過去の意味を変える
おはようございます。ライフバランス×タスク管理コーチのしろうずあつしです。この放送は、コーチ歴21年の僕が、行動科学やコーチング、そしてライフバランスやタスク管理について、仕事も生活も大切にしたい、あなたに向けてお届けする番組です。
はい、他人と過去は変えられないっていう風なね、話ってよくあるじゃないですか。言われますよね、他人と過去は変えられないと。
でもね、僕はね、そう思ってないんですよ。過去にね、起こった事実は確かに変えられないんですけど、例えばね、受験に失敗したとしても、後でその経験が生きるとかいうことってあるわけじゃないですか。後々ね。
だから受験に失敗したっていう事実は変えられないんだけども、その時はもう完全にもう世の中終わった、もう自分の人生終わりだみたいに思ってたんだけど、後々その経験が生きて、あれもね、結構いい経験だったかもしれないみたいに思うと、過去の意味っていうのは現在とか未来の行動で変えることができるっていう風に思うんですよ。
同じようにね、僕はね、他人が変えられないとは思わないんです。むしろね、変えるのが一番難しいのは自分じゃないかなっていう風に思うんですよね。他人が変えられないっていうのは多分、自分の都合のいいように他人を変えることができないっていう風なことだと思うんです。
そりゃそうで、自分に都合よく他人が変わるわけはないですよね。それができるって言ってるわけじゃなくて、例えば自分が相手に話をする、提案をすると、何かね。そした時にそれはもちろん、例えば、僕もあなたも両方とも得をすると。しかし、なぜかあなたが考えを変えなくて困るみたいなことってあると思うんですよ。
つまり、相手を都合のいいように変えることはできないんだけども、相手がなんだか自分にとって不利な判断をわざとしている。
相手が感情的なことを理由に、なんだか良くない判断のようなことをしている相手を、ちゃんと論理的な判断ができるようにっていう風にしていくことは僕はできると思うんですよ。
つまり、感情的に判断をしている相手をもう少し冷静にさせて、論理的に判断してもらうっていうことはね、僕はこれができるんじゃないかなと思うんです。もちろんね、いつもできるわけじゃないけど、できやすくする方法はあるんですよ。
相手は意味なくこだわっていたりとか思い込んでいたりすることってすごくあって、そういうブレーキを外すっていうことは僕はできると思ってるんです。もしかすると、相手があなたの話を聞かないのは、あなたの理屈が間違っているということではなくて、相手の頭にブレーキがかかっているかもしれないわけです。
これね、心理的リアクタンスっていうもので、ジャック・ブレイムっていうアメリカの心理学者の人が、だいぶ前ですよね、1966年とかに提唱したものなんですけど、一般的に自分の自由を奪われそうになると無意識に抵抗するって言われてるんですよ。
つまり命令されたりとか、やろうと思った時にこれをやりなさいって言われた時とかね。子供の頃とかね、僕もよくあったんですけど、今、片付けようかな、どうしようかなって、よし、これが終わったら片付けようかなと思ってた時に、早く片付けなさいみたいなことを言われると片付ける気がなくなるみたいなね。
だから無意識に抵抗したくなる。
だからどんなに正しい話でも、説得されそうとかね、指示されてるって思うと、無意識に反対したくなるわけですよ。
そういうのがね、心理的リアクタンスって言うんですけど、だから最初に考えないといけないのは、あなたが、あなたの話のね、正しさっていうのを強く主張することではなくて、相手のブレーキが外れてるかどうか。
まずね、相手のブレーキを外さないといけないです。
で、僕はね、これが最初に分かってないと他人は変えられないなっていう風に思ってしまうと思うんですよ。
相手の感情を理解する
だからね、他人っていうのはもう変えられないんだなっていう風にすぐに諦めるのではなくてね、まずは相手のブレーキの存在を認めて、そのブレーキを外す手伝いをする必要があると思うんです。
だからね、ブレーキってね、誰でも無意識にあるものだっていう、そういう前提だっていう風に考えると僕はいいんじゃないかなと思うんですね。
だから、まずはブレーキを外す手伝いをしようという風なスタンスから入る。
具体的に言うとね、まずは相手の話を聞いて感情を理解することだと思うんです。感情。
よくね、相手の話を聞くって言った時に、これ本当にね、僕コーチング研修とかやっててよくあるんですけど、相手の話の内容ばっかり一生懸命聞いてる人がいるんですよ。
相手の話の論理展開とかね、相手の話の意味とかを理解しようっていう風なことばっかり考えてて、
その後、相手は今こういう風にお話ししましたけど、どういう気持ちだったと思いますかっていう風に、僕はそういう風に聞いてる方に聞いたら、
いや、そういうことは全然わかりません。とか、
いや、そんなこと考えもしませんでした。みたいなことを言ってるわけですよ。
相手の話を聞いて感情を理解するということがまず最初に来るんですよ。
だいたいね、相手の話って思理滅裂なんですよ。
特に何かこう強く主張したいこととかね、強く何かこう出来事があった時って、もうなんか思理滅裂なんですけど、
誰でもね。だから、なるほど、あなたはこういう風に感じてるんですねと。
それは当然のことですよと。無理もありませんという風な、
そういう共感とかね、理解みたいなものを伝えないとブレーキを外す準備さえできない。
だから、話の内容じゃなくてね、やっぱ感情とかね、気持ちとかね、思いとかをまず理解するところからやるといいんじゃないかなという風に思いますね。
まず、相手のこと、他人は変えられないってすぐに諦める前に、ブレーキがちゃんとあるよと。
その存在を認めて、そのブレーキを外す手伝いからやっていこうという風に考えるといいんじゃないかと思います。
そのためにはね、相手の話を聞いて感情を理解する、気持ちを理解するということがね、そこから始めるといいんじゃないかなという風に思いますね。
はい、続きはね、またね、次回にもね、ちょっとお話ししたいなという風に思います。
はい、今日はですね、過去も他人も変えられるって話でした。いかがだったでしょうか。
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はい、本日は以上です。最後まで聞いてくださってありがとうございます。
お相手は白鶴敦史でした。では、いってらっしゃい。