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おはようございます。3歳1歳の子育てをしながら育休中、愛知県の小さな自宅とオンラインで30代から始める薬膳料理教室を開いている薬膳インストラクターの)です。
このチャンネルは、365日朝から元気な体を作るための物理健康情報を薬膳の知恵も交えながらサクッとお話をしていくチャンネルです。
今日は薬膳の基本的な考え方である陰陽論についてお話をしたいと思います。
薬膳の考え方のベースとなっている中国の伝統医学というものでは、2つの大きな概念があります。
それは陰陽論と五行理論というものですが、聞いたことはありますか?
今日はそのうちの陰陽論について簡単にお話をしていきます。難しそうに聞こえるかもしれませんが、実は意外と身近なことですよ。
陰陽論というのは、簡単に言うと世の中のすべてのものを陰と陽に分けて考える方法です。
皆さんの日常生活でも陰とか陽という言葉を聞いたことはあるんじゃないですかね。
多分イメージ通りで陽のイメージは暑いとか動いているとか明るいとかそういう活発なイメージを持つもの。
陰のイメージは寒いとか止まっているとか暗いとかそういう静かなイメージを持つものです。
ここであのマガタマのような形の図見たことありますか?
あの図は陰陽対極図という図があるんですけど、陰と陽の関係を表していて
白い部分が陽で黒い部分が陰なんです。
季節で見ると白い部分陽が多いのが夏で黒い部分陰が多いのが冬になります。
つまり1年を通して陰と陽が増えたり減ったりしてバランスを保っているという状態を表した図なんですね。
ちょっと陰と陽の理解を深めるためにクイズをしてみたいと思います。
1問目、夏と冬どっちが陽でどっちが陰だと思いますか?
答えは夏が陽で冬が陰です。さっきお話しした通りですね。
2問目は昼と夜どっちが陽でどっちが陰でしょう?
答えは昼が陽で夜が陰です。
じゃあ3問目、暑いと寒いどっちが陽でどっちが陰でしょう?
答えは暑いのが陽で寒いのが陰です。
なんとなくイメージ通りだったんじゃないですかね。
それで陰と陽、なんとなくわかったよと思った方。
じゃあこの陰と陽、薬膳に何の関係があるの?って思った方もいるかもしれません。
実は薬膳ではこの考え方を使って食材の性質で体の陰陽バランスを整えて不調を予防したり改善したりするということができます。
具体的な例を挙げると、暑い夏にスイカを食べるのって定番ですよね。
これを陰陽で見ると、暑い夏は陽でスイカは体の熱を冷ます食材だから陰なんです。
だから暑い夏は体に熱がこもりやすいので陽が増えるので体の熱を冷ます陰のものを食べて不調を予防するみたいな。
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それでバランスを整えていくという感じになっていきます。
日本は四季があるから季節によって体のバランスが結構崩れやすいんですよね。
それを食材で選んで調和させるというのが薬膳の考え方でもあります。
このように陰陽をどちらかに偏らないようにするというのが陰陽論の基本です。
最後にまとめると、陰陽論は身の回りのものを2つに分けて考える方法で、薬膳ではこの考え方を使って食材を選んで体のバランスを整えていきます。
夏はスイカ、冬は温かいスープといった具合に季節に合わせた食事をすることで自然と体の調子を整えられていきます。
皆さんこれからは食事を選ぶときに陰陽のバランスを意識してみてください。
それでは最後までお聞きいただきありがとうございました。
今日も一日頑張りましょう。