サネカの嫁入りの紹介
で、火曜日の新連載。こちらも3作品が始まりました。まず1作品目が、サネカの嫁入り、モンセ・ワタル先生となっています。
モンセ・ワタル先生というお名前は、昔からジャンプフラスを読んでいる方であればピンとくるかと思うんですが、2019年7月から2020年6月まで
ロマンティックキラーを連載。その後、22年、23年にかけて、僕と仁義なきおじさんという作品を連載された先生となっています。
ロマンティックキラーは、すごい有名な作品ですか?
そうですね。ロマンティックキラーに関しては、1年を多々して打ち切りとなってしまった作品なんですが、打ち切り後にアニメ化が発表され、それがネットフリックスのランキングで結構上位に食い込むという、謎のシンデレラストーリーを歩みましたからね。
そうですね。
そういう洗礼ができたので、ジャンプフラスでうっかり打ち切りになったとしても、アニメ化してくれないかなという、そういうゾンビがわらわらと湧いてしまうことになったんですけどね。
罪作りの作品ですね。
打ち切りにはなったけど、アニメ化してくれないかなと思ってしまうような、そういったでも成功談。
本当にロマンティックキラーは、本当に僕もかなり大好きで、当初からジャンプフラスを紹介するというトークでは、いつもすごく推していたりもしたので、
モーセ先生、それ以来大好きな作家先生なんですが、今回また連載で戻ってきました。
内容としましては、亡くなったおじいちゃんの遺言上で、おじいちゃんの住んでいた家を譲り渡されることになった孫の中学生、島崎達彦くんなんですが、
その家に行ってみると、何か怪奇現象が起こって、なんだこれやと思っていたら、実はそこにおじいちゃんに可愛がられていた狸のサネカちゃんというのが、
おじいちゃんの死後、神様になりまして、神になりまして、女の子の姿になってまして、その家を守っていて、
孫って言ってもなんか嫌な感じだし、住ませるかと思ってたんですが、冷静に話し合うと意外と悪いやつではなく、
まあまあまあ、おじいちゃんの思い出も大事にしているみたいだし、自分はおじいちゃんとはそんなに仲良くなかったけど、
この家、じゃあ何とか残そうかなっていう話をしていたら、なりゆきで謎の神様の仕切りのせいで、サネカちゃんと達彦くんが結婚してしまうという話です。
タカトリヤ 謎の仕切りとは何ぞや。
おじいちゃん いや、なんか3回なんかをしたらダメですよみたいなのを無自覚にやっちゃって、結婚ってなっちゃうんですよね。
タカトリヤ はいはいはいはい。え、狸だよね。
おじいちゃん 狸です。
タカトリヤ 結婚できるんですか?
おじいちゃん 神様ですからできます。
タカトリヤ ああ、え、それはなんか人間の方が神にならなきゃいけないか、そういうのはないですかっていう。
おじいちゃん 今のところはそういうことはないみたいですね。
タカトリヤ なるほどね。
おじいちゃん その世界ではそういう神と人間の婚姻というのはちゃんと制度として存在しているらしくて、まあ達彦くんは神様の世界にもちゃんと受け入れられています。
タカトリヤ ああ、いいっすね。なんかもういいっすね。ほのぼのじゃないですか。
おじいちゃん まあそうですね。で、二人の暮らすその古い家というのは神々のこのすごい良いオーラが満ちているパワースポットで、昔から神様がたくさん集まっていたんですが、まあおじいちゃんが亡くなる前後にその神様がみんないなくなってさやかちゃんしか残らなかったんですが、まあ達彦くんが帰ってきて改めてそこの家がオープンしたことによってまたいろんな神様が集まってきて、ちょっと疑似家族めいた関係で人が増えていくようなそういった展開になっています。
タカトリヤ はいはいはい。じゃあもう本当にういういし、まあ若夫婦とおじいちゃんが来たりおばあちゃんが来たり娘っぽいのが来たりとかいろいろするってことですね。
おじいちゃん まあそうですね。今のところ幼女とイケオジとグラマーな女性と無愛想な女性がいますね。
タカトリヤ おーいいっすね。なんかハーレムっぽくなってきましたね。
タカトリヤ まあハーレム感が結構ありますね。なのでモンセ先生は僕とジンギナくんおじさんでもそうでしたしロマンティックヒラーでもそうなんですが、何か心に傷を抱えた人たちの同居、疑似家族ものというものをあえてやってるのかどうなのか、
まあいつもそのテーマが根底にあって、それが上手い作家さんなんで今作もそこの要素がすごくいいなという感じになってますよ。
おじいちゃん あーなるほど。それはいいっすね。なんか安心しておりますね。
タカトリヤ まあそうなんですよね。疑似家族もの。で、神様たちも結構昔は人間にもかまってもらえて、人間にも見てもらえて大事にしてもらったけれど、今やもう人間は神のことはわからないし、
やしろもほったらかしにされてるし、もう自分はこのまま朽ちていくだけだなと思ったんだけれども、辰彦くんが迎え入れてくれたおかげで、またこうして人の世と交わることができるなんてなー、うるるみたいな結構感動的な話があるんですよ。
おじいちゃん はいはいはいはいはい。もういいっすね。王道じゃないですかっていう。
タカトリヤ まあそうですね。いや結構そのやっぱり忘れ去られていく古い人たちというその切なさが根底にあったりするんで、いやーやっぱりグッときますねかなり。
ラブイズオーバーキルの概要
おじいちゃん いやーバトルワークはなんか普通に楽しそうな作品ですね。
タカトリヤ まあそうですね。まあ強制結婚者という感じで本当にサネカちゃんがあなたみたいなガサツな貧のない人となんてみたいなこと言うんですけど、
でもまあ一緒にいなきゃいけないというそういうパワーが働くんで離れられないですし、で辰彦くんがまあ街中に出て行く時にはついて行かざるを得ないですし、でついて行ったらまあ2人きりの時にはツンケンしてるけれど、
街中に出て行くとその人混みが不安で思わず辰彦くんのこう服をつかんでこう守ってもらいに後ろにグッと入って行ってしまうみたいな感じもあったりしますからね。
タカトリヤ いやいいっすねキュンキュンしますね。
おだしょー いやまあそういう感じの結構本当にサネカちゃんの可愛さがまず中心軸となっているような作品となっています。
タカトリヤ はいはいはい。もう狸であることも忘れてもうやっぱ可愛い女の子として見てられるってことですね。
おだしょー まあそうですね。たまに結構狸フォルムも出るんですけどね。
タカトリヤ なるほどね。
おだしょー まあまあそれはそれで可愛いです。で続きましてが火曜日の新年祭2つ目。ラブイズオーバーキル。アストラ・アシマ先生となっています。
タカトリヤ 僕この先生のハンサムマストダイ大好きなんですよね。
おだしょー そうですね。アストラ先生ジャンプラセルの最初の連載は2023年5月から10月まで5ヶ月間の連載となりました。
ハンサムマストダイという作品がありました。
タカトリヤ そうですね。なかなかイカれた作品でしたからね。
おだしょー まあそうですね。アイドル妖精学校みたいなところで男塾を数倍ひどくしたような展開がありましたからね。
タカトリヤ そうですね。
おだしょー ハンサムタルモローみたいな感じでみんなが血まみれになっていくような精算な話でしたね。
タカトリヤ そうですね。だけどちゃんとギャグ漫画としてこう笑えるからいいっすよねっていう。
おだしょー まあそう。あれはあれでかなり癖が強いと同時に独特な魅力のある作品でした。
でそれと同じようなもうアストラ・アシマ節の効いている新年祭が今回のラブイズオーバーキル。
内容としましては天才科学者にしてすごいクスゴ腕の解剖医みたいな感じのスモア・ミルウォーキーさんというすごい美人なんですが頭のイカれた女性がいまして。
彼女は死体をまるで生きているように整えるエンバーミング技術がすごく評価されているんですが、
でも自分は恋を知らない男の人との出会いがないしみたいな感じで日々落ち込んでいたんですが、そんな中死刑囚のデッド・ペインキラーさんが移送されていくのを目撃しまして。
でもう凶悪にして豪華な男で監視の耳を噛みちぎったりしながら血まみれになって歩いていくのを見た瞬間にスモアさんはなんてかっこいい大好きと思います。
ペインキラーさんは死刑囚であっさり殺されて落ち込んでいるところに検視というか死体を処理するようにと送られてきたその死体がペインキラーさんで、
スモアさんはこれは運命ということでペインキラーさんの死体をまるで生きているかのように大事に保管して一緒に暮らしていた結果最終的にペインキラーさんが生き返るという話ですね。
本当に生き返ってるんですか?
いやもう生き返ってますから体をバラバラにされた後にちゃんと縫い直されて謎の薬剤でちゃんと復活してますから。
マッドサイエンティスですね。
で逃げようとした時には体の中に埋め込まれたスピーカーとかなんか装置とかで逃げられないようになってますし、もうこのスモアさんのもうなんでしょうね胃の中に胃のままに動くしかない感じにその凶悪な死刑囚が蘇ってますよちゃんと。
はいはい。
いいっすねもうまさにタイトルがラブイズオーバーキルですからねもうなんかもう殺しても殺しきれないみたいな愛なわけですねっていう。
まあそうですねある種死体撃ちというか死体に対してさらに愛するという話ですからね。
はいはいはいいいっすねなんかこう本物の愛が見れそうな作品ですねって本当かって感じですけど。
でも実際愛の話、最初は完全にこれホラーコメディなんですよね。
普通にその出てくる人みんな頭おかしいのもそうですし、どちらかというとこの蘇らされた死刑囚のペインキラーさん視点でお話が進んでいって、ペインキラーさんはまあ幼い頃から不遇な境遇で殺し屋として生きるしかなくて、
でまあ殺しまくって最終的に死刑囚になって俺の人生こんなもんかと思っていたら生き返って、で生き返ったらその頭のおかしい蘇らさんに監禁されていて逃げようとしても逃げられず、なんか愛顔動物というかペット扱いというか、
なんかマネキン扱いというかまあひどい扱いをされてで逃げようとしたらもう体もバラバラにされるしみたいな感じの結構本当にホラーなんですよね。
ペインキラーの葛藤
それがギャグ調に描かれているけどホラーっていうところからだんだん蘇らさんがペインキラーさんはある種自分のものだと思って接してきたけれどそうじゃないんだってわかった。
ペインキラーさんも嫌だと思う感情があるんだってわかったからペインキラーさんの嫌がることはしたくないみたいな感じでちゃんと心を改めまして、
ペインキラーさんに関しても生き返って俺にはやりたいことが何もない、また殺しをするか、いやでもその蘇らさんのもとで真っ当な生活をしているともう人を殺したくないと思ってきて、
新しい人生を生きたいと思ってきて、で蘇らさんに仕事をくれ、俺には新しい生き方をしたい、もう殺しはしたくないっていう感じで構成していくんですよ。
おついち なんかすごいまともな話じゃないですか。 ペインキラー そうなんですよ。だから最初完全ホラーかと思いきや、だんだんマジで愛の話になってきてますからね。
おついち えーそんなハンサムバスドライバー最後の最後まで頭おかしかったのにっていう。 ペインキラー こっから頭おかしくなる可能性はありますが、今のところは蘇らさんも換気をやめましたから。
おついち はいはいはい、そうなんですね。 ペインキラー もう自由に出入りしていいと。ペインキラーさんも自由に出入りしていいっていう状態になったんですが、俺は新しい生き方を探したいからここに置いてくれって戻ってくるんですよ。
ペインキラー もう感動ですよね。 おついち いやすごいですよ。なんかちょっとじゃあ本当感動巨編というか愛の物語になりそうですね。
ペインキラー まあそうなんですよね。でその一方でやっぱり蘇らさんの頭は常におかしいんですけど、そんな中に本当に最近人間性がちゃんと芽生えてきたんで、なんか独特の気持ち悪い読み心地になってて大変面白いですね。
おついち いいっすね。そこで気持ち悪い意外と出てくるの面白いですね。 ペインキラー 違和感がすごいあるという。いやでもここから本当に真っ当な感動話になる可能性は全然あるんで、目が離せない作品ですよ。
おついち なるほどね。
ペインキラー 続きましてが火曜日新連載3つ目、魔法少女と魔薬戦争。作画がメイジメロー先生、原作がノミヤユ先生。
でこちらがノートというSNSというかブログみたいなサイトで開催されたジャンプラス原作漫画賞大賞作品の漫画家となっております。
おついち へー珍しい連載立ち上げですね。
ペインキラー なんか前もあったと思うんですが今回初めてじゃないと思うんですが定期的にやってるやつでとはいえかなりそこから漫画化する作品で少ないので特殊な例だなという感じではあります。
でメイジメロー先生に関しては普通にラスト漫画などで活躍されている方で原作のノミヤユ先生というのがもともと小説執筆されている方で2018年の第25回電撃小説大賞でシルバーブレッドという作品で先行員奨励賞を受賞し電撃文庫でデビューされて数シリーズ連載されたライトノベル作家の方となっております。
まあイノーバトルものとかを書いてたようでその方がそのノートの漫画原作大賞で受賞して今回の漫画化という形ですね。
素晴らしいですね。電撃大賞で小説家デビューした後に漫画原作大賞でジャンプフラスデビューという輝かしい経歴ですね。
内容としましては大体現代日本のようなところなんですがそこでキャンディーという謎のドラッグが流行っていてものすごく人間を灰人にしてしまうんですが成分的には普通の飴と変わりがなくその成分が謎、本当に謎大きいドラッグというのが流行っていて。
すすいあきらさんというヤクザの人はキャンディーを売りさばいているんですが実は家族をキャンディーのせいで失った少年でキャンディー憎しで麻薬捜査の潜入捜査官としてヤクザに入っていたんですがその裏切りがバレてしまって始末されそうになったところに魔法少女が助けに来ます。
ドンパチの中に魔法少女が現れて他のヤクザ全員を皆殺しにします。キラキラした感じの目の中に星が描かれてる感じのキラキラした感じの女の子が現れてもう魔法でキラキラーンってやってもう全員血みどろで死っていう感じですね。
大丈夫ですか?世界観変わってませんか? その子が言うにはキャンディーというのは魔法で作られた飴というか普通の飴に魔法がかけられたものなので化学検査ではその正体はわからない。私はこのキャンディーを作っているやつを止めなければならないからあなたも協力して前々から目をつけてたよっていう感じですすいさんをスカウトに来る感じの話になっています。
だからモグラの歌プラス魔法少女みたいな感じってことですね。 そうですね。ある種世界観の残酷さは通転するところがありますが、こっちはそんなにギャグ要素は今のところないですからね。
いやもう生産というかずっとシリアスなバイオレンス的なお話が進んでいって、で主人公のすすいさんが潜入捜査官だってバレた時には結構生産な拷問を身体中に釘を刺されたり肉を削がれたり腕を切られたりとかいう結構生産の拷問を受けたりとかしてシャレにならないですからね。
でもそれは魔法で復活ってことなんですか? 当然です。魔法でキュルミネントやって元に戻ります。 すげー!魔法すげー!
ただこの魔法というのが、現在第1話しかないんですが、第1話までしか公開されてないんですが、おそらく一人一能力なのかなみたいな感じで、このすすいさんを助けに来た魔法少女、星名リリィさんというのは時間を巻き戻す、物体の時間を巻き戻すというのが能力らしく、
ヤクザを倒したのも、そのヤクザのいた空間にあらかじめ銃を乱射しておいて、その銃弾の時間を巻き戻したことによってその銃弾の逆光で倒すという。すすいさんの体に関しても時間を逆光させることによって治すという感じで。おそらく魔法といってもそんな何でもありみたいな感じではなく、やっぱり異能バトル的な感じになるんじゃないかなーっていう雰囲気になってますね。
なるほどね。やっぱり小説家の方が原作だとその辺はしっかりしてそうですからね。能力バトルもとしてすごい楽しめそうですよね。
そうなんですよね。なので、まだこれからどうなっていくかわからないんですが、すごい精算なハードコアな感じの世界観と魔法による異能バトル要素、あとは本当に主人公のすすいさんという男性とキラキラした女の子、魔法少女との関係性がどうなっていくか大変楽しみですね。
楽しいですねー。
以上が火曜新年祭作品となっています。