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「国共合作」の行方 米大統領訪中を前にトップ会談
2026-04-13 13:40

「国共合作」の行方 米大統領訪中を前にトップ会談

毎日新聞特派員や外信部長の経歴をもつ元RKB解説委員長・飯田和郎が、中国をはじめ東アジア情勢について、歴史的・文化的背景についても触れながら解説します。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

アメリカとイランの停戦合意の背景には中国の仲介があった。一方、中国の習近平総書記は台湾最大野党・国民党の洪秀柱主席と9年半ぶりに会談し、台湾統一と民族復興を訴えた。国民党の洪秀柱主席は、かつて台湾独立を主張していたが、現在は中国との統一を重視する姿勢に転じている。この会談は、アメリカ大統領の訪中を前に、中国が国際社会での影響力を示し、台湾統一への足がかりを築こうとする動きと見られる。

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この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。 月曜日は、元RKB解説委員長で、福岡女子大学副理事長の飯田和郎さんです。
飯田さん、おはようございます。 おはようございます。
はい、足本さん、行動1930、ご出演おめでとうございます。 ありがとうございます。
楽しみに私も拝見します。 明後日になります。お願いいたします。
米・イラン停戦合意と中国の影響力
さあ、そして今日の話題ですけれども、アメリカとイラン、先週2週間の定戦に合意しました。 とはいえ、不安定な状況は相変わらずですね。
そして11日から12日、この両日に渡って、アメリカとイランは、中海国パキスタンによって平協議に臨みました。
戦闘は終結となるのかどうかということですが、そして先週もう一つ気になる国際ニュースがあったそうですね、飯田さん。
はい、私はあるんですよね。アメリカとイラン、とりあえずの定戦って感じですよね。
この中国が友好国のイランに定戦を促したことも、今回のとりあえずの定戦に大きな作用をもたらしていると思います。
本当は中国が国際社会で影響力、発言力を広げる様子が、今回も見せつけられたなって感じますね。
中台関係:習近平氏と国民党主席の会談
その中国なんですけど、同じく先週、中国自身がこれは内政問題だっていう台湾との関係でも大きな動きがありました。
中国の習近平総書記は10日、北京で台湾の最大野党、国民党の邸礼文主席と会談しました。
共産党と国民党のトップ会談はおよそ9年半ぶり。習近平氏は中国も台湾も同じ中華民族だと強調した上、
共に手を携え、祖国統一と民族復興という美しい未来を作り上げなければならないと述べ、
2つの政党が強調していくことで中台統一を促しました。
中国のメディアは国家主席の習近平さんを共産党総書記と紹介しました。
中国からすると台湾は国内なので、国家元首ではなくて政党のトップとして会談したってことなんですよね。
一方の女性のトップ、邸礼文さんは昨日10日まで6日間中国大陸を訪問しました。
僕らの昔読んだ世界史の教科書で言うと、毛沢東の共産党、紹介席の国民党、そんなイメージですよね。
日中戦争当時は2つの勢力が協力して、いわゆる国境を合作して日本と戦ったって形でしたね。
日本の敗戦後は再び中国大陸で内戦が繰り広げられて、毛沢東の共産党が勝って、そして敗れた紹介席の国民党が台湾へ逃げ延びたってことですよね。
それぞれが自分たちこそ正当な中国だと主張し合いました。そして長く対立を続けてきたわけなんですけど、一方で共通認識があるんですよね。
それは中国大陸も台湾も一つだと別々ではないという認識なんですよ。
共産党、国民党ともこれでは一致します。つまり中国も台湾も同じ家族だという認識なんですよね。
国民党主席の異色の経歴と台湾独立
何よりも共産党も国民党も共通の敵が存在します。
それは中国大陸と台湾は一つではないと位置づける台湾の今の政権与党民進党、そして民進党の台湾の賴清徳総統なんですよ。
賴清徳総統は中国についてこんな言い方してます。台湾の外にいる敵対勢力、こういうふうに言ってますね。
なかなか強い言葉だなと思いますけれども、今回中国訪問した邸礼文主席ですけども、昨年の10月に国民党のトップに選ばれた方ですが、どういう人なんですか。
国民党は孫文が党を作ってから今年で107年の長い歴史を持ちます。
だけどこの邸礼文主席はかなり異色の経歴を持つんですよね。そもそもが野党時代の民進党に加わりました。
これが30年前の1996年のことです。当時は民主党にはいろいろグループがあるんですけど、その中でも旧人派と知られてこんなこと言ってました。
独立して台湾共和国を作ろうと叫んでいましたね。
それが民進党の中のごたごたから党を離れて、2005年には当時野党に転じていた国民党へ繰り返して入ったわけですよ。
その後は台湾独立に今度は強く反対してきたという形ですね。
政治的な志で言うと転向というか、一貫した政治信念はあまり感じられませんね。
洪秀柱主席の中国訪問と談話における日本
邸礼文主席ですけども、今回の中国訪問中に孫文氏の墓を訪れたそうですね。
中国にとっても台湾にとっても孫文は国父、国の父なんですよね。
孫文の墓は南京にあるんですよ。
これがすごく広くて、総面積は8万平方メートル。
みずほぺいぺいドームの敷地面積に匹敵する広さで観光名所でもあるんですよね。
先週の8日にこの邸礼文主席一行が孫文の墓に行ったんですけど、
居合わせた中国人の観光客からいろいろ声が飛んだんですよ。
これは国民党がんばれとか、邸礼文主席がんばれですね。
ちょっと仕込みじゃないかって気もするんですけど。
邸主席は孫文の墓を参拝した後に談話を読み上げたんですけど、
そこにやっぱり日本が登場してくるんですよね。
それは日中戦争に言及した部分でした。
日本帝国主義の刃によって台湾海峡を挟んで切り裂かれた傷は、
今日に至るまで癒されていません。
これは革命家孫文が目指した理想の国家の建設を
阻んだのは日本だという文脈から声に言ってました。
なんとですね、談話は18分だったんですけど、
そのうち11回も日本という単語が飛び出したんですよ。
南京には孫文の墓の他に、かつて中華民国の首都もありました。
戦争当時は日本軍の構成によって、
この南京から首都が移っていったという過去もあるんですよね。
その日本軍の攻撃の中で、1937年の南京事件が起きたと。
南京には日中間のマイナスの歴史が今も色濃く残っているわけなんですよね。
習近平氏の会談の意図とアメリカ大統領訪中
2日後に会う習近平氏の歴史人跡に合わせたような
談話にも思えるわけですけど、台湾の最大野党である国民党のトップの
今回の中国大陸の訪問と、習近平氏との国境会談という。
習近平氏は国民党の定例文子をどういうふうにして北京に迎えたんですかね。
映像や写真で見る限り、習近平さんはあまり表情を変えていないように私には見えました。
これはメディアを通して、中国や台湾にどのように伝わるかというのを意識したんだと思います。
歴史的に長く、いい時も悪い時も絡み合ってきた国民党と共産党のトップ会談とはいえ、
一方は一党独裁体制の支配政党の頂点に長く君臨する習近平さんですね。
そしてもう一方は国民党といえ今は台湾の野党です。
しかも紹介したように定例文さんの経歴があのような形でした。
習近平さんは核の違いを見せつけたといえば、言い過ぎかなって気もしますね。
私には皇帝に見継ぎ物を献上しにやってきた外国のかつての施設団のようにも見えました。
となると中国側にとってこのタイミングでの国境トップ会談というのはどんな意義があるんですかね。
はい、いくつかありますね。
何よりトランプ大統領の中国訪問が控えています。
あと1ヶ月後の5月14日と15日の2日間ですね。
そのトランプさんは習近平さんを自分に似たタイプで非常に強力なリーダーだと称賛しています。
今回の中東情勢なんですけどトランプさんはイランとの交戦の出口が見いらせず窮地にあったって見方が支配的です。
冒頭で紹介したように中国が友好国イランに停戦を強く働きかけた。
このことは中国自身のエネルギー確保のためであるとともにある意味窮地にあるトランプさんに手を貸したとも言ってもいいかもしれませんね。
中国はトランプ大統領の中国訪問も視野に入れて中東情勢の緩和に乗り出したっていうことなんですかね。
さらにトランプさんは歴代のアメリカ大統領と比べると中台問題東アジアに関心が高いとは私には思いません。
例の台湾向けの武器質も中国への配慮なのか持ち越されてますよね。
ビジネスとして台湾とは向き合うけど安全保障全体としてはどうかなって気がしますね。
先週このコーナーで話したように中東危機が追い打ちをかけエネルギー確保で台湾島内が揺れて原発の再稼働問題が起きていると。
そして中国は統一されたら台湾のエネルギー不安が解消できる。これは中国共産党ですよと揺さぶりをかけてますね。
そういう中でも今回の共産党と国民党の両方の関係を見せつけるのは台湾の政権に、政治の中に国民党がかいざけばうまくいくという見せつける政治章だったような気もしますね。
台湾統一への中国の思惑と今後の展望
その台湾では今年の11月に統一地方選挙が実施されるということで、2028年の次の総統選を占うものになりそうですね。
統一地方選挙で国民党が勝って、その勢いのまま総統選挙では国民党候補を勝たせたいと。
当然中国はそんな計算をしてます。
でも一方で国民党が中国べったりだとなると台湾の有権者は懸念も抱くんですよね。
最後になりますけど、冒頭で橋本さんに紹介してもらったようにトップ会談で習近平さんはこう言いました。
共に手を携え、祖国統一と民族復興という美しい未来を作り上げようと。
この祖国統一と民族復興です。
習近平さんが好むスローガンが中華民族の偉大な復興。
悲願の台湾統一を果たしてこそ、近代史の中で屈辱を味わってきた民族の復興が成し遂げられる。
そんな思いなんでしょうね。
そのツールとしての役割を台湾の国民党に託して三月を続けていくんじゃないかなって気がしますね。
はい、わかりました。
井田さんありがとうございました。
この時間は元RKB開設委員長で福岡女子大学副理事長の井田和夫さんでした。
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