看板メニューの重要性
おはようございます。札幌のグルメ情報誌、ポロッコの統括編集長、福崎里美です。
今回は、【繁盛店はみんな持っている。看板メニューがあった方がいい理由】というお話です。
これはもう結論から言いますと、絶対あった方がいいと思います。
理由はたくさんあるんですけれども、今日は特に重要な3つに絞ってお話ししていきたいと思います。
私自身、このお店を雑誌に載せるかどうか判断をするために、まずは人の口コミとかSNSはチェックするんですけれども、実際に行って食べてみる、ロケ版というのをたくさんします。
今回は私自身の実体験も交えながら、飲食店経営、食の仕事、食のPRに関わる方に、現場で役立つヒントや気づきをお届けしていきたいと思います。
ぜひ最後まで聞いてください。
さて今回のテーマ、看板メニューがあった方がいい理由なんですけれども、看板メニューとか名物料理、フランス料理ではスペシャリテと言いますが、これ絶対あった方がいいですし、できれば1つのメニューだけではなくて、複数あるとなおいいと思います。
まず1つ目、あのお店といえばこれと記憶してもらえる。これ一番ポイントかもしれません。看板メニューがあるお店ってお客様の記憶にちゃんと残るんですよね。
夏になってウニのパスタといえばこことか、パイ包み焼きが食べたいんだったらそれが絶品のあそことか、人の記憶って味そのものもなんですけれども、それよりもその料理のインパクトで残ることが多いんですよね。
全体的にふわーっとおいしいというよりも、ここのこれが食べたいっていうのはすごく心に残ると思います。
さらにそれが来店のきっかけになります。
SNSを見てこれを食べたいと思った人がわざわざ足を運ぶ。
例えば夏の時期はこれ、冬のこの素材はこれっていうふうに思って、また何度も行ってくれる。それだけでも看板メニューあった方がいいと思います。
2つ目、メディアやSNSで紹介されやすい。
これは私自身、ポロコの編集長としてたくさんのお店を取材してきた経験から断言できるんですけれども、どんなに雰囲気が良くても、ここ何を紹介しようかなって迷うお店って実はちょっとあるんですよね。結構あるかな。
でも看板メニューがあったり、この時期はこれっていうものがあると、これを紹介しようっていうのがすぐに決められます。
しかもそのお料理が美味しいのは大前提。美味しいのはもちろんちょっと他と違っていたり、他と違った手を加えていたり、ユニークだったり、あとビジュアル的に映えるものだと取材する側としてもとっても記事にしやすいです。
SNSでも同じで、インフルエンサーの方をはじめとして、これ投稿される確率もぐんと上がると思うんですよね。
例えばハッシュタグ札幌グルメで投稿してもらうチャンスが増えるというわけです。
そして3つ目、原画管理、仕込みが効率化する。
最後は経営面の話になるんですけれども、看板メニューがよく出るという風になると仕入れが安定します。
どの材料を多く仕入れるというのが分かってくるので、あらかじめ多めに仕入れて効率よく仕込みもすることができます。
例えば牛すじの赤ワイン煮込みが看板メニューという風になっているんだったら、牛すじを多めに入れて仕込みも効率よくできますよね。
それに従って仕込み時間が短縮できたり、食材のロスを削減できたり、オペレーションも安定できるということで、初めそういうことを決めてしまうといいことづく目だと思います。
あと、もしスタッフがいる場合はスタッフへの教育もしやすくなるというところも意外に大きいメリットなんじゃないかなと思います。
サービスの子でもそうですし、キッチンの子でもこれだけはきちんと覚えてとか、サービスするときにこれだけはきちんと伝えられるようにというようなメニューがあると、質のぶれ自体も防ぐことができると思います。
ということで、今日は看板メニューがあったほうがいい理由3つご紹介しました。
注意点と名物の作り方
繁盛点は看板メニュー必ずと言っていいほどあるものです。
ただ、ここで注意点もあるんです。
例えば看板メニューとか名物、スペシャリテと謳っている以上、本当にごくごく普通なものだったら逆効果です。
他と違うアレンジがあったり、違う長所というのは必ず必要になってきます。
もし、うちこれと言ってないんだよねっていうお悩みの方は、実はちょっとした視点の変え方でも名物というのは作れると思います。
そのあたりとか看板メニューの作り方というのはまた別途お話ししていきますね。
私のプロフィールの概要欄やコメントに看板メニューの作り方、その他PRの相談などお気軽にご連絡ください。
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感想もコメントで教えていただけると嬉しいです。
次回も福崎さとみの美食でお会いしましょう。
今日もおいしい1日になりますように。ではまた。