1. Run the World, by DogsorCaravan
  2. #68 ウルトラランナー・石川佳..
2022-05-03 1:17:12

#68 ウルトラランナー・石川佳彦選手に聞くUTMF 2022、ウルトラマラソンとトレイルランニング

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2017年にはIAU 24時間走世界選手権(ベルファスト)で270.870kmで優勝。2018年にSpartathlonで優勝、2019年にはBadwater 135を大会新記録で優勝。石川佳彦 Yoshihiko ISHIKAWAさんはロードのウルトラマラソン、特に200kmを超える超長距離で世界の頂点に立つアスリートです。

その石川選手が2022年のウルトラトレイル・マウントフジの「UTMF165k」に出場しました。日本国内の100マイルのトレイルレースに初めて参戦、さらに天子山地や杓子山など本格的な山岳セクションを含むレースも初めて。石川さんは経験の薄い山を走る練習をするよりも、自らが強みとするウルトラランナーとしての走力でどんな結果が出せるかを試したかったといいます。

ウルトラマラソンランナーとしての矜持を持って、ウルトラトレイル・マウントフジに挑戦した石川佳彦さんに、今回のUTMF165kを振り返っていただくとともに、ウルトラマラソンのトップアスリートから見たUTMF、そしてトレイルランニングについてお話しを聞きます。チャプターから今回の話題を追うことができますのでご利用ください。

ゲスト:石川佳彦 Yoshihiko ISHIKAWA さん

聞き手:岩佐幸一(DogsorCaravan)、ナミネムさん、智也さん

(2022年4月30日収録)

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♪~
石川さんをご紹介していたんですけども、ここは発祥させていただいて
という事ですね。石川さん、UTMF選手はお疲れ様でした。
ありがとうございました。
ウルトラマラソンの世界チャンピオン、石川選手が今回UTMFに参加しようと思った経緯というか、そこのところを早速お話しいただければいいと思うんですけど、
ウルトラトレイマウントジという大会自体はいつぐらいからご存知だったかというのを遡るとどうでしょうか?
1回、2回、3回ぐらいからメディア等で紹介されて知ってたのを知ってたレースだったんですけど、
2020年コロナが始まってからですね、一応ウルトラマラソンは4レースほど出場させて、国内レースですね、全て優勝したという形だったんですけど、
自分の中でレースに向かうトレーニングだったりとか、レース自体が作業化しちゃってるというか、自分の中であんまり楽しくないというか、
当たり前のようにトレーニングして、当たり前のように結果が出てという形が刺激が欲しかったので、
UTMFという違うフィールドに足を踏み入れて、自分が戦ってみた、刺激を求めて出場したという形ですね。
すごいですね。だから国内でレース、海外も含めての仲間だけど、ウルトラマラソン界ではかなり極めるところまで極めたというところがあったというか、
実際のリザルトとか見ても特に得意とした人は24時間走とかというようなエリアになると、もう無敗みたいな感じだし、100キロとかでもそういう感じだと思うんですけれども、
具体的にトレイルランディングに向けての準備とか、そういうこととか意識されてエントリーしようとかというのは、だいたいいつぐらいから始まったという感じなんでしょうか。
そうですね。ちょっと話題が変わっちゃうかもしれないですけど、2020年かぐらいにトレイルの有名な選手が24時間走にチャレンジするというプロジェクトがあったと思うんですけど、
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そういう姿を見て、違うフィールドで勝負するみたいなのがかっこいいなと思って、逆に自分が違うフィールドに足を踏み入れた時にどういう勝負ができるんだろうかみたいな興味があったのと、
あと、その選手が24時間走にチャレンジするってなった時に、トレイルランディング界といいますか、この選手なら世界記録出せるだろうみたいな、そういう競技自体を甘く見られたみたいな、そんな雰囲気を感じて、
僕自身が第一人者で、国内で一番その競技をやってるという自負があった中で、軽く見られた違和感みたいなのがずっと心の中にあって、逆に僕はトレイル走って、全然24時間走の方がきつかったですねとさらっと言えたらいいかなというか、
そういうチャレンジ精神というか、自分の中で刺激がある戦いをしてみたかったというのがあって、MTMFってそういう舞台にピッタリというか、素晴らしい舞台だと思うんで、この辺りを意識したところですからね。
これ、なみなみさん、あるいは富山さん、日本のトレイルランダーが24時間走に挑んだっていうのは覚えていらっしゃいますか?僕ちょっと誰だったかなと思って。
キリアンですか?
キリアンのことですか?
僕もキリアンかなと思って。
キリアン少年ですよね。
実は11時間で終わっちゃったっていう、あの時の話か。
雰囲気的にすごいキリアンだったら行けるみたいな、競技自体が軽く見られたみたいな感じがあって、なんかその違和感みたいなのがずっと引っかかって、
じゃあ逆に自分がトレイルに足踏み入れてどうなのかって、僕自身もそうな興味があったんで、なりたいなっていう感じがあった。
そこに関して言うと、例えば、そのトレイルランナー化するキリアンの実績っていうのはトレイルランナーの中では知られたところがあって、根拠のない和和感というのはすごくあると自分自身も感じたんですけど、
逆に大事にしてある石川さんから見たときに、そんなに甘くないぞっていうところとしては、具体的にどういうところに感じましたか?競技性というところで言うと。
そこが結構トレイルランニングとウルトラランニングの本質的な違いになるのかなっていうのが競技目線で見たときにあるのかなと思うのがすごく興味深いですね。
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ウルトラランニングってすごく華やかでスキルフルで技術的な部分が問われるところもありつつのっていう中なんですけど、ウルトラランニングで言うと本当に最後は泥試合というか、
もうグダグダになってからがどう勝負を仕掛けるかみたいなところの最たる競技みたいな部分があって、そこをトレイルやってる人が再現できるのかなっていう部分があって、
そういう想像したときに多分厳しいんじゃないかなという感じで思ってたので、実際やってみたら12時間でということで、まあまあそこぐらいなんだろうなっていう感じ。
それはつまり体質とかそういったところももちろんあるけど、メンタリティとかも含めたところでという話ですかね。
そうですね。よく日本人に「武器だ」って言われるその12時間そばっていうところで難しい部分もあるのかなっていう印象があります。
なるほどですね。ありがとうございます。
そういう、いわばウルトラランナーとしての教示というか、とりわけ第一人者としての教示というか、ここはやっぱり自分が関わったスポーツ自体の誇りをかけてという、大きな理由があったということなんですよね。
ちょっとこれ、いろいろこのトレーニングとかトレイルラーニングとウルトラマラソン、いろんなこと聞きたいんですけど、
それに先立って、今記憶がフレッシュなうちに、先週のウルトラトレイマウント時、実際走ってみた経験について少し伺えればと思うんですけれども、
UTMFのコースとか、このコースについて、もちろんトレイルラーニングなので、ロードのウルトラマラソンは全然違うわけなんですけども、
どういう印象を持たれたか、自分にとってかなりハードル高いというか、あるいは自分でもここはこういうコースだったらある程度読めるというか、
そんな不安なくいけそうだなというふうに思われたか、最初コースを研究してみたときどういうふうな感じになりましたかね、石川さん。
そうですね。ロードが多いというイメージがUTMFがあったので、本当に山岳のレースというよりかは、ロードでしっかり稼いで山を我慢できればある程度上位に入れるんじゃないだろうかという、
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ふんわりしたイメージは持ってたというのがレース前のイメージですね。
なかなかすごいところをつかれたというか、実際、並瀬さんはやっぱり今のは、僕はある程度当たってるという言い方としてですね、
UTMFの大事なところはやっぱりロードというか。
年々コースは変わってますけど、今年特に天使がカットされたということで、そこはどうですかね。
カットされたときにされたときはさらに自分用になったなみたいなのあったんですかね。
それはよく言われるんですけど、そもそも天使を走ったことがないので、比較の心配とか、
走ったことがあってきついのがカットされたんだったら、そういうふうにプラスにできる。
そもそも初挑戦、国内のトレイルレーサーのシルム自体が初めてだったので、日本のトレイルレーサー自体が何とも言えないというか、
プラスにできると周りの声が聞こえては聞いたんですけど、あんまり工事の中でプラスにできなかったというのがレース前って感じですかね。
なるほど。そうですよね。ちょっと行かれたことがないっていうので。
おそらく天使があると、コースの中で一番きついていたテクニカルな下り、トマモリからの下りはテクニカルなので、
そこがもしかしたらちょっといやらしいかなっていうところだったかもしれないですね。
わかりました。
四川さんは今回のコースって、どれぐらいのセクションを思想というか事前に走ってみたっていうことはされたんですか。
あるいは全然されてなかったりしますか。
全くしてないです。
全くしてない。
これ自体、2年間全く走ってない状態で、ぶっつけ本番みたいな感じでスタートした感じなので、
なんとも来たトレイルに対してどう対応していくかっていうのをその場その場でやっていこうっていう作戦ですね。
僕もちょっとその辺は、四川さん、他の主催してた人たちからそういう話は、トレイルは思想してない、
トレイル練習は今回あえてしてないんだという話も聞きましたけど、全然こういうTMFのコースも事前に思想せずにというのは驚きましたけれども、
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その意図っていうところはもちろんあるんだと思うんです。
その辺はどういう狙いというか聞かせてもらえますか。
そもそもやっぱりトレイルラーニングって、ちまたでよく言われるポジティブなイメージがすごくフューチャーされがちだと思うんですけど、
僕はそのトレイルを走ることのネガティブな部分もすごく意識してて、
トレイル走り込みすぎるとどうしてもロードの走力が落ちちゃうっていうのが自分の中で感覚としてあって、
器用な選手で何でもできる選手だとそんなことないと思うんですけど、僕は全然不器用なので、
あんまりトレイル走るとロードの走りのノリというか、うまくスピードに乗れないっていう感覚をあんまり味わいたくなかったので、
できるだけ練習はいつも通りロードとトラック練習中心でトレイル走らずに、
そしたらトレイルに何とか対応できるように勝負でっていう形で臨んでました。
ちなみに、いわゆる峠層のような起伏のあるロードのアップダウンっていうのはトレーニングの中では取り入れていたんですか?
そうですね。元々家の前が500m坂登った高台の上にあって、常にアップダウンをロードとトレーニングでやって、
標高1000mくらいある高原が家から25kmくらい先にあって、25km走ったら標高1000mまで行って往復50km走みたいな形で、ロードの起伏があるときには1年中やってるときに。
それ、トレイルランナー的にも理想的な環境じゃないですか。トレーニングの場所としては。
コースのことをあえて知らずに行くというスピードに集中したんですけど、ロードとトレーニングを取らずにスピードをキープするためにはどうしたらいいかという、長時間にわたってキープするにはどうしたらいいかというような、突き詰めたしかさんなりの作戦ということで、
前人のトレーニングの準備を進められたんだと思いますけど、ここでレース自体を少し振り返ってみたいと思うんですけれども、結果としては6位という結果でフィニッシュされたんですけれども、
前半では石村さんとマンバさんと2人の選手が先行してたんですけど、その次に続く3番手集団という言い場合は石川さん、土井隆さん、鬼塚さん、こういった、
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あと他にいらしてたかもしれないですけど、抜けたり入ったりはしたけど、石川さんと土井隆さん、その3人が結構長くお互いの背中を見てというか、追い抜いたり追い抜かれたりしながら進んでたと思うんですけれども、
この辺りはどんな風に、主に夜の間長かったと思うんですけれども、これはまだキープしてというか、あまり後半に備えてというような感じだったんでしょうか。どんな風に思って走られたんでしょう。
そうですね。レース始まってみて、結構労働の区間も多くて、
特に前半はそうですよね。
ハイペースっていう話をすごく聞いたんですけど、ハイペースだったっていう話を聞いたんです。僕自身は全然そんなことなくて、余裕を持っていけてたし、
ロードでリードを奪う展開を予想はしてたんですけど、積極的に行ってるつもりではあったんですけど、なかなか行ききれなかったというか、もっともっと今思えば飛び出していくような積極的なレースを展開しても良かったのかなっていう形では今となっては思ってるんですけど、
トレイル入って意外と走れるなっていうのは自分の中にあって、もっと登りで離されたり、下りでものすごいスピードで離されたりっていう風な最悪の展開を予想はしてたんですけど、意外と道井さんの登りにもつけたりとか、
下りにもぴったりつけてっていう形で行けたので、実はトレイルの練習は全くしてないんですけど、YouTubeでトレイルランニングの下りの下り方みたいな、レクチャーしてる動画とか見てて、イメージトレーニングはしてたんで、
こんな感じだったなみたいな、その場で、その場しのぎでやってて。
実際に実践したのはその時初めてだったってことなんですかね。
そう。
それも面白いな。
すごいですよね。なかなか聞いたことがないエピソードだったなって感じがしますよね。
それは誰の動画だったんですか?
いろんな方のアプリだったけど、詳しくは分からないです。分かりやすい人のアプリ。
メイズはできてましたね。できるかどうかは分からなかったです。
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ドイさんと今週、レース終わってからインタビューさせていただいたんですけど、その時に近くで走ってたときの話だと思うんですけど、石川さんと話して、
ドイさんから言うと、全然自分とは得意なところというか、力を入れるところが真逆の話だったんで、びっくりしたというか、という話をされてました。
ドイさんからすれば山というか、トレイルのセクションは得意というか、そこが自分の強みというふうに思ってらっしゃるに対して、石川さんは逆ですよね。
ロードで自分はそこで力を磨いてきてるっていう。練習するところも多分全然違うというところで、そういう話をしてたんですよということをおっしゃってました。
前半のロードを比較的抑えてというか、余裕を持ってているところは、それが心地よいペースだったからなんですか。それとも駆け引きというか、ある程度前後差を意識しながら走るというのが通常のスタイルかでいうと、その時はどっちだったんですかね。
ある程度後ろと差を、あまり団子というか集団があまり大きくなりすぎというのが嫌だったので、駆け引きを前に前にという形をした結果、そのぐらいのペースで落ち着いたんかなという感じですね。
確かに一人きりで走るより特に前半というのは、ある程度のペースになるところのパックで走るというのは、リズム刻むという意味でも、あとは初めてのコースで走るという意味でも良さそうですよね。
そうですね。あとトレイルの方ってすごい話するじゃないですか。
みんなおしゃべりですからね。
トレイルの方は、違和感といったあれなんですけど、このドリルの超蹴りレースとかだと、本当にいかにスイッチをオフにして、オートドライブに、自分の言い換えて、いかにオートドライブを使わないように、たんたんと修行僧のように、リズムかというところのスイッチを入れるんですけど、
トレイルの場合は、なんていうんですかね、カルチャーショットというか。
そうですね。そこはただ、実際競技の中でみんなギッとした雰囲気の中でやってるかというと、選手同士のお交わり合ったりというのが、ちょっとトレイルランニングの特徴かもしれないですね。
そうですね。雰囲気はすごく良くて、素晴らしいなと思いながらも、ちょっと今の感じがします。
今までのカルチャーショックみたいな、レースでこんなベラベラしゃべっていいの?みたいな。
話を振られたりもしたんで、あまり無視することもちょっと申し訳ないんで、話はしますけど、やっぱりなかなか受け入れてる。
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普段は自分のスタイルとはってことですよね。ちなみに、トレイルの特徴でいうと荷物持って走るというところがあると思うんですけど、そこのやりやすさとか、そもそもトレーニングしたかどうかでいうとどうなんですか?
今、チャット欄の方でも同じ質問をいただいて、WGMKさんというか、装備を背負って走ること自体、どんな印象だったでしょうか?と。
確かにここもロードのウルトラマラソンのトレイルと大きく違うところを目で見て、ちょっと大きく違うだろうなと誰でも気が付くところなんですけど、どうでしょう?
そうですよね。ウルトラマラソンの場合は本当にサポートがいて、全部サポートに給水だったり、ジェルだったりっていうのを供給してもらって、自分は本当に軽装で、無駄なもの一切持たずにっていうのがスタンダードなスタイルなんですけど、
それの場合は、エイドまで20キロ、30キロってあるので、持たないといけないっていうことなんですけど、4月に入ってぐらいから荷物を背負わないとまずいなと思い出して、
重めのザックに荷物3キロとか3.5キロとか背負って、さっき言ってた50キロ総みたいな形でやって、何回かしてるうちにしっくり来たというか、慣れたので、本番はもうちょっと軽くできたので、
意外と違和感なく、そんなに肩が凝ったとか、それが重りになって走りのリズムが崩れたっていうことはなかったので、あまり良いことなかったです。
そうすると逆に、苦手じゃないですけど、トレイルと普段やってることの違いの中であまりフィットしなかったっていうのを振り返ってどこかありましたか?
三角エリア的なところなのか、もしくは補給なのか、ウェアリングなのか、いろんな要素の微妙な違いってあると思うんですが、どうでしたか?
このうちの三角のところを苦しんだところももちろんあるんですけど、エイドに入ってソフトフラスクですかね、あれ出して水入れて蓋して、もう一回しまってみたいなのが、本番になって意外と自分できないなと思って、
そうですよね、周りがすごく速くて、指摘サポートができるエリアは交換のフラスクがあったので、交換してスムーズになったんですけど、残り半分は自分で入れないといけないっていうのがあって、ここはもうちょっと練習して、本番についてきましたね。
確かにスクリューしめづらいっていうのは慣れあるかもしれないですけど、でもなんとなくですけど、1秒、コンマ何秒の無駄な時間を削ぎ落とすっていうのがDNLに刻まれていいんじゃないのかっていう感じもしますね、話聞いてると。
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じゃあ普段のウルトラマンソン、僕もですから何事も知らないんですけど、石川さんが例えば24時間走とかされる時とかも、周回だったりもするから、基本的にはもうディフィルで満たされたものにもう買っておいて、空のものをそこに置いて交換っていうのは普通っていうことですね。
そうですね。周回コースとかだと2キロとか1.5キロに1回来るので、本当にもう飲んでからを1周持って、1周したらそれを返してっていう。何キロのものを背負うなんていう文法はウルトラマンソンとそのあたりはちょっと違うと思うんですよね。
話の途中、すみませんまた戻っちゃって恐縮なんですけれども、そういう中で石川さんがちょっと苦戦されたかなっていうのはやっぱり最後、終盤の方というか、トレイルのセクション、時間、もう今回のコース、結局山らしい山というか、すごい本格的な山はコースの最終盤120キロ過ぎぐらいから出てくるっていう。
例のユーティメフと比べてもちょっと異例の点だったかなと思うんですけれども、やっぱりそこの20曲がりあたりからさっきお話してた3人の間の差が開いてきて、
20曲がりで、そうですね、同位山からそうですね、言うと15、16分ぐらい開いて、間に温塚さんいらっしゃったりということだったりみたいなのですけど、やっぱりここはトレイルがちょっと厳しかったということなのか、あるいはちょっと時間が進んできて、ちょっとやや疲れ出てきたということなのか、どんなことが石川さんにあったのかなって思ったんですけど、
ちょっとお振り返りいただけたら。
山の中、キララの映像から、尾西の小西塚さんと同じぐらいにスタートして、小西塚さんに引っ張られる形で本格的な山に入っていったという感じなんですけど、
小西塚さんの100マイルという距離も問題ないですし、自分の場で。時間も20時間程度走り続けるも全く問題ないですし、ただその大体首頭筋ですかね、この筋肉はもう使えなくなっちゃって、ここだけですね、本当にここがダメになっちゃって、登れない下れないっていう、
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20曲がりぐらいからガッツンと来ちゃって、登りは歩き、下りはなんとか、よちよち下るっていうのが、本当にゴールまで続いちゃったっていうので、全然全く対応しきれなかったです。そこそこだけですね、本当に。
なるほど。
下りですよね。下りで足使っちゃったって感じですね、首頭筋ってことは。ブレーキで。
下りの正直に待機レズミっていう首頭筋。ここまでもういかれちゃうというか、機能しなくなることはあまりなくて、ちょっと予想は言ってたね。
これもう逆にYouTubeではカバーできなかったっていう感じですね。
YouTubeでストップを言ってくれる人がいらっしゃったら、なんと考えれたんですけど、そう想定ができたもんね。
確かに確かに。
これはトレイルランナー的にはどうなんでしょうね。山を走っているとそういうとこは鍛えられるか慣れるのかどうなんでしょうね。そういうこともあるのかな。
知らず知らずのうちに。
慣れもありますし、あとは歩幅とかを決心にしますけどね。
着地の衝撃をなるべく和らげるっていう。
あとはコースレアウトを見たときに、特に思想するとよりわかると思うんですけど、そこを想定した中で前半からのトータルのペース配分とか、細かな筋肉の使い分けするっていうところは、ちょっと特徴かもしれないですよね。
トレイルランナーあるあるですけど、僕もそうなんですけど、出るレースに合わせたプロファイルのコースで練習したりするんですよね。
そういうのも筋肉もそうなんでしょうし、そういうところかなっていつもしますよね。
とは言うものの石川さんレベルのランナーなので、そうであってもやっぱりトレイルのちょっとしたコースの上り下りっていうことが続くと、
そういう思わぬ走りに影響を与えますっていうのが驚きというか、と思いますね。
そこからはやっぱりちょっと苦しみながらというか、フィニッシュまでなかなか辛いというか、思うように走れないっていうのは石川さんとってかなり苦しい時間になったでしょうね。
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そうですね。後ろがね、前というよりも、後ろがね、せっかくここまでいい順位で来てて、ちょっと取りこぼすのがもったいないなと思いながら、
もう首都期の状態は改善されないっていう時間がすごく長く続いたので、体力的には全く問題ないし、眠気がどうとか、舐めたいことも一切なかったんですけど、首都期が機能しないっていう、ただ一点だけで前に進めないっていう、そういう意味で苦しい時間になりましたね。
それはつまりもし仮に今後また挑戦するとすれば、そこが改善点というか、トレーニングをしていくっていうところが対策になってくるということですかね。
そうですね。最後、考えるべきと思うんですけど、根本的にそういう筋肉をしっかり強化するというのはちょっと考えないと話にならないかなっていうふうには思いますね。
逆にそこを除くと、他に特に苦労したところはなかったですか。
そうですね。あと、尺子とかあたりの急な下りですよね。
あのあたりはここまですごいのかというか、本当に真下に落ちるような下りだったりとか、たまたま天気が良かったので、まだ大丈夫だったんですけど、これ雨降ってたらどうなるんだろうみたいな、何ヶ所か感じたので、
そのあたりをどうするべきなのかなっていうのが、次出るときには考えないといけないのかなって思いますね。
確かなんですけど、以前2019年頃ニュージーランドのトレイルレース出てませんでしたか。タラウェラでしたっけ。
はい。
あの時と比べて、トレイルランニングで受ける印象ってどうですか。走り通した中で、同じところが疲労したのか、もしくはその時はあんまり感じなかったのかというと。
あとタラウェラって100マイルトレイルレースと言われるんですけど、実際と林道のパートと高度のパートがすごく良くて、累積も5000mちょっとぐらい。登りが始まったなと思ったらもう終わって、下りがちょっと下って、っていうのがずっと繰り返されるコースなんで、あれを100マイルトレイルっていう感じのイメージだったので。
本格的な山っていうのは、本当に今回キララ以降に初めて対峙したという感覚なので、カルチャーショックというか。
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確かにUTMFでいうと、キララ以降、一つはそこから二重曲がりから尺子を超えて、というところが核心部になりますよね。
今僕ちょっと考えたんですけれども、市川さんが首都圏の思わぬ異変というか、トレイルの通り下りになるんですかね、そこは変化を驚いたという話があったんですけども、
こういうところを鍛えるということをするとすれば、それはウルトラマラソンの市川さんが例えば24時間走とか、100kmとか、ロードのスパルタスルームとか、そういうものの対策にもなり得るものなんですかね。
あるいはそういう例をさせているときは、そういう代替首都圏とかよりももっと別のことが大事ということになるんですかね。どんなふうに分析されますか、ご自身の経験から。
そういうところは難しいところなんですよね。共通する部分もあるはあるけど、そこまで大きな影響にならないので、あんまりそのトレイル、スパプラトレイルを極めて、そこが良くなったからといって、
ウルトラマラソンと繋がるかどうかはまた別の話。そういうところはすごく難しいところです。
別のところを必要とされるということですよね。
同じように見えても、白止めから同じように見えても実際やってみると同流というのはなかなか難しい。
アメリカだと、ウルトラとトレイルを両方やってる人って割といるなってイメージがある。古くはスポット10月とか。そこでどうなんですかね。やっぱり日本とアメリカはちょっと違うんですかね。
そこの話題もよく上がりそうな気がするんですけど、ただ本当のトップレベルで両方やれるのかって言ったら、
スポットさんもトレイル寄りで20時間飛ぶことがあって、そこまで極めたって言うほどの記録ではない。本当のトップオブトップで両方やるっていうのは、中のレース乾燥して、トレイルのレース乾燥して、ロードのレース乾燥してとか、
という意味でも2つやるっていうのは全然大丈夫だと思うんですけど、両方ともトップを取るっていう意味の2つやるっていうのはかなりハードルが高いんじゃないかなっていうのが僕の見解です。
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そうだね。確かにそうですよね。
スコット・ジュレックさんもたぶん20時間飛ぶ、260キロちょっとぐらいだったと思うので、20時間飛ぶのに本当のトップを狙ってあるともう少し記録がいる。
その記録を狙おうと思うと今度トレイルがおろそかになっちゃうっていう感じがあるので、なかなか難しい。
確かにあとでもうちょっと突っ込んで聞きたいのはトレーニングというところなんですけど、限られた時間の中でどう時間配分するかというところが、ゴールをどこに置くかによってやっぱり少しずつ変わってくると思うんですけど、
どっちのトップを取りに行くとなると作る体つきっていうのはやっぱり変わってきますよね。
そうですね。1年365日、1日24時間で限られてる中で、しかも体のリカバリもしないといけないとなるとちょっと難しいんじゃないかなっていうのは思いますね。
トレーニングの話をちょっとこのままお聞きしたいんですけど、普段っていうのはトレーニング自体は何か理論的にされてるものなんですか?それとももっと自分の感覚っていうものを優先的にしているものなんですか?
そうですね。まず第一に僕のベースにあるのが健康を題さないっていうのが一番大事にしている部分で、結構ウルトラランニング界によくいるのが、いろんなレースにも端から端までエントリーして、
全部走って、超超人だみたいな、それがすごい体が強いみたいなのがあるんですけど、それを10年間続けるって絶対無理だと思うんですよね。
それだったらきちんと1レースに向けてしっかりトレーニングに積んで、リカバリをして、っていうのを長く続けたいっていうのがベースにあるので、まずはやっぱり健康を題さない。
実際20代から24時間続けて、かっこいい競技をやってるんですけど、もうほとんど体調崩すこともないですし、モチベーションもすごく上がることもないですし、すごく下がることもないですし、
単々とこなせてるので、そういうアプローチとしてはうまくできてるのかなと。あとは週末に時間が取れるので、しっかり長い距離を週末に出して、平日はスピード練習とリカバリにやって、うまくつけて、
月間走行距離というよりかは1週間の中でうまくいくというのをトレーニングしてます。
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ちなみにトレーニングの管理っていうのは時間ベースと距離ベースというのはどっちを重き置いてますか?
スケジュールがそんなに僕時間余裕がないので、時間ベースで。
今の話はトレーラーにとってもすごい有益な話だと思うんですよね。最近の話じゃないですけど、例えばUTMFに出てから次にまた100万円を入れるみたいな、そういう人も結構いたりすると思うんですけど、
たぶん今下田さんが言ってたみたいに、長くやるっていうのを考えると、そういう入れ方をしていくと、僕もトレーラーに行くのも10何年になりますけど、たぶんできないと思うんですよね。
だからやっぱりそこのリカバリっていうのはすごい大事だなと思って、協議を長く続けるのに。
これはすごいいいポイントかなって思いました。
週に何時間ぐらいっていうのが設定しているものなんですか?
今2月に子どもが生まれまして、1年間撮ってるんですよ。結構トレーニングする時間があるという。1日UTMFの前とかだと朝2時間、夕方2時間、20km、20kmで40kmベースにして、あとは週末に多く走るか、ちょっと減らすかみたいな感じの。
2月からずっと続けてるっていう形なんですよね。
フリータイムで働いた時はもっと半分ぐらいってことですかね?
そうですね。朝15分、夕方15km、30kmで、週末100km、50km。
そう聞くとすごいな。
じゃあ週20時間とか行きますかね。
そうですね。朝15分、夕方仕事終わりと感じるとそのぐらい。あとは最中に合わせて減らしたりしてるので、前後しますけどそのぐらい売ってると思う。
どんな練習が好きでいいなんですか?もしくは嫌いな、苦手な練習とか苦手だからやるとかってありますか?
ベースはやっぱり1km5分から6分。ジョビングとか休憩のあるところを走り込む。僕すごいジョブ遅いんですよ。
あんまりガンガンペース上げてっていうのは嫌いで、しっくり走り込むっていうのは6分ペースで。あと週1回から2回、河川敷とか使った1kmのインターバル走とか、1km15分とか、スピード練習をやってって感じ。
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フルマラソン最近は走ってないんですけど、いつでも走っても2時間半は切れる走力は消しておかないとっていうのがあって、その走力を活かして100kmだったり24時間走ると戦っていきたいっていうのが僕のこだわりというか意識してる点ですね。
それってちなみに、石川さん独特の練習なんですか?それともウルトラランニングで言うと、わりとセオリー的な練習の仕方になるんですか?
ウルトラの人たちはそんなスピード練習やってないと思いますね。
じゃあもっとゆっくりと距離を踏むみたいな方がスタンダードなんですかね?
ほぼLSDのみみたいな、そういう人も多くて。特に一般ランナー的な人だと、自分自身思い返すとそんな感じの人も多いです。
何時間も。
時間で勝負みたいなね。
例えばマラソメッシュでよくやるLT走とか、1レベルの30km走とか、そういうのもやってるんですか?
そうですね。1.4分から入って、ペース上げて、形を作る。
石川さんの方から、トレイルランナーに対しておすすめの練習ってないかありますか?
それ聞いてみたい。
結局、長い距離を走るってことがベースでなってくると思うので、
やっぱり突き詰めるところはみんなベースの走力をどう上げていくかってところになると思うんですけど、
わりと本当に意識しないとそこってお下がりになったり、山行ってる方が楽しいって結構なりがちだと思うんですけど、
石川さんから見たときに、どこを上げるともっといいよっていうのを広くトップ選手に対しても、
もっとボリュームゾーンの選手に対してでもいいんですけど、聞きたいです。
効率的なのはやっぱりセット練習もよく取り入れるんですけど、
スピード練習をやって次の日に長い距離走るとか、いかに疲労した状態で自分の動きができるかっていうのが違うという意味で、
セット練習っていうのは取り入れる練習としてはおすすめなのかなって感じがしますね。
バックスペース業界用語で言うとバックスバックに近いですかね。
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でも、神崎さんが前に言ってたのと同じことを言っちゃってましたね、石川さん。
バックスバックって、次の日にロングっていうイメージあるじゃないですか。
でも実は神崎さんがセット違うみたいで、
スピード練習をやってからゆっくりロングをやるんだっていう話をしていたのに、結構同じイメージなのかなって思いました。
体がフレッシュな状態だと誰でも走れるというか、ダメージ受けた状態でスタートすることによって、
自分の弱い部分や足りない部分が見えやすいのかなっていうふうな。
逆にダメージ受けた状態で長い距離行けると、それは自分の自信になるんです。
それはベースの装力を上げるっていうポイント以上に、
長い距離を走り続ける、体作りとかメンタリティを作っていくことに効果を求めるっていうことですかね。
そうですね。本当にメンタリティって言葉がピッタリだと思ってて、
本当に気持ちの面で後半死んじゃうというか、
繊維喪失みたいな順序が全て崩すと思うんですよね。
そこで苦しくなったという、こういうことをしたんだ自分はという、
実質の作りというか、取りぬ段階でそれが積み重ねられていると、1回でも2回でも踏みとどまれる理由作りというか、
理由ができるので、いかに何本作れるかみたいなのが、僕もすごく意識している点で、
いっくら本番で走れましたって言っても、そこで何で走れたのかっていう理由が自分の中で見えてないとあまり面白くないと思うので、
ビデオ作りとしてそういう風なトレーニングは本当にメンタルを強化するっていう意味でもやってます。
話で聞くとそうだよなぁとか思うんですけど、実際にやるとそういう時もあるんですよね。
たしかに。
怪我のリスクとかはどう回避しますか?リカバリーは重要視点にダメだと思うんですけどね。
そうですね。あと、僕は生体に結構通ってて、体のトレーニングというか、どう体をうまく使うかというのを意識してやってて、
いろんなペースでいろんな刺激を体に与えるっていうのが大事だなって考えていて、長い距離を使わないと、スピード練習ばっかりだとやっぱり局所的に色が変わるので、
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コンディショニング、スピード練習、長距離、Q4みたいなのをうまくバランスよく落とし込んでるって感じですかね。
ちなみに長距離っていうのはどれぐらいのペースで走るんですか?ゆっくり長くっていうのが一番メインの練習なのか、もしくはもうちょっとLTレベルのペースで、
そこまでの距離じゃないっていうのかというと。
そうですね。長距離走る時は50km/h、100km/hの時は1km/h、5分ペース。
その辺気持ちよく後半苦しいのかなっていうぐらいの感じで。
30km/h走、40km/h走は周回コースで。そのときはもう1km/h、4分ぐらいのペースでって感じで、
50km/h、100km/hをやるときにあんまり行き過ぎないようにというか、よりもかペースで行けるように下っ取りを打ち立ててるっていう感じ。
逆に言うと、1km/h、5分ペースで100km/hとかっていうのに余裕が持てないと本番話にならないので、いかに余裕を持って作って週末を迎えられるかみたいなイメージは今まで持ってますね。
本番から意識してピリオダイゼーションというか、気分けしたトレーニングを取り入れてるっていうことなんですか?
そうですね。ある程度何ヶ月後のレースに向けて、これぐらいのクオリティを自分でこの時期に仕上げておかないと話にならないという、プレッシャーを自分にかけながら、1つ1つクリアしていってっていうイメージで、
本番いい状態で、自信持った状態でスタートライン立てるようにっていうのはずっと知ってます。
前半の方が割とスピード要素が強くて、レースが近づくに向けて50km/h、100km/hを取り入れていくっていうようなイメージですかね。もしくは逆ですか?
いや、意外とそうですね。直前まで意外と100km/h速度か50km/h速度やってますね。で、1ヶ月前になって落として、後ろを抜いてっていう形なんで、近づくほど意外と距離走ってますね。
後ろ抜きは2weekくらいですか? そうですね。2weekくらい。2週間前になるとあまり長い距離走らない。20km/h以内に。
もう一つのトピックとして、食事とか補給とかのサイクルみたいなこと。今、チャットの方でもいただいたメッセージ出してるんですけども、さっきもいただいたWGMKさん。
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食事についてもこれまで話されていますが、今も変わらずでしょうか?というのは、たぶんちょっと僕らに補足すると、シカさんのアプローチとして、ウルトラランナーとしてパフォーマンス最大化するには、
低糖質というか糖分に頼らずに、耐脂肪の燃焼率というか、耐脂肪を俗に言うと燃焼しやすいような体作りということを普段から食事とかでも心がけてらっしゃるということがあっているので、
たぶんそのことをおっしゃっているのかなと思うんですけれども、そのあたりは、シカさんのパフォーマンスキープする上でも重要な要素というふうに考えてらっしゃいますか?
そうですね。2015年ぐらいから、糖質制限というか、ほぼレースの前後以外は糖質を摂らないという生活を続けているので、
今回のUTMFでも同じような感じで糖質制限をしながらレースに向けて仕上げていたという形なんですけど、
やっぱり脂肪をうまく使って走らないと、長い距離を糖質をバカバカ食べて走り続けるというのは僕の体では無理かなというのは、なんとなく想像がついていたので、この教育を始める前から。
なので、糖質でじわじわ燃やしていくというか、エネルギーを変えていくというやり方が自分に合っているので、ずっと続けているという感じです。
無補給でトレーニングというのも結構されている印象があるんですけど、それも狙いとしては同じですか?トレーニングという点から脂質代謝というか、そっちの体作りをしていくということなんですね。
そうですね。あと僕はあまり食べて走るというのができないので、朝6時スタートで100キロ走るとなったときに、朝ごはん食べてから走るとなると、どんどん時間が後ろに押していっちゃうので、
水だけ飲んでスタートして、一応保険類ジェルは持っているんですけど、きつくなったら、一応持ってるのは持ってるんですけど、給水、水と薄めたスポーソーリンクだけ走るというのはスタンダードにやっている。
水は意識的にとっていますか?それともなるべくとらない方がいいだとか、何か考え方はありますか?
結構僕は水飲む量多いと思いますね。エネルギーあまり取らない分、お気物とか食べない分、水分量は多いと思います。
今回のレースでも同じですか?それは。持てる量が限られているから難しいところですよね。
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そこもちょっと苦しいんだというか、ウルトララニブだといつでももらえるっていう、いつでも飲めるっていう、カバーがおがまん飲んで、それをアセットして出してというのがあったんですけど、
1リットルをいかにエースハイブにちゅうちゅう飲んでいくかっていう、
ここの難しさというか、水切れでヘロヘロになったということはないんですけど、何も考える難しさというか、考えないといけないのはちょっと疲れましたね。
あとは熱さによってもペースも変わってきそうですしね。
そうですね。なかなか違いにちょっと苦しんだところですね、そこは。
ちょっと時間も迫ってきているんですけども、今後のお話ということもぜひここで伺っておければと思うんですけれども、
石川さんの今シーズン、この春のUTMF、普段と違うシーズン開幕というか春を向けられると思うんですけれども、
これからあと春、夏、秋に向けてどんな目標を持っていらっしゃるか、今回に伺えればと思います。いかがでしょうか。
7月に、久しぶりに海外レースにアメリカのバトルオーバーをチャレンジすることもあって、メディアというか取材がつくレースになるので、
ちょっとこういうレースがあるんだぞっていうのを一般の方にも知ってもらえるきっかけになるのかなっていう意味で結果をしっかり残したいっていうのはあって、
あと9月にスパルタスロンをもう一回チャレンジして、バトルオーバーとスパルタスロンのメジャーレース、2つ取れるように、
今は半年間、しっかりトレーニングとレースと集中してやっていこうかなっていうのはちょっと目標です。
その後はちょっと、いらだくお話というかによって変わるのかなっていう感じになると思う。
バトルオーバーは、冒頭お話しした話とこの配信では流れなかったみたいなんですけど、
2019年のこの夏のバトルオーバーでは大会新記録で優勝という、すごく華々しい成績を出したし、
その時に美しい奥様へのプロポーズも写真に収まって、その時でしたよね確か。
そうでしたよね。というわけで、すごい、なんていうか、
源の良いというか、シカさんにとっては、いい思い出のたまにいっぱいある場所ですよね。そこでまた自分の記録を更新するというあたりが目標になりますかね。
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というよりも、コロナで、海外レースがすごく大好きで、ワクワクして非日常を味わえるというのが、コロナで全く実現できなくなって、
その時に、このバトルオーバーの中で、止まった時計の針をもう一度動かすじゃないですけど、その舞台にピッタリなのかなというのが、バトルオーバーの再スタートというか、
バトルオーバーの後にもインタビューさせていただきましたけど、非常に過酷な、トレイルラーニングは自然の中で過酷だとか言いますけども、ちょっとまた別の次元の、
50度の、気温接し50度の世界というところだと聞いてますので、その時の話もぜひ、ドクサギャラバンでも聞かせていただければなと思っているんですけども、
一方で、トレイルラーニングに僕は色々向けているので、UTMBとか、またUTMFとか、トレイル、また走ることってありますかね?石川さんどうでしょう?
そうですね、ちょっと今回のレースが、一応、間隔になりにも24時間走っていう、ウルトラマラソンの世界チャンピオンのUTMFを走るっていう、一応、トピックとしてはなったのがあったんですけど、
予想通りというか、山でこいつ苦しんで、山でペース落ちて抜かれて、微妙な順位でゴールしたなっていう感じの印象だと僕は思っているので、
トレイルラーニングをリベンジしたいなっていう気持ちは山に対して、トレイルに対してあるのはあるんですけど、そこで本格的にトレイルラーニングに取り組んで、トレイルランナー石川として、トレイルラーニングと向き合うのが正解なのかっていうと、自分の中ではそうは思っていなくて、
最強の素人で続けたいというか、YouTubeでイメージ取り入れるんじゃないですけど、この話してないんですけど、トレイルなんで入るのか、練習しないかっていう理由の一つが実は言ってない話があって、
僕は蜂と蛇がすごい苦手なんですよ。トレイルラーニングは蜂と蛇いるじゃないですか。トレイルラーニングがアウトを線に喪失しちゃうというか、
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UDMFでも二重曲がりあたりで蛇がいて、練習で本当にあんまり、トレイルに入るとその怖さがあるんで、
ロードだってあんまりいないじゃないですか。ここの危険性が低いと思うんで、というのもあったりして、トレイルの色に染まるのが自分のスタイルなのかっていうとそうでもなくて、
でも今回みたいにロード勢vsトレイル勢みたいな構図ってすごい面白いなと思ってて、まといって喧嘩する必要はないですけど、いい緊張感といい共感、お互いに刺激し合っていけたら面白いなっていう面白さも見えたUDMFだったので、
山のこと知らないけど強いなみたいな、そんなポジションで優勝とかできたら面白いなっていうのはあるので、もちろんU.S.T.A.R.S.T.A.T.S.だったりとか、
N.B.D.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A.T.A
石川さんに対してはトレイルランナーじゃないっていうのはわかるんですけど、似たフィールドで活躍されてる方っていうのと、もうちょっと総合格闘家みたいな、何でもできるっていう印象はあるんで、今回出るっていう噂を聞いたときからすごく楽しみにしてましたし、
本当に楽しみにしてましたね。そういったトレーニングされてる方が、こういうトレイルっていうエリアも含めてどういう走りされるのかなっていうのは、たぶん僕だけじゃなかったんじゃないのかなって思ってましたし、
その中で、僕は、Versusってよりも純粋に応援していたりしたのと、来年のUTMFまた出てほしいなって思うし、あとUTMFじゃなくても親越語学とか、いろんなタイプのウルトラトレール、100万人いるに限らずともあるので、
僕が得意なプロファイルの中で挑戦してほしいなっていうのは、もうすごくウェルカムな気持ちでいますよ。
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そういう回の方と絡む機会がないので、どう思われてるんだろうとか、どういう感じなんだろうっていう感じもあって、でもそこが今回、心地いい部分であったりとかもして、土井さん、鬼塚さん、石川さんで集団で行ってるときとかも、
鬼塚さん、鬼塚さんってすごい応援されるんですけど、僕ほど無視です。
逆に僕は心地よくて、慣れなくなった感じだけど、トレードがUltraマラソンじゃないので、外国人いない中でも外国人っぽいやる方に立ち入れたっていうのは心地よかったので、
すごくないですね。
逆に、そこまで自分のアイデンティティがUltraのランナーであるっていうのは、どういう背景とかっていうのがあるんですか。
やっぱり相当な苦しいトレーニングもしてると思うんですけど、やっぱり何かコアにないと、それってなかなか続けられないことじゃないですか。
やっぱり僕、そもそもエリートじゃないので、スタートが。本当に陸上競技から始めて、高校時代から始めて、いろんな強い人にできて、自分なんて自分なんてっていう、ずっとソウルコードやって一番になれずにやって、でも走るのは好きでずっと続けて、
やっと出会えた自分のフィールドなんで、自分が輝ける場所みたいなのがあって、そこを絶対手放したくないなっていう思いがすごくないので、30歳過ぎてこんなに熱く走るほど続けてるなんて、高校時代の時とかですよね。
そのあたりの、じくじたる思いみたいな強い気持ちっていうのは、自分の歴史ストーリーの中で積み重ねられていったものなので、そこは曲げたくないっていう気持ちですかね。
そうですね。それについてはトレイルランニングの中のトップ選手にもたまに聞くエピソードだったりするので、もしかしたらそういうところが根本的なところで似たフィールドにいるっていうのを感じるのかもしれないなって今聞いていて思いましたね。
岩田さん、西場さんも言ってませんでした?インタビューで同じニュアンスの感じの。
そうですね。西場さんもまさに、ある意味では、石川さんと重なるというか、本当にもう普通の、なんていうか、28歳で会社の職場の人に誘われてフルマラソン出たのがきっかけでというようなところから、こうやって続けられてっていうところが本当に楽しいんだということを教えていて。
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戦うフィールドというか得意とするところはまたちょっと違うんだと思いますけれども。
そうですね。また大西塚さんは大西塚さんでまた違うフィールドをバックランドに持って走っているりして、それぞれのお話を聞くと考えさせられるというか、いろんな角度を経験して同じコースでこの選手の場に走られたというのが、言い深いというか、そういうことを僕もお伝えしていきたらなと思って、
同じように走っているように見えても、こういう違う考えを持ってバックランドにも走っていらっしゃる人がいるんだということを伝えていきたいなと思うんですけれども。
あとちょっとすみません、チャットの方で一つメッセージをいただいて質問をいただいたので、ちょっと話戻っちゃうかもしれませんけれども、
えりこさん、糖質制限について具体的にどの程度まで糖質制限でしょうかと。糖質の質とか考えていらっしゃいますかとか。あと、脂質でエネルギー確保する場合の脂質の質とか。
PFCというのは僕、石川さんご存知かもしれないけど、その割合とか教えていただきたい。結構テクニカルな質問がきましたけども。
この辺、どの程度までの糖質って、全く本当に取らないっていう感じなのか。取らないというか、意識して取ることはないということなのか。あるいは、たまには、食べたいときにはおにぎり食べるとか、そういう感じなのかとかっていうことなのかな。どうでしょう、石川さん。
PFCとか専門的な話はちょっと難しいなと思うんですけど、主食は米パン、麺類は一切取らないようにしてて、でも野菜の糖質、繊維質みたいなものは取ってますね。バランスよく。
あと肉はよく食いますね。肉は結構ガツガツ。鶏肉中心に結構ガッツリ。肉、卵、あとナッツ類ですね。ナッツ類。あとMCTオイルとかオイル。プロテインもよく飲みますね。
そんな感じで、あんまり投資制限って言うんですけど、主食を取らないようにして、肉類しっかりタンパク質を取って、好きなものを食べてっていう感じでずっと続けてる感じですね。
ちなみに今回のレース中は補給どんなことしてたんですか?
そうなんですよ。トレイルってハンガーノックとかっていうイメージがあって、やっぱりウルトラマラソンと違って糖質すごい使って、ものバクバク食うみたいな、皆さんうどん食べるみたいな。そういう状況に落ちるのかなと思って、結構準備は一応してたんですけど、
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意外と走り出して、いつも通りジェルと、あと硬い黒糖と、あとチョコという、その3つでほぼ回してたという形です。
固形物はとりあえずウルトラマラソンと同じような補給で。
そうなんですね。補給のトラブルとかも特になく?
そうですね。胃腸がとかいうのもあれですし、そもそもエネルギー入れでっていう、本当に脂肪筋だけの問題で走ればいいかっていうだけですね。
じゃあ実際、補給に関して言うと、ウルトラランニングの方がきついなっていう感じありますか?今回走ってみて。
そうですね。
難しさというか。
あんまり両方ともそんなに違いは感じなかったという感じですね。特にエネルギー切れもなかったし。
あんまり取り過ぎないようにだけは普段は気をつけてるんですよ。ウルトラマラソンのときも。
取り過ぎるとどうしても入れれば入れるほどと思っちゃうんですけど、このトラブルって絶対来ると思うので、エネルギーギリギリのところを責めるというか、
冷蔵割でお腹すいたなぐらいの感じでゴールできることをイメージして。今回はそんな感じでゴールできて、終わった後に食事も取れたので。
あとはちなみに45分とか1時間に1本とかペースアイブに決めて定期的に取ってましたか?
決めてはないですね。ある程度エイド出るときに4つか6個ぐらい入れて、ちょっとエネルギー切れの兆しが見えたかなぐらいでちょっと取っておこうかなっていうのを連続しています。
一過ぎに45分から1時間に1回ぐらい。
ということで、えりこさんも参考になりましたでしょうか。ありがとうございました。メッセージアンチャント。
あと時間過ぎてしまっているんですけど、僕の方からジャーナリスト的な視点でもう一つだけ質問してもいいですかね。
最近のウルトララーニング界の大きなニュース、しかさもご存知だと思うんですけど、アレクサンドル・ストロキン、リトアリアのバナソンランナーですけれども、
彼がちょうどこのUTMFやっている最中だったかな、その時にイギリスのレースで100キロの世界記録を更新したということで、
風見直さんの記録を更新したというニュースがあって、
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彼についてはこの間になってから以降だと思うんですけど、12時間層でも100マイル層でも、
今年の1月だったかな、24時間層でも世界記録を連発しているんですよね。
2019年石川さんが優勝した翌年のスパルタスロンで彼優勝してたりとか、
あと世界選手権でも石川さんも一緒にレースを走ったりもされてるんじゃないかと思うんですけども、
これはやっぱり石川さんにとっても刺激というか負けてられないんじゃないかなって思ったんですけど、
どうですか、彼の次々世界記録更新したというニュース、どんな風に受けてまいってらっしゃいますか。
そうですね。意外と一緒に走ったレースって、2017年にスパルタスロンを初めて走ったときに、
多分彼優勝、彼というかその選手優勝されたと思うんですけど、僕その時4位で、
前半からもう1キロ4分ペースで246キロ走るレースで、前半から1キロ4分ペースで入って、
多分クルマラソンの通過とかも2時間45分とかそのぐらいで通過してみたいな、
100キロも7時間ちょっとで通過してみたいなものすごい選手だなという風な感じで思ってて、
よく言われるのが、24時間走のスピードがなくなった選手が、
都市行ってからやる競技団みたいな、定則がウルトララーニングカーにあってですね、
彼の場合24時間走で記録出した後にそれより短い100キロで記録出すというような形で、
こうだからこうだみたいな定則僕結構嫌いで、可能性を感じるというか自分自身も刺激になるというか、
思いもよらないところから思いもよらない結果が出るのって競技の面白さだったり、
動かさだったりすると思うんで、ただ自分自身も24時間走の記録はちょっとね、
かなり差が空けられちゃった部分はあるんですけど、全然世界記録を目指しますって言っても、
可能性はあると思うんで、その部分でも目指していきたいなっていうところで、
前を走ってくれる存在として、そういう選手がいるっていうのはすごく自分の中で勇気づけられるというか刺激になりますね。
ぜひぜひ、多分ソルキン選手よりもシカさんの方がまだ若い、ソルキン選手がもう40代じゃないかなと思うんですけれども、
10個も上ではないと思うんですけど、8個も上だと思うんですけど、40代来ても伸ばせるっていうのはすごく、
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ウルトラに面白いものだなって思います。
ぜひぜひシカさんにも大記録で挑戦する機会があったらいいなというか、
そんなこともチャンスがあったらいいなと思うんで、いつかはわかんないですけど期待してます。
日本のウルトラランナーというか、これまでも先輩たちが大きな記録を持っていらっしゃったり、作ってくかれたりしたので、
ぜひシカさんにもそこに続いていただけたらなというか、そんなことを個人的に思っております。
すいません。約束してた時間すっかり過ぎてしまってありがとうございました。
あとは何かいただいてるのかなと。こんな感じですね。
これで、波央さん、富田さんいかがでしょう。こんな感じでもよろしいでしょうか。
ありがとうございます。
ご提案に答えていただいて本当にありがとうございます。
本当に興味深いというか、ありがとうございます。
今また一つメッセージいただきましたね。先ほどコメントいただいたWGMKさん、
「BADWATER、スパルタストロン、両方撮ってください」と応援してますというメッセージいただきました。ありがとうございます。
というわけでした。
というわけで今回はサンデートレイル特別特番企画というか、
ポッドキャストの公開収録という形でお送りしました。『Ultra Runner シカワヨシシコ戦シンク UTMF2022』ということでした。
画面切り替えようかな。最後。
もう一回画面に切り替えましてありがとうございました。
また石川さん、是非お話聞かせてください。
はい。こちらもよろしくお願いします。
ありがとうございます。
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