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2023-04-14 44:53

SBCast.#92 IT業界のジェンダーギャップを解消します(sister だむはさん)

今回は、IT業界を目指している。または、すでにIT業界で働いている女性のためのコミュニティ。sisterを作り、運営する、だむはさんに活動の内容や思いを伺いました。
シスターのコミュニティ活動
だむは
IT業界のジェンダーギャップを解消します。
IT業界のジェンダーギャップを解消するということは、
日本のもっと進化にもつながるというところの
大きい意味も含んでいる。
高見知英
NPO法人、街づくりエージェント、
サイドビーチシティのポッドキャスト番組、
SBキャストです。
この番組は、様々なステージで地域活動、
コミュニティー活動をされている皆様の活動を紹介、
活動のきっかけや思いを伺うポッドキャスト番組です。
進行を務めますのは、私、フリーランスとして
プログラミング、アプリ開発、講師、書籍出版などを行いながら、
このNPOの自治を務める高道英です。
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは今回のゲストは、
シスター、ダムハさんにお越しいただきました。
ダムハさん、どうぞよろしくお願いいたします。
だむは
よろしくお願いいたします。
高見知英
よろしくお願いいたします。
それではまず簡単ではございますが、
自己紹介をお願いできますでしょうか。
だむは
私、ビーグラス株式会社代表をやっているダムハと申します。
今回シスターのコミュニティの活動について
お話しさせていただけるということで、
シスターの個人開発者でもあり、運営もしております。
私自身は新卒文系からエンジニアになりまして、
8年ぐらいずっとIT業界にいます。
IT業界で女性が少ないということに気づいて、
女性向けのロールモデルと出会えるシスターという
ワンワンサービス、メンタルマッチングサービスを
個人で開発運営していまして、
一人の力じゃIT業界のジェンダーギャップ解消難しいなと思ったので、
去年の7月に法人化しまして、
業界全体だったり企業さんを巻き込んで
今度何ができるかっていうので活動をしております。
本日はよろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いします。
7月から法人化して活動されているんですね。
だむは
はい、そうです。
シスターのディスコードコミュニティ
高見知英
ありがとうございます。
それではシスターの活動の内容についてお伺いできますでしょうか。
だむは
はい、シスターはですね、IT業界を目指していたりとか、
すでにIT業界で働いている女性のためのコミュニティになります。
どういった方が入られているかって言いますと、
これから目指すエンジニアを目指していて、
全然周りに女性がいないので、
IT業界での女性のキャリアどうやって構築するんだろう
みたいなところを悩んでいる方だったりとか、
そもそもエンジニアとして働いているけど、
IT業界でのキャリアを積むために
ロールモデルがいないから話したいといった方が参加しています。
シスターのコミュニティでどんなことをやっているかと言いますと、
ワンワンをすることができまして、
今約30人ぐらいのメンターの女性がいて、
その方たちとチケットを購入すると、
ワンワンができるよっていう仕組みになっています。
主なところはそこなんですけれども、
エンパワーメントなイベントをやったりですとか、
キャリア開発支援みたいな、
IT業界の女性が組織を超えて
一つの場所に集まって一緒にキャリアについて考えていくという
サポートだったり、そういったものをやっています。
ディスコードでコミュニティをやっているので、
ディスコード内で日々、
おはようとかお休みって普通に言い合ったりとか、
キャリアの相談をしたりとか、
何気ない話をしたりとか、そういった活動をしています。
高見知英
ありがとうございます。
なるほど、ディスコードにメンターと話したり、
あとはキャリアについて相談をするスペースと作成されているのですね。
だむは
そうですね。
高見知英
ディスコードでそういうようなコミュニティを作って
話し合えるスペースというのは、
結構いろいろなところでも展開されていますけども、
こちらは本当に生活に根差した、
朝のおはようから夜のお休みまで
囲われるコミュニティという形なんですね。
だむは
そうですね、好きな時にできるというような形になっています。
高見知英
ありがとうございます。
そうですね、そこまで生活のいろんな側面で
関われる場所というのは、
ディスコードコミュニティはいくつか知っていますけども、
それでも本当に珍しいですね。
だむは
そうですね。
高見知英
やはりイベントの時とそれ以外、
イベントの時以外でも情報を見つけた時とかに
ちょこちょこ関わるというような形がほとんどで、
常日頃から日常的にそこに誰かがいるというようなことは
シスターの創設者について
だむは
本当にないことが多いなという感じがありますので。
そうですね。
そうですね、チャンネルで
Web3の界隈での文化なんですけど、
GMチャンネルというのがあって、
いつでもGMって、グッドモーニングの略なんですけど、
GMって送ったり、
GN、グッドナイトっていう送ったりするチャンネルがあって、
毎朝誰かしらは書いてますね。
そういうところもありますね。
はい。
ここは本当にコミュニティごとの属性がすごく出てくるところだなというふうに思います。
高見知英
そうですね、そうですね。
そうですね。
ありがとうございます。
だむは
こちらの活動について、
高見知英
特にこういうような理由で活動を始めたとか、
何かきっかけは何かございますでしょうか。
ありがとうございます。
私自身がエンジニアとしてSIRにいたんですけど、
だむは
Web系の企業に転職しようとしたときがあって、
そのときに技術スタックがSIR、システムインテグレーターさんなんですけど、
Web系って全然技術スタックが違くて、
独学するためにメンターをしていたんですけど、
全然いないっていうことにそのとき気づいて、
いないんだったら自分で女性のメンターと出会えるプラットフォームを作ればいいじゃんと思って、
最初にRuby on Railsっていうプラットフォームを作りました。
そのプラットフォームを作ったときに、
自分で女性のメンターと出会えるプラットフォームを作ったんですけど、
自分で女性のメンターと出会えるプラットフォームを作ればいいじゃんと思って、
最初にRuby on Railsっていうフレームワークで、
IT業界のジェンダーギャップとその原因
だむは
個人開発でシスターを作って運営し始めたのがきっかけになりますね。
自分が使うために作ったっていうのがまず一つあります。
高見知英
ありがとうございます。
そうですね。やっぱり自分が一番のユーザーになるという形は、
他のところでもありますけども、非常に大きな観点かなというふうに思います。
転職に際して相談できる人に、女性がいないと。
女性がいないから作ろうということで、実際に作ってみたということなんですね。
だむは
そうですね。
高見知英
ありがとうございます。
こちらの活動を今いろいろと行っていて、
女性がいないという状況。
確かに実際に自分もいろいろなコミュニティ見ていて、
女性には会うことはもちろんあるんですけども、
やっぱりいないところには本当にいないなっていうふうに感じることは確かによくあります。
ありがとうございます。
ちなみにこのような女性がいない状況を見て、
ここ最近いろいろな場所で活動していて、
なぜなんだろうというふうに思ったことは何かございますでしょうか。
だむは
そうですね。
私、IT業界のジェンダーギャップ解消のためのアクションを、
このシスターをきっかけに起こしているんですけど、
2つ大きく観点あると思っていて、
1つ目は純粋にIT業界自体が男性の多い業界というイメージがあるので、
それって学生の時からも文系・理系で別れるときに、
理系ほとんど女性いかないのと似ていて、
そこからもうバイアスがかかっているので、
女性エンジニア増加のためのアクション
だむは
女性が選びづらい業界っていうのがまず1個あると思っています。
2つ目はIT業界自体、
企業自体って働きやすいと私は比較的思っているんですけど、
まだまだ女性が働きやすい環境っていうのが整い切れてないっていうので、
女性企業にいろいろヒアリングさせてもらってるんですけど、
彼らもエンジニア自体が足りないのは結構困っているので、
あと同質性が高い組織に課題を感じている企業って結構多いんですけど、
なかなかどうやって女性が定着するか、雇用できるかっていうのは分かってないので、
組織の中側から変えていかないといけないかなっていう2点ありますね。
あと女性側のバイアスっていうのもアップデートしていく必要もあるのかなと。
だから当事者の意識の変革と企業サイド、マジョリティ側の組織改善とか、
そういった部分をどんどんやっていかないといけないかなと考えています。
高見知英
なるほど。ありがとうございます。
そうですね。やっぱりIT関係の職場、
自分自身はあまりそういうような職場に足を運んだことがあまりないんですけれども、
やっぱり男性が多いというイメージは確かにまだあるのかなというふうに思います。
職場環境についてもそうですね。
実際その他の、自分は大学とか中学のプログラミングに関して関わっていたこともありますし、
実際プログラミングの授業を中学でやったこともありますけれども、
こちらの方でもやっぱり女性は人数的には少ないなという形はありました。
だむは
やっぱりそうですよね。
高見知英
これを阪神ができる機会が本当に少ない。
やっぱりロールモデルが見えないというのはもちろんそうなんですけれども、
実際にできる人がそばにいないという問題もあるなというふうに感じました。
実際プログラミングの授業の後に感想を学生の皆さんに伺ったこともあるんですけれども、
やっぱりそういう人の話を聞いていても、
あまりプログラミングがこんなことができるんだって全く知らなかった。
でもプログラマーってこんなにいっぱいいるのに、
なんでそういう人があったことがないんだろうなというと、
確かに地域には誰もいないんですよね。
例えば自分のところだと横浜ですけれども、
横浜でITのコミュニティって言っても、
IT勉強会やる人みんな東京に行ってしまいますので、
横浜にはIT勉強会に出るような人がいない。
例えば本業でプログラミングをやってらっしゃる方がお父さんお母さんにいた場合、
特にやっぱりここ最近リモートバークもありますので、
そこで親がプログラミングをやっているところを見るという機会はあると思いますけれども、
逆にそれ以外のタイミング、それ以外の環境だと見る機会が全くないのかなという感覚がありました。
だむは
そうですね。
高見知英
で、やっぱり例えば最近ですとYouTubeの動画なので、
プログラミングをしている方を見る機会は増えたので、
そういうところに元から接点があった男の子は見る機会が多くなって憧れを抱くということは増えたけれども、
そういうようなコンテンツと出会う機会があまり多くない女の子は、
そもそもプログラミングというものに興味を抱かないことが多いのかなというような感触を感じていました。
だむは
私も父がエンジニアだったので、
そういうやっぱり親の影響は大きいなってすごい思いますね。今の話聞いてても。
高見知英
そうですよね。
本当に親の影響はもちろん大きいかとは思うんですけども、
親以外の大人の影響を受ける機会が本当に少ないなっていうふうに思っていて。
他の分野の例えばどこかで小売をお店をやっていらっしゃる方、
料理を作っていらっしゃる方、いろんな生産業の方々と実際に会う機会っていうのは、
地域を見るって山ほどあるので、自然と見るんですけども、
じゃあそういうような場にプログラマーっているかっていっていないことが多いなっていうような感覚がありましたね。
だむは
そうですね。
高見知英
そういうようなところで、もうちょっと惑星さんが気軽にプログラミングって何やるのっていうのを分かる機会があるといいなっていうふうに思っていました。
だむは
その通りですね。
高見知英
ありがとうございます。
では活動についてという形で進めさせていただければと思うんですけども、
こちらの活動を目的としていることについてお伺いできますでしょうか。
だむは
ありがとうございます。
さっきおっしゃってたように、女性がIT業界とかエンジニアに関わる機会というか接点みたいなロールモデルみたいなのをどんどん増やしていくことが
IT業界に女性を増やすことにつながると思っているので、
IT業界の女性エンパワーメント
だむは
そういう少しでも興味を持ってくれた女性が、まずどういう人が働いているんだろう、どういう女性が働いているのかなっていう、
活躍している女性と出会えるような場所。
その出会いをきっかけに、私でもできるんだと思ってもらって挑戦できる場にしていきたいというのが目的の一つであります。
あともう一つは、すでにエンジニアとして働いている方が、
IT業界での女性の離脱って結構体感で多いんですけど、
ちゃんとしっかりライフイベントと技術の部分を両立して、
IT業界でキャリアを持続的に歩んでいけるようにするにはどうすればいいかっていうのを、
組織の中だと女性が少ないんで一人で考えるしかないっていう時があるんですけど、
こういった私のシスターというコミュニティをきっかけに、
いろんな人と話すことで自分なりの持続的に働き続けられるように考えていけるような場にしていきたいっていうのが、
シスターはそういった目的としてあります。
なので本当にIT業界の女性のエンパワーメントの場っていうところが一番の目的ですね。
高見知英
ありがとうございます。
私にはできるんだっていう気持ちってすごく大事ですよね。
だむは
そうですね。
高見知英
自分がプログラミングの講座を講師やってて感じたのも、
本当に自分にもできるんだって思ってもらうことってすごく大事だなって、
実際本当にできるんだと思われてなかったんだなっていう風に感じたところですね。
そういうのも実際に会ってみて、話をしてみて結構わかることっていうのはすごく多いなっていう風に思いました。
それもあって、ここ最近必ずいつもってわけではないですけども、
やっぱりプログラミングって外部に漏らせない情報も結構出てきたりするので、
やっぱり可能なときにはプログラミングの内容を動画に残すなり、配信をするなりしてみて、
今のプログラミングでこうやれるんだ、逆にこれぐらいの知識の人でもできるんだってことを残していければなっていう風に思ってるんですけども、
なかなかやっぱりそういうような動画を出している人って特に日本には多くないのかなっていう感覚はあります。
だむは
そうですね。
高見知英
TikTokなどを見てみると、プログラマーの方、海外の方で
ちょっとしたプログラムの例を動画で出しているという方は結構いらっしゃるんですけれども、
日本だとほんと少ないというか、プログラミングの話はしてるけどコード自体あまり出てないという動画が多いなっていう感じはありますね。
だむは
それはありますね。コード自体は全然載ってないイメージですね。
高見知英
海外の方が出しているTikTokのプログラミング関係の動画とかを見てると、
結構プログラミングについても動画では本当にタイムラプス、時間を短縮して流しているだけの動画もあるし、
こういうデザインはプログラミングでできます。続きはコードペンとかそういうのをサイトで見てくださいみたいな、
そういうような出し方をしているところもあるし、いろいろあるんですけれども、
やっぱりプログラミングの作例を見せているとか、プログラミングに限らず製造関係ですね。
だむは
デザイナーとかそういうものもそうなんですけども、いろいろな製造工程を見せるという動画は結構海外多いなっていう感覚はありますね。
面白いですね。
高見知英
そういうようなきっかけがもっともっと増えてきて、本当に自分でもできるんだって思ってくれる人が増えてくれるといいなというのはありますね。
だむは
ありますね。
高見知英
ありがとうございます。
IT業界のジェンダーギャップの課題
高見知英
では続きまして、こちらの活動に関して現状こちら課題に感じていることなどございますでしょうか。
だむは
ありがとうございます。
当事者ですね、そのIT業界でマイノリティとされる女性のエンパワーメントを最初目的としてずっと活動してたんですけど、
相談を受けるとなかなか自分たちがいくら頑張って前に進もうと思っても、業界とか企業さん自体が意識を変えないと難しいなって思うところがすごい増えてきたんですよね。
当事者の頑張りだけじゃダメだなってずっと思ってて、去年さっきも言ったんですけど法人化して業界全体企業巻き込んでいくっていうところをやり始めたっていうのがあるんですよ。
なので当事者だけではなく企業が変わっていかないといけないけどなかなか変わってないなっていうのが、ちょっと活動に対してというかIT業界のジェンダーギャップの課題全体に対して感じていることの一つですね。
あとは活動自体だと女性とかだと男性よりも自信がないっていうデータが出ていて、それが原因なのかわからないんですけど、ロールモデルとなるメンター側にもっと挑戦、すごい能力を持っている人でもなかなか挑戦できないっていうことが結構あって、
そこをもっとみんなで自信をつけてもらって挑戦できる場にしていくためにはどうすればいいんだろうっていうのを今日々考えているっていう2点ですかね。
高見知英
なるほどありがとうございます。確かに自分たちが頑張っても業界が変わらないとっていうのはそうですね。自分たちが頑張って変わっても周りが変わってもやっぱり全体的に変わるわけではないので限界はあるなって思いますよね。
もう一つの男性よりも自信があまりないという方も多いというのはちょっとびっくりしました。確かにそういう側面もあるかもしれないですね。
だむは
日本自体が他の国よりも自信がない人が多いんですけどそもそもっていうデータはあって、その中でも日本の女性と男性を比較すると男性よりも女性の方が自信がないっていうデータがあって、実際にインポスター症候群とかって女性の方がなりやすいですよね。
なんかそういうのがあってなかなか自信がなくて一歩先を行けないっていう方も多い印象なのでコミュニティやってると。そこをどう自信つけて一緒に前に進んでいくかみたいなのはすごい課題に感じてますね。
高見知英
なるほどそうですね。確かに一歩先を踏み出すのにちょっと気遅れしてしまうとかそういうようなことなんでしょうかね。確かにそういうのがありそうですね。やっぱり落ち着いて物を見ようとしてしまう。落ち着きすぎてしまうと言いますか。
ちょっと時々大胆に行動してみるっていう時にあれこれでいいんだっけっていうふうに踏み留まってしまうことっていうのはあるのかなっていうふうには思いますね。ありがとうございます。
IT業界におけるジェンダーギャップの解消に向けた活動
高見知英
こういうようなことについて特に先ほどの自信がないという現象についてどういうふうに関わっていこうとどういうふうに取り組んでいきたいとそういうようなこと何かございますでしょうか。
だむは
そうですね。自信がないみたいな部分に関してはキャリア開発プログラムみたいなのを作ったんですね。キャリシスっていうやつを作ったんですけど、どういうのかっていうと、IT業界で働く女性が組織を超えて同じ場所でスクラム開発みたいに一緒にキャリア開発していこうねっていうプログラムなんですけど、
キャリアって言ってるんですごい転職とか仕事の話なのかなって印象持たれるかもしれないんですけど、そうではなくて、まず女性が自分に対してどんなバイアスを持ってるかをまず自分で知ろうっていうそういうインプットがあって、
じゃあそれを分かった上で、自分が本当にやりたいことって何だろうって自分が本当にワクワクするのって何だろうっていうのを考えてもらう。その次にロールモデルの人たちと喋って、こういう選択肢があるんだって知ってもらって、最後にその選択肢が増えた中で自分はどの選択を選びますかっていう自分で今度は決めていってもらうみたいなプログラムを作りまして、
この前約、有料でやったんですけど約20人以上に参加していただいてすごい結構好評だったんですよね。なのでそういうようなただコミュニティを運営するんじゃなくて、しっかりアカデミックな知識とどうやって自信をつけるかみたいな部分でプログラムを作って一緒にエンパワーメントしていくっていうような活動を今後やっていきたいなと考えています。
高見知英
そうですね、ありがとうございます。確かにそうですね、バイアスを知るっていうところについてすごく気を惹かれるところもありまして。
そうですね、以前精神科医の方がおっしゃっていたことがあって、人って必ずバイアスって必ずあるので、いかに自分がこういうバイアスを持っています、自分はこういう先入観を持ってあなたに接していますっていうようなことを自覚することあるいは表現することって大事ですよねっていう話をされているのを聞いたことがあって。
やっぱりそういうふうにまずそのバイアス先入観どういうものがあるのかっていうのをちゃんと明示しないと、いつの間にかその明示してない先入観に囚われてしまうということがあるなと。だからこそまずはバイアスを表現する知っておくっていうことが大事なんだという話でした。
だむは
そうですね。
高見知英
そういうのってすごくやっぱり踏み出すのには大事になるのかなっていうふうに思います。
だむは
はい、そうですね、その通りだと思います。
高見知英
だからこそやっぱりそういう時に組織を越えて話し合うこと、いろんな人が話し合うことって大事なんだろうなっていうふうに思いますね。ありがとうございます。
はい。
本当にこういうような活動を、いろいろな活動を行っていて、すごくやはりいろんなことを話をしていて気づくことっていうのもすごくあるのではないかなと思いますね。
ありがとうございます。
ITの身近さと課題解決に向けたアプローチ
高見知英
それでは続きましてですけれども、このポッドキャストを聞いている人にITとどういうふうに関わってほしいなど何かございますか?
だむは
ITとどう関わってほしい。
そうですね、もう多分皆さんが無意識に触っているもので、ITと関わりがないものって逆に少ないぐらいだと思っていて、スマホなんて特にITだと思いますし、もっと身近なものなんだよっていうのを知ってほしいなって思いますね。
あとはやっぱりこういうのって、自分が作るとかそういう思考まではいかないかもしれないんですけど、ITとかテクノロジーってすごい課題を解決するものでもあり、自分たちの生活に絶対なくてはならないものに今なっている中で、
もし何かこういう課題があって解決したいなって思った時に、ITだったらどう解決できるんだろうみたいなのが思い浮かべたらすごいいいかなって思うんですけど、結構ハードル高いですよね。
そうですね。
高見知英
あんまりしか分かっていないものってどうしてもやっぱり、じゃあどうすればいいのかなっていうのが具体的に頭に出てこないっていうことが多いので。
だむは
そうですよね。
高見知英
でもある程度の基礎を知っている事柄であれば、例えばあと一歩って踏み出しやすくなったんじゃないかなって最近思うんですね。
だむは
そうですね、確かに。
高見知英
例えば自分最近話題のAIツールとかこちらに、これこれこういうようなことをしたいんですけど、これについてベストプラクティス、一番いい例って何か、いいのありますかって聞いてみたりすると、こういうやり方ありますよって、やっぱりこれがメジャーなんだとかそういうふうに思わされたりすることって結構あって。
だからこういうようなところで全く知らない分野についてAIに聞くっていうのは裏付け作業がものすごく大変になるのでやめた方がいいかなというふうに思うんですけど。
でも基礎技術はある程度、もう本当に6割以上知っていることであって、残りの4割を知るためにAIに聞いてみるっていうのは意外と使えるのかな。
本当に一歩先を照らすんじゃなくて半歩先を照らすためのツールとしてAIはすごく、今の段階のAIってそういう分野にすごく強いのかなっていうような感覚があって。
だからこそやっぱこういうような、なんかもっと身近なもの、課題があって解決したいっちゃITだったらどうやるのかなとかプログラミングだったらどうやるのかなってヒントを得るためには意外とこういうツールって使えるんじゃないのかな。
だむは
確かに。そうです。すぐコードとか出してくれますもんね。
高見知英
もちろんそれをいざ実装しようと思うとやっぱり本職の方に頼まなきゃいけなかったり、他の人に切り拓きしなきゃいけなかったりすることもあると思いますけれども、
ただ本当にきっかけを知る程度には本当にこういうようなAIツールって使えるんじゃないのかなっていう感覚はありますね。
だむは
本当そうだと思います。すぐ簡単に使えるし、コード結構すぐ出してくれますもんね。
高見知英
出してくれますもんね。
AIが出してくれるプログラムってやっぱり曖昧なところにAIはいちいち質問してくれないので、曖昧なところは曖昧なまま。
なんか間違いをぐんぐん広げてしまう怖さっていうのもありますけれども。
なのでやっぱりプログラミングについては結構プログラミング知ってる人じゃないと使いづらいってところはあるかと思いますけれども、
ただ案外そこを抑えればある程度は使えるんじゃないかなヒントにはなるかなというふうに思います。
やっぱりそういうの時にAIも活用してみるとかいうようなところで、
シスターコミュニティの将来の展開
高見知英
もしもうちょっと興味が湧いてこれがいけそうこれができそうってなったら他の団体に声をかけてみるとか話しかけてみるとかやってみてもいいのかなっていうふうに思いますね。
だむは
そうですね。きっかけになるといいかなとすごい思います。
高見知英
ありがとうございます。
自分も本当にプログラミングを常々よく言ってる通りプログラミングって料理のみたいなものだと思っていて、料理って結局結構いろんな方がされると思うんですよね。
本職でシェフとして仕事をされる方っていうのももちろんいますけれども、家庭料理を作るぐらいの人、自分の自炊をするための料理しか作らない人、本当にいろんな人がいると思うんですけれども、
でもそういうような本当に家庭料理を作るぐらいのプログラミングっていうのがもっともっと増えていけば気軽にできるようになればいいんじゃないのかなというふうに思うところがすごくありまして、
それがいろいろつながっていった結果、やっぱりじゃあITで課題解決できるんじゃないのっていうようなところにつながっていくんじゃないのかなというふうに思いますね。
だむは
そうですね。
高見知英
ありがとうございます。
そうですね。
それでは続きまして、こちらのシスターとして今後やってみたいこと、やってみようと思っていること何かございますか?
だむは
そうですね。シスターはコミュニティとして、今コミュニティマネージャーを募集していて、もうちょっと本格的に活動していこうと思って、もっと整理していこうと思うんですけど、
私として会社として今進めていこうと思っているのが、その企業とか業界全体を巻き込むっていう方で、
企業側に女性がIT業界で働きやすくなるために環境を変えていこうよっていうアプローチを今やっています。
そこでまだ答えが出てないんですけど、どんなことができるかみたいなところを企業側からも変えていって、
当事者へのエンパワーメントもやっていって、両サイドから業界全体を変えていけるような取り組みをやっていきたいなと考えています。
すごいざっくりなんですけど。
高見知英
ありがとうございます。当事者や企業を両方でエンパワーメントしていくような取り組みを相互で考えていくということですね。
だむは
そうですね。
高見知英
ありがとうございます。当事者が変わるっていうこともできますけれども、やっぱりそれだけでは企業が変わってない子ですね。なかなか企業で活躍する場がない。
一方、企業が変わってもそれに関わる当事者の方がいらっしゃらないと、結局企業はなんだ意味ないじゃんっていう形で感想を抱かれてしまうということもあると思いますので、
やっぱりそういう両方を同時に変えていくっていうことがすごく重要なんだろうなというふうに思います。
ありがとうございます。
やっぱりそういうようないろいろな企業の取り組み、活動事例の取り組み、個々人の取り組みがもっともっとオープンになっていって、
考え方が変わっていく、じゃあこういうふうな使い方できるね、こういうことができるねっていうような事例が集まっていくといいですね。
だむは
そうですね。どんどん変わっていければいいかなと思っています。
高見知英
ありがとうございます。今後インターネットでシスターの活動を知るにはどのようにすればよろしいでしょうか?
だむは
そうですね。私たちはTwitterをメインに活動を上げているので、私のTwitterをフォローしていただくとか、
あとシスターのアカウントもありますので、そちらが一番リアルタイムで知れるんじゃないかなと思います。
あとはホームページはそこまで更新していないんじゃないですか、
ビグラス株式会社のプレスリリースを追うとか、あとnoteとかやってるのでそちら投稿待っていただくとか、そういうことをするとちょっと追えるんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。ホームページプレスリリースやnote、Twitterなどですね。
高見知英
こちら基本的にはではインターネット上からこちらのシスターには関わることができる形になりますよね?
シスターのメンターについて
だむは
はい、できます。
高見知英
ありがとうございます。
そういうようなところで気軽に関われる、インターネットから気軽に関われるって非常に特に今大事だと思いますので、
そういうようなところから関わってみる、自分にはこういうやり方が合ってるんだっていうのを見つけていけるような環境を整っているといいですね。
だむは
そうですね、ぜひメンターの人も募集中なので、メンターに挑戦できる人でも気軽に挑戦できますし、ぜひお願いします。
高見知英
メンターに挑戦をしてみる、はい。
ちなみに、例えばメンターとして何かをやろうとしている、そのメンターの方に求めるものっていうのはどのようなものが例えばありますか?
だむは
シスターではメンターの種類2つあって、ライトシスターっていうメンターとグレートシスターっていうのがあるんですけど、
グレートシスターに関してはキャリコンの資格を持っていたりコーチングの資格を持っているかつIT業界出身者なので結構専門性が高いんですけど、
ライトシスターっていう方のメンターに関しては、ワンワンとかしたことがあるかとか、
あとは私が必ず面談をするので、その時話してて違和感がないかぐらいの簡単なものになります。
何でかっていうと、やっぱりIT業界で働いているとちょっと先の先輩がいないんですよね、女性で。
なので自分の職場にいて相談できそうな先輩たちをイメージしているのがライトシスターなんですよ、少し先をいってる先輩。
なので相談にしっかり乗れて人格が良いとか話してて違和感がないとか、こういったコミュニケーションとかがしっかりとれる人であれば、
あとはIT業界の経験ですね。であれば結構皆さんやっていただいているっていうのが多いですね。
高見知英
ありがとうございます。そうですよね。そういうのいいですよね。
メンターとして特に専門知識がすごいあるっていうほどではないんだけれども、個々人でワンワンで話すことができるちょっと先の先輩っていうような立場の人がいるっていうのはすごくいいですね。
だむは
はい。
高見知英
そして一方、本当にキャリアコンサルタントの資格などを持っている専門的なメンターもいるっていうところ。
はい。
両方選べるっていうのがいいですね。
シスターの活動キーワード
だむは
はい。
高見知英
ありがとうございます。
それでは最後になりますけれども、シスターの活動のキーワード、こちらをお伺いできますでしょうか。
だむは
はい。IT業界のジェンダーギャップを解消しますっていうのがキーワードでございます。
高見知英
ありがとうございます。
この言葉に込めた意味など何かございますでしょうか。
だむは
意味。
はい。IT業界自体同質性の高い業界なので、ジェンダーギャップを解消することは女性の雇用問題解決にもなりますし、日本のIT市場がもっと多様性のある市場になって、それがイノベーティブなプロダクトを作ったりとかもっと大きいことに関わっていくので、
IT業界のジェンダーギャップを解消するということは、日本のもっと進化にもつながるというところの大きい意味も含んでいるというのが回答で大丈夫でしょうか。
高見知英
はい。ありがとうございます。
はい。
IT業界のジェンダーギャップを本当に解消していくっていうのはすごく良いかなというふうに思いますし、やはり本当に多様性のある環境になっていければいいなというふうに思いますし、
やっぱりITという分野、もちろんしっかりとした理解が必要になるんですけれども、しっかりと理解をして技術について把握した上であればやはりライフステージの変化にも対応しやすい触手ではあるなというふうに思いますので、
例えば1週間、2週間あまり時間が取れなくても本当に少しのわずかな時間をプログラミングに使うとかそういうのこともできると思いますし、いろんな関わり方が選べるのがプログラミングとかエンジニアの世界だと思いますので、こういうようなエンジニアのジェンダーギャップっていうのをなくしていければいいですね。
だむは
そうですね。はい。頑張ります。
高見知英
はい。ありがとうございます。
だむは
ありがとうございます。
高見知英
それでは最後何か、この他何かこれは言っておきたいなどございますでしょうか。
だむは
そうですね。私たちはですね、最初個人で活動してましたが、今は株式会社、ビーグラス株式会社として当事者に対するエンパワーメントと企業や業界全体での変革っていうところをやっていきますと。
何年かかるかわかりませんが、女性にとってIT業界が当たり前になる世界で、かつIT業界で入ってきてくれたらしっかり女性も働きやすい環境になっていけるように私たちも活動していきますので、ぜひ応援よろしくお願いします。
高見知英
はい。ありがとうございます。そうですね。本当に女性にとって、女性、男性問わず本当にITが当たり前になっていけばいいなっていうふうに思いますね。
やはりどうしても地域の方々のお話を聞くと、プログラミングするのはプログラマー、それ以外の人は一切プログラミングしないっていう形になっちゃうんですけれども、さっきのプログラミング料理のようなものだったら料理って専門家以外料理しないわけないですよねっていう話にもなりますので、
だむは
だから本当に当たり前のように誰もがプログラミングとかIT業界の何かとかそういうものに気軽に触れられるようになっていけるといいなっていうふうに思いますね。はい。ありがとうございます。
高見知英
それでは今回のゲストはシスター、ダマハさんでございました。ダマハさんどうもありがとうございました。ありがとうございました。ありがとうございました。
ダマハさんの内容や思いを伺いました。文系分野からIT業界に入って8年働いてきたダマハさん。業界内での職種転向にあたり先輩となる女性からアドバイスを得たいと思ったものも、IT業界自体に女性が少なくアドバイスをもらえる人、メンターと出会える場所がないということに気づきました。
ないんだったら自分が女性のメンターと出会える場所を作れれば良いとウェブサービスを立ち上げたのがこのシスターの始まりです。女性がIT業界やエンジニアに関わる機会を増やすこと、成功事例を増やしていくこと、そしてIT業界自体に女性を増やすこと。
現在シスターはメンターとの1対1の対話や一つの場所に集まって一緒にキャリアについて考えるなどといった様々なイベントを開催取り組みを行っています。シスターの活動のキーワードは、IT業界のジェンダーギャップを解消します。IT業界は同じような考え方や価値観を持つ人も多い、同質性のやや高い業界。
シスターの活動と目的
高見知英
ジェンダーギャップを解消することは、女性の雇用問題解決のほか、IT市場の多様性向上、ひいては日本の進化にもつながるのではないか。ITに少しでも興味を持ってくれた女性がすでに活躍している女性と出会えるような場所、それをきっかけに私でもできるんだと思うこと。
シスターが、IT業界の女性のエンパワーメントの場になればいいとダマアさんは言います。
自分より一歩先に進んでいる人と出会い、話す。そこから自らの行動法人、そのヒントを得る。
その後押しができるコミュニティ。その一つの形がこのシスター。皆さんも、自分より一歩先に進んでいる人と出会い、話すこと。
まずは、始めてみませんか?
このポッドキャストの感想は、TwitterやFacebookなどで受け付けています。
ハッシュタグ、SBCAST045、アルファベットでSBCAST、数字の045、こちらのハッシュタグをつけて投稿いただけると幸いです。
それらが使えないという方は、まちづくりエージェントサイドBTTサイトのお問い合わせフォームなどからご連絡ください。
また、SBCASTでは、継続のための寄付受付を行っています。
毎月1000円の月額サポートの内容となります。
特典などご興味ご関心のある方は、ぜひ寄付サイトをご確認ください。
今後も、この番組では様々なステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介していきたいと思います。
高見知英
それぞれの視聴環境にて、ポッドキャストの購読、ないし、チャンネル登録などをして次をお待ちいただければと思います。
それでは、今回のSBCASTを終了します。
お聞きいただきましてありがとうございました。
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