薬膳の基本
おはようございます。4歳と1歳の子育てをしながら、会社員として働くわばばま、愛知県在住の薬膳インストラクターのDです。
このチャンネルは、365日、朝から元気な体を作るためのプチ健康情報を薬膳をモデューながらサクッとお話をしているチャンネルです。
仕事や家事、育児に終わりながらも自分や家族の健康を整えたい、その私自身の経験から隙間時間で学べるオンライン講座も運命しています。
皆さん今日も元気にお過ごしですか?
さて、今日のテーマなんですけど、薬膳的な食材の見方、4つの視点についてお話をしたいと思います。
4月からNHKで幸せは食べて寝て待てというドラマが始まったのをご存知ですか?
漫画が原作になっているようなんですけど、私も1話を見て、1話では不調で生活に支障が出てしまった主人公の女性が薬膳に出会っていくというストーリーで、
めちゃくちゃ良くて薬膳のイメージを変えてくれるようなドラマになるかなと思いました。
最近私のインスタグラムのアカウントでもフォロワーさんの増えがぽちぽち増加していて、薬膳に興味がある方も増えてきているなって私自身も感じています。
このドラマをきっかけに薬膳に興味を持って、薬膳を実践して健康になっていく人が増えるといいなって私も思っています。
そこで今日はドラマを見て薬膳やってみたいけどどうやって食材を選ぶの?と疑問に持った方も多いかなと思ったので、その辺の話をざっくりしていきたいなと思います。
薬膳ってちょっと難しそうと思うかもしれませんが、薬膳では食材を見るポイントが4つあります。
今回はその基本となる4つの視点、五味、五性、気系、功能っていうんですけど、それについてサクッと分かりやすく紹介したいと思います。
まず一つ目が五味。5つの味って書いて五味なんですけど、これは味のことですね。
五味は酸味、苦味、甘い味、辛い味、甘味って言うんですけど、しょっぱい味のことですね。
基本的にはこの5つの味に分けられます。
薬膳ではこの味のそれぞれに体に与える働きがあるっていう風に考えます。
例えば酸味はキュッと引き締める感じがあるので水分を守ってくれるとか、出過ぎるものを抑えてくれる。
例えば夏に汗の出過ぎを抑えてくれるとかそういう働きもあります。
あとは苦い味ですね。苦い味はデトックス作用があったり熱を冷ましてくれるっていう働きがあります。
甘味、甘い味は疲れを癒して胃腸をケアしてくれるっていう働きがあります。
辛い味は体を温めてめぐりを良くする、発散するとかそういう働きもあります。
しょっぱい味、甘味ですね。甘味は老廃物を外に出したり固いものを柔らかくするとか、ジンを助けてくれるとかそういう働きがあります。
私は結構甘い味が好きなんですけど、甘味は疲れている時にぴったりの味です。
この甘味はお砂糖とかではなくて自然な甘み、芋とかお米とかそういう甘みのことも察したりするんですけど、
でももちろんそれぞれの味を食べ過ぎると、例えば甘味だとだるくなったり、そういうこともあるのでやっぱりバランスが大切になってきます。
薬膳ってバランスをすごく大事にする学問なので、やっぱり何でもバランスが大事です。
五性と栄養
なので基本的にはこの食卓にこの5つの味がバランスよく入っているといいかなというふうに考えますね。
2つ目です。2つ目は五性。5つの性質と書いて五性なんですけど、これは体を冷やすか温めるかのことですね。
食材には体を冷やすものと温めるものがあります。
薬膳では寒、涼、平、温、熱みたいな、5つのタイプに分類されるんですけど、寒性、涼性、寒い性質、涼しい性質、これは文字通り体を冷やす性質があります。
なので体の熱がこもっている時、夏とか熱中症になりかけるとか、そういう時とかに冷やす食材が必要になってきます。
例えばきゅうりとかスイカとか、夏野菜とかフルーツに多いと思います。
続いて温性と熱性なんですけど、温かい性質と熱を持っている性質という漢字を書くんですけど、これは温める食材。
生姜とかネギとかがあるんですけど、冬とか体が冷えている時、夏でもクーラーとかで凄い冷えている時はやっぱり体を温めないといけないのでそういう食材を取っていくという漢字になります。
これは冬が旬の食材とかスパイスとかそういうところに多いですね。
あと平性、どちらでもないですね、どっちの偏りも持っていないバランスの、バランスを取れた食材があるんですけど、お米とか芋類とか、実際には食材の70%くらいは偏りのない食材という風にも言われています。
薬膳でも栄養学でも旬の食材を取るといいという風にされますよね。
薬膳でもその土地、その季節で取れたものは大体その人に合う食材になっているということが多いんですよね。
例えば夏にトマトやキュウリができますよね、夏野菜。
これって熱を冷まして潤いをチャージしてくれる働きを持っているので、まさに暑くて汗をかいて水分を消費しやすい夏にピッタリだったり、
強く冷やす食材ではゴーヤ、夏野菜でゴーヤってあるんですけど、これ暑い沖縄、そこの地域で盛んに取れますよね。
そういう風になっていたり。
あとは南国のフルーツとかもそうですよね。
バナナとか、なかなか日本では栽培されていないと思うんですけど、暑い南国で育つのでやっぱり体の熱を冷ましてくれるんですよ。
だから日本で冬にもバナナ売っているんですけど、冬にバナナを食べるってやっぱり冷えてしまうので、一般的には良くないかな、薬膳的には良くないかなという感じですね。
3つ目は器系と呼ばれるものがあります。
カエルにケイラクのケイという風に書いて、全然聞き慣れない言葉だと思うんですけど、これはどの造婦に働きかけるかというのを示す視点になります。
例えばニンジンは火とか、一応のことなんですけど火とか寒に働くとか、レンコンは肺に良いとか黒ゴマは寒と人をサポートするとかあるんですけど、
家庭で薬膳を楽しむ程度ならあまり深く考えなくても良いかなと個人的には思っています。
でもこれ肺に良いんだって知っているとちょっと楽しかったりしますよね。
薬膳をちゃんと学ぼうと思うと、この五臓の働き、
内臓を5つに分けるんですけど、この五臓の働きっていうのは避けて通れない分野にはなってくるんですけど、
それぞれの臓がどんな働きをしていて、不調になるとどんなサインが出てくるかということが分かるようになってくると使えてくる知識になるかなと思います。
そして最後にこの4番、口脳なんですけど、これは一番個人的に分かりやすいかなと思います。
薬膳では食材ごとにこういう時に効くよという働きがあるんですけど、
例えばホキ、気を補うって書いてホキだと元気を調理してくれたり、
ホケツって言って血を補う、血を作ってくれる食材とか、
ケンピって言ったら皮を健康にするっていう風に書いて、
胃腸を整えるみたいなそういう風に効能があるんですけど、
薬膳の基本的な考え方
例えば疲れが取れない時とかはホキと言って気を補う、
エネルギーである気を調理する食材とか、
あとは貧血気味の時とか生理中とか産後とか血が明らかに不足するときはホケツと言って血を補う食材を取るとか、
そういうことでも薬膳になります。
私が薬膳を学んでこんな効能もあるんだって驚いたものがあるので少し紹介したいんですけど、
安泰と書いてリュウザンを予防する食材もあるんですよね。
シソとかレモンとか鶏の卵とかがあったり、
あと健脳といったものを健康にするという漢字を書くんですけど、
記憶力をアップさせる食材もあるんですよ。
くるみとかアジとかイワシとか、
あとはガンを予防するという効能もあって、
アスファラガス、キクラゲ、ゴボウとかもあります。
例えば妊娠が発覚したお友達にレモンのスイーツをあげるとか、
受験生の子供にアジやイワシをたくさん出してあげるとか、
おやつにくるみを使っておやつをあげるとか、
そういうこともできるのですごく楽しいし、
周りにも役立てられる知識だなというふうに思います。
最後に4つのルールのほかにも、
色による食材の効能
色でもおよその働きを見ることができるんですよね。
薬膳では食材の色にも意味があるというふうに考えられていて、
5つの色、青、赤、黄色、白、黒があるんですけど、
青、緑なんですけどね、食材で言うと。
気の巡りをよくしてくれて、ストレスケアによくて、
肝を助けてくれるので、春におすすめの色。
赤は血を作ってくれたり、心臓を元気にしてくれるので、
夏におすすめの色。
黄色は胃腸をサポートして、エネルギーをチャージしてくれるので、
梅雨とか季節の変わり目におすすめの色。
白はうるおいを補給してくれて、肺を潤してくれるので、
秋におすすめの色です。
最後に黒は老化予防とかアンチエイジングの色なので、
腎を守ってくれたりして、冬におすすめの色というふうに決められています。
なので例えば秋、乾燥する季節なので、
白い食材、豆腐とか大根とか梨を意識して摂ると、
肺を潤して、風邪予防とかにもなりますし、
今は春なので、青い食材、緑の食材がいいというふうにされています。
春は五葉の関係で、五臓の肝。
肝臓のことなんですけど、肝が異常になりやすくて、
ストレスがかかりやすかったり、イライラしやすかったり、
情緒不安定になりやすくなる季節というふうに言われるんですけど、
青い食材がそれをケアしてくれたりします。
それでは今日のまとめです。
今日お話しした4つの視点プラス1つ、色ですね。
1つ目が味ですね。味、それぞれに意味があります。
2つ目は個性。体を温めるか冷やすか。
3つ目は器系。どこの臓に働きかけるか。
4つ目は効能。どんな働きを持っているか。
プラスで5色。季節とか色で整えていくこともできますよ。
ということを今日お話しさせていただきました。
全部で覚えようとしなくても大丈夫です。
今日は冷えるから温める食材にしようかなとか、
疲れているから甘みで元気キャーでしようかなとか、
補給のある食材、芋とか食べようかなとか、
そんな風に気楽に取り入れてみてください。
これからも薬膳に関する知識をお話ししていきますので、
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それでは最後までお聞きいただきありがとうございました。
今日も一日頑張りましょう。