶ。
そこでより家賃の抑えられる東側や郊外へ押し出されているという構造的な実態が見えてきました。
ジェントリフィケーションの進展
専門家の分析によりますとこの現象は単なる相場の変化に留まらず、欧米の大都市が辿ってきたジェントリフィケーションと呼ばれる街の高級化が日本の首都圏で進んでいることを意味します。
ジェントリフィケーションとは富裕層や若者層が移り住み、地域の再開発や地価、家賃の高騰が進む都市の富裕化や高級化とも呼ばれます。
再開発や流入によって木造密集地の解消や街がきれいになって魅力が増すといったプラスの側面もあります。
一方でこれまで住んでいた人々や中所得層すらも家賃上昇に耐えきれず、より遠くの郊外へと追いやられていく光彩両面があります。
個別データと番組の締め
皆さんここまで聞かれて、じゃあ自分の住んでいる街、駅はどうなのかなと、関心を持たれているかもしれません。
そこでですね、ブルンバーグの特集記事では、自分が住んでいたりこれから普通に住もうと考えていたりする駅、個別の家賃上昇率や平均賃料を、自らデータを探索できる仕掛けをウェブサイトで用意しています。
番組概要欄やXでリスナーさんに期間限定となりますが無料閲覧のリンクを紹介しますのでチェックしてみてください。
ニュースコネクトお相手は野上英文でした。
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もしこの番組を気にいただけましたら是非フォローいただけると嬉しいです。
それでは良い一日をお過ごしください。
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