自責志向の問題
おはようございます。ライフバランスかけるタスク管理コーチのしろうずあつしです。この放送は、コーチ歴20年の僕が、行動科学やコーチング、そしてライフバランスやタスク管理について、仕事も生活も大切にしたい、あなたに向けてお届けする番組です。
はい、土曜日なんでね、土曜日はね、特に台本も書かずに、近況とか、今週思ったことをね、フリーでお話ししようかなと思ってるんですけども、
フリーで話すと言ってもですね、今週どんなことがあったかなと、ちょっと振り返ってたんですけど、さっきね。
今週というか、今週もというべきか、やっぱりその世の中でね、最もらしい誰も疑っていないことっていうのがあるわけですよ。
で、そのおかげで、なんかこううまくいってないっていう風なことがあったりするんですよ。
例えばね、よく言われるこの自責志向みたいなのがあって、何があったとしてもそれ自分が悪いんだという風に考えて、
そしてそれを自分を改善することでね、自分を変えることでね、世の中を変えていこう、自分を変えることでうまくいってないことがうまくいくでしょうみたいな考え方ってあるじゃないですか。
いわゆる自責志向みたいなね。で、それ一般的に正しいみたいに言われてるんですけど、自責志向をやっててとても苦しくて、なかなかうまくいってないんです、そういう場合どうしたらいいんですかみたいな相談があったとするじゃないですか。
それに似たようなことって実際にあったんですけど、要するに僕の答えとしては、うまくいってないならその答えはやめた方がいいですよっていうのが僕の答えなんですよ。
基本的に例えば自責志向みたいなものって、ほとんどそれは間違いだという風なことは明白で、ロシアとウクライナが戦争してるみたいなことってそれは自分の責任だ、僕の責任だみたいなこと言われても、明白に僕の責任じゃないじゃないですか。
0.何%くらいは僕の責任があるかもしれないですけど、でも一番の原因は全然別のところにあるわけで、そのおかげで石油が高くなって、原材料が高くなって、ひいては米が高くなってるみたいな、そういう風なことっていうのはあるわけですけど、
でもそれを自責志向で考えたら解決できるか、僕が何かやれば解決できるか、反対運動とかやれば少しは効果あるかな、まあいいや、効果あるかもしれないけど、要するに現実的にあんまり自責志向で考えたとしてもそういう問題ってあまり意味がない。
まあ解決にならないっていう話ですよね。だから解決にならないのでどうしたらいいですかと。ロシアとウクライナが戦ってる紛争を自責志向で考えたんだけど一向に良くならないと。どうしたらいいんですかって言っても、まあそれ一言聞いただけでそれはおかしいでしょっていうのは誰でもわかることですよね。
だけどね、自責志向で考えるっていうことが正しいっていう風に設定してしまってたらね、そういう風に考えてしまいがちなんですよ。
今のは極端な例なんですけど、例えば職場の誰々さんと仲が悪いと。それはあなたに問題があるんだ、つまり自分に問題があるんだっていう風に考えて、そして自分が変わったら関係性が良くなるか。良くなることもあるかもしれません。
でも良くならない。そしたらどうしたらいいですかって言うと、その方法じゃ無理ですよっていうことがわかったって言ったらそれだけのことなんですよ。だから自責志向でうまくいくにはどうしたらいいですかっていう風なことで、いや自責志向でうまくいかないんだから違う方法取るしかないでしょうねっていうのが僕の答えなんですよね。
つまり自責志向っていう風なことがいつでも必ず正しいわけではないんだけど、それが正しいという前提のもとに考えてるんで、いろんなことがしんどくなってる。だからそういうことってやっぱりあると思うんですよ。
僕はコード科学みたいなものっていうのをすごく専門にしてるんですけど、コード科学って必ずしもうまくいくわけではないし、必ずうまくいくって言ってる人は誰もいないんですよ。
だけど、僕がコード科学っていう話をすると、コード科学ってあんまり知られてないんで、あれなんですけど、たまにコード科学ってこういうところがダメですよね、だからこれってうまくいきませんよねっていう人がいるんですけど、そんなこと言ったら全ての世の中の方法って例外的にうまくいかないことっていっぱいあるわけで、全部そうしたらどの方法もダメじゃんみたいな話になるわけですよ。
つまり、何かうまくいかないというふうなことがあれば、別に方法を変えればいいだけであって、何か自分を変えないといけないとか、本に真から変えないといけないとかいうふうなことっていうのはあんまり考えないほうがいいと思ってるんですね。
思考の柔軟性
で、うまくいってる人がいて、この方法がいいよというふうに主張してる人がいてですよ。で、その人がそれでうまくいってれば別にそれでいいわけですよ。他人がね、とにかくその方法は実はこういうデメリットがあってね、それ分かってやってますかとかいうふうなことって言う必要はないんですね。うまくいってればそれでいいんです。
でも大抵の場合は、今言った最もらしい話に、その呪縛のおかげで何かうまくいってないというケースってすごくあるんですよね。
企業研修なんかやってても、よく目から鱗でしたみたいな話っていうのはよく聞くんですけど、目から鱗っていうふうに言ってるのは、本人たち、あるいはその会社だったりその組織だったりっていうのが、これが当たり前だっていうふうに思ってるんだけど、それもね、気がつかないうちにね。
で、その当たり前だっていうところって実は変えてもいいんですよとか、その当たり前だっていうところを実は別の方法でもいいんですよ、別の考えでもいいんですよっていうふうに言うと、ああそうか、確かに言われてみればそうだよなっていうふうなことってあるわけですよ。
だから、もしね、あなたが何か本当に、もしかしてどうしようもない問題だったりとかね、どうしようもない悩みとかいうふうなのを抱えていたとしたらですよ、まずね、やっぱり前提を疑ってみるっていうふうなことは重要なんじゃないかなと思うんです。
うまくいってないっていうことは大抵は、これは変えられないじゃないですか、これはできないじゃないですか、これって普通こうじゃないですか、これって当たり前じゃないですかみたいなことをもう一回疑ってみると、当たり前って言ってるけど本当にそうなのかっていうふうなことっていうのはあるんで。
そこを疑ってみると、実はね、そこに固執する必要はないっていうふうなことがあるんじゃないかなと僕は思います。
今週ね、そういうふうなことばっかりでした。
なんかこう、例えば自分が本当にやりたいことって何なんだみたいなことを考えて、自分のやりたいことっていうのはこれなんだっていうふうに思うんだけど、
でもそれって言ってみたら、自分が小さい頃から今の今まで育ってきた環境とかによって、これが自分が好きなんだっていうふうなことになってしまってるだけなのかもしれないですよ。
だから逆に言うと、今すぐね、例えば海外のね、全然違う環境とかに行って、例えば今普通に日本の都市で暮らしてる、東京で暮らしてると。
だから自分が本当にやりたい仕事っていうのはこういうことなんだっていうふうに思うんだけれども、一気にね、例えばインドかどっかに行って、別のインドで何か現地の人と仕事をするみたいなことになると、東京での仕事の仕方と全く違うことをやらないといけないわけですよ。
つまり全然常識が違うわけですよね。そうすると東京でやりたいなと思ってたことと、インドに行ってみたらやりたいなと思ってたことって多分全然違うものになるはずなんですよ。
そう思うと自分が本当にやりたいことなんだって思ってるのは、今あなたが今の今まで育ってきて、生きてきて、その環境にいて、だからそれが欲しいとかそれをやりたいっていうふうに思ってるだけのことで、
それがどうしてもできないんだっていうふうなことであれば、じゃあ別のところに行ってみたら多分やりたいことっていうのは違うことになりますよっていうことですね。
いや別のところに行ったらいいって話じゃないですよ。要は所詮そういうものなんで、そんなに悩む必要はない。どうしても欲しいんだったら違うところに行ってみるとか、違う人たちと付き合ってみるとか、
そうしたらまた違うものが欲しくなるとか、あるいは今まで欲しいと思ってたものが実はそんなにそこに固執するものじゃなかったなというふうなことがあるんじゃないかなと思います。今週はそんなことばっかりの一週間でした。
考え方の変化
ということで、今週皆様お疲れ様でした。今日はですね、その考えに固執することはないって話でした。いかがだったでしょうか。
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本日は以上です。最後まで聞いてくださってありがとうございます。お相手は白鶴敦史でした。では、いってらっしゃい。