薬膳の概要と目的
今日は、年末からスタトモノのカイホさんが
100日間チャレンジという企画をやっていらっしゃって、
私もそれに乗っからせていただいていて、
私は今学んでいる薬膳の知識を
ちょっとずつアウトプットするというのを目標にしております。
Xの方では、平日に1投稿を目標に
ぼちぼちやっているんですけれども、
Yの方でも少しまとめてお話ししようかなと思って
今日この配信を撮っております。
今日は、薬膳とは?という概要的なところの
お話をしていきたいと思います。
薬膳のイメージが、
ちょっと思っていたより
そんなに難しくないんだなというところを
皆さんに伝えられたらいいなと思っております。
では、薬膳というと
皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
おそらく薬膳鍋とか薬膳茶とか
あとは漢方みたいな感じで
中国の難しいやつみたいなイメージかなと思うんですよね。
私もそういうふうに思っていました。
でも実際はもうちょっと簡単な考え方なんだよ
というところをお話ししていきます。
薬膳というのは中医学
中国伝統医学の略なんですけれども
中医学がベースの栄養学のことを言います。
それは東洋医学の一部で
東洋医学というのは症状の原因を突き止めて
体のバランスを整えることで
病人、病気の人を治すというような考え方となっています。
一方で西洋医学というのもあるんですけど
西洋医学は悪い部分を薬とか手術で取り除いて
症状を治すというような考え方となっています。
現代の日本だと西洋医学の方が
主流な病院が多いんじゃないかなと思います。
我々も風邪をひいたとか症状があって
病院に行くと大抵お薬を処方されると思うんですよね。
あとは緊急な状態で救急車で運ばれてみたいな感じで行くと
手術をしましょうかみたいな判断になったりすることもあるかなと思います。
これどちらもいい面とちょっと悪いデメリットみたいな面もあって
東洋医学は速攻性は低いんですけれども副作用は少ない。
西洋医学の方は速攻性はあるんだけれども
副作用がある場合が多いっていう感じになっています。
なのでこの両方の東洋医学と西洋医学を
うまく使い分けられるといいよねっていうようなのが
今の日本の現状かなとは思っております。
薬膳、東洋医学の考え方を使うと何がいいかというと
日常生活から病気になりにくい体づくりができるんじゃないかなと考えています。
なので例えば風邪をひきやすいっていう方だったりとか
秋冬で乾燥する季節になるとすごい喉をいだめやすいみたいな場合
それに応じた対策を日々しておくことで
本来だったら飲まなくていいはずの風邪薬とか
喉の炎症を抑える薬みたいなのを
飲まなくて済む可能性が出てくるわけですよね。
なのでそういう感じで日常生活から食事とか暮らし方で
病気になりにくい体づくりを薬膳の考え方で
陰陽論と五行理論
やっていければいいんじゃないかなというふうに思っています。
薬膳は要因、例えば体質だったり体調、季節、住んでいる環境などを考慮して
目的、今言ったような健康維持だったり
病気の予防、美容の効果だったり、あとは老化の予防など
その目的に合った食材を選んで調理して食べる
それが薬膳の考え方と言われております。
薬膳は中医学の世界観というものが大きく分けて2つあります。
1つ目が陰陽論。陰って暗い陰と太陽の陽の陽で陰陽論ですね。
全てのものが陰と陽に分けられると言われています。
例えば季節で言うと冬は陰、夏は陽、夜は陰、昼は陽みたいな感じですね。
食材も分けられるというふうに考えられています。
薬膳では環境、四季とかですね、そういう影響による偏りを食材で調和する。
陰陽のどちらかに偏らないようにしていくというような考えがあります。
例えで言うと今は冬ですよね。
寒い冬は体が冷える、つまりは陰の時期にあたるので体を温める陽の食材を食べて不調を予防していきましょうみたいな考え方になります。
中医学の世界観2つ目は五行理論というものがあります。
五行の五は数字の五、行は行動とか行くという行ですね。
五行理論があります。
こちらもすべてのものが五行に分けられるというふうに考えられています。
一つ目は肝臓の肝、二つ目が心臓の心、三つ目が肥というちょっとあまり見慣れない漢字を使うんですけど、いわゆる胃腸のこと。
四つ目が肺、五つ目が腎臓の腎というふうになっています。
これらの臓器がいつ影響を受けやすいか、それも季節に分かれていて、一つ目の肝臓だと春、心臓だと夏、梅雨の時期が肥、胃腸、秋の時期が肺、冬の時期が腎臓の腎というふうになっていたりします。
それぞれに作用があって、血を蓄える役割ですとか血液を循環する役割です。
消化吸収を行う役割ですみたいに分かれております。
これらがそれぞれに助け合う機能を持っていたりだとか、逆にその機能を抑えてしまうような機能を持っていたりするので、このバランスを見ながら食材を選んでいきましょうという考えになります。
ここまでの世界観の1と2をまとめると、陰と陽、あとは五行のバランスを整えた食事だったりとか養生、いわゆる暮らし方をしていきましょうというのが薬剤の考え方になります。
食材の選び方と今後の方向性
ここまで聞いても、じゃあどんな食材を選んだらいいんだろうみたいな感じになると思うんですけど、
まずは私がこの薬剤を学んでみて思ったのは、旬の食材に目を向けるというのは一つかなって思っています。
寒い日、冷えるなと思って温まろうっていう時に、じゃあネギとか生姜を入れた鍋にしようとか、
逆に暑い夏だと体を冷やしたいからスイカとかきゅうり食べようみたいな、こういうのって日本人のおばあちゃんの知恵袋的な感じで昔からあるような気がするんですよね。
なので、今スーパーとかに行くと、季節の食材だけじゃないものも手に入る時代ですので、なかなか分かりにくいんですけど、
旬の食材っていうのを意識してとるようにすると、この薬剤の考え方に近づけるんじゃないのかなとまず思っております。
今日はここまでが薬剤の概要のお話になります。
最後になんですけど、私がなんで薬剤を学ぼうかなって思った理由なんですけど、
ある言葉を知って、薬食道元っていうんですけど、
薬は薬、食は食事の食、道は同じ、源は源って書くんですけど、
これは食べ物は薬と同じだよっていう意味だとか、体は食べたものからできてるよみたいな意味なんですよね。
アーユルベイダーでもこんな考え方があったような気もします。
これは私が自分自身が目指したい方向性だなって思ってるんですよね。
やっぱり自分で選んだ食べ物で体は作られてるなって年々感じることが多くなってきて、
例えば前日にすっごい脂っこいものを食べたりとか、
すごい脂質の多い生クリームみたいなケーキをたっぷり食べちゃったりすると、
吹き出物が出てくるとか、すごい胃がもたれてるとか、
食べたものがすごい体に反応してるなっていうのを年々年を重ねるごとに感じるなっていうのは思ってるんですよね。
なので自分を今から大切にする食事をすることで、
自分の体調を整えるいい感じの体作りができるんじゃないのかなって思って、
それが結果として自分の未来への投資になっているのではないかと思っています。
これはもちろん自分にもそうだし、周りの家族だったり身の回りの大切な方とこれを共有して、
みんなでいい感じに年を重ねられたらいいなって思って今薬膳を学んでおります。
皆様の健康に関する知識の一助となると幸いです。
今後は食用上の話だったりとか、今冬なので、
冬に起きやすい症状だったり、それに対する対策みたいなお話をしていければいいなと思っております。
最後まで聞いてくださった方、本当にありがとうございます。
今日が人生で一番若い日。
今日も健やかにしなやかに過ごせますように。
さきみきでした。