作品の全体像と設定
どうも、かなです。
みそです。
今回は、2025年30号から、今メモを読んでいます。
2025年第30号から、今週47号まで全17話の連載となりました、
【はるかわじゅん先生 カエデガミ】こちらの完結を記念しまして、
【カエデガミ】振り返り番組をやっていきたいと思います。
はい、パチパチパチパチパチ。
という形で、【カエデガミ】結構好きだったんですけどね、僕は。
いやー、俺も【しーゆー】さんは可愛いし綺麗だし好きだったんだけどね。
あの【イチャコラ】に関しては、本当に僕としてはかなり好みの部類だったんで、
もっと続きが読みたいなと思っていたんですが、今週終了となってしまいました。
という形で、一応企画としましては、まず最初に簡単に作品の説明をした後、
僕とみそさんがそれぞれに、この作品でここが良かったという名場面3つを挙げていって、
もし2人とも完全にバラけたら、計6つ挙げる形で振り返っていくというような、そういう企画となっております。
はい、ということで、簡単にあらすじを説明しますと、
中華風ファンタジー、中国風の世界で山に暮らす、山で一人暮らす孤児の少年【コウ】君と、
彼を育てる【シンカイ】という神様みたいな妖怪みたいな【しーゆー】さんという美女が、
お互いに好き合っておりまして、イチャイチャしながら旅をして、
世の中を良くしていくような、そういう話ですね。
まあ、間違いないですね。
まあ、旅の目的とかいろいろあるんですが、その辺はこの後、名場面を振り返っていく中で語っていくことになるかと思います。
名場面の紹介
という形で、順番として1人ずつ挙げていってもいいんですが、
一応、そうですね、挙げた話数、連載の順番で早い方から順に挙げていきたいと思います。
という形で、最初に挙げるのが、僕が挙げた名場面その1、第2話の夜明けのシーンとなっております。
いや、まあ、名シーンですね。
まあ、結構最終話までこのシーン引っ張るんですが、最初はしゆうさんの体を取り戻す、奪われたしゆうさんの体を取り戻して、
一緒にご飯を食べたりとか、イチャイチャしたいという、いろんなイチャイチャをしたいという、
そういう目的で旅をした2人でしたが、旅の中で悪い深海に襲われている人を助けて、みんなに感謝されて、
みんなが幸せになるのを見て、こうくんはもっと人を助けたいという思いに目覚める、
その瞬間というのが、この暗く閉ざされた夜が明けて明るい朝になるという、そういうシーンに重ねて表現されているんですよ。
そうですね、美しいシーンでしたね。
なので、結構このお話は最後まで、この幸くんがしゆうさんのために旅をするというのと、
人々を助けて人々のためになるものになりたいという、この動機、この2つの動機が2本柱として成立していくんで、
そのうちの1つが確立した話ですし、
まあ、いろいろと後々設定とか分かってきたところで考えると、しゆうさんは元々軍神、戦いの神様で、
嵐とかを操るような装備神様だったんですよね。
そうですね。
なので、戦いに身を投じている限り、しゆうさんはこの晴れ渡った青空というのを見ることが本来はないんですよね。
あー、はいはいはい、そうですね、言われてみれば。
なので、そのある種軍神という枠割りを下りて、人々を守るものとしての新しい立ち位置を得たことによって、
晴れ渡った青空、明るい朝というのを見ることができた、そういうシーンになっているので、
結構あたあたの展開まで含めて振り返ると、やっぱりあのシーンはかなりしゆうさんにとっても、
まあ、分岐点というか大きな転換点だったなっていうのがわかるんで、
その後から振り返った時の情報量も込みで僕はここを1つ目に上げました。
なるほどね、確かに言われれば、今になって振り返ると余計に情緒が増すというかね、
そういう感じのシーンではありましたね。
この楓神という作品は結構中国の古典神話、中国の創生神話みたいなのに出てくる怪物、
しゆうさんとかもそうですし、他にもバツさんですとか東鉄さんですとか、
そういった神話に出てくるような人たちがモチーフになっていて、
その設定をかなり踏襲した感じになっていて、
なのでしゆうさんに関しても嵐を操って軍神でバツさんに滅ぼされてみたいな、
そういったのがいろいろと重要な意味合いを持ってくるんですが、
前半ではなかなかそこまでは答えられてないんですよね。
そうですね。
こちらもそこまで別に調べずに読んでいたので、最初のうちは軽く流していたようなところとかも、
後々神様としての配合関係ですとか、作中時の設定とか明らかになった後に読み返すと、
結構やっぱりこの作品というのは神話にちなんだ、神話のモチーフをかなり活かした感じの設定、
舞台立て、展開、キャラクター作りになってたんだなというのが、
ちょっと後から分かる感じになってましたよ。
はいはいはい、そうですね。
というので、僕の一つ目の名場面、第2話となっておりました。
キャラクターの魅力
では続きましてが、では順番で行きますと、ミスさん、次お願いします。
はいはい。僕が最初に挙げるところは、第4話で半狂三乗士さんという方と戦うことになるんですけども、
その半狂三乗士さんがロバでコウ君たちを攻撃するシーンです。
なかなか意味が分からないですが、人間をロバにするという妖怪、
実際有名な中国の古典怪談みたいですが、
その妖怪が村人をロバにして操って、それを突撃させて戦ってくるような話ですよね。
そうなんですよね。だから結構僕このカエデ神はね、中国妖怪って全然馴染みがないんでね、
こういう感じでバトルとかやってくるんだろうなーとかって思ったわけですけどね、
その半狂三乗士さんの攻撃方法というかね、相手をロバにするっていう手段が使えなくなった段階でやってきたことが、
ロバを操って攻撃してくるっていうところが、なんかすごい、何でしょう、俺の中ですごいウケたんですよね。
なんかこうロバがフーフー言いながらコウ君を威嚇してるようなコマとかありまして、
そこがすごい好きなんですよね、俺は。
まあ確かに絵面としては面白いですが、あれは要するに人質にとった罪のない民間人で突撃してくるという、そういう極悪な戦術ですからね。
そうですね、極悪編ですけどね。
それの裏設定の怖さと絵面の面白さのギャップがすごい俺はなんか刺さったんですよね。
なるほど。ロバの作がかなりよく欠けてはいたんですが、やっぱり画風と相まって多少可愛く見えちゃうんですよね。
そうですね。いやでもそこもすごい良いところで、後に半狂三女子さんがね、自分のヤキモチ食わされて、
自分のシャオピンを食わされてロバに変身するところのね、この半獣人感も良かったですね。
そうなんですよね、ロバに変身していく過程の何か体のパーツが所々ロバになっている美女というあのデザインも良かったんで、
本当に絵手紙全体を通してキャラクターのデザイン、小道具のデザイン、術とか怪物のデザインとか、かなり良いなと思うものがいっぱいあったんですよね。
そうなんですよね。だから本当にその、この遥川先生のデザインで中国妖怪たくさん見たいなと思わせてくれる期待値が高まる回でもあったんで、俺は好きでしたね。
まあ確かに半獣参上者さんに関してはその中国の怪談をモチーフに持ってきて、それをかなり忠実に取り入れつつ、その展開をかなり忠実に踏襲しつつ、少年漫画としてバトルモノに落とし込むみたいな、
ああいったモチーフとの向き合い方という点でもかなり目を見張る展開だったんで、あれは印象的でしたね。
続きましてが僕が2つ目に挙げたのが第7話。
こちら、シュウさんの手を取り込んで強くなった虎の深海と戦って、もうやられてしまう、もうコウ君やられてしまうという時に最後までコウ君は、
自分はただただシュウさんのためだけに命を使っている、命を捨ててもいい、それ一本でやれれば俺はそれで満足なんだという感じの、
もうシュウさんに準ずる思いだけでもう勝てやしないその相手に立ち向かっていくという、この語りのシーンをとりあえず挙げました。
はいはいはいはい。いやー、コウ君のこの異常性が出てるシーンですね。
そうですね。これも結構終盤の展開まで深く関わるようなものになりましたが、このコウ君のシュウさんのためなら死んでもいい、
シュウさんのために自分の全部を使いたいというような、そういった共振的な思いというのがやっぱりこの作品の特徴になっていましたし、
コウ君の魅力になっていましたし、お話の軸にもなっていたんで、それが一番最初に鮮烈に印象付いたのはやっぱり僕はこのシーンだったんですよね。
なるほどねー。
ちなみに僕の2つ目に関してもやっぱりそのコウ君の異常性に関するところのシーンなわけですけども、
はいはいはい。
僕が挙げたのは第9話のところで、その後ね、トランの進化予想にバツさんっていうシュウさんのライバルみたいなキャラが出てくるわけですけども、
コウ君とバツさんの心の葛藤
そのバツさんにコウ君がボロボロにされながらも、バツさんの手を取ってやめろみたいなことを言ってるシーン、あそこがすごい俺は刺さったんですよね。
これを2つ目とさせていただきました。
ちなみに僕があえてこのトランの進化に挑んでいるところを選んだのは、緊迫した戦闘中で腕を失いそうになって、決死の覚悟で戦いつつ、
そのコウ君の脳裏に浮かぶモノローグが、手を取り戻したら頭でも撫でて俺を褒めてくれるだろうか、
それってすごく素敵だ、俺の動機はそれだけでいいってなんか、シュウさんに頭を撫でてもらうことを想像しながら血みどろになって剣で戦っているという、
この助長感、このエモさが僕はかなり好きでしたよ。
なるほどね、わかりますよ。
ちなみに僕もそういった意味ではね、この9話に関しては、そこのね、バツさんの手を取ったシーンじゃないですけども、
その後本当にもう、体の中にシュウさん取り込んでボロボロになりながらも、
その9話の中でラスト、「もっと笑ってよ!」って自分の体のことなんか意識せずに、
このシュウさんを気遣うところのコウ君はだいぶ極まってるなって感じがしてよかったですね。
お互い着目点、この作品に対する着目点の違いが出た感じはありましたね。
そうですね。
僕はやっぱこの夜の荒れ果てたハイデラで、恐ろしい相手と血みどろで戦いつつ、
脳裏に浮かぶイメージは、明るい日差しの中でシュウさんに頭を撫でられている幸せなシーンという、
その状態で戦っているという、このコントラストが、なんかある種の切なさもあってすごい好きでした。
はいはいはい。僕はね、そのバツさんっていうキャラクターがね、結構実はかなりデザインも良くて好きだったんでね、
そのバツさんをびっくらせるコウ君っていったところで、そこがすごいなんかいいシーンだったんですよね。
確かにあそこはすごく軸になりそうだなという感じで、この後もちょっと触れるかもしれません。
で、順番ですと、一応あとは2人とも最終話を上げているんですが、一応ページ順でミスさんの方から先にお願いいたします。
カジさんとトウテツさんの別離
そうですね。僕が3つ目に上げたのは、第17話の最初の方のシーンですけれども、
カジさんとトウテツさんの別離のシーンというかね、カジさんのおでこにトウテツさんがキスをするというか、あそこの場面ですね。
いやー、あそこに関しては本当に会話も含めてさ、本当に人間という深海の別離というかね、
本当にシウさんとコウ君が、もしかしたらそっちに行っちゃったかもしれないっていうイフンではありますし、
なんかすごい悲しいけど、美しいっていうシーンがすごい心に刺さる感じで、
いやー、これこそ楓神で見たかったシーンだよーっていう感じになりましたね。
そうですね。あそこは結構、やっぱり楓神というか、春川先生の持ち前のこのエモさみたいなものが発揮されているいいシーンでしたね。
いやー、お互い本当に思い合ってはいるんだけども、それが叶わないっていう、そこにまたドロドロしたような感情と、
美しい感情が交互に相間見えるようなね、そういう感じがすごい刺さりました。
そうなんですよね。カジさんとしては、最後にあなたの口づけが、あなたに切粉して欲しかったっていう過去の封印していた思いみたいなものに改めて正面から向き合って、
自分はそういう思いで今更言えないけれど、みたいな感じで前に立ったそこに、あえて切粉はせずにおでこに口づけして、
願いは叶えてあげないという、ある種綺麗な思い入れにしないというか、突き放すようであり、相手を呪うようでもあり、やっぱりすごく重い気持ちの込められた展開で良かったですからね。
いやー、カジさんも本当になんだろうね、部屋が散らかっている、布団を出しているセクシーな扉絵とかね、
コウ君と剣舞をやったりとかね、すごい映えるキャラクターで良かったよね。
そうですね。僕本当にイメージで初登場の時から、何か神界に対する組織とか神界について説明する時に、様々なコスプレで神界を表してくれる、
あのあざとさとか、内面的には必ずしもあざとくなく、逆に結構真剣にツンケンしてくる感じなんですが、
やっぱりビジュアル的には本当にもうあざとさの限りを尽くしたビジュアル表現をしてくる感じという、
あのキャラクター、やっぱり見た目を主に、そして内面も当然好きだったんで、本当にカジさんはいいキャラクターでしたね。
いや、本当そうだね。コウ君とのこのわちゃわちゃ、CUさんから見ての喧嘩仲間みたいなところも含めて、
なんかこの三人パーティーの旅路もっと見たかったっていう気になりましたからね。
実際、CUさんとコウ君が二人だけの時にはただただイチャイチャしていたのが、
カジさんがやってきたことによってコウ君はカジさんにつっかかりますし、
なんでそんな俺のこと嫌うんだよみたいな、なんでそんな意地悪なこと言うんだよみたいな感じでツンケンしますし、
で、それを見てCUさんは最初コウ君によってくる悪い虫、悪い女としてカジさんに警戒して牙を剥くけれど、
なんか二人で喧嘩してるのを見て、子犬同士が戯れているような、そういう可愛らしい喧嘩仲間だと思ってほっこりするみたいな。
でもたまに本当に仲良くなりそうになるとまた、悪い虫っていうキーワードを持ってきて牙を剥くという。
あの辺のCUさんのいろんな面が見れたのもとても良かったですからね。
良かったですねー。
カジさんの加入でこの三人のパーティーがすごく良く回り始めた感じがしたんで、
カジさんは本当に良いキャラクターでしたし。
ちなみにその辺で言うと、僕は今週、最終回第17話ですと、
最初の扉絵のところで家族を殺されたカジさんがトーテさんを発見した瞬間というのが、
この1ページ丸々使った印象的なというか、ちょっとアーティスティックな感じのコマでデザインされていて、
このコマはすごい好きでしたね。
いや、良いですね。
この絶望顔とも違いますけど、本当にびっくりしてるカジさんの顔、良いよねって感じになりますかね。
家族の生首が散らばっているところに怪しく咲いた花のモチーフと、振り返るトーテスさんの口元には血まみれで、
カジさんの本当に呆然実装した顔がトーテスさんの髪の間から覗き込むように見えているという、
こういう美術的な表現というのがやっぱり春川先生ところどころ印象的だったんで、
結構その美術的な表現、美術的なコマの一番印象的なのが最終話できたなという感じが、
今週扉絵にありましたよ。
そうだねー。
という点で表現とかもかなり良かったです。
虹の象徴的な意味
対して僕が挙げた3つ目の印象的なシーンというのが、この最終回の最後、
このコウ君の背後に虹がかかるシーンですね。
いやー、本当にラスト、終わってしまったーってなるけれども美しいカットでしたね。
これは僕は、やっぱりこのシーンも先ほど言った第2話のシーン、第2話の夜明けのシーンと同じような感じで、
設定や背後関係とか、そういったものを含めて考えると概念的に良いシーンだなというところなんですよね。
はいはいはい。
ここからは完全にもう最終回の最後なんで妄想パートとして語っていきますが、
コウ君、第1話で出てきた名前の漢字、その後はずっとカタカナ語でコウでしたが、最初出てきた漢字は虹と書いてコウ君なんですよね。
はいはいはいはい、確かにそうですね。
ここでシュウさんとバツさんの属性とかも考えると、シュウさんが嵐を操る軍神で、
バツさんが太陽の象徴だけどその結果干ばつを起こして、結果人々に意味嫌われて悪心に落ちてしまったみたいな、
そういう嵐と干ばつという対照的な二人なんですよね。
そうですね。
考えるとそこにおける虹の役割というのは、嵐が晴れて虹が出るという、ちょうど中間に存在する感じだと思うんですよね。
そうですね。
嵐と天秤のその間に存在するのが虹という。
結局バツさんは嵐に対抗して力を振るった結果、行き過ぎて干ばつになってヒデリになって恐ろしいことになってしまったけれど、
この虹っていうのはやっぱり大気中に水分がないと存在しないわけですよ。
虹っていうのは大気中に残った水分に光が反射して虹になるわけですから。
なので、その対立軸、しゅうさんとバツさんの嵐とヒデリの対立軸として考えると、やっぱり虹が存在する空間というのは、
ちょうどその中央、中間的な、そういう属性があるんだなというのが最後のコマで僕は思ったんですよね。
なるほどね。
この漫画が、しゅうさんの体をバラしてラバいてるのはバツさんですからね。
この2人の関係性とか対立がメインになっていきますから、その間に虹くんが立ってっていうところが象徴されてるってことですね。
なので、結局しゅうさんとバツさんの関係性、最後この凍鉄さんもバツさんが思い焦がれたしゅうさんはもういないよみたいな感じでいろいろと言及はするんですが、
象徴的なシーンの解釈
この先どうなるか、当然描かれないわけですが、でもやっぱりこの象徴的な1コマで戦うだけではない、
何らかの解決をこうくんがもたらしてくれるんじゃないか、もしくは2人の戦いの果てに何かいいもの、平和的なもの、温かいものを残せるのがこうくんという存在なんじゃないかというふうに示唆して終わっているように感じたので、
僕はこの最終コマを印象的なコマとして、印象的なシーンとして上げました。
いやー、説明されたことによってだいぶ僕の中でも解像度が上がって、いや、めちゃめちゃいいコマだなって思いましたね。
ほぼ妄想なんですが、この作品はやっぱりシーンとか名前とか言葉とかに関してすごく意味合いを持たせている作品という印象があったので、
僕は結構あるんじゃないかな、やっぱり嵐の神と左の神の間で虹という名前を感じた少年がいるというのはすごく象徴的な感じがするんじゃないかなというふうなことを思ったりとかして、
カエル神はいい作品でしたね。
いやー、いい作品でしたね。
なんか本当にカジさんとトーテツさんのこのドロドロした百合みたいなのもすごい好きだったし、
本当にバッツさんとね、シユンさんのドロドロ百合も見たかったっすね。
そうなんですよね。
いやー、今週も本当に最終回家族を殺したトーテツさんを見つけるカジさんの一コマがとてもいい、アート的なこの画面がとてもいいというのは本当にその通りである一方で、
この作品結構一貫してバトルとかに関してはかなりあっさりしてるんですよね。
いや、そうですね。
キメゴマはバトルシーンじゃなくて、主人公のアップとかそういうの多いですからね。
感情のやりとりのシーン、会話とかにおける感情のやりとりのシーンとかにフォーカスを当てて、
バトルも印象的なコマたくさんあるんですが、それはそれでなんかやっぱり絵画的なイラストとして美しい感じのキメゴマでバトルを描くんですよ。
そうですね。
少年漫画におけるバトルモノっていうのはやっぱり主人公がかっこいい、強そう、気持ちいいみたいな、そういうところに主眼を置く作品が多い一方で、
この作品はやっぱりそういうところもすべて絵として綺麗というところに落とし込んでいて、
それは間違いなく春川先生の実力と才能を感じさせるものである一方で、
まあ短期で終わってしまった要因にもなり得たのかなとは思わなくはないですね。
いやー、そこら辺は本当にジャンプの難しいところですよね。
そうなんですよね。
結構スルメ作品というかね、噛めば噛むほど味が出る作品だと思うんですけど、
その噛む味が出る前に終わってしまうってのはありますか?
そうですね。なので、まあ経済史が違えばまた違ったんじゃないか的なことも考えなくもないんですが、
いやでも十分これも面白いですし、まあバトルもちゃんとやっていましたし、
うーんという感じではあるんで、本当に春川先生のこのエモさ、序章的なところを描き出す能力というのは本当に間違いのないものがありますし、
それはバトルモノでも発揮できるのは間違いないでしょうし、逆にバトルモノ以外でも存分に活かすこともできるものだと思うんで、
今後どんな作品であれ、春川先生の描く作品はきっと高クオリティの高いレベルのものが出てくるんだろうなという確信がありますんで、
春川先生の次回作を本当に楽しみにしていますよ。
次回作への期待
はい、僕も楽しみにしています。
とにかく可愛い女性、美しい女性がたくさん出てくる漫画を描いてほしいですね。
そうですね、そこの中にちょっとした闇があると俺好みではありますね。
本当にしゅうさん、かじさんのデザインとか本当に良かったんで、この辺が見れるのをまた大変楽しみにしております。
はい。
はい、という形でまた最終話の感想は本集の感想までやっていきます。