自責志向の影響
おはようございます。ライフバランス×タスク管理コーチのしろうずあつしです。この放送は、コーチ歴20年の僕が、行動科学やコーチング、そしてライフバランスやタスク管理について、仕事も生活も大切にしたい、あなたに向けてお届けする番組です。
はい、土曜日になりました。土曜日はですね、僕の近況というかね、今週ちょっと考えたこととか、思ったこととかを、まあ割とお話しようかなというふうに思うんですけど、今週ね、ちょっとXにこういうポストをしたんですけど、ちょっと読み上げますね。
自責志向って本当に気をつけないといけなくて、何でもかんでも自分に問題があるとか思う必要ないですよ。それ極端な世界経営ですからね。うまくいかない原因のかなりの部分は、組織とか会社とか世の中にある。自分だけが変わってもどうしようもない。その上でそこを何とかするため主体的にできる限り積極的に関わりましょうね。というのが健全。
というのがこのXのポストですね。
僕はですね、このね、世の中で誠しやかに言われていることで、でも自分としてはこれ絶対違うだろうって思っていることの一つに、全部自分が悪いっていうふうに自責志向で考えるっていうのって、僕考えちゃいけないなと思うんですよ。
それはなんでかっていうと、自分が悪いっていうふうに考えれば自分が改善すれば自分が良くなれば全部良くなるっていうふうな考えにつながるんですけど、それっていわゆる典型的な世界経なわけじゃないですか。
世界系ってよくわかんない人に簡単に世界系を説明すると、要は世界は自分が何か変わるか変わらないかによって全て変わるみたいな、そういうアニメみたいなものがあるわけですよね。
よくある設定としては、世の中を救う戦闘少女みたいな人がいて、その女の子はめちゃくちゃスーパー女子高生みたいな感じで、めちゃくちゃ可愛くて、でもすごい強くて、世の中の悪と戦ってるみたいな女の子がいるわけですよ。
で、なぜかその子が自分のことを好きで、自分がその子を機嫌よくしてると世界は救われるし、自分がその女の子に詰めたくしたらその女の子が機嫌悪くなって悪党を戦わないみたいなことになるとかね。要は自分の最良で世界が変わるよっていうのがいわゆる世界系っていう話なわけですよ。
そういうのが今でも流行ってるのかどうかわかんないですけどね。それの影響なのかどうかわかんないですけど、自分が変われば世の中が変わるんだっていうふうなことっていうのは、僕はそれ全然違うと思ってて。
例えばね、あなたが何かしらうまくいってないことがあったとするじゃないですか。それはあなたが問題じゃなくて、ほぼ世の中とかね、組織とか会社とか親とかが悪くて、そうなんですよ。そっちに原因があるんですよ。
実際その証拠に、もしあなたが全く今まで努力をせずに、しかも大して能力もなくても世の中がすごい良くて、入った会社がすごく良くて、あるいは組織がすごく良い組織で、親とかが有力者でみたいなことがあればですね、いろんなことがうまくいくわけですよ。
だから自分が原因ではなくてね、ほとんど自分の外側が原因っていうのがほとんどなんです。それは実際にやっぱり正しい。
もうちょっと大きな話をすると、例えば僕は、これを聞いている人はほとんどそうだと思うんですけど、現代の日本に生まれたっていうだけで、めちゃくちゃ勝ち組なわけですよ。植えて死んでしまうとか、病気になっても病院に行けないとかいうふうなことが、普通の人ではなかなかそういうことないわけで。
でもこれが例えば江戸時代とかだったらそういうことになってしまうし、今でもね、戦争をやっている国とかだったらそういうことって起こらないわけですよ。つまりそれは僕やあなたが努力したから、現代の日本という国に生まれたわけではなくて、そういうことになったので、今その良さっていうのを享受することができているわけです。
ただ、自責気で考えるっていうのはいくつかちょっとメリットはあるんですよ。一つは自責気で考える。つまりこれ自分が悪いっていうふうに考えるとすると、自分がどういう行動を取ったらいいかっていうアイディアは確かに浮かぶんですよね。
ただしそのアイディアもそれが正しいかどうかわからないんです。つまり自責気で考えるっていうふうなことをすると、そうか自分が悪いっていうふうに考えれば自分の能力のどこかを改善すればもっと良くなるというふうなことが思いつくわけですよ。
例えば自分のビジネスがうまくいかないと。その理由は何だと。あ、そうか。英語が話せないからだと。英語が話せるようになれば、あるいは英語が使えるようになれば海外でも取引ができるようになると。そしたらもっと伸びるんじゃないか。
それはそうかもしれないですけど、でも原因はそこじゃなくて、あなたが扱っている商品とかあなたが扱っているサービスっていうのがそもそも今の時代にマッチしてないのかもしれない。だから対してそれは日本で売ろうが海外で売ろうがあんまり売れないものかもしれないですよ。
ただでもアイディアとして外国語を勉強しよう英語を勉強しようとかいうふうな話っていうのは出てくるんで、どういう行動したらいいかなと思った時にまず自責で考えるっていうそういうスタンスを取るっていうのは悪くない考えじゃないかなというふうには思います。
あと自責で考えるっていうふうにすると世の中に対してあんまり文句言わないというふうなメリットはありますよね。だから本来は僕は世の中とか組織とかが悪いというのが実際の事実だというふうに僕は思ってるんで。
だけどそのじゃあ政治が悪いんだ生まれた時が悪かったとか言ってて人のせいにしてしまってても何にもならないわけですよ。それはダメなわけですよ。まあダメっていうか別に人のせいにしてもいいんですけどそこから何にも変わりませんから変わらないことを受け入れるしかないんです。
環境を変える重要性
じゃあどうしたらいいのかっていうふうなことなんですけどこれ答えは明白で自分を取り巻く環境を全力で変えるべきなんです。
よく間違えるのは例えば会社とか組織の中で自分のスキルとか能力を上げようっていうふうに考えてそしてそれで会社の中で良いポジションを取ろうとかあるいは出世しようとかね。
自分が思うような仕事ができるようなポストに就こうっていうふうに考えたりする人がいるんですけどこれ明白な間違いなんですよ。会社ではそこのポストなりあるいは仕事を振るときに能力のある人スキルがある人を配置するのではなくてそこに配置した方がいいなというふうにそこに配置する権限のある人が思うかどうかで決まるんですよ。
身も負担もないんですけどね。だから能力を上げるよりも評判を上げた方が早いんです。これは一応会社の中っていうふうなこと言いましたけどこれあまねく世の中とかあるいは組織とかコミュニティとかそういうふうなことで評判を上げるっていうのはすごく重要で評判を上げるためには能力も必要になるんですけど
だからお世辞を言ったりとかそういうことじゃなくてみんなが困っていることを積極的に改善するとか、困っている人を助けてあげるとかそういうふうなことをやってあげるとすごくその組織とかそのコミュニティとかですごく有用な人として認識されるっていうのがあるんですね。
あとは付き合う人を変えるとかですね。
今までの友人を切るとかそういうことじゃなくて新しい人と積極的に付き合うようにするとか、自分よりすごく年上の人とも話をしてみる。あるいは自分よりずっと若い人と話をしてみるとかね。
そういうふうに付き合う人をちょっと自分の属性と違う人と話をしてみる。
それちょっとすごく最初はストレスかかったりするんですけど、でもそういう努力をしてみるとそうか、こういうふうな自分は強みがあるんだというのが分かったりとかね。
それでそこの中で評判を上げてみたりとかいうふうなことっていうのはすごくいいことなんじゃないかなと思います。
というかね、何が問題なのかって思ったときに、全部自分の外側に問題があるっていうふうにまずは考えたほうがいいです。
本当にそっちにあるかどうかは別としてですよ。とにかく自分の外に問題があるんだと。
で、その上でじゃあどうしたらいいか。つまり外側、環境、自分を取り巻く環境っていうのはどうやったらそれが変わるのかっていうふうに考えます。
そしたら、その外側とか環境を変えるために自分の何を変えたらいいのか。
自分のどこの能力とかスキルとかを伸ばしたらいいのかっていうふうなね、そういう順番で努力する順番を考えたらいいと思います。
まず最初に努力しようとか、まず最初に自分を変えようっていうふうに考える、こういう順番で考えてはまずいです。
下手するとね、すごく努力して自分は変わったんだけど、でも結局周りは何も変わらなかった、なんていうふうなことはね、よく起こりますからね。
まず最初、その順番で、まず最初、外側、環境の何を変えたらいいか考える。
社会的生き物としての人間
何を変えたらいいか考える。
そしてそれを変えるためには自分はどう振る舞ったらいいのか、どこを変化させたらいいのか、どこのスキルを伸ばしたらいいのか、みたいなね、そういうふうに考えたらいいと思います。
人はね、社会的な生き物、環境に順応する生き物ですからね、そこをね、まず抑えるべきだというふうに思います。
はい、今日はですね、環境を変えましょう、そのタイトルでいいかな。
今日は環境を変えましょうって話でした。いかがだったでしょうか。
さて、僕は週3回、月曜日に配信のメモが書いています。
こちらではもっと深くて濃いけど分かりやすい話をしています。
登録はもちろん無料ですので、ぜひプロフィール欄からご登録ください。
はい、本日は以上です。最後まで聞いてくださってありがとうございます。
お相手は白鶴厚次でした。では、いってらっしゃい。