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―――以下読書メモ―――
★超ネタバレ注意★自己責任で読んでください★
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アリアドネの声 井上真偽
【用語(場所や会社等】
・株式会社タラリア
▶ドローンビジネスを手がける会社。新宿に本社がある。
▶創業八年で、社員50人程。
▶ドローン開発や導入コンサルティング。一般向けにはスクール事業を行っている。
・アリアドネ
▶タラリアが開発した災害救助用の国産ドローン
・WANOKUNIプロジェクト
▶国土交通省が大手建設会社やIT企業と組んで立ち上げたスマートシティ型都市開発プロジェクト
▶タラリアも防犯システムで参加している
▶地上に住宅、地下に商業施設やオフィス、インフラ整備がある地下都市構想ジオフロント
【登場人物】
・高木 春生(たかぎ はるお)
▶タラリア社員。入社三年目。スクール事業部。
▶幼少期に兄が立ち入り禁止の洞窟で溺死
▶洞窟が怖くて少し離れたところで待っていた
▶兄は入り口近くの穴、自分が少し勇気を持って洞窟の近くで待機していたら助けられたのではないかと後悔している。
▶その事件の以降兄の口癖である「無理って思ったら、そこが限界なんだ」を口癖にしている
▶兄の死後、母親は精神を病む
▶高木が成人してからも母親を1人にさせることが不安で実家の静岡から東京の会社まで片道2時間かけて通勤している
・花村 佳代子(はなむら かよこ)
▶タラリア社員
▶一児の母。三十代。高木の新人教育担当だった
・我聞 庸一(がもん よういち)
▶タラリア社員
▶高木の二期上の先輩。
韮沢 粟緒(にらさわ あお)
▶高木の高校時代の同級生。
▶ドローン講習を受けに来た際に講師の高木と再開
▶地方のウェブ制作会社勤務。
▶高校時代は陸上部でファストフードも口にしないストイックなアスリートという印象だったが、現在は髪を伸ばし胸ポケットにタバコを忍ばせている
▶高校時代に交通事故に会い、選手生命を絶たれる
▶ワノクニプロジェクトに障害者住人枠として参加している
▶障害者は妹とのこと失声症
・中川 博美(なかがわ ひろみ)
▶山口市長曰く「見えない・聞こえない・話せない」の三重障害を乗り越えた令和のヘレン・ケラー
【読書メモ】
・兄の口癖「無理って思ったら、そこが限界なんだ」の言葉を引き継ぐ高木に死者の呪縛を感じる
・韮沢が高木に言った「ウザイ」はよくわかる。普通の人は無理なものは無理。似た境遇の一部の人が頑張ってると自分もその基準で見られる
・「無理って思ったら、そこが限界なんだ」の解釈が変わるところが良かった
高木のお母さんも高木の限界を言い訳にしないところが不安だったのかもね
でも、亡くなった兄の件で自分を責めてる高木に、兄の話は出しにくかったのかもな
母から見たら兄の言葉を自分なりに解釈して越えようとしてるともとらえられるし
【感想】
何も言えねぇwww
この小説に対して何を話せばいいのかわからん!
何もネタバレしたくないし、何も知らないまま読んで欲しい!
なので念押しのカウントダウンします!
未読の方は10秒以内に止めてください!
正直、読了直後で整理できてないし、整理できてないけどこの感情を吐き出したいからネタバレあります。
なので未読の方がこの先を聞いても面白くないし、
ただただこの小説の面白さを損なうだけです!
絶対聴くな!
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この小説はゲームみたいな小説だなぁと思いました。
最初からICOっぽいなーと思って読んでた。
ドローン越しに手を繋いで脱出する。
途中フロア毎に難関ステージがあるしさ。
あと相手の状況が不明瞭という意味では完全爆弾解除マニュアルっぽさもあるなーと思ってた。
途中、障害の程度を盛ってる疑惑が浮上。
電気バチバチのシーンで中川博美の障害は本当に重度なのか。
健常者ではないけど障害を持ってるんじゃないのかと。
正直ここはおれ信じてたのよ。
中川さんは詐称はしてないと。
そして大量ネズミ発生ステージで何故かドローンより先にネズミに気がつくこと。
ここで読者も救助隊も一気に不信レベル上がったよね。
どうやって気がついたのかわからねぇもの。
でもなんか信じたいんだよね。
そして暴走フォークリフトステージ。
ここでトラブル起きて中川さん轢かれる!ってシーンで「ひょいっ」と躱すのよ。
さすがにこれは無理!
見えてなきゃ避けられないよな。
ここで相当救助隊の疑いレベルが上がっちゃった。
でもなんでだろう。
俺は読んでてなんか中川さんのこと信じたくなるんだよな。
周囲からは令和のヘレン・ケラーとか持ち上げられて、嫌な話政治利用もされてさ。
でも本人は謙虚で、薄っぺらい言い方だけど「普通の人」なんだよね。
めんどくさいことやりたくないし、服は脱ぎ散らかして翌朝、足に引っかかったら取って洗濯カゴに入れて、少し寝坊しても「目覚まし時計の音が聞こえないから許してくれる……けど本当は振動で起こしてくれる目覚まし時計あるから」みたいなちょっと小狡い感じも親近感湧くしさ。
嘘つくような人とは思えなかったんだよね。
ただ、親戚の知事が利用してるから盛るように強制されてる可能性あるなー。
そしたら可哀想だな。
って思いながら読んでた。
あと途中から韮澤妹が再度行方不明になるじゃん。
で、中川さんは何回かドローンのヒモ手放してるじゃん。
ここでもうひとつの疑惑。
・カメラが故障した後、ドローンが誘導しているのは本当に中川博美なのか
これは作中の人物は誰も思いつかないけど、絶対そう思うように仕組まれてたよね?
じゃないとあのラストシーンの書き方にならないもんね
・あと韮澤妹は助かるのか。絶対どっちかが助からないと思ってた
ラストシーンは
「うっわそっちかー。韮澤妹かー。これは経緯次第だな。自分が助かるために中川さんから奪ったのか。中川さんがどこかで不慮の事故にあって、たまたまドローン見つけたのか。とりあえず経緯を教えてくれ!」
と思った自分をぶん殴ってやりたい。
正直泣いたよ。
久しぶりにミステリー小説で泣いた。
まじで自分の心の汚さに腹が立つし情けないよ。
ICOだと思って読んでたら、It Takes Twoだったんだな。
感想
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サマリー
パーソナリティのクルハラハルクが、井上真偽の小説『アリアドネの声』について、読了直後のパッション溢れるネタバレ感想を語ります。彼は、物語の救助シーンを「ICO」や「完全爆弾解除マニュアル」といったゲームに例え、中川博美の障害に対する疑惑が段階的に深まる様子を詳細に描写。特に、暴走フォークリフトのシーンでの中川の行動が読者の疑念を決定的に高める一方で、彼女の人間性に親近感を抱き、信じたい気持ちになったと明かします。そして、衝撃的なラストシーンに涙し、自身の心の汚さに腹が立ったと告白。この小説を「It Takes Two」のようだと評し、忘れられない読書体験だったと締めくくります。