AIとデザイン業界の関係
サンフランシスコ・デザイントーク。この番組は、サンフランシスコと東京に拠点を置くデザイン会社、BTRAXのCEO、Brandonと、デザイナーの彩香が日本で働くデザイナーや、デザインをビジネスに取り入れたい方向けに、様々なトピックについて深く話します。
今日もサンフランシスコ・デザイントークを始めていきたいと思います。
よろしくお願いします。
今日はゲスト会でして、ぜひお名前と自己紹介を。
わかりました。HEART CATCHの西村真里子と申します。BTRAXのサンフランシスコオフィスの近くのタンセントのアドビスシステムにもともと勤めておりまして、という繋がりから行かせていただきます。
今はですね、日本の企業さんの新規事業の開発とか、スタートアップの支援とかもしております。
素晴らしい。僕と真里子さんは結構前から知ってるもんね。
もう10年ぐらい。
フィジカルにお会いするのは、もちろん東京とサンフランシスコって差もありますけど、年一のラスベガスのCSでは必ずお会いするというような感じで。
結構僕が東京来るとき、会うこと多いですよね。
そうですね。
イベントパーティー等々。
そうですね。なのでありがたい。距離は近く感じております。
昨日もね、ちょっとサクッと会いましたしね。
スタートアップのピッチ大会が何かあるみたいなところのレシピションとかで。
そこでサクッと会いましたけど。
今日はせっかく真里子さん来てもらってるんで、トピックは真里子さんもすごい注目している最新のAIテクノロジーとクリエイティブ業界、デザイン業界に与えるインパクトや、
具体的にこんなこと起こってますよとか、こんなのありますよっていうのを結構独自の視点でやりたいなと思ってて。
理解。
AIに詳しい人って結構いて、インフルエンサー的な人とか発信してるけど。
それ以外に個人的に面白そうだなとかでもいいし。
了解です。
今後クリエイティブ業界変わっていくとか、昇竜とか、スタートアップとか、その辺を話せればなと思うんですけど。
了解です。
真里子さんはそういう、ロスベガスのCSもそうだし、それ以外のイベントとかなんかでも情報収集とか結構やってますよね。
そうですね。なので、まさにそのAIとクリエイティブというところですと、3月の頭に国内でなんですけども、
UI UXキャンプっていう、UI UXデザイナー向けのカンファレンスを企画から入らせていただいてて、
これはリクルート系のニジボックスというところが主体だったんですけど、
ただそこで、覆うと思ったのがヤコム・ニールセンさんに。
重鎮ですね。
重鎮なんですよ。まさに重鎮にご登壇いただいて。
結構そこでハッとしたのは、本当にUI UXデザイナー向けのカンファレンスなので、
UI UXの話を中心にしてもらおうともちろんしたんですけど、
60分ぐらいのセッションの中で大半はずっとAI時代のクリエイティブのあり方とかデザインポイントのあり方みたいな話をしてて、
カンファレンスでのAIの議論
そこが多分、ビートラックスさんもデザインというところ、クリエイティブというところなので、
今日のトピックとして面白いかなと。
それは面白い。
ヤコム・ニールセンって、僕が大学生でデザインを勉強してた時に、サムライスコなんですけど、
教科書としても選ばれてたし、
そうっすよね。
個人的にも買って、ユーザビリティってやつだよね。
ユーザビリティのゴッドファーザーみたいな、
そうです。
デジタルUIにおけるユーザビリティの先駆者みたいな感じの人で、
僕それウェブのユーザビリティの本で読んでたんですよ。
最後の方に、結局最高のウェブのユーザビリティはテキストベースだって書いたって思ってた。
なんだこのうちはみたいな。
ギャー!ギャー!
グラフィックエレメントが結構邪魔になることが多くて、
アクセシビリティ、ユーザビリティに多いのはね。
ボタン作ってもちゃんとテキスト入れるべきだとかね、そういうのはですよね。
そうですよね。
細かいことが散々書いてあったのを、読んでたのを思い出して、
重鎮ですよ。
重鎮。
で、日本に来たんだ。
オンラインで、でもライブストリーミングでQAとかもあったんですけど、
でも面白かったのが、結構ヤコムニューセンさんがおっしゃったのは、
もしかしたらブランドさんが読んでたテキストとかのところからのさらに先というか、
これからの本当にAIと共にデザイナーも生きていくときに、
ただAI向けのまだUI、UXってところは誰も発明してないから、
これがこれからのチャンスだみたいなふうにおっしゃっていて、
そのAIっていうのはもちろんそのAIエージェントがコミュニケーションした先であったりとか、
そのAIそのものの、あともう一つ面白かったのが、
結局今のAIって当たり前のように私たちツールになってるんだけども、
そのAIを作ってるのがメインはエンジニアコミュニティで、
まだ全然デザインコミュニティが入り込んでないと。
それ、新しいテクノロジー全て最初そうだよね。
そうそう。
コンピューターっていうもの自体もそうだし、インターネットもそうだし、
ウェブっていうものもそうだけど、
エンジニアが先に動くから、デザイン的なものって後からついてきて、
最初はターミナルだったのがグラフィックウィザーフェンスだったとか、
AppleがWindowsよりも使いやすいものを作るとか、
そういうデザイン要素って後付けでくるものだから。
そうなんですよ。同じことがAIにもくるから、
そこを発明していくところを、仕事がなくなるどうのこうのじゃなくて、
ここの発明分野がデザインコミュニティのこれからやるべきだみたいな話を仰ってて、
これからのデザインとインターフェース
確かに。
それはあれだね。デザインっていう仕事が紙ベースだったときに、
ウェブが出てきたときに、
多分紙のグラフィックデザイナーって、
俺たち仕事なくなるって思ってたかもだけど、
ウェブデザイナーができましたみたいな。
そうそう。
近いよね。
そうなんですよ。だから案外、確かにと思っていて、
私たち今のところはAIで普通に使うときにはプロンプトベースとかでやって、
満足を、すげえって言ってますけど、
ここに新しいGUI的なものとか、
GUIだけじゃなくてもエクスペリエンスも含めて、
何か出てくるのかなと思うと。
そう。
僕もサンフランシスコにいるときは、
普段はサンフランシスコにいるじゃん。
東京で同じところにいるけど、
週1ぐらいでAIミートアップに行ってるじゃないですか。
おっしゃってましたね。
AIの勉強会。
そこでは毎週3つのスタートアップが自分たちのサービスをプレゼンしてるんですね。
1人30分の時間で。
でもしっかりと。
今AIがどんどん新しいサービスができてる時代だから、
毎週違うサービスを紹介してくれるわけ。
すごい。
その中で一つ、
ゲームのアバターとかキャラクターを作る専用のAIジェネレーションツールみたいなのを紹介してたんだけど、
彼らは目標としては、
フロンプトを使わないジェネレーションのインターフェースで。
出てきてますね。なるほど。
それがもう去年、今の半年くらい前に見たんだけど、
モデルとなる理想に近いサンプル画像をアップロードして、
目の色、髪の色、ポーズとかをボタンクリックで選んでいって、
あとスライダーみたいなのがあるのね。
インターフェースの右、左に振れるスペック。
最後に必要ならフロンプトを入れる箱があるんだけど、
基本入れなくていいわけ。
なるほど。
ジェネレーションってクリックすると出してくれる。
そこを選んで、またちょっとマイナーアジャストメントで、
スライダーでいじっていって、
リアルタイムでジェネレートしてくれるから、
左にやると髪がちょっと減るとか、
右にやると髪が長くなるとか、
そういうのを少しずつアジャストしていって、
はい、キャラできました。
でも今の伺って、
ちょっとまだ名前はステルスでやってるから出せないんですけど、
今、都内で日本国籍以外の方々がスタートアップしている中でも、
アニメーション作るみたいなところでAIを活用して、
新しいユーザーインターフェースを作って、
アニメのキャラと動きのところも含めて、
なので私から見ると、
私もともとマクロメディアだったじゃないですか、
マクロメディアフラッシュとかディレクターの知りみたいな、
そういうのが今出てきたりとかしてて、
新しいこれからのインターフェースとか、
それがアニメ用とか今のブランドさんのゲーム用とか、
どんどんどんどん出てくるような感じを、
今のスキーで感じちゃいましたね。
フラッシュの場合だと、
アクションスクリプトとユーザーインターフェースで構成されたみたいな。
そう、でもアクションスクリプトめちゃめちゃ難しかったじゃないですか。
めちゃくちゃ。
ジャバスクリプトっぽいんだけどさ、
僕も書いてたわけよ。
でも癖があるじゃないですか、
アクションスクリプトならではのっていうのがなかなか、
もちろんそれでプロになる方もいるから、
中森隆吾さんとか高畑隆之さんとかもいましたけども、
これからはもしかしたらそこの部分をプロンプトというか、
もしかしたらプロンプトの先にある新しい、
本当にウィズビグになっていくとか。
そうなると思う。
ユーザーインターフェースを使った
ジェネレーションツールができてくると思うし、
もっと言うとそれが、
いわゆるエンジニアが今までコーディングしてたような
ソフトウェアの画面とかも、
そういうインターフェースで設計されていく時代になるから、
コーディングをゴリゴリ描く時代じゃなくなるかもね。
そうですよね。
そういうことを考えると、
さっきのヤコブ・ニルセンさんの話に戻ると、
めちゃめちゃAI時代にデザイナーさんたちがやることとか、
めちゃめちゃまだまだいっぱいあるなというふうに。
発明をしていけますよね。
そうそうそう。
新しいものをたくさんこれから。
そうなんですよ。
AIとデザインの関連性
だから、今までAIというところに対してデザインというところは、
あんまり私と繋がってなかったのが、
ヤコブ・ニルセンさんの話で、
まだまだいっぱい発明するところがあるなというふうに。
そうね。
思いましたね。
ツールを使う側もそうだし、
ツールをデザインする側の仕事もあるかもしれないし。
ね。
それはね、どこのポッドキャストでも、
どのくらい前かな、1年くらい前に、
AIで何がどうかあるかって話を3つ4つ僕が話したときに、
1つが、AIエージェントを活用したユーザーインターフェースの
UXデザインとか。
まさにですね。
そういうところもね。
まさにですね、そういうところですよね。
今まではボタンクリックとかタイプとかスマホ、
スクロールしていじってたのが、
AIエージェントがそのタスクをやってくれる前提での
アプリケーションのデザイン、ユーザーインターフェース設計、
エクスペリエンスの設計、サービスデザインみたいな。
ね。
必要になってきそうですよね。
まさにそういうところが。
でもそういう意味で言うと、例えばCSの中でも
エヨイレカパークのスタートアップエリアで
サンフランシスコのCoder、もしかしたらブランドさんが
ご存知かもしれないけど、Coderっていう
K-O-D-E-Rが出展してて、
まさにそれも新しいコーディングに対しての
アバターとか、
ウィズウィグみたいな感じでできるような形のものを作ってて。
本当に自分に使いやすい、
自分の役職に合わせた新しいインターフェースと
AIの掛け算みたいなのが出てくるのかななんて、
思いながら見てます。
確かにね。
サンフランシスコのAIイベント
僕がサンフランシスコで行っている
AIのイベント。
AIユーザーカンファレンス。
AIユーザーグループっていう。
AIを使っているユーザーグループが主催してるんだけど。
Facebookとかでみんなっていうか、
本当にフィジカルで。
リアルイベントです。
リアルイベントで、
うちのビートラックスオフィスから歩いて
10分くらいのところにあって。
行きたいな、行きたいな。
SFママの横でやってると。
毎週やってるんだけど、
週ごとにテーマが、
ユーザーのテーマが違って、
例えば、
AI Meetup for Designers っていうのもあれば、
Meetup for Engineers っていうのもあって、
あとMarketers っていうのもあって、
デザイナー向けのテーマの日と、
エンジニア向けのテーマの日と、
デザイナー向けのテーマの日があって、
それぞれの立場で使えそうな
AIスタートアップをショーケースする。
え、面白い。
面白いでしょ。
素晴らしい。
僕はだいたい、
For Designers と For Marketers っていう風に
行くことが多くて、
エンジニアのやつも行ったことあんの?
チンプカンプだもんね。
ちょっと難しいだけ。
深そう。
AIを使ってどうコーディングを
オプティマイズするかって話で、
GitHub のコパイロット機能とか、
GitHub の人が来て説明してくれたりとか。
すごい。面白そう。
だってGitHub もサンフランシスコだもん。
そうか。そうなんですね。
そう、GitHub も
うちのオフィスの隣のブロックにあるんだけど、
やっぱ環境が違うね。
環境がね。
そうなると、
素晴らしい。
インサイダー情報並みに新しい情報がどんどん
インパーソンイベントがあるさ。
そこにいるから、
そこで新しいAIのスタートアップのファウンダーと
仲良くなれるから、
素敵。
将来の大物とかに出会えばね。
そういう意味で言うと、
私がたまたま関わったのが、
3月のイベントで、
デザイナー向けのAIみたいなところを
ニール先生から教えてもらって、
わーと思ったけども、
そういうのはもう、
結構サンフランシスコの方では。
そう、
いや、
デザイン業界の変革
こういう言い方はあまりしたくないけど、
日本で結構ビッグディールだろうなっていうイベントっていうのは、
サンフランシスコだと、
もうデイリーで行われてる感じなわけよ。
例えばさ、
なるほど。
音楽が盛んな街だったらさ、
毎晩のようにバーで生バンドが演奏してるけどさ、
そのバンドが日本に来るとさ、
武道館とかだったりするじゃん。
確かに。
そういう感じに似てるなと思ってて。
素晴らしい。
でもやっぱり今、
サンフランシスコがAIでは、
アメリカの中でも。
そうね。
オープンAIがあるし、
そもそもがね。
でももちろんシリコンバレーになってくると、
Googleから、
メタからあるわけじゃん。
でもなんかそのスタートアップって意味だと、
サンフランシスコのなんかこう、
フィッシャーマンズワーフとか、
そこら辺のとこにいっぱいいるみたいなの、
気のせい?
フィッシャーマンズワーフには?
なんか海の方って意味。
海の方にすごく。
スタートアップ?
そう。
えっとですね。
フィッシャーマンズワーフにはもっと上の方か。
違う違う。
あれ違うか。
フィッシャーマンズワーフは一番上なんだけど。
あ、違った。
それの右下に行くと、
サウスビーチってエリアと、
ソーマってエリアがあるんですね。
うんうん。
そこがスタートアップが非常に多い。
失礼しました。
とんでもないです。
足利と一緒にオフって言ってる。
あそこは観光地なんで。
オフって言ってるから。
お台場にスタートアップがありません。
失礼しました。
ちょっと南に下ったところにある、
倉庫街がスタートアップ街で、
うちもそこに入ってて、
そこをもうちょっと南に行くと、
もう少し開けた地域があって、
そこにオープンAIが入ってたりします。
なるほど。
でもずっとそれをこう、
逆にブラウンドさんに今から聞きたくなるんですけど、
僕たちのAIユーザーグループで見ていて、
最近のホットトピックス、
デザインとかマーケティングとかエンジニアリングとかで、
変わってきてることとかってありますか?
いや、すごい実験的なプロダクトの紹介をしたりとか、
あと、フォーデザイナーズの時は、
現役のデザイナーがこういうのを使ってますみたいのがあって、
僕がね、いろいろ見た中で、
いくつか衝撃的なのがあって、
一つ、美大の先生をやってる現役デザイナーのおっさんがいたわけ。
で、そのブランディングとかを生業にしてる人たちで、
その人クリエイティブディレクターで、
下にアソシエートデザイナーがいて、
ディレクションを出してどんどんサンプル出させたのを、
これをもう、そのサンプル生成をAIに投げて、
そういう人がプレゼンしてたのは、
実際のクライアントプロジェクトで、
A社のブランドとB社のブランドがコラボしたら、
どういうプロダクトになるかっていうのを、
モックアップジェネレーションをAIにジェネレートさせるみたいな。
すげー。
それ仕組みも作っちゃってるわけですか?
既存のツールを使って、
それをやってくって、
そのプロセスとかも説明してくれて、
やっぱり、回数をこなして、
ファインチューン、ファインチューンしないと、
理想的なアウトプットは出てこないから、
すごい根気は必要だっていう話はしてて。
例えば、これは適当に言いますけど、
ナイキのブランドがあるじゃん。
ナイキがあって、
じゃあいいや、グリコのポッキーってあるじゃん。
面白そうだね。
それをコラボしたらどうなるかみたいな。
ナイキ×ポッキーみたいなのの、
ペンパイナッポーみたいな。
みたいな感じの、
それが服になったらどうなるか、
靴になったらどうなるか、
イベントやったらどんなベニューになるかとかを。
確かに。
そういうのできますもんね。
できるでしょ。
それを一人クリエイティブディレクターで、
一人デザイン会社で、
めちゃくちゃキャパが大きいプロダクションができる。
なぜならAIがアシスタントだからっていうのを見せてて。
わお。
インパクトありますね。
彼はアカデミブアートユニバースティっていう
サンフランシスコの美大で、
AIを使ったデザインの授業を教えてる。
おー。
なので、
マリコさんも美大出身で美大で教えてたりするじゃん。
もうアメリカはAIを使ってアートワークをするっていう
クラスがどんどん出てる。
なるほどね。
なので、
これから卒業する子たちはそれが実装されてるので、
あれやってたら余裕でできますよって言って、
AIカチャってやって。
でもあれなんですよ。
UI UXキャンプの中でも、
やっぱり現役のデザイナーの方々は不安視というか、
してる中でちょっと話、
ニールセンさんとまた別に深津貴之さんも登壇されたんですけど、
彼が言ったのが、
結局今ブラウンドさんが言ったみたいに、
これから今いるデザイナーさんが戦うべきは、
今のいるデザイナーだけじゃなくて、
次世代の本当にAIを武器にしながら戦う人と、
ちょっと面白かったのが、
今までのUIとかも結局ハンドクラフトみたいな形で表現してて、
結局ハンドクラフトのデジタルUIと、
AIによるデザインプロセスの変化
AIジェネレートのデジタルクリエイティブやるみたいなところの、
それぞれの味を出していく必要がある。
そうわかるわ。
ラーメン屋さんだったら、
全部出汁を昆布から何から、
味の素の人と、みたいな。
と、バーサス粉で味の素で。
でも美味しいよね。
美味しいよねっていう戦い。
ハンドクラフトにこだわる人々もいるだろうし、
やっぱりこれじゃないとダメだっていうのもいれば、
別に新しいものを使って、
同じ味出せりゃいいじゃんっていう。
それでどうなるかっていう、
時代の変化と。
でもそういうときに、
どうすればいいのかっていうときに、
これは深津さんがしたのが、
打席にいっぱい数をこなす。
先ほどのサンフランシスコアカデミーでしたっけ?
アートアカデミーの先生。
アカデミーアブアートですね。
大丈夫ですか?
大丈夫です。
手が間違えちゃったけど。
でもその先生もやっぱり、
数こなすっておっしゃったじゃないですか。
数こなすというものも、
AIがやってくれるからいいよねじゃなくて、
自分のファインチューニングとか、
自分の好みを入れるたびの、
打席数とか、
それを提案する数みたいなところも、
必要になってくるのかなみたいなところは、
数をこなすっていうところも、
大切なのかなと思いながら。
1、デザイナー視点でいうと、
これAIを活用したことあるデザイナーは、
多くは持っていると思うんだけど、
AIって便利にジェネレートしてくれるけど、
最後のディテールとか、
ファインチューンのところが、
どうしてもうまくいかないで、
自分で書いちゃった方が早いねってなる。
確かに。
そこのなんていうかな。
なるほどね。
ここのハードルが、
どう超えられるか超えられないかの世界。
やっぱりデザインって、
アテンションディテールっていうかさ、
細部とか重要じゃん。
80%、90%のクオリティまでは、
AIって出してくれるんだけど、
それってインターナルディスカッションで扱えるんだけど、
世の中に最終的に出るものとして、
映像でも画像でも、
AIで作ったもの、
それだけで出すっていうところに、
まだデザイナーとしては納得感はない?
デザイナーの役割と新しい仕事
いや、そうですよね。
結局最終的にフォトショップ立ち上げてとか、
トレースしたとか、
入れて作り直すとか。
それで考えると、
フォトショップみたいな、
デザインツールもAIを実装してるから、
ここピンポイントで、
ここをもうちょっとこうやってって言って、
変えてくれたりするじゃん、今。
めっちゃ楽。
私フォトショップ、
もともとアドビでなんですけど、
フォトショップ、もちろん便利だったんですけど、
最近毎日のように起動してて、
もう前よりも、
写真のレタッチとか、
思った通りに出せるようになってて。
それは結構あれでやってるの?
ジェネレティブAIツールを使ってやってるの?
フォトショップの中の、
そうですまさに。
あるよね。
ちょっとだけ欠損してる写真のところに。
補ってて。
そうそう。
めっちゃ便利だなって思っていて、
使ってますので。
だから、いわゆるオープンAIが生成してくれるもので、
いろんなラフを考えながら、
それでフォトショップで落とし込むみたいな感じの、
ワークフローが楽だなっていうのは。
スピードはめちゃくちゃ速くなるよね。
ね。
私はプロのデザイナーってわけではないので、
本当にデザイナーに渡すためとか、
こういうイメージでいきたいみたいなところの時には、
もう十分それで。
今まで、
これは言葉あれかもしれないけど、
外のデザイナーさんに発注してる分は、
全部自分でできるところまで結構きてるかなっていうのは。
そう。それで言うとさ、
この議論だと、
じゃあどの仕事がAIになってんのかっていう話になるんだけどさ、
僕はもう前から言ってんだけど、
絵描きさんは結構AIでできちゃうよね。
イラストレーションとか。
確かに。
そうですね。
そうですね。
そうですね。
ある程度のイラストレーションみたいなものっていうのは、
AIに描かせられるようになっちゃってるから、
日本って結構デザイナーっていう肩書きなんだけど、
仕事の多くがイラストとかキャラクターを描くみたいな方々って
いらっしゃるじゃないですか。
パッケージのデザインから何か。
でもあれをAIジェネレートに、
AIが一番得意なんだよね、あの辺も。
確かに。
ジェネレーションがね。
そうですね。
実社会に存在してないキャラクターをジェネレートするのってAI得意で、
実社会にあるものをそのまま表現するのって結構苦手じゃん。
文字とかさ、看板とかさ。
確かに。ちょっと違和感感じますもんね。
違和感感じるじゃん。
もともと実社会にないものっていうのは、
人間の目で見ても違和感はないのは、
うん。
キャラとかそっちの方ですよね。
実社会にないからさ。
あれはAIが得意なんで、
そこはもう、
AIに振った方がいいんじゃないのって僕は思ってるから。
でもそうですね、
私もちょっとさっき自分の発言に訂正入れると、
デザイナーというか、
本当のデザイナー、うまく言えないな、
コンポーネント作るところとかはっていうところです。
パーツね。
そう、パーツのところを今までお願いしたところは、
もう自分でやって、
最終的な本当にデザインとして、
私、今度はやっぱりプロのデザイナーさんにお願いするみたいな。
ちなみにあれですよ。
参考までに言うと、
そういうコンポーネントを作ったりする人たちっていうのは、
英語で言うところの、
プロダクションアーティストって言ってますよね。
うーん。
プロダクションアーティストっていう肩書なんですよ。
なるほど。
プロダクションって制作じゃないですか。
制作だけをやってるアーティスト。
プロダクションアーティストはもう滅びるんですよね。
と言われてますね。
なるほど。
言われたことだけを作る仕事は無くなる。
なるほどね。
確かに、でもプロダクションアーティストって言い方あんまり日本でしないですね。
ね、知らないでしょ。
ね。
日本は何でもかんでもデザイナーって呼んじゃってるから、
だからそっか。
ややこしいんだよね。
確かに。
あー、なるほど。
だからデザイナーさんの中でも、
私の仕事無くなるかもみたいな形の、
切り分けていくと、
実はこの部分は置き換わるかもみたいな形になってきますよね。
そうなんです。
増える役割も多いし、
無くなるもちろんあるんだけど、
プラマイですると多分増えることが多いと思うんだよね。
ね、さっきの一番最初の話で、
いろんな発明していかなきゃいけないところがありますもんね。
新しいテクノロジーが出ると、
必ず職種は増えますからね。
うんうん。
減る仕事よりも増える仕事が絶対多いんで。
ほんとですよね。
だからさ、哲学的なことで言うとさ、
もうさ、何百年も前からさ、
テクノロジーが発達すると、
全てが効率よくなって楽になるんで、
人間の仕事をする時間が減らせると思って、
また希望を持って新しい発明をするんだけど、
なぜか増えてるんだよね。
どんどん、確かにそうですよね。
どんどん仕事が増えていってる。
だってさ、メールがない時代とかさ、
スマホがない時代っていうのは、
もう数十年前にあったわけじゃん。
その時の人たちからすると、
夢のツールじゃん、インターネットも含め。
なのに、
そこにいろんな仕事ができてますもんね。
仕事が減ってないんだよね。
不思議なものだよね。
コミュニケーションの重要性
テスターみたいな役職の方もいれば、
UIデザイナーとかそういうのも増えてたりとか。
なので、デザイナー、
僕はAIの発展で一番期待値っていうか、
未来に希望が増えるのはデザイナー職だと思ってます。
何の職業よりも。
影響もあるけど、
ポジティブ影響の方が大きい職種だなと思うので、
デザイナーと営業職は、
結構これから人数が上がりそう。
人と接する仕事じゃん。
おっしゃる通り。
デザイナーって聞いてる人とか、
イメージ的にずっと作ってることを考える人も多いけど、
デザイナーの仕事の3分の2になって、
ユーザーリサーチとかもしてるんだね。
ユーザーリサーチとクライアントコミュニケーションとプレゼンテーションじゃん。
この3つで70%が仕事じゃん。
確かに。
残りの30%だけでゴリゴリ作ったりとか、
作ってもらったりとか。
残りの30%はある程度AIを使うってなると、
デザイナーに残された役割の多くが、
ヒューマンコミュニケーション、ヒューマンインタラクションじゃん。
本当だ。
そうそう。
そういう仕事はより増えるよね。
確かにそうっすね。
まさにそこは人間のコミュニケーションが増えるとか、
AIにできないところみたいなところに言われてる中で、
それは確かにデザイナーの仕事っていう形で置き換えている。
だけど、コミュニケーションじゃダメなんだよね。
これからの時代。
AIがあるからといって、デザイナーだからといって、
これで人と接しなくてよくなるなと思ったら大間違い。
デザイン業界の変革
なるほど。
むしろ人と接することが価値になるから。
そういう意味だと今までのデザイナー像とも変わってきますね。
ずっとオフィスの中で作り続けてる人じゃなくてってことですよね。
なるほど。
リーダーシップとか、雑学とかトーク力とか、
いわゆる僕が作るんですね。
ブラントンさん、これからの時代のデザイナーになるじゃないですか。
すげー。
それを目指して。
でもいいですね。
なので、マルティ・ディスポーニーって言われる、
異なるエリアとか業界の知識と、
あとは興味と、あとは人間的コネクションみたいなものがあります。
地の探索とか越境とか言われるところですよね。
そういう言い方するんだ、日本語で。真面目ですね。
真面目、いやいや。
そこなので、デザイナーだからと言ってデザインだけ知ってるのじゃ足りないし、
さまざまにいろんな業界のことの造形を深めたりとか、
僕なんか、旅に行くとかもすごい重要だと思ってる。
AIでは得られないからさ。
確かに。
その辺の。
ブラントンさん、最近行ったとこ、どこがお気に入りですか。
僕は去年の暮れに、バルセロナに。
仕事でね。
素敵。
結構オフの日があったから、徒歩でいろいろ建築見たりとかしてよかったし、
来月はポルトガルのリスボンに。
なんかいいですね。
いいでしょ。
なんかヨーロッパのとても気候のいいところに。
そうそうそうそう。
それはウェブサミットとか、そうか、カンファレンスとかそういうわけですか。
ウェブサミットに実は僕登壇したことがございまして。
なんかその印象がありますよね。
その時にリスボンすごく気に入ったんですよ。
それで、その話もしてたんだけど、僕の母親が前からリスボン行きたいって言ってたんで、一緒に行くっていう。
めっちゃいいっすね。
親孝行でもあり、第三の故郷を見つけにみたいな感じの。
ただリスボンってすごくて、サンフランシスコそっくりなの。
そうなんですね。
坂があって、ケーブルが走ってて、赤い橋が架かってるんですよ。
マジで?
その赤い橋って写真、後で見たらびっくりするぐらいにゴールデンゲートブリッジそっくりなのよ。
そうなんだ。しかも魚介も美味しくて。
そう。
船、港があって、魚介があって。
でもあちらの方がヨッポトスで歴史はあるので、もっと奥深い草原な感じはするんだけど。
でも街の設計超似てて。
サンフランシスコのお兄さんみたいな感じで。
そうね。
なのですごく居心地が良いんです。
行ったことないから。
超おすすめ。
でもおっしゃる通りAIじゃ絶対旅できなくて、あとGoogleマップじゃ絶対見るだけじゃ感じられない。
空気感と、そこにいる人たちとのインタラクションとか。
あとはアドリブでポッと入った場所、店とか。
僕スーパーマーケットとか行くの好きなんだよ、ローカルの。
例えばスペインのマドリッド行ったら、スーパーマーケットで豚が一匹吊るされてるとか。
ワイルド。
イベリコブターなんだけど。
やべー。
イベリコブター丸まんま売ってたりする。
だって高いからスライスでしか見たことないかもしれない。
あれぶら下がってるんだよね。
一匹っていうか肉の塊がね。
そういう驚きがさ。
AIだと、ルイスというのは日本語で言うとプレディクションだから予想されたものしか出せないけど、
予想外なものの発見とか見えるものとか体験できることっていうのは人間の生身でしかできないから、
なるべく普段いないところに行くっていうのはめちゃくちゃ価値あるよね。
でもあれですよね、実際に行った方の、やっぱりブランドさんの今の話聞いてると、
テキストとかGoogleマップとかAIがサジェスチョンしてくれるのと絶対的に違う熱量というか、
興味が湧くから、そういうところのやっぱりいろんな地の探索をして、
それをデザインに落とし込むとか、それをコミュニケーションのツールにするみたいなのが大切になるような感じがしますね。
旅行と読書の重要性
そうです。デザイナーこそいろんな体験した方がいいと思うし、
僕はその中でさっき言った旅行ともう一個、意外と地味だけど、
普遍的にAI時代になればなるほど重要になることがあるなと思ってて。
何ですか、それ。
読書。意外と読書って、なんていうのかな、
AIがカバーしきれてない世界観に出会えたりするんですよね。
それは小説とかも含めて。
小説とかも含めて。いろんな本ってあるじゃん。
確かに。
ああいうのって、やっぱり。
まだ全部データマイニングされてないものありますよね。
されてたとしても、サマライズされちゃってるから。
確かに。
なんかね、ちょっと違うんだよね。その感動みたいなものが。
そこを生身の人間が旅に出るっていうのと本を読むっていうのは、
デザイナーとしてはプレゼンテーションするときの説得力にもなるし、
確かに。自分が言ったとか。
ストーリーテーリングだからね、プレゼンテーションは。
なので、インプットアウトプットっていう面でいうと、旅行と読書はちょうどいいなと。
さすが。
さすが。
ちょっとこれ、私もう一回聞き直してメモメモしますよ。
さすがだ。さすがこれからの時代のデザイナーオブデザイナー。
っていう感じで、マリコさんと何時間でも話すんだけど、
この辺で尺がいい感じになってきたんで。
次回は是非フィッシャーマンズワーフでお願いします。
後ろにアオーって。
私がさっき間違えちゃったんだ。
ノイズが。
そうそう。アオーって。
でもサンフランシスコもまた来てくださいよ。
そうですね。
うちのオフィス。
行きたい行きたい。
ぜひぜひ。
コロナで一瞬サンフランシスコがゾンビタウンになったっていうところから。
復活してきてる。
ですよね。
復活してきてる。市長も変わりまして。
そっか。
大臣も変わりましたけど、市長も変わりまして。
了解でございます。
よくなってるし。
また遊びに行きたい。
仕事でできるといいですよね。
ね。
ほんとですね。
サンフランシスコの方で。
ちょっとさっきのおっしゃってたAIユーザーグループとかも見に行きたいので。
仕事作って。
そこでピザも出ますから。
最高じゃないですか。
ぜひぜひ来てください。
ありがとうございます。
では以上になります。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
また。
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最後までお聞きいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。