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おはようございます。4歳と1歳の子育てをしながら育休中、愛知県の小さな自宅とオンラインで30代から始める薬膳教室を開いている薬膳イソラクターの2です。
こちらの放送は、現在私が目指している薬膳の上級資格、国際薬膳調理士。
こちらは中国政府に認可されている中国中医薬研究促進会という学術組織の認定資格なんですけど、
その資格取得のための勉強の過程で学んだことなど、だいぶマニアックなお話をメンバーシップの方でしているんですが、
そういったことは時々普通の放送でしていきたいなと思っています。
それで今日は薬膳の考え方の一つである天人合一って何についてお話をしていきます。
薬膳で出てくる天人合一っていうのは、中医学、中国の伝統医学とか東洋医学における重要な考え方の一つなんですけど、
今日はこの天人合一っていうのがどういう意味なのかなっていうのをお話ししたいと思います。
漢字は天と人と合うと一つという漢字を書くんですけど、まさにその通りで、
地球の中で人間も自然界の一部なので影響を受けますよという意味です。
わかりやすく言うと、例えば自然のリズム、四季とか気候とか昼とか夜とか、
そういう自然のリズムと人の体はつながっていますよとか、
人は自然界の影響を受けながら生きているよとか、
自然の流れに逆らわずに調和して生きていくことが健康につながるよというようなことを意味しています。
具体的には季節と体調の関係で言うと、春になるとこの肝、五臓の肝が活発になりやすくてイライラしやすくなる。
だから春は肝を休むな、食べ物を意識して食べるとか、
あとは昼夜のリズムと健康で見ると、夜は体を休める時間なのに夜更かししすぎると季節の巡りが悪くなったりして、
夜更かしが悪くなるよとか、だからリズムに合わせて早寝早起きを心がけるとか、
これをすごい感じたのが、昔若い時はちょいちょい夜更かしとかしてたんですけど、
寝る時間、長さが同じでも疲れの取り具合が全然違うなって感じてたんですよね。
例えば10時に寝て朝6時に起きる生活と、
週末になると夜中の1時まで起きてて朝の9時に起きるみたいな。
同じ8時間睡眠なんですけど、圧倒的に夜中の1時まで起きていた方が翌日の疲れが取れてなかったんですよね。
これも今思うと自然界と人間が密接につながっている部分かなって思うと本当に思います。
そして食べ物と体の関係で言うと、寒い季節に冷たいものばっかり食べていると体が冷えて不調になる。
なので冬は暖かい食べ物を食べて体を温めましょう。
これって薬膳を学ぶとそうしようってなるんですけど、
人間ってそもそも感覚的にそういうものを持ち合わせていて、
例えば食材で分からなくても寒いと温かいスープとか温かいお茶とかおでんとか食べたくなりませんか?
逆に暑いと鍋とか食べたくなくてかき氷とか冷たいもの食べたいですよね。
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なので薬膳では温度じゃなくて食材の性質で見ていくんですけど、
こういう直感的なものも人間が自然に調和していこうっていう姿なんですよね。
寒い冬に動物が穴に入って冬眠するように、みんなそれぞれ自然の変化に対応しようとしています。
前回に生態観念っていうのをお話ししたんですけど、
それは全部のものは一つですよっていう意味の生態観念のお話をしたんですけど、
大体同じような意味ですね。
全部一つのものである。だから人間の体にも影響を受けるということでした。
今日のまとめなんですけど、天人合一っていうのは自然に逆らわずに、
季節とか環境の変化に応じた生活をしていくことが健康を保つ秘訣という考え方です。
薬膳もこの考え方に基づいて今の季節とか体調に合った食事を大事にしています。
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それでは最後までお聞きいただきありがとうございました。
今日も一日頑張りましょう。