00:02
ということで、週刊少年ジャンプ2021年第49号において
レッドフード川口雄貴先生が全18話ですね。全18話で最終回となりました。
いやー残念でしたね。そうですね。振り返ればなかなか濃厚な18話でしたけどね。話題が尽きなかったですからね。
まあそうですね。なかなか結末にクライマックスに向かっていろいろな話題を提供してくれたレッドフードだったんですが
まあ打ち切りとなりましたので、連載1周年を迎えなかった作品に関しては僕とみしさんで何か追悼企画をやろうという恒例の企画といたしまして、今回は人気投票等ではなく
レッドフード、今回の作品、作品内容自体が週刊少年ジャンプの短期打ち切り漫画のその打ち切り、打ち切られ方のようなものをテーマにしているというので
今回のお話企画、雑談企画はこういった形になっております。
ジャンプ、好きな打ち切られ漫画、ベスト3。
はいはい。 まあ打ち切られ方ですね。
ということで作品としての好感度というよりもむしろあの終わり方は印象的だったな、あの終わり方は好きだったなというような、そういった短期打ち切り作品の印象的な終わり方というのを3つ
僕とみしさんそれぞれに取り上げていくような形で語っていき、漫画にとっての終わりとは打ち切られ方とは、そのエンディングとは一体何なのかというのを改めて考えてみたいと思います。
はい。 なんか急にすごいメジャーな、なんか youtube 動画とかにもありがちなテーマになってきましたね。
そうですね。 別になく普通のテーマで語ることになってしまいそうですが、印象的な打ち切り。
では順番としては、まずみしさんの方に3つベスト3を挙げていただいて、その後に僕の方がベスト3を発表するという形にしたいと思います。
ではみしさん、第3位は何にいたしましたか。 まず、今回レッドフードの打ち切り推奨企画ということでね、
レッドフードはやっぱり最終のページがね、俺たちの戦いはこれからだって終わったっていうのがすごい印象的だったんですね。
だからやっぱりね、それにちなんでこのラストカットがめちゃめちゃ印象的だったっていうので、ベスト3を組んだ形ですね。
なるほど。 そして、僕のその第3位というのが三つ首コンドルです。
三つ首コンドルというのが、2014年33号から2014年49号まで連載された石山良先生による作品となっております。2014年の作品ですね。
そうですね。内容としては魔女の宝を巡る冒険ロマンという感じですけれどもね。
美しいものに目がないね、かつての大盗賊、とこやみの三盗賊の一人、マシュマロさんっていう主人公が冒険をするという物語でしたけれどもね。
終盤に行くにあたってね、ヒロイン兼盗賊見習いだったスーちゃんっていう女の子がね、実はその魔女の末裔だったということが判明してね、主人公が交代するっていうことが起きたんですよね。
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まあ、ダブル主人公感ですよね。
そうだね。本当にだからそっからだったので、もう急に面白くなったというかね。もちろんそれだけ魅力はあったけれども、そっからもう俺はなんかアンケートで普通に1位とかに変えちゃうくらいに面白くなったっていうことが印象に残っている作品ですけれどもね。
この漫画の最終回っていうのはね、新たな盗賊団三つ首コンドの狩猟となったスーちゃんがね、マシュマロさんが復活させて、そのマシュマロさんと一緒に盗賊勝負というね、これ第1話とかにもやったんですけれどもね。
これをマシュマロさんに挑んで、そしてこの2人でね、じゃあお宝を盗みに行こうみたいな形でね、ダンジョンの扉の前に虹がかかるダンジョンの扉の前で後ろ2人の背中カットが映るっていうね、見開きで終わるっていう、そういう作品だったんですよね。
あー、思い出しましたね。完全に思い出しました。
完全に思い出しましたかっていう。
終盤のこの盛り上がり、異常にやっぱり面白くなったっていうことも含めて、この希望にあふれたラストカット。
ちなみにこのラストカットに関してはね、作者が間罰コメントにおいて、担当にカラーページをくれっていう風にお願いしたみたいなことを書いてて、いろいろネットでも話題にはなったりしたんですけども。
結局、最後の虹の描写のカラーに関してはちゃんと単行本の折り返しのところで実現しましたからね。
そうなんだよね。そういったところも含めて、なんだろう、終わりという点においてね、なんだかんだでジャンプの打ち切り漫画って悲壮感が漂ったりするんだけども。
だけどそういったものを一切感じさせない、本当に希望にあふれる最終回だったっていうのがめちゃめちゃ印象に残ってるんで、今回第3位ということで選ばせてもらいましたね。
確かに言われれば、最後に虹に向かっていく二人の描写、後姿が思い出されたりするんで、確かにいい終わり方だったなと思いますよ。
いやー、だから本当にね、今回のラストカット、たぶんね、このレッドフードの最終回はこれからだもんね。たぶんこれからずっと語られるというかね、印象に残る最終回になったと思うけどね。
そういった意味では本当に、三つ首コンドルもね、この最後のページはやっぱりいろんな人の記憶に残ったんじゃないのかなっていうふうには僕は思ってるんですよね。
読んだ人間にとっては。
なるほど、すごい思いがけず正当派の終わり方がいきなり上がってきましたね。
そうですね。
いやー確かに三つ首コンドル、終わり方がすごい良かった印象がありますので、納得の第3位という感じではあります。
では第2位は何にしましたか。
第2位はですね、AONですね。
AON、そうですね。AON、AとOとNの間が中黒点で区切られているもの。
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こちらがだいぶ昔、2002年、2002年の44号から2003年の1号まで連載した道本宗則先生による作品となっております。
そうですね。お話しとしては、あらゆるプロレス団体、すべてのプロレス団体に喧嘩を打って最強を証明すると打ち上げたレスラーAONの物語ですね。
英語ではなくて主人公AON、レスラーはAONって言うんですけどもね。
結構夢を諦めないっていったことが随所にテーマとして語られる漫画でもありましたね。
夢、覚えてない。
なるほど、夢。なんかすごいプロレス試合形式空中で戦ってたりとか断面的なイメージはすごく覚えてますよ。
はいはい、そうですね。第2戦はね、コースをビルド上で戦ってましたからね。
そこで空中戦をやるっていうね、あれでしたけれども。
この作品はね、その後もう打ち切れが決定してしまった後はね、なぜか女子高生とプロレスしたりするわけですけども。
なんかありましたね、そういえば。
そこに対してね、結構やっぱり打ち切れられることが決定してね、だいぶ作者がね、すごい無念さというかね。
じたばたしてもどたばたしても夢を諦めちゃいけないんだ、夢に向かっていくのは苦しいけど頑張らなきゃいけないんだ、みたいなね。
ある種、本当に打ち切られたことに対する無念さが、すごい作中から見えるっていう、そういう展開の最終回に向かっていくんですよね。
なるほど、意外とその辺は僕の記憶を薄らせていてあまりピントが来ないですね。
はいはい、ちなみに僕はこの漫画の影響で、たまにこの今週のジャンプ読んだでも最終回が近づいてくると、これは作者の先見なんじゃないかみたいなことをたまにぼやいたりしますけれども。
これは完全にこの漫画の影響ですね。
おー、なんですね。そんなにエポックメイキングな作品だったとは、ちょっと見逃しましたね。
すごい色々飾ってくるんですけどね。
まあまあまあ、それらをね、色々あったにしろね、でもね、俺はこのAONという漫画においてね、この最終回のラスト2ページくらい、ラストカットはもうね、めちゃめちゃ印象に残ってるんですよね。
そこは僕もすごい何か覚えてます。
そうですね、子供がね、夜トイレに行こうとしてね、起きてトイレに行こうとすると、庭の方がバタバタしてるっていうとね、そこでね、このAONがね、全てのプロレス団体に喧嘩を打ったからね、AONがやみ打ちされてるんですよね。
そこで、そいつらは戦いながら、その戦ってる姿を子供がトイレの窓から覗いてね、すごいよ、早く来て、僕の内裏でAONがーって叫んでるシーンで終わるっていうね。
はいはい、それはすごい覚えてます。
そうそうそう、いやーという最終回だけど、俺この最終回は本当にです。
印象に残ってるし、この夢を諦めないとかね、っていうテーマでやってきたこの漫画の終わり方としてめちゃめちゃ美しかったっていう風に思うんですよね。
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はいはいはい。
なんでしょうね、夢っていうとですね、夜見る夢とかとね、いろいろ語られて、夢を見てんじゃない、現実を見ろみたいなことを言うわけじゃないですか。
はいはい。
で、その夢の象徴ヒーローっていうところとかがね、この自分のね、自分たちの少し裏の世界、本当にそのちょっと分け隔ったすぐ近くにあるんだよっていう感じを、僕の内の裏でっていう風に表現してる。
っていうところで、夜のトイレの窓の外っていうところがそのね、夢物語みたいなところとね、うまく掛け合わせてある、対比させる感じもあるし。
昔何だろう、あのダブルゼーターっていうアニメがあった時に、アニメじゃないっていう歌があったじゃないですか。
ダブルゼーターガンダムですね。
あの夜中みんなが寝静まった夜、窓から空を見切るととてもすごいものを見たんだっていうね。
で、アニメじゃないアニメじゃない現実なのさっていう歌詞が流れるわけですけどもね。
はいはいはい。
やっぱね、このなんでしょうね、本当にその、まあそれは完全に夢と現実を対比させたね、まあ名曲だと思うんですけどもね。
はいはいはい。
それともね、テーマともなんか似た感じのね、その、やっぱ夢と現実の対比。
それはでもね、あの、決してその何だろう、開け離れたものじゃなくて、地続きなんだっていうところをなんかすごいこう、ビジュアルに落とし込んでね、感動的に描いてみせたっていうところで、本当にアオンは、なんかぶっちゃけ終盤のぐだぐだ、終盤のごたごたは俺もちょっとこれは作者自分を出し過ぎじゃないかっていう風に、結構、こう否定的な目で見たんだけども、
それを全て差し置いても、このラストカットはすごい良かったっていうね。
うーん、あんまりごたごたの点を覚えてないんで、まあ本当にラストカットは、なんか日常の隣にすぐ側にアオンがっていうこともありますし、なんかちょっとした都市伝説味のある格差でもありましたし、すごく印象的でありましたね。
そうなんだよね。だから本当に、今回やっぱね、最後のコマが、俺の今回の3つがね、最後のコマがめちゃめちゃ印象に残ってるっていうところで、このアオンは外せないかなって思ったんですよね。
それは確かに納得ですね。
では、3位、2位ときまして、第1位は何にしましたか?
第1位はもう、すごい有名すぎて入れるのもどうかと思ったけど、これを入れなきゃ始まんねえっていうことで入れたのは、高谷夜明けのエンジン王。
千武学園激闘伝じゃなくてですか?
そう、激闘伝ではなくて、夜明けのエンジン王の方ですね。
千武学園激闘伝終わってないですかね、実際。
まあね。
高谷夜明けのエンジン王は、学園編から急に異世界ものに飛ぶっていうね。
出た瞬間にも、ジャンプ読者の度肝を抜いた作品でもありますけどもっていう。
そうですね。一応、今、Wikipediaのジャンプ歴代連載作品一覧みたいなところを見ながら期間とか把握してるんですが、高谷に関してはちゃんと千武学園激闘伝と夜明けのエンジン王が別作品として記載されてますからね。
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そうですね。
千武学園激闘伝が2005年25号から2006年12号まで、という形で1年近く、9ヶ月とか続いて、その後、夜明けのエンジン王が2006年13号から2006年26号まで、両方合わせてぴったり1年の連載だったんですね。
そうですね。ジャンプ史上でも類を見ない路線変更をした作品ですけどもっていう。
そうですね。タイトルが変わってカウントすらも第1話から改めてしまうっていうのは、本当にジョジョのショー代わりぐらいでしか見たことなかったですからね。
そうだね。
いやー、そしてヒロインもまさかの別人というか記憶喪失というかね。
水原は同じなのに全く違う感じで出てくるっていうところも含めて衝撃的でしたからね。
そうですね。本当にいつ戻るんだろう、いつ戻るんだろうと思ったら戻らずに終わりましたからね。
そうですね。最後ね、自分たちの国が攻められているところで将軍というか敵の中ボスなのか大ボスなのかわからない奴に最後に高谷とヒロインが一緒に向かっていって、必殺技を出しながらね、ダブルラ鉱山よっしゃジエンドーという形で終わるっていうね、衝撃的な最終回を迎えるわけですけども。
そうですね。もうダブルラ鉱山よっしゃジエンドーに関してはもう定型句となってますからね。
そうなんですよね。っていうかだってさ、ちょっと前にジャンプロスデッドプールやったじゃないですか。
はいはいはい。
デッドプールでさ、打ち切り漫画の最終回のパロディーが貼られるっていうくらいでしたからね。
打ち切り漫画の最終回のパロディーというか、普通にダブルラ鉱山をやってましたからね。
やってましたからね。いやいや、15年前の作品だよっていう、1年で終わった作品のパロディー、しかも俺はすごいウケてたけどそれ。
何の設営もなく普通に高谷パロディーをやってましたからね。
そうなんだよね。それくらいは当時の人間の印象に残ったし、やっぱジャンプ漫画の打ち切り漫画のラストカットを語る上で、この漫画を外すわけではいかんやろっていうね。
まあ確かに語り継がれてますからね、また。
そうなんだよね。いやーだからなんだろう、その本当に高谷が終わって寂しいとかね、いろんなこうなんか感情とかもあるかもしれないけれども、
そういうなんか無念とかツッコミとかさ、もう全てがどうでもよくなる突き抜けた最終回だと思うからねっていう。
はいはいはい。
いやーこのまま戻らずに、さっき言ったね、このまま戻らずに終わるのかよみたいな感じとかね。
これで終わりなのっていう、なんか本当にいろんな感情があったけれども、それら全てがどうでもよくなるっていうね。
確かに意外とあの勢いで、あのレベルで勢いのある見開き打ち切りってあんまり他に思い浮かばないですもんね。
そうなんだよね。そういったところで言ってもね、そのなんだろう、これもまあ悲壮感を逆に本当感じさせないというかね。
ネタとして一気に消化した最終回として、もう俺はもう、実際に一番好きなジャンプ打ち切り漫画でもあるんですけどね。
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作品としての愛着はそれほどないんですけどね。
はいはいはい。俺はもうその読み切りの当ててんのよから含めて、作者めちゃめちゃセンスがあったなって思うし、好きな漫画だったんですよねっていう。
当ててんのよは僕もすごく覚えました、そのセリフは。
作品としてはそこまででもないですが、やっぱり終わり方に関してはすごい好意的な印象で覚えてますよ。
そうだね。坂本先生もね、最近は長谷川先生のデジタル作画のジャンプラスの漫画でちょっと名前が出てきたりしましたけどね。
ああ、そうなんでしたっけ。
そうですね。三浦忠弘先生の師匠と言いますかね。
はいはいはい。
三浦忠弘先生を見出したのは坂本先生ですからね。
見出した。見出したんですか。
そうです。だって三浦先生は投稿歴のないジャンプデビュー作家ですから。
ああ、そうなんですね。
そうなんですよ。坂本先生がまだ当時すごい珍しかったジャンプのデジタル作画を始めてて、それのアシスタントに応募してきたのが三浦先生っていうね。
へー。
で、そこで三浦先生がアシスタントとやった間にめちゃくちゃ絵うまいなこいつっていうことで、その後ね、こいそまいもみちが坂本先生原作、三浦先生作画で。
だから本当にそのジャンプに投稿歴が一回もない状態で連載をやるっていう三浦先生があったよね。
へー。
流れをだったんですよね。
結構普通に初耳でしたね、それは。
そういった意味でも本当にね、その三浦先生がその後ね、いろんなアシスタントがやっていくうちで、ジャンプのデジタル作画においてはめちゃめちゃ重鎮というかね。
はいはい、そうですね。
になっていくっていうところでね、そういった意味でその流れの最初を作ったのは坂本先生でもあるし。
あーなるほど、本当にジャンプラスのデジタル作画漫画で三浦太郎先生に関してクリスタのアプリ開発に対してアドバイザー的な立場がらしいですからね、今。
そうですね。
本当に最先端の最先端ですよね。
うん。
だからそこを見出したのが坂本先生でありますし、本当にね、第1回ゴールドフューチャーカップの過者でもありますしっていう。
確かに、今ちょうど時期ですがゴールドフューチャーカップの歴史の一歩目は高谷だったんですよね。
そうなんですよね。だからそういった意味も含めてそのジャンプにおける得意点とは言いませんけどもね、ものすごい重要な作家だと思うんですよね、坂本先生って。
あー確かに、いや本当に確かに、ジャンプ、週刊少年ジャンプに関する年表を作るときに必ず坂本先生は必要になってきますね。
そうなんですよね。
そういったゴールドフューチャーカップの話にしてもそうだし、打ち切り漫画を語る上でもそうだし、ジャンプのデジタル作画っていう歴史的文脈を見てもそうだしっていう形でね。
だから本当にそういった意味で今回このレッドフードの打ち切り企画をやるにあたって、レッドフードの打ち切りツイートの企画をやるにあたって、打ち切り漫画っていう話をするんだったらやっぱり高谷夜明けのエンジンを語らなきゃいけないなって思ったんですよね。
18:03
あーそう、もう全て聞いた上で本当に納得しかないですね。
ありがとうございます。
いやーこんな3つを僕は上げてみましたっていう形ですね。
なるほど、いや大変聞き応えのある感じのランキング3位でした。
こういう形ででは僕の方はもうちょっとライトに普通に読んで打ち切り漫画終わり方に関して印象的だった、衝撃的だった、やっぱ好きだったといったそういう最後の展開が好きだった作品3つを上げていきたいと思います。
はい。
順位付けはまあ迷ったんでほとんど純不動と思ってもらっていいんですが、まず1つ目、第3位が2015年51号から2016年10号まで前歳、カイト先生によるバディストライクという野球漫画です。
はいはいはい、もうそうですね、最終回本当に印象に残ってますからね。
最終回がめちゃくちゃ印象に残っています。
まあなんか呪われたキャッチャー的なのとゴーアンピッチャーみたいなのが出会って、高校で野球するぜみたいな話があまり動き出さないうちに最終回を迎えてしまったんですが、
それまでまあある種普通の野球漫画よりも地味な展開が続いていた地味なプレイスタイルが続いていた中、最終回で急に時間が飛んで、
まあこれから甲子園に出場だってなってこれまでの試合を振り返っている彼らの発言が完全に超人野球だったという。
壁とか作ってましたもんね、木とかね。
そうですね、木とか。そういう本当に超人野球になってしまっていたということで、それまでの地味な野球漫画だったのが、
最終回で急に超人野球を思い出で語って怒涛の勢いで畳むという、そういう作品だったんですよ。
そうですね、実際僕らもこういう打ち切り釣り投客で人気投票、というか人気投票やったんだっけあれ。
そうですね、人気投票で最終回に名前しか登場しなかったキャラクターたちに対して嘘回想、嘘の思い出を交えながら人気投票をするというのをやりましたね。
そうですね、あれめちゃくちゃやってて楽しかったですね。
そうですね、ネタにネタで答えるという感じの語りは大変楽しかったですよ。
確かにね、バディストライフを迷う作品の質ではありましたね。
すごくこう、最終回でボケてやろう、ボケてやろうという感じの狙いすぎてる感じがある気もするんで、ここでランキングに入れるかどうかすごく迷うところではあったんですが、やはり本当に読んで楽しかったので、僕は純粋に。
それまで真剣に真面目な野球漫画として読んでた方で、あの終わり方は残念だったという意見の方もいらっしゃると思いますし、賛否あるところだと思いますが、
個人的にはそれまでのテイストを全て投げ打って、ある種連載短期打ち切りとしてある種失敗になってしまったところを全力で茶化していくという、それを面白く畳むという、それをネタにするという、その形が僕にはすごくハマって、大変面白く読めたので、バディストライク。
21:01
意外とあのレベルで真面目な作品がおふざけして終わるという形をうまくやった作品は他に思い浮かばないので、ランキング第3位バディストライクを上げさせていただきました。
その後、カイト先生はジャンプラスで青のフラッグという大変真面目な読み応えのある作品を長期連載されましたからね。
そうですね。
という感じで、その後大成するカイト先生のさすがの実力が感じられる最終回でした。バディストライク。
そして第2位がぐっと遡ります。1999年、世紀末18号から1999年45まで連載されました。
薄田恭介先生による連載2作目、ブシザワレシール。こちらを上げてみました。
はいはいはいはい。あれを一生居残る最終回でしたね。
そうですね。薄田先生はマサルさんでも、急に出てきたボスが急に死ぬですとか、ジャガーでもブチ壊しエンドみたいなのをやりましたが、
そういうのを毎回最終回でのおふさげがすごく印象的な作家の方なんですが、その中でも僕は特にブシザワレシールは普通に好きなんですよ。
はいはいはい。
笑えるとか面白いとかびっくりとかではなく、ブシザワレシールの終わり方は僕は好きなんですよ。
はいはいはいはい。
その最終回というのが、ブシザワ君というヒーローを目指す青年とその仲間たちが怪人のいる敵のダンジョンに攻め込んで行って、探索に行って、
という展開の中、最終回、急にみんなが説明ゼリフを話し出します。
みんな、これはだとページ数が足りないかな、ページ数ってなんだって自分たちですごい違和感を感じながらも、説明ゼリフで展開を早め、
それでも間に合わないということでナレーションがつき、ダイジェストとなり、それでもなお間に合わないんで最終的に年表で説明ゼリフを説明します。
そうですね、見開き年表ドーンでしたね。
そうですね。今であればそういった作品全然あるかなと思ったりもするんですが、
当時、1999年というと僕は中学生の、当時まだ中学生の僕は本当にその作品を他に見たことがなかったので、年表って度疑問抜かれましたし。
はい。
もう大爆走でしたし、読みながら。
その年表の後に、そして何年後、かなり時間が経った10何年、何十年後、平和になった世界でもうちょっとおじさんになった節沢君がコンビニに立ち寄ると、そこでかつての敵の組織のラスボスがやはりおじさんになった状態で店員のバイトをしています。
うん。
で、節沢君が生卵を購入すると店員がお互いに、お前は節沢、お前は視線でやり取りを交わした後に温めますか。
ああ、頼む。
ドーンという終わり方ですね。
うん。
電子レンジで卵を温めて爆発するという終わり方でした。
今聞いてもシュールだよね。
いい話ですね。
24:01
なんていい終わり方でしょ。
確かにいい終わり方だな。
温めますか、頼む、ボンって僕の中で定型化してますからね。
そこにやっぱ打ち切り漫画って後の人生に影響を与えればいいっていう。
あるかもしれませんね。哀愁、恐縮漂う感じっていうのが僕の中に確かにすごい爪痕を残した感じがあるかもしれません。
ですし、やっぱり打ち切り、本当に僕たち、俺たちの戦いはこれからだエンドの他にこう無理矢理畳むエンドっていうのも一つのパターンとしてあると思うんですよね。
そうだね。
その無理矢理詰め込んで畳むエンドのパターンの中で本当にそれに対してこうなんかすごい贅沢な畳み方をしてくれた感じだったんですよね。
わかりますよ。
説明ゼリフでまだ間に合わない、ナレーションまだダメだ、ダイジェスト、えーもう年表だ、バーンってなってその年表がまあ普通に面白いという。
そうですね。
感じで僕は節沢レシーブの終わり方はもう当時中学生本当に衝撃的でしたしすごく面白かったですし、その哀愁漂う感じも大好きだったので節沢レシーブが一応第2位としました。
第1位が、これは打ち切られ方第1位というか、まあ普通に作品として好きなのでというのも込みでの第1位です。
こちらもやはり古い作品で2002年の第1号から2002年の21号までの連載、藤崎隆先生による桜鉄対話編。
はいはいはいはい。
はいこちら藤崎先生によるサイコプラス方針演技に続く連載第一作品第3作品目桜鉄対話編。
こちら、まあ年取ってるジャンプ読者の方たちは皆さん覚えていると思うんですが、作品の存在自体は何となく覚えていると思うんですが、おそらく終わり方を覚えていない人多いと思います。
はい、僕も実は覚えていません。
僕も実は詳細な最終回ってちょっとうっさぼんやりしてるところはあったんですが、ただ後半の展開、終わりに向かっていく流れは覚えていて、それは今回の実はレッドフードにかなり絡んでるんじゃないかなと思ったんで、今回あげようと思ったんですよ。
桜鉄対話編というのは普通にそのある土地、桜鉄、桜鉄くん、鉄くんというのが住んでいる家、土地を巡って未来人や宇宙海賊、地底人や異次元人などいろんな人たちがその桜くんの土地を狙って争うというSFギャグなんですが。
そんな中、後半、終盤の畳み掛けに関して、この作品は漫画の中の世界、そして漫画の世界というのは漫画の妖精たちが管理している。で、漫画の妖精がこの桜鉄対話編という作品は出来損ないだ、もうどうしようもない、だから終わらせよう、でももう主人公がしぶとすぎて終わらない、だから最終的に漫画の妖精たちは読者を召喚して終わらせようとします。
読者に、作中である種好き勝手なことができる読者に桜鉄っていうのを殺せ、彼を殺せ、そしたら元の世界に戻してやるということで読者を連れてくると、読者はもう世界をめちゃくちゃに破壊して大破壊を巻き起こして、桜くんを殺せばいいんだろう、わかったよ、世界中を破壊してしまいます。
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そうすると作中の人たちが、お前にとっては漫画の世界かもしれないが、俺たちにとっては現実なんだ、世界を壊すなって言って読者をぶち込みをします。
で、このキャラクターたちとの触れ合いによって読者くんもこの世界の人たちはちゃんと生きてるんだなということで桜くんを殺すことをやめます。
どうですか、このレッドフードに通廷してる感じがありませんか。
ありますね。
で、そこまでがある種クライマックスの前哨戦で、最終的な終わり展開、ラスト2話ぐらいの展開に関しては、そこに漫画神、漫画の神というのが現れて、今ある一つの出来損ないの作品のせいで全ての漫画界が崩壊しかかっているので、
桜鉄くんには、鉄くんには、その作品世界を終わらせほしい。誰よりも強靭でバイタリティのある君なら終わらせられるはずだということで、その灼熱騒ぐ水一滴もなしという砂漠漫画に桜くんを送り込むんですが、
この世界を見事に救ってくれたら、この作品を終わらせてくれたら、桜鉄、幸いに戻してあげるよ、家族のために、家のために、みんなのために桜くんは旅立つことを決意して一人こう家族に黙ってその世界に行くんですが、
ヒロインのフラットちゃんが、漫画のキャラを人質に、漫画神を脅すことによって桜くんについていって、で桜鉄対話編はまだまだ続きます、終わりという終わり方ですね。
はいはいはい。
という感じで、その漫画神に他の作品に連れて行かれたあたりまでは何となく覚えてたんですが、最終的に結局家族もその世界についてきて、まだまだ続くぜ、終わりという感じを覚えてなかったんですが、そこも含めて改めて読み直したときに、
まあ、レッドフードと同じテーマを扱ってたんだなという気がしますよね。
そうだね、アプローチは全然違うんだけど。
全く違いますけどね。
漫画が終わるということに対して、また読者の無慈悲なこの責め苦に対して立ち向かうという点で、やっぱりちょっと打ち切りを茶化した作品という意味で、
まあレッドフードを読む際に、今回のレッドフードを考える際にちょっと思い出すべき一本かなという感じもありまして、あとやっぱり僕は藤崎隆先生すごく好きなので、
読み切りの気抜きとかも集めていましたし、
今に至るまで全作品超単行本で追っかけておりますし、
藤崎先生好きというのもあって、桜鉄対話編も大好きなので、今回上げさせていただきました。
本当にね、ジャンプ地球作品、今回上げなかったやつでもね、ライトウィングとかもすごい印象的だったし、
個人的にはフルドライブのマリンちゃんの話は入れたかったけど、ちょっと恥ずかしかったし。
30:04
フルドライブも僕最終回覚えてないですね。
フルドライブの最終回は、数年後、国際大会に優勝したマリンちゃんと、主人公のダン君が改めて対決するっていうね、
ところで終わるっていう。
卓球漫画ですからね。
そう、卓球漫画ですからね、という話でした。
そのやっぱ最終回においてね、本当に最後までマリンちゃんが可愛かったっていうね。
この美しい私を待たせるなんて何様みたいな感じで、ちょっと相変わらずのところを見せたりとか、
マリンの美しさに敵うものか及ぶものかみたいな形で、ダン君を追い詰めるところとかね、もう最高だったよねっていう。
そうですね、確かに何となく思い出してきましたね。
いや、何か、そして数年後パターンだったなというのはうっすら覚えてたんですけどね。
そうですね。
うん、なるほど、確かにいい終わり方ですね、聞いてみると。
だからね、そういった意味でね、だからいろいろ本当に3つということでね、語れなかった漫画もすごいたくさんあるんですよね。
そうですね、結構終わり方のパターンでも、俺たちの戦いはこれからエンドと、無理矢理畳む形、ダイジェストとかで無理矢理畳む形と、
あとやっぱりその数年後パターンっていうのも本当は取り上げたかったんですけどね。
そうだね。
そして数年後で終わってるですとか、あとはちょっと僕の好きな作品として、昔やってたソアカという作品があるんですが、
アズマナオキ先生、その後マガジンの方に移籍されまして、現在結構大人向けの不死身の特攻兵っていう、
本当の戦争のドキュメンタリーを元にした、実話ベースの漫画ですとかが結構人気だったり、
あとその方今、山田風太郎原作、警視庁創始の漫画家をやってたりとかっていう、なかなか活躍されてる方の1作目デビュー作で、
すごい探究付きだったやつなんかは、戦国、時代劇のお話なんですが、最終的に現代になって、
で戦ってたキャラクターたちが現代に転生してて、再びすれ違うという、開講するという、そういう終わり方だったんですよね。
という感じの、そして何年後パターンでもありますし、また転生パターンでもあって、
あの終わり方実は好きだったんで、ちょっと取り上げようか迷ったんですが、まあまあそういった、何年後パターン、転生パターンとか、
いろいろ、別世界パターンとかいろいろありますからね。
そうですね。いやー、もうだから知り際はやっぱり美しいですなっていう。
みんなそれぞれ終わり方に関しては、本当にいろんな終わらせ方、
苦肉の作だったり、まあ本当に頑張って、いろんな終わり方にして、いろんなものを残してくれてるなと思いますよ。
そうですね。いやー、まあ本当でもね、まあ本当にレッドフードも残念ではありましたけれどもね、本当に、
僕らの記憶にね、今後も残り続ける最終回を最後に爪痕を残してくれたと思うんでね、
33:01
そこはもう本当に川口先生本当にお疲れ様ですっていう感じですよ。
いや、本当ですね。川口先生今週の目視コメントでたくさんの応援ありがとうございました。
またどこかでお会いできたらという形で、またどこかでという言い方がちょっと寂しい感じもあったりするんですが、
まあでも次回作、ぜひ何かこう、読んでみたいなとは思う。すごい期待感の募る終わり方ではありましたよ。
そうですね。まあできればもう1回くらいジャンプでね、あの頑張ってほしいなとは思いますけどもね、
まあジャンプの外に行ってね、体制する先生とかも多いですからね。
はいはい。
あの自分のね、力、実力が一番発揮できる媒体で頑張ってほしいなって思いますよね。
そうですね。あとやっぱり原作付きっていうのも1回見てみたくあるんですけどね。
そうだね。
作画がすごく魅力的で個性的な方なんで、そこにもう一つ他の第三者という何か要因が加わったら、
すごい科学変化が起きそうな感じもするんで、そういうのも1回見てみたいなという、
お話作りがダメだからというよりかは、本当に絵がすごい特徴的で魅力的だからこそ、
原作付きっていうのを見てみたいなと思わせるような、そんな感じだったりもするので、
本当に川口先生の今後の活躍は期待したいところではありますよ。
そうですね。
単純に終わり方というだけだったら、あのプリンセスハウとかもっといろいろ上げるべき作品もあったんですが、
今回は打ち切りに絞ってそんな感じにしてみました。
はい。
という感じで、レッドフード、本当に終わり方、打ち切られていく作品への恐怖、情熱、
終わっていく作品、もう世界は続いていく、キャラクターたちはそこで今日も戦っていくっていう、
本当に全ての打ち切り作品に対する凶児を伝えてくるような、そういう終わり方だったと思いますよ。
そうですね。
だから本当にそうなんだろう、最後はこのラストカットに向けて書いたんだろうなっていう感じがめちゃくちゃしますからね。
そうですね。
最後ベロー君に終わり方、ハッピーエンドでもバッドエンドでも好きにしていいって言われるんですよ。
うん。
これは打ち切り漫画に告げられる言葉のようですよね、まるで。
まあまあその感じは当然ありますよ。
ハッピーエンドでもバッドエンドでも好きにしていいって言われたベロー君は、でも終わらせない、続けることを選ぶよっていう形で、
誰に知られることなくとも続けていくことを選ぶんですよ。
俺たちの戦いはこれからだっていうのにはそういった世界への希望が溢れてるんですよ。
はいはい、そうですね、それは思いますね。
だからやっぱりジャンプといえばなんか俺たちの戦いはこれからだエンドだって言って、なんかちょっとこうね、
逆されたりもしますけれども、でもね、そこには本当に何だろう、作者のね、こう続けていきたいというかね、
あの希望を投げられたところもあるんじゃないかなとは思いますねっていう。
いや本当、そこにある種の可能性が込められている、いろんな可能性を託したエンド、世界の可能性がそこに全て詰められた終わり方なんだなという、
その俺たちの戦いはこれからがエンド論として本当に大変胸に来るもののある、胸に刺さるもののある作品になったなと思います。
36:04
はい。
という感じで、
まあ本当に序盤の展開等々に関してはまあ、
いろいろともっとこうした方が良かったのになというのはたくさんあったりはしますが、
それでも本当に終始魅力的な絵と、そして印象的なクライマックスとのある作品ということで、最終的な印象はとても良かったです。
という感じで、では最終回の感想4を軽く触れましたが、
もっと内容に関しては今後本編の方でもちょっと触れていきます。