飲食店の接客の重要性
おはようございます。札幌のグルメ情報誌、ポロコの統括編集長、福崎里美です。
今日はちょっとシビアなテーマでお届けします。
一度行って、もう行きたくないと思われる飲食店の共通点3つ。
飲食店って料理が美味しいだけじゃダメなんですよね。 たった1回の訪問で、二度と来ないと判断されること実はすごく多いんです。
私自身、雑誌を作っていて、このお店を雑誌に載せるかどうか判断するために、まずは人の口コミとかSNSをチェックするんですけれども、実際行ってみて必ず食べてみるという、ロケ版をします。
私は仕事の時、福崎という名前で仕事をしていますが、顔バレしてないなぁ、このお店っていう時には、場合によっては本名で予約をして、
ポロコとバレないように、一般のお客さんのようにしていきます。 今回は私自身の実体験も交えながら、飲食店経営や食の仕事をしている方のヒントになるポイントをお話ししていきます。
ぜひ最後まで聞いてください。 このチャンネルでは飲食店を知りたいという方だけではなく、グルメ情報人の立場から、媒体を作っている人や飲食店経営に少しでも役立つ話をしております。
よろしければチャンネル登録、いいねよろしくお願いします。 まず一つ目、
接客が不愛想、もしくは過剰で不快。
一つ目は接客の悪いお店ということなんですよね。 これ本当に新規オープンした飲食店、私結構ロケ版を兼ねてよく行くんですけれども、
SNSを見て、これ料理も気が利いたメニューがあって、お酒も豊富で、なんか良さそうだなぁと思って行くんですが、
入店した時、それほど混んでないのにホールスタッフがずっと、何だろう、部長面で、
いらっしゃいませもなくて、注文を伝えると、ああはい、みたいな感じで帰ってきました。
私は、やっぱり初めて行く時に、そのお店の特徴とか看板メニューを絶対に食べたいので、それ何ですか、とか結構話しかけるんですけれども、
それでも、何でもオススメですよ、みたいな感じで、向こうもやる気なく言われると、ちょっとこちらもテンション下がりますよね。
そのくせ、スタッフ同士はおしゃべりしていて、例えばドリンクを追加しようとしても、なかなか気づいてくれなくて、
ということがたまにあります。 そこですね、料理は悪くなかったんですよね。
お酒のセレクトも良かったんですよ。 なので、ちょっとわからないんですが、オーナーさんは厨房に入って料理をしていて、そこはこだわっていた可能性があります。
でも、あまりにもその時の対応が悪いと、やっぱり人の感じの悪さって、場合によっては味よりも強烈に記憶に残るんですよね。
なので、ちょっとそこはすぐに乗せようか、様子見だなというふうに思いました。
あと逆に、これは別のお店の話なんですけれども、カウンター越しにずっと話しかけてくるシェフがいて、それはもうちょっとあの私顔ぶられしてしまっていたので、
ロケ版というか、新店だったんですけれども、いろんなことをいろいろ言ってきたんですが、最初は面白かったんですけれども、
だんだんどこどこのお店はきちんとやってないとか、 あとあそこの料理はレベルが低いとか、
札幌はレベルの低いお店ばっかりだとか、他店の悪口が多すぎて、ちょっと疲れちゃって、
なので、本当にいいお料理を提供してくれているお店だとしても、個人的にはもう行かないかなというふうに感じました。
接客って本当にちょうどいい距離感が大事ですよね。 お客さんは心地よく過ごしたいだけなんです。
料理の味よりも人の印象で裁縫を決めるお客様自体、実際多いと思います。
清潔感の必要性
あと2つ目、やっぱりあの
清潔感ですね。 清潔感の問題はすごく大事だと思います。
あるおばん座屋さんに入った時です。 ちょっとあのそこそこ人気のお店なんですけれども、
テーブルに案内されて、ふと店内を見渡すと、窓枠とか階段とか端の方に埃が溜まっているのが見えました。
その時点で食欲半減です。 ちょっと女性向けの可愛いおばん座を出すお店だったんですけれども、
ちょっとあまりにもその埃が気になりすぎて、一旦掲載するのはやめました。 さらに女性はトイレが特に気になります。
トイレに行ってみたら壁、床が濡れてたり、ペーパーがぐちゃぐちゃだともう無理で、 トイレに入らず早く出たいと思ってしまいます。
実際口コミでもトイレが汚かったというだけで、欲しが一気に下がることもあります。 どんなに料理が美味しくても不衛生のお店と思われたらアウトです。
お客さんは案外見ていて、例えばテーブルの拭き残し、厨房の見え方、カトラリーの並べ方、 清潔感って飲食店って安全性とイコールなんですよね。
なので清潔感、これは信頼感と思って毎日のルーティンにしておくのがお勧めです。
最後に、価格と価値が見合っていない。
この価格にしてこの価値はあるというふうに感じられなかったというケースですね。
以前言ったイタリアンの話なんですけれども、 例えばシャルキトリーが2800円になっていて、
シャルキトリーはちょっとワインに合わせて楽しめるんだったらと思って注文したら、 盛り付けも質素で提供も遅い。
シャルキトリーというかスーパーで売っているようなペラペラな生ハムが数枚入っているだけでした。
2800円なのでそれなりのクオリティかなというふうに期待もしたんですけれども、
そのシャルキトリーとグラスワイン1杯でお通し代もあるので仕方ないんですけれどもだいたい5000円ぐらい。
この内容でこの価格だともうちょっといいかな。
人は連れていけないな。もちろんちょっと雑誌で紹介も難しいなと思いました。
全然5000円より高くてもいいんですよ。でも高い理由がちゃんと伝わってこないと人はなかなか納得しないかなと思います。
逆に例えば2000円ぐらいのランチでもこの素材丁寧に扱っているなとか、
温かくて優しい温かみを感じて、例えば栄養満点だなとか、
これむしろ安いよねっていうふうに感じることもあります。
価格は額面だけじゃなくてやっぱり感じ方。
おいしい、丁寧、心地いい、トータルで納得できる体験を作れるかっていうのが鍵になると思います。
というわけで今日は一度でも行きたくないと思われる飲食店の共通点についてお話ししました。
雑誌を作っていると、例えば私以外のスタッフがロケハンして、
この3点があればそれをポルコのスタッフ内で共有して正直二度と行くことはありません。
なのでたった1日悪かったとしてもお客様は二度と来ないですし、
残念ながら媒体社も何かリニューアルしたとか何かがないと二度と行きません。
そのため、接客のまずさ、清潔感の欠如、
価格と満足度のずれ、これはどれも特別なことではないですよね。最低限のことだと思います。
でもこの当たり前を徹底できるお店が長く選ばれるお店、そして媒体社に選ばれるお店になると思います。
飲食店を経営されている方にとって少しでもヒントになれば嬉しいです。
では今日のところはここまで。
福崎さとみの美食美食。
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ではまた。