取り上げられやすい飲食店の特性
こんにちは、札幌でグルメ情報誌ポロコの統括編集長をやっております、福崎里美です。
今日は、メディアで取り上げられやすい飲食店とは、についてお話ししたいと思います。
雑誌だけではなく、テレビやフリーペーパー、ネット媒体なども含めて、取材して欲しいなあと思った時の参考に、ぜひ最後まで聞いてください。
このチャンネルでは、飲食店を知りたいという方だけではなく、グルメ情報誌の立場から、媒体を作っている人や飲食店経営に少しでも役立つお話をしております。
札幌や北海道の食・お酒・サービスで、私が実際にいて感動したお店を紹介。
編集者から見た飲食店経営に関する成功の秘訣。
どんな飲食店なら雑誌やテレビなどで取り上げられやすいか。
雑誌の作り方へ読んでもらうためのどんな工夫をしているか。
写真の効果的な使い方や選び方、また広告の使い方など、メディア側の視点からの裏話なんかも紹介します。
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それでは今日の本題です。
メディアで取り上げられやすい飲食店とは。
私はポロコというグルメ情報誌の統括編集長をしておりますが、
グルメ情報誌、主にトレンドを紹介している雑誌なんですけれども、
そこで取り上げたいネタというのは、テレビ、ネット媒体などでも同じです。
そのため、そういうメディアはどういうように取り扱う飲食店、またネタを決めているのかということについてお話ししたいと思います。
まず雑誌のテイスト、そして読者に合うかどうかです。
例えば、昼の番組なのか、うちだと雑誌は女性読者が多いんですけれども、
女性読者向けにはどういうネタが合うのかという雑誌全体の特性も考えています。
そのため、あなたのところがスイーツ店なのか、または居酒屋なのか、ランチを紹介したいのかなどなど、
その入れたい内容が雑誌のテイストに合うかというところが非常に重要です。
例えば、子どもの支援とか就労支援を兼ねたお店だと、雑誌などよりも新聞などがニュースとして取り扱ってくれる可能性が高いです。
情報発信と対応の重要性
あと、テレビだと、情報番組だと昼のネタが多いので、ランチとか、あと価格がとても行きやすい価格だとした方がいいと思います。
そのため、リリースなどを送るときは、媒体の特性を考えた方がいいと思います。
続いて、進展ですね。進展というのは、もうそれだけでとても情報価値が高いです。
うちの媒体も、老舗の良いお店はもちろん良いのは知っているんですけれども、進展情報を知りたいというのは、いつも読者の希望として一番あります。
なので、進展ということはとても重要です。
オープンする少し前から具体的にお店のコンセプトとか店名とか具体的なことが決まったら、その辺からいろんな発信をするのもいいと思います。
3つ目、他とちょっと違う売りがあるかどうかですね。
進展なのもそうなんですけれども、あとメニュー、店舗、その料理を丁寧に意思を持って作っているかどうか、何か他とちょっと違うメニューがあるかどうか、その辺はぜひ紹介していきたいネタになります。
そして4つ目、それが今流行っているメニュー、これから来そうなメニューということだと、たくさん取り上げられる可能性があります。
過去にだとタピオカブームってありましたよね。
その後、ポロコだと女性の読者が多いのでスイーツネタを扱うことが多いんですけれども、マリトッツ、これが流行り始めたときに1回目取り上げたら、そこからどんどんテレビやいろんな媒体にもマリトッツを取り上げられていました。
そのときにそれをいち早く出している、またそのマリトッツがとても他よりおいしいとか、ちょっと入れているものがとてもゴージャスだったり見栄えがするっていうところだと、連続して何回も何回も同じお店が取り上げられていました。
あとちょっとアッパー向けだと、カウンターフレンチっていうのが流行ったときに、そのワードで何度も取り上げたこともあります。
最後5つ目、店主もしくはシェフの方の人としての魅力っていうところも大きいです。
外見もあるかもしれないんですけれども、今までの経歴だったり話し方が丁寧だったり面白かったり、そういう人は何か特集があるときは何回も取り上げたいなと思います。
そして、こちらが不勉強なときとかもあって、媒体としても非がある場合があるということはわかっていますが、あえて言いますと対応がとても丁寧だったり、媒体のこちらの気持ちに寄り添ってくれたりしているお店だと、個人的にもまた行きたいと思いますし、会う企画があればぜひ何度でも取材したいと思います。
反対にかなり大変な対応をされたり、約束を破るようなことがあったり、あまりにも連絡が取れにくいなどだと、私たち、あとメディア側も人間なので、ちょっとあまり取材したくないなと思ってしまいます。
そして、それがどんなにおいしいお店であっても、読者が行ったときに嫌な思いをしないのかというのが心配になるので、ちょっと取り上げていいのかということがわからなくなります。
取り上げる前にロケハンといってお店のお客さんとして行っているので、そもそもそのときに嫌な思いをすると取り上げないというふうになるんですが、媒体として対応したときにも、ちょっとあまりにもどうなんだろうというときは、今後の付き合い方をこちらとしても考えることもあります。
やっぱりグルメ媒体、グルメ雑誌もそうなんですけど、いろんな媒体の人間は他の人よりも比較的外食に行く方だと思いますし、メディア関係仲間は比較的情報共有もしますので、とっても丁寧にまでは、そこまでは望まなくても、やっぱり人間なのでせめて普通には対応してほしいと思います。
普通にというのは、本当に約束を守らないとか、あまり大変な対応をしないというところは、何度も言っても取材したくなるかどうかということのポイントだと思います。
では、今日のところはここまで。福崎さとみの美酒美食、よろしければチャンネル登録、いいねなど、ぜひよろしくお願いします。ではまた。