路地裏クリエイティブの谷口です。
同じく丸山です。
この番組は、事業会社とPR会社という広告クリエイティブの路地裏にルーツを持つ2人が、企画やコピーなどについて自由に語っていく番組です。
決まった台本は特になし。興味のあるテーマについて気の向くまま喋っていきます。
なお、番組内での発言は基本的に個人の考えであり、所属する企業の立場や見解を反映するものではありません。
それでは早速スタートです。
では引き続き、販促コンペグランプリを捉えたチームの皆さん、
矢野さん、遠藤さん、関さんとお話、アフタートークという感じで、収録後どうでしたかというようなお話をさせていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
これ、お三方ともこういうふうにお喋りされるのって初めてっていうふうにお聞きしたんですけど。
そうだ、気になったんですけど、反則会議のインタビューとかってもうやられたんですか?
まだです。
じゃあ僕らの方が早いかも。
来てるんですか?
来てるんですか?
僕のじゃなくて、このロジウラクリエイティブで皆さんの発言が雑誌に載るよりも先に先取りしてるかもしれない。
でもね、グランプリだったら多分写真撮ったりして見開きのやつとか出ますよね、きっとね。
そこでもちょっと同じような話されるかもしれないですけど、楽しんできてください。
楽しんできてください。もう今年1年はスタートして。
そんな感じじゃないですけどね、会社でも。
会社で変わらないんですか?やっぱそんなに。
変わらないですね。なんかおめでとうとかはありますけど。
まぁでも実際そうなんだよな、これちょっと夢を崩すようなことを話し始めちゃうけど、コンペ取れば人生変わるってマジ嘘だから。
それはある。
逆になんか厳しくなった気がする。勝手にかもしれないですけど。
見られる目が。
でもそれがいいことだと思っていて、撮ることは意味ある。撮っただけでは人生が変わる。
撮るだけでは変わらないんだけど、それを踏まえてどう人生が動いていくかにはすごい影響があるから、
それも自分次第だったりするし、そこをもとに次の仕事っていうのもありますし、
吉木さんおっしゃったように、周りから見る目が厳しくなると自分のアウトプットを高めないといけないという気持ちになるから、
そういうきっかけにもなる。それが結構本業のスキルを上げることにもつながったりして、
結果いい仕事に結びついていくっていうのもあると思うんで、
撮るだけではなかなか、昔は変わったかもしれないですけど、今はなかなかリアルにそんなことは起きないという、
でも悲観的な現実ではないんですけどね。
実際はね、結構変わってる気がして、僕は。
多分その本人たちはそれをずっと言われ続けるわけではないから、
意外と受賞終わった後は平穏な日常に戻ってきたなって感じだと思うんですけど、
意外と周りの意識が結構変わってる気がして、
それこそさっき関さんが言ってた厳しくなったような気がするみたいな、自分が思ってるだけかもしれないけどみたいなのって、
実際厳しくなってる気がするんですよ。
それっていうのは多分周りが、こいつらは企画できるからっていう意識を持って、
結構大学でも文化とか演劇とかドラマとかテレビとかそういうのを勉強してたんですけど、
なんで人の、人間が作っていく文化とか、特に日本の文化とかすごい好きなので、
日本はなんだかんだそういう案件にちょっとずつ携わらせてもらったりとかはあるんですけど、
そういうところ広げていけたらいいなとは思ってます。
すごいなんか視野の広い話っすね。
真面目って。
真面目、真面目。
素晴らしい。
時折ある遠藤さんからの真面目。
真面目です。
そういう遠藤さんはどうですか。
遠藤 えー、あんまりなりたいものとかなくて、
普通にこの今の会社とか今の役割とかで与えられたものを100%、120%で返せるようになるっていうのが、
まず一番今頑張らなくちゃいけないことだなって思って。
で、主に私の業務だと調査とかが多かったりするんですけど、
あんまり得意じゃないのかなとか思ったり、
それも言うと先輩にまだやってないだろって言われるんですけど、
そこをまずは一個一個、今の役割でできることとかを増やしていくっていうところを、
頑張らないといけないなって思ってるっていう感じです。
遠くの未来は見えてないですね。
遠藤さんは別にコピーライダーとかストップラー系から、
いわゆるクリエイティブの真ん中なところに移りたいみたいなのは、
そこも今は明確にあるわけでもないんですか?
そうですね。ストップラーっていう職種はすごく好きですし、
すごい意味があるなと思っているので、そこからはあんまりは考えてないです。
めっちゃみんなちゃんとしてるね。
遠藤 その部分はあれじゃないですか、
だいたいおじさんが若いから、
僕も言ってたときによく言われましたもん。
しっかりしてるね、普通っすよとか言ってたから、
みんなこうやってコンペやるぐらいの人って、みんなそういう人しかいないっていうか、
みんな頑張ってね、自分の目標を見てるからこういうのを挑戦してるわけだしね。
すごいリアルだなと思った。
本当にね。
本当にね。
本当にね。
本当にね。
すごいリアルだなと思った。
とにかく目の前のことをできるようにならなきゃいけないから、
120%で返せるようになりたいんですみたいな話って、
確かに企画1年目ぐらいのときって、
とにかくそれしか考えてなくて、
それなんかやりまくってた結果、
なんとなくできることとか、
道とかが見えてきて、
そっから将来どうなりたいみたいなのを考え始めたなって。
まじでそうですね。
なるほどね。
グランプリ取ってるから、
もうバキバキに見えてる人たちなんだろうなと思ったけど、
逆に考えたらまだ2年目でフレッシュに頑張ってる方々だったんですよ。
自分の2年目もそんな未来なんか想像してなかったし、
こんなポッドキャストやってると思ってないからね。
マリアマさんとも出会ってないし、
マリアマさんと僕出会ったのもコンペきっかけなんで、
きっかけで言うとね、
朝から。
コンペは人との出会いも広げるから、
この機会をいただいてるのも、
僕もシルバー取って、
皆さんグランプリ取られてっていうのがあるからだし、
そこはすごい面白いし、
自分が頑張ればいろんな人といくらでも、
広がっていけるフィールドがあるのは、
いいことだなっていう、
最近は特にそういうこと思いますね。
ちなみにルートとしてはちょっと、
違う位置にいるヤンさんとかは、
どうですか、そういう今の悩みとか、
将来どうなりたいみたいなのって、
あったりするもんですか?
基本的にそんな深く考えてないんですけど、
今回は仕事以外にもちゃんと、
デザイナーとしてしなきゃなとか、
将来はADとなってっていうものもあるから、
ただただ仕事やるだけじゃなくて、
いろいろできたら成長に繋がるよなっていう、
マインドはありつつ、
ただただ3人でコンピやるのが楽しかったので。
大事、めっちゃ大事それ。
プロセスが楽しめないと続かないしね。
分かる。
すごい胸がいっぱいになるという。
ヤンさん、基本的に人間のイメージとか、
ヤンさん、基本的に人間として素晴らしい人ですね。
すっごいハートフルですね。
できた人ですね。
僕もメリットの広告大好きなんで、
またヤンさんとどっかでおショーできたら楽しそうだなって思いました。
ぜひまたよろしくお願いします。
勝手に商談進めないでください。
お二人はどうですか?
関さん。
でも私も結構社会意義があるかとか、
そういう方を大事に従っちゃうタイプではあるなと思いつつ、
結構コピーとかで、
小島玲子さんとかそういうアースのコピーとか、
そういうのが結構好きですね。
自分の人生にちょっと刺さってきちゃうとか、
入り込んできちゃうみたいな言葉とか、
そういうのはやっぱり好きで読んじゃったりとかしますね。
ありがとうございます。
二人ともどちらかというと終点派的な感じですか?
はい、ずっと感じてます。
ずっと感じてるし、
もう多分他の企画も多分反差コピー出されてるやつも、
そういう終点的というか、
ハードな感じなんだろうなっていう想像もできる。
遠藤さんは?
私はいいなって思ってる。
いい広告は覚えてる広告だなって思ってて、
私がすごくよく残ってるのが、
すごい前なんですけど、
2012年ぐらいにやってた大発の車のCM、
それが岡田まさきさんと女優さんが出てるやつなんですけど、
女性用の車を多分売り出したいみたいな話で、
車の姿ももちろん映ってるんですけど、
二人のデートの姿がCMで映ってたりしているものがあって、
それはすごく岡田まさきがかっこいいっていうのがあるんですけど、
女性が車を持つっていう動機の中で、
デートの姿を映していて、
その光景がすごく羨ましいなって思えるCMを作っていて、
それがすごく記憶に残ってるし、
私当時子供だったんですけど、
すごく車欲しいなって思った記憶があるので、
それはすごく覚えてるというか、
好きだなって思ってたりします。
いいですね。
やっぱストーリーとして残ってるものっていうのが、
皆さんの中にも結構強く広告クリエイティブの事例として、
心に留まってるって感じがしますね。
ありがとうございます。
でもなんか、三人の話、
CMやっぱりすごく終点的、令和的というか、
これはやっぱり令和的なんですかね。
なんかここが何で起因しているかを、
なんかもっと深掘りたくなってきた。
でも、なんかここの場においては、
丸山さん少数派みたいに見えるけど、
別に多分、
でも多分全体箱を開けてみたら、
全然普通に半々ぐらいになる気もするし、
なるほどね。
全員終点派、なんかやばいじゃないですか。
なんかアート作品作っとけよみたいな感じにもなりかねないっていうか、
広告である以上人の目を引き付けたり、
その行動のきっかけにしていくみたいなところは、
絶対視点的なこと重要になるから、
これを令和的なっていう括り方が、
捉え方として合っているのか、
何なんだろうっていう。
僕は結構あれなんですよ、
悩んだ時とか辛かった時に、
芸術作品に心を救われている経験が原体験にあるので、
基本的に自分の作るものが、
誰かの希望的なものに合ってほしいという、
願いのような気持ちで自分のクリエイティブは作っているんですね。
だからそういうお題だとすごい生き生きとできるし、
ただ大喜利みたいな企画になってくると、
ちょっと苦手だなと思ったりするんですけど、
マリオさんは多分逆、
大喜利的に人を面白く感じさせるとかの方が多分好きだと思うし、
それはなんか令和的というより原体験に何があるかで、
でも同じ世代だと原体験が似通ってくるとか、
そういう風に思うので、
僕の場合逆に、
僕は割と自分で社に構えているタイプだと思っていて、
世の中のことにツボ吐きながら色々言ってるような。
僕も社に構えてはいるタイプでもある。
だからそもそも社に構えていないとクリエイティブのことできなくないですか。
まあね、そうだと思う。
そういうタイプの人にとっては、
社に構えていないとクリエイティブのことができなくなる。
そういうのもあると思うんですけど、
まあね、そうだと思う。
そんな社に構えている自分でも、
なんかめっちゃ面白いっていう風に目を奪われちゃったものに、
一本取られたっていうことで、
その広告が好きになっちゃうみたいな。
なんかその3Mのテープのやつもそうだし、
前あったやつで言うと、
吉田沙織さんの100円キャッシュバッグの、
エナジードリンクのゾーンっていうの。
地球を使うっていう。
あれめっちゃすごいなと思って。
ゾーンっていうエナジードリンクの広告で、
100円キャッシュバッグをやるっていう。
ただそれだけなんですよ。
100円キャッシュバッグでその企画にジャンプしているのはすごいですよね。
これが東京のOOHで、
ゾーンを飲んだ吉田沙織さんが覚醒して、
100円を地面に叩きつけているっていうビジュアルの広告がまず出て、
それと同時にブラジルで100円を出行してるんですよ。
ブラジルのOOHに100円が。
地面からゴーンって出てるみたいな。
ウォールマッピングみたいな感じで地面にアートがあって。
これは東京で叩きつけた100円が、
地球を貫通してブラジルまで行っちゃいましたよっていう。
それがムービーでSNSで、
そういう風に貫通しているような映像を作って、