1. フリーランスのカベウチ。
  2. 続けてたら、それがわたしにな..
2025-07-21 14:29

続けてたら、それがわたしになった。

黒い服は、合理的で楽だから着てただけ。
でも、気づけば「黒=わたし」になってた。

強い意志を持って始めたわけじゃないのに、続けていたら、周囲が勝手に意味をつけてくれる。

そんな“いい誤解”が、アイデンティティを育てることもあるんだなあと思った話。

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■さき:
広告業界出身。
3回転職し4社目の勤務先にベンチャー企業を選んだら、ほどなく事業停止、会社が事実上の解散に。

30代で脱サラし、フリーランスの道へ。
独立した翌月に会社員時代の月収を超える契約を受注。

しかし、サラリーマン時代と同じ働き方に疑問を感じ、
ライフコーチとしてゼロから起業する方向に舵を切りました。
(会社員時代はPR・広告・ブランディング会社で、コミュニケーションプランナー/ブランドストラテジストをしていました)

現在は自由な生活をたのしんでいます。
さいきん朝型人間になりました。

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サマリー

このエピソードでは、続けることが自己のアイデンティティに与える影響や、黒い服がもたらすセルフブランディングについて考察しています。また、カフェでの経験を通じて、日常の些細な選択がどのように価値を生むのかについても触れています。

続けることの意義
こんにちは、さきです。皆さんいかがお過ごしでしょうか? 3連休も最終日となりました。
はい、私は今日もカフェに来て作業をした後に、外ベンチに来て収録を始めたところです。
はい、今日もですね、ちょっとセミの声が入るかもしれないんですけれども、
あの、そこは夏の、はい、全部夏のせいだということで、ご了承ください。
今日はですね、ちょっと話しながら、うん、あのネタを考えていこうかなと思うんですけれども、そうですね。
続けていったことがやがてアイデンティティになる。そんなことをふと思ったので、お話ししてみようと思います。
続けていったことがアイデンティティになる。
はい、これですね、数日前に、なんで黒い服を着るの?っていうタイトルでラジオを撮っていました。
本当に雑談でお話ししてたんですけれども、広告業界の人とか、いわゆるクリエイターと呼ばれる人たち、
写真家とか、建築家とか、クリエイティブディレクターとか、そういう肩書きの人たちって、なんで黒い服を着てるんだろうね、みたいな、そんな話をしてたんですね。
で、謎が解けましたっていうところで、
糸井重里さんとかと同世代の大学時代の恩師がですね、本当に私が現役学生の時からずっと黒づくめの格好をしているんですよ。
で、先生はどうしてずっと黒い服を着てるんですか?っていうご質問をしたところ、海外のエージェンシーに勤めていた頃ですね、
もう本当にですね、教授はバリッバリンの広告前世紀の時に海外2社でご活躍をされていて、
本当に、そうですね、某有名シャンプーの日本上陸時のCMを作っていたりとか、
あとカルティーのCMとか、すごいゴージャスなのを作られていたかなと思いますね。
そういうCMが強かった方なんですけど、そういう形でアートディレクターをやった後に別の海外エージェンシーに行って、
そこではかなり大きな会社だったはずです。
全国、今どうかわからないですけど、支社が100以上あるような会社で、
多分ですが、日本の副社長とか勤めていたようなバリッバリの人が、やっぱり業界人じゃないですか、行ってみたら。
業界から引退した後に、誘われて大学教授をやってました、みたいな、そういう方なんですけれども、
その先生がですね、ずっと黒い服を着ているので、何でですか?っていうふうにお聞きしたところ、
バリバリに海外のエージェンシーで働いていた頃に、上層部から言われたのが、ブランディングですよね、セルフブランディングですよね。
当時、多分ですが、その当時って働くイコール会社員で、会社員イコールスーツという格好だったと思うんですけど、
クリエイティブの人間はスーツを着ない。いわゆるサラリーマンの人たちとは差別化をしなきゃいけない。
この人たちはクリエイターっぽいなっていう期待値だったりとか、そういうものを持っていただくためには、格好からして少しなんか違うな、
その業界の人っぽいなっていう感じを出すべしと。
ということで、スーツは着ないんだけれども、黒い服を着るという、黒シャツに黒ジャケットに黒のスラックスに黒のベルトに黒のシューズに黒のカバンという腕立ちを、もうずっと先生はされていると。
私が広告業界に入った時は2015年なんですけれども、その時は別に特に黒い服の人が多いという印象はなかったですかね。
もう時代が全然違っていて、私は今35歳なので、教授の年齢の半分にも満たないひよこ若造なんですね。
だから、いわゆるサラリーマンでもスーツを着ていないというのも今は珍しくないですし、もっともっと砕けていると言いますか。
久しぶりに辞めた会社に遊びに行ったら、フリーランスになってから、よく元勤務先に顔を出すようになったんですけれども、
そしたら結構若い子は、自分がいた時よりももっとラフな感じになっていましたね。
青い髪の子とか、金髪とか、金髪は私と同い年だったな、多分同い年くらいかな。
金髪にグリーンのサマーニットを着て、クライアント会議と言いますか、コンペに来た人とかがいて、結構砕けているなと思いましたね。
自分の時も私服で、別段髭とかピアスとかOKにはなっていましたけど、
まだあれでしたよね、赤メッシュを入れていた子が、ちょっと面接の最中は耳にかけて隠していたりとかですね。
そういうところだったところから、ずいぶん色とりどりになったなと思いながら眺めているんですけれども、
そんな中でもですね、だんだん黒一色を着始める人種というのがいまして、それが私だったりするんですね。
だんだん黒く染まっていく。
これって何でかというと、合理的だからなんですよね。
黒を着ていると、色の組み合わせにまず悩まなくていいっていうのがあって、本当はですね、憧れはスティーブ・ジョブズですよね。
本当にこれとこれっていうグレーのタートルとデニムとニューバランスっていうですね、
ああいうふうにワンセットですね、バチッと決まったものがあって、自分はこれですっていうふうになったら、朝考えなくて済むのですごく機能的だなって思うんですけれども、
ちょっとですね、やっぱり体調によってとか、デスクワークが多いのか、それとも人と会ってお話をする、お食事をしたりする場面が多いのかによって、
結構自分の場合は洋服の深い深いが変わったりするので、スカートとパンツを持っていたりとか、ワンピースとツーピースと分けていたりとか、
っていうことはあるんですけれども、きちんと見えしたりとか、これ言うのは恥ずかしいんですけど、ちょっとそのモノトーンって都会的かなと思ったりしてきている部分もありました。
都会的っていうのは都会出身じゃないから思うことなんですけれども、でもですね、やっぱりいろいろな地方の方がいらっしゃって、東京のオフィスかっこいいですねって言って、
オフィスを楽しんで行かれたりとか、会いたいしたときに、なんかちょっと自分たちの会社とはカルチャーが違うなっていうことを感じていただきたくて、そうするとそのよそおいっていう部分からも、少し東京らしさみたいなものは出したほうがいいのかなとか、
あとは20代だった頃ですと、結構ですね、しっかり見られるっていうことも大事だったので、そうするとあんまりカラフルな柄物を着ているよりかは、無地の黒を着ていたほうがしっかりしてそうに見られるかなとかですね、そういったことから黒い服を着ているんですね。
つまり楽っていうことと機能的っていうことが両立されているので合理的だなっていう、そういう感じですね。だからファッションがとっても苦手です。
おしゃれさんになりたい人生だったが、ファッションがとっても苦手なので、言ってみたら消去法で黒い服にたどり着いているっていうのが自分なんですけれども、でも最近ですね、佐紀さんって黒い服しか着ないんですかとか、それがネガティブな意味じゃなくてポジティブな意味で聞かれるんですよね。
あ、洋服っていつも黒でいいんですねっていうことを、会社員時代に4社目の会社に行ったときに結構いろんな、後輩って言ったらあれですけど年下の人から、あ、黒でいいんですねみたいな、いろんな服着なきゃって思ってたけどそれでいいんだみたいなことを言われたりとか、
黒がお似合いですねっていうふうに話しかけられるようになったりとか、いつも黒でかっこいいですねっていうふうにフリーランスになってから親しくなった個人事業主の方に言われたりとか、
別段そこまで強い意思を持って始めたことではないけれども、習慣として続いていたことが、いつの間にかアイデンティティになっていると言いますか、佐紀さんといえば、みたいなイメージが勝手に浸透して定着していったっていうのを感じていて、
自分自身もしっくり着てはいるのでいいかなと思ってそのまま着続けているんですね。
日常の価値
ちょっと夏の35度を超えたりする日は、黒、暑いので別の色を着たいんですけど、まだ別の色を見つけられないまままた一夏が過ぎ去っていきそうな、そんな気がしていますね。
でもこういうふうに、別段ものすごく意図を持ってしたことじゃなくても、ただただ続けていることっていうのは価値があるんだな、価値になっていくんだなってことを思いました。
はい、失礼しました。ちょっと今ブリブリ言っている車がいたので、一旦止めました。
えー、なんか治安悪いな。夏休みだからなんですかね。普段はそんなにブリブリ言っている車は通らない印象なんですけれども。
そうなんですよ。カフェの様子もですね、客層がちょっといつもと違っていて、ファミリーが来ていたりとか。
普段はですね、私が毎日のように通っているカフェは、ノマドワーカー的な人が多いんですよね。
おそらく何をやっているかわからないけれども、あなたもフリーランス仲間ですねっていう人が一人で来て作業をしているっていうことが多くあって。
確定申告の時期とか非常に心励まされましたね。みんなやってるなっていう感じでした。
ちょっとですね、今日はそんな形で、続けていることがやがてアイデンティティになる、個性として認知されたりするっていうお話をしてみました。
それはですね、頑張るぞとか有益なことをするぞっていうふうにできたら、もちろんそれが一番いいんだけれども、
些細なことですよね。自分からしたら別段そんなに大したことじゃないのにっていうことでも、すごく意思を持って選んでいるというですね。
いい誤解と言いますか、いい認知が取れていくこともあるので、なんか続けていることがあって、
それすごいですねって言われるようなことがあったら、多分あなたのセルフブランディングの一環としてそれは役立つ行動だったりするんじゃないかなと。
そんなことを思いました。
いかがだったでしょうか。
今日は何気なく選んでいること、きっかけが何気なかったとしても、それをずっと続けていると、やっぱり人はそこにずっと続いていることそのものに価値を感じるんだなと。
それが自分からしたら、些細なことでもすごく価値に移るんだなと。
そんなお話をしてみました。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
それではまた次の配信でお会いしましょう。
タキでした。
14:29

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