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第232回 真夜中の渋谷で交差する物語たち『アフターダーク』村上春樹 著
2026-07-20 57:51

第232回 真夜中の渋谷で交差する物語たち『アフターダーク』村上春樹 著

spotify

文学ラジオ第231回の紹介本


『アフターダーク』

村上春樹著、講談社

https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000204238



パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください!


【今回の内容】

今回2004年出版『アフターダーク』を選んだ理由/海外文学のような空気感と複数視点で描かれる渋谷/2ヶ月間眠り続ける姉エリと妹マリの距離感/2004年当時のデニーズやスタバが持つ時代背景/謎の視点「私たち」とテレビに映る顔のない男/ホテル「アルファヴィル」で起こる中国人娼婦の暴行事件/暴行犯とされるサラリーマン白川が抱える深い闇/夜から朝へ向かう都市の描写と姉妹関係の再構築/アンナ・ツィマ著『シブヤで目覚めて』との共通点/『夏帆』と共通する主人公と家族の関係


ーーーーーーー

版元サイトより

ーーーーーーー

真夜中から空が白むまでのあいだ、どこかでひっそりと深淵が口を開ける。
時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、ひとりの男性が近づいて声をかける。そして、同じ時刻、ある視線が、もう1人の若い女性をとらえる――。新しい小説世界に向かう、村上春樹の長編。


【過去配信で紹介した村上春樹関連のエピソード】

番外編第63回「村上春樹好きにおすすめな海外文学」(ゲスト:村上春樹的羊男さん)

⁠https://open.spotify.com/episode/1qyAN8PV8lsxMduOA0ekid?si=b9a72552f12a4c0f⁠

第146回 村上春樹のオススメ短編紹介回「野球場」「中国行きのスロウ・ボード」村上春樹著

⁠https://open.spotify.com/episode/4lere74hUKwmr2bExzz0Fu?si=83802c30f38a4d12⁠

第118回 ネタバレあり!村上春樹の最新長編紹介回「街とその不確かな壁」(後編)村上春樹 著

⁠https://open.spotify.com/episode/3ID7cp7MZeg03AAR03lKmq?si=a80b82f1c6054eaf⁠

第117回 村上春樹の最新長編、ネタバレなしで紹介!「街とその不確かな壁」(前編)村上春樹 著

⁠https://open.spotify.com/episode/5IIHWIaymNuUs8OgnjBL1O?si=dad17c4ebdcb414f⁠

第86回 世界はメタファーだ「海辺のカフカ 下」村上春樹著

⁠https://open.spotify.com/episode/2QRiXHUWyihFFSzDQctvEG?si=016c51bd55d54f41⁠

第85回 世界でいちばんタフな15歳の少年「海辺のカフカ 上」村上春樹著

⁠https://open.spotify.com/episode/4qQ4ZOMxLWxANNUcddLZR0?si=3e76f47f7a7e4d7d⁠

第55回 他人事ではない喪失「女のいない男たち」村上春樹著

⁠https://open.spotify.com/episode/6739VigrPvdiHMFdyT8lZ6?si=c7f52a260f8a435e⁠

第48回 ふたつの物語の終着点「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド 下巻」村上春樹著

⁠https://open.spotify.com/episode/4JYCN9Y3XYwrqTk3aRrkO3?si=5f68c495baa84845⁠

第47回 今でも新鮮に読める村上春樹初期長編「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド 上巻」村上春樹著

⁠https://open.spotify.com/episode/4oP0cJmvqwny1SQyJQ12gC?si=0d234fa706e243e8⁠

第8回「一人称単数」村上春樹 著【後編】 ~これは村上春樹の黒ビールです~

⁠https://open.spotify.com/episode/70wK1cwJfhQQIcDAqSwsfL?si=692085f3604d4f83⁠

第7回「一人称単数」村上春樹 著【前編】 ~信じた方がいい、それはなにしろ実際に起きたことなのだから~

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サマリー

このエピソードでは、村上春樹の小説『アフターダーク』が紹介されています。パーソナリティの二人は、2004年に出版された本作を選んだ理由や、海外文学のような雰囲気、渋谷を舞台にした複数の視点から描かれる物語について語り合います。物語は、2ヶ月間眠り続ける姉エリと、都会の夜で時間を潰す妹マリの関係を中心に展開します。2004年当時のデニーズやスターバックスといった時代背景、謎の視点「私たち」、顔のない男、ホテル「アルファヴィル」で起こる事件、そして登場人物たちが抱える闇が、夜から朝へ向かう都市の描写と共に描かれます。また、アンナ・ツィマ著『シブヤで目覚めて』や、村上春樹の『夏帆』との共通点にも触れられています。作品の独特な雰囲気や、登場人物たちの心理描写、そして姉妹関係の再構築が、読後感として語られています。

はじめに:『アフターダーク』紹介と作品選定の理由
長い間眠り続ける姉のエリ 一人都会の夜で時間を潰す妹のマリ 深夜から明け方にかけての渋谷と思われる都会を舞台に複数の視点が交差する物語
村上春樹のアフターダークを紹介します。 どうもみなさんこんにちは文学ラジオ空飛び猫たちですこの番組はいろんな人に読んでもらいたい
いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに文学と猫を好きな2人が ゆるーくトークするポッドキャストです
パーソナリティは私大将三枝の2人でお送りします 文学のプロではない2人ですがお互いに好きな作品を時にはつく時には愉快にそれぞれの視点で
紹介していく番組です 今回紹介するのは村上春樹のアフターダークです
高端写文庫から2006年に出版された本になります はい前回カホ ザテイルオブカホに続いて村上春樹作品を紹介します
でこれがえっと2004年か そうですね単行本は2004年に出ていて今は文庫がで買えるので
私は単行本ですね あっそうなんだ じゃあもう出てすぐ買ったんですか どうなんだろうなぁ
記憶がちょっとと思ったんですけど二刷りなんで結構多分すぐだよね そうですよね
でも単行本出てその2年後には文庫になってるんで これってこんなもんなのかな2004年9月7日第1刷り
2004年9月10日第2刷りになってる 3日後に刷られてる 本ですよ多過ぎて
売れたんでしょうねやっぱり 当時のことは2004年なんてもうなんか村上春樹をすごい追いかけたわけじゃない
そうそうそうでもあるじゃないですか村上春樹の本当ピークの時じゃないですか ピークか 海辺のカフカアフターダーク1984っていう流れでそう
確かに出版されてるんですよね 2002年海辺のカフカで2004年アフターダーク めちゃくちゃ売れたもんね
ちょっと開くんですが2009年1984なんで長編のラインナップの時系列で 全然その辺の経緯が時ってなんか海辺のカフカすごい売れてた印象はすごいあるんだけど
その後ってちょっと あの1984もやっぱりすごかった記憶はありますけどね そうですよねみんな買ってた印象あるな
そうだよね 1984はリアルタイムで出た時すぐ読んでましたね リアルタイムで初めて読んだ私も1984な気がするからアフターダークは後から買ってるんだよな
これ古本で買ったのかなもしかして ちなみにアフターダーク文庫はそう古本で買ったものですね
ちょっとわかんないけどねめちゃくちゃあれですよ年季入ってますよ スピンがね完全にね色が違う
外に出てるところと本で撮ってたところすごい綺麗に色が違いますね いやでもねちょっと前回かほうだったんでその次アフターダークっていうのはちょっと意外な気はするんですけど
これは大地さんのチョイスになるんですね 一応スプートニックの恋人にするかアフターダークにするか
でちょっと議論した結果アフターダークにしましたけど 新編ちょっと読み返したかったっていうのとあとイメージ女性主人公だった記憶がすごいあって
やっぱ女性主人公のものをもう1回と思って あのスプートニックの恋人も割と女性のなんていうのかな
内面の話だった記憶はあるんですけど なんかよりちょっとアフターダークの方が女性主人公だなと思ったんで
たしかにこの主人公の境遇はちょっとかほと 通じるところはあるなと思いましたね
なんでちょっとと思ったのとアフターダークどっかでもう1回読みたいなと思ってたんで このタイミングでと思って
持ってきましたね なぜ2回連続かっていうと結構あれだねなんかやっぱり
村上春樹作品1回読むとちょっとハマってしまう っていうのもあるけど
かほは面白かったけどちょっともうちょっと欲しくなってしまうような作品だったんで なんとなくだけどかほの後にまた村上春樹を読み返してる人多そうなイメージは
ちょっとあるんで まあちょっとそういうのにも乗ってみようかなみたいな気持ちで
たしかにねかほやむとちょっと昔の作品はどうだったっけなーって 読み返したくなりましたしね僕も
そんなわけでちょっとアフターダークを今回はやりました で2004年の作品ということでまあそのあたりちょっと後で話しましょう
作品の印象と村上春樹作品との比較
今回もあんまり考察なんかはしないんで感想ベースでいきますのでよろしくお願いします でちょっと最初にアフターダークってどれぐらい人気あるのかわからないんだけど
結構個人的な結構好きな作品で2回は読んでるんですよ 2回読んでると思う
3回は読んでないと思うんだけど2回は間違いなく読んでて でも読み返したのも多分10年以上ぶりだと思うんですよね
多分結構ね印象が全然思ってるのと違ってもうちょっとなんかあの ちょっと具体的な名前出しちゃったの高橋くん
高橋 まあもう出てくるけどなんか高橋側の視点結構もうちょっと入ったようなイメージだったけど
あそこまでじゃなかったなと思ったこと あとやっぱりあの何かが起きそうで起こらなかった感じっていうのは結構
そこは結構覚えててそこは結構なんとなく好きなところなんですけど あとはアフターダークこれ多分何人かにこの視点観点で進めたことがあるんですけど
村上春樹作品の長編作品か 長編って言っても何となく個人的にはこれ短編をなんかすごく長くしたようなイメージがすごいあって
村上春樹の 確かに中編ぐらいのボリューム感では
そうだよね中編だけであってなんか長編作品というよりは村上春樹の持ってる短編のなんか良さみたいな
ちょっとなんか上手く言えないとこがあるんですけど 短編の良さを長編ちょっと長くしてみたみたいな感覚はちょっとあって
読みやすいなって思ったのと あとたぶん他の あっそういえば家宝もあんまりなかったと思うんですけど
割と性的な描写がない 結構村上春樹だとね結構そこついて回るついて回るって言い方ちょっとあれだけど
村上春樹作品には結構ありがちな性的な描写っていうのがあんまないので
ではないかないので ちょっと性被害の話はあるんですけどね
ああそうかそうだね ちょっと粘着性のあるって言っていいのか
そういう結構生々しい感じの表現のところあんまないかなと思うんで
確かにちょっとラブホテルの暴行のシーンはねちょっとねあれですけど
まあでもあれもまあちょっと事故というかが描かれてるわけで最中のことが描かれてないから
そういう意味ではまあゼロではないと思うんだけど
なんか割と村上春樹作品でその性描写がちょっと苦手っていう方いらっしゃると思うんですけど
そういうのが苦手な人にはなんか割とお勧めした作品ではありましたね
村上春樹を見たいんだけどっていう人で
そういう意味ではカホもそうでしたね カホもまあ多少はあるけど
あんまりこう直接的なものなかったしね そうですよね
確かに確かに
物語の舞台と雰囲気:渋谷の夜と海外文学のような空気感
僕はアフタードアークは昔読んだはずなんですけど
15年か多分20年ぶりぐらいに読み返してて全く記憶がなくて
本当新しい作品にちょっと出会ったかのような
いやなりますよね そんな気持ちになってますね
スタイル的にちょっと多分当時どういう取り扱いっていうかどういう受け止め方をされたかわかんないけど
だいぶ多分今までの村上春樹作品とは違うぞっていう感じはあったような気がするけどね
どうなったんだろうね
どうですかね 今回読んでまずやっぱり面白さっていうのはあって
やっぱりその本当ね都会の真夜中のその若者たちをやっぱり描いているところっていうのは
読んでて面白いですし
そこプラスミステリアスな部分というかダーク雰囲気というか
そういうようなのがすごい醸し出されていて
基本的に面白いかなと思うんですよね 面白いよね
ベースが あとはやっぱりちょっと難しいなという視点がいくつか複数あるんですけど
ある視点は私たちっていう謎の存在の視点で
で謎の描写というんですかね
一体ここどこなのかみたいなよくわからないエピソードが挟まれていて
そういうところは確かにねこれなかなかどういう話なんだろうって
中捉えるのが難しいなと思いましたね
なんでもしかすると昔読んだ時よくわかんないまま
もうなんとなく読み流していたのかもしれないなとは思いましたね
でも今回そうですねこういう作品だったんだって
まあなんかそうですね今読めてまあまあ良かったのかなと
いや本当にそうですね 思いますけどね
ちょっと今読んだから感じるかもしれないけどなんか海外文学っぽいよね
すごいこの作品ね 確かにそうかもしれないですね
確かに海外っぽいですね
なんかねなんかどっか違う国のまあでも渋谷を描かれてるんだけどみたいな
そうですよね 印象ちょっと受けましたね
じゃあそんなとこで村上晴樹
あらすじ紹介:真夜中の渋谷で交差する物語
ちなみにこれ単行本ではあれですね村上晴樹の紹介ないですね
そういうものなのかな前回のカホでも気づいたけど
文庫もないんですよね
あら村上晴樹ってそういう そういうスタイルかな
スタイルかなまあじゃあまあ今回はまあさすがに先週もやってるんで
村上晴樹について紹介はちょっと良くてさっそく入っていきましょうか
そうですね
半元ホームページのあらすじを読み上げたいと思います
真夜中から空が白むまでの間どこかでひっそりと深淵が口を開ける
時計の針が深夜0時を指すほんの少し前
都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた
フード付きパーカーにブルージーンズという姿の彼女のもとに
一人の男性が近づいて声をかける
そして同じ時刻ある視線がもう一人の若い女性を捉える
新しい小説世界に向かう村上晴樹の長編となっております
なるほどっていう感じで確か新しい小説世界ですね
まあそうですよね
これあらすじにある通りあれなんですよね一晩の出来事なんですよね
えーと0時前何分?12時何分前だろう
11時56分です
あっ11時56分か
からスタートしててこれ時計の絵が小扉ごとについてるんですけど
で夜が明けるまでですね最後は多分7時手前か
7時手前です
ぐらいまで時間が進むんですけどその一晩の間の出来事ですと
でおそらくちょっといろんな情報が散りばめられてるんでわかんないですけど
まあ冬かなパーカーにブルージーンズっていう姿だから
コート着てないからそんなに寒くない日なのか時期なのかちょっとわかんないですけど
まあでも夏ではないですね
まあそうですね一応なんか最後の方でちょっと留学の話があって
来年6月まで海外行っててで帰ってくるのは半年以上先なんだって言ってるからは
ああじゃあ6月の半年前ですか
そうですね11月10月まあそのあたりかなっていう
だいぶもう既に寒そうだけどね
どうなんですかね
息が白いような描写があったような気もするんでやっぱ寒い更に寒いんでしょうね
と思いますがまあそんな時期のある夜の出来事ですと
複数の視点と姉妹の関係性
文字通りアフターダークですよね夜明けですよね
でこの小説のなんかまず何と言ってもなんか視点が複数あるっていうところが
村上春樹さんの作品多いですけどねこのクロスカッティングっていうか
なんかある人物の視点で進んでいったら次はまた別の人物の視点で話が進んでいって
まあどこかでその話がそれぞれクロスしたりするっていうような
でこれも主人公浅井真理という人なんですけど姉妹の妹の人ですねが深夜の渋谷と思われるところのファミレスで読書をしていて
っていうまあその主にそのえーと真理っていう人の
そうリフォーカスされたとか話ともう一つがその姉の衿ですね浅井衿がずーっと部屋で寝てるんですよね
それを私たちっていうまあちょっと謎の存在が
まあそうその私たちという視点が衿を眺めてるというかですね
まあウォッチしているというそんな視点というそれ以外にも何人か登場人物がいてそれぞれにフォーカスされる
ちょっと視点が切り替わるところはあるんですけども主にはこの妹真理姉衿のちょっと追っかける
何ていうか視点の話というかですね そうですよねそういうふうにして物語が進んでいくと
そうですねこの視点が他にもさっきちょっとボートレーター高橋っていう登場人物がいるんですけどこれはあの衿のお姉さんの衿の彼
元彼になるのかな彼氏さんの友達でちょっと1回だけなんかマリオ
含めてダブルデートみたいなのをしたことがあってマリのことを知ってた高橋くんなんですけど
彼はちょっとバンドをやってるんですけどね朝まで練習すると一部屋でっていうところでたまたま入ったファミレスにマリがいて
おおってなるようにしたりして彼の視点もちょっと入ったりとかあとちょっとね他にもちょっと不穏な登場人物がいくつかいて
そうですねそこの話もちょっと入ってきたりしますね そうですねなんでまぁ登場人物は意外と
まあその主人公の姉妹以外にも何人かいるという でもこのアフターダークって話の大きなところはこの姉妹ですねマリと衿の関係
あそこがかなり描かれているところがあって なんでしょうねこの妹のマリにとってこの衿というお姉さんがすごい遠い存在
なんですよね だからの衿お姉さんの衿っていう人がすごい美人な人で若くして本当あのモデルとかして
いてもうそういうチヤホヤもされるような 一方ではえっとマリはなんかそのあたりはなんかちょっとお姉さんとは違っていて
なんかあんまりチヤホヤとかされるようなタイプではないという ちょっとねなんか冷めてるところはあるんですけどでもなんか
だから仲悪いとかそういうなんでは決してないんですけど どっちかというと多分仲はいい方だと思うんですけどでもなんか深く結びついてる
ような なんかその姉妹の仲というかそういうなんではないんですよね
がその心が通じ合っているようなマリにとって衿は心と心の部分でもちょっと離れて いるようなところがあって
そうっていうですねなんかその姉妹で同じ家に住んでるはずなのに だからどこか遠い
存在なんていうかなんかちょっと人間離れしてるかのような このちょっとふわふわしているようななかなかつかみどころがないような
ただそのなんかそのちょっと美人でそのモデルとかしているっていうとすごいなんて 経歴というかあるんですけどお姉さんの方はなんかその実態がなんか
こうなってないみたいなんですよなんか よくわかんないよねこの人間性みたいなものがいまいち見えてこない
そんなちょっとね謎多き 存在かなと読めてる 一切その辺の情報は出てこないよね そうわかんないですよ
そんなお姉さんが82ヶ月間ですね 眠ってる状態というこれもちょっと不思議な設定なんですけど眠ってるんですけど
医学的というんですかね 病気があるとかですね健康状態悪いとかそういうなんではなくて
なんとかその生きるためのこの生命の維持というかそんなのはされていて 呼吸とかですね
であとなんかたまにご飯食べたりお風呂入ったりとか トイレ行ったりとかですね
そういうなんて言うんですかねその生きていく上で必要なことというのはちゃんとしている けどでもなんか意識が覚めている
起きて覚めているのかどうなのかというのはいまいちはっきりしていなくて まあひたすら寝ているというんですね
そんなちょっとお姉さんのエリカずっと眠っているのに対してちょっと妹のマリがですね なんかそのもう遠く離れてしまった
その関係というところをいかに取り戻すのかというか 本当のお互いの心は一体どこにあるんだろうかというですね
ちょっとそこを探っていく話でもあるという そうですねでもマリントってエリア大きい存在なんですよねきっとね
それがずっと引っかかっててそのためにどうしようっていうのはありますよね
その引っかかってしまっているがゆえに全然消化不良感がすごい くてマリントって
でお姉ちゃんまぁちょっとこれあのネタバレにならないというかまぁ なるならないはちょっと判断難しいところなんですけどエリはずっと寝続けてるんですよ
ちょっと寝ますって家族に告げてから 2ヶ月ですね 2ヶ月か
舞台となる渋谷と時代背景:デニーズ、スターバックス、深夜労働
眠り続けてるんですよねあでなんか生きていくための最低限のことはしてるらしい 痕跡はあるんだけれども誰も起きたところを見てないという状態が続いてるんですよね
なかなかそれも不可解で そんな状態だけどマリが初めてこう一晩渋谷で過ごすという
どうですよね まあそうですねまあこのまあそもそもですけどこのマリですよね妹の方が
まあ本当深夜の渋谷にいると一人で渋谷まで出てきて家はですねなんか違うんですよね
えーどこだっけなの 長富? 長富?いやえーとですね
ちゃんだっけ 書いてあったんですけどちょっと離れてはいるんですよね あのもう終電がない時間だよねみたいな話をしてましたよね
日吉だ あっ 日吉の方じゃなかったっけ
うん 高橋が言ってますね ああそうそうそう
まあそんな日吉に住んでいる人が渋谷まで出てきて でそうそんな本当都会の真夜中っていうところが舞台っていうのがですね
やっぱりこれ小説やっぱ面白いところで渋谷だからやっぱ高橋みたいなこのバンドしている人と偶然出会うことにもなるし
あとあのラブホテルの人とちょっと関わりができたりとか あと売春圧戦している中国の組織の人との関わりも生まれたりとか
あとはなんかその深夜労働している サラリーマンがいたりとかそうエンジニアがいたりとかそういう人たちって夜の都会の一部かなと思うんですけど
そういう人たちがやっぱ繋がり出してあの物語を生んでいるのかなというですね そうですね
そうですよね うん でまぁあの主人公はマリとエリっていう二人がいるんですけどやっぱその周りにいる人たちっていうか
この都市というんですかね 都市が結構物語を生んでいるところがあるなと思っていて
そこがすごい面白いところ個人的には思っています あの個人的にはもうまあこれ最初の舞台になる渋谷のデニーズなんですけど
結構このデニーズもなんかちょっと時代だなって思うわ まあちょっと2004年の時のデニーズってまあ24時間営業が基本スタイルだったはずなんですよ
あの今ってもうほぼやってるとこないんですけど多分12時くらいまでやってしめてるとこが多いのかな 多分なんとなくイメージだと思ってて
確かにだからその深夜営業はねだんだんなくなっていってますよね コロナがきっかけだったのかなんだかわかんないけど結構わりとどこもしなくなった印象があって
個人的には結構デニーズってすごいわかるこの夜朝まで過ごすみたいな なんか学生の時とかやってたし飲み屋じゃなくてなんかデニーズでみたいなのとかやってたし
地元帰った時とかもなんかデニーズって朝までなんか地元の友達とドリンクバーで粘るとか普通にやってて
わかりますね この深夜の空気感ちょっとわかるんですよねファミレスの それこそ俺普通によくやってたのはなんか終電逃した時に
飲んでて終電逃した時になんかデニーズに入って本読んでるとか やってたりするんで朝までとか
なんかちょっとこの深夜のファミレスの空気って結構なんでしょう懐かしいというか 本当ですね過ごし方が主人公のちょっとマリと同じことをしてるっていうのは良いですね
あとよくあれですねよくやってたのは大学の時になんか深夜バイトしてたんで まぁちょっと今だとだいぶ違和感あるかもしれないですけどあのエントリーシートとか
就活のエントリーシートとかも全部手書きだったんですよね確か なんかあんまり電子で入力する企業がまだ少なくて
あったけど割と手書きだった記憶があるんですよ 結構あれ字きれいに書かなきゃいけなかったりとかなんかいろいろ考えたりしてあれだったんですよね
なんか結構デニーズで作業してました夜 そうなんですねじゃあもう思い出の バイトが終わった後2時とか3時とか
そうですよ思い出のデニーズじゃないですか 結構そう当時大学時代に住んでた家の近くにデニーズがあって
そこによく行ったんですけどでちょっとなんつーのが繁華街ではないエリアなんで なんて言ってんのかな大通り沿いで車で来るのが結構
想定されている場所っぽい感じの場所でなんか全然話すれちゃうけど人いないんですよね だからちょっと渋谷のデニーズとは結構印象違うかもしれないけど
その2時とか3時になるとお客さんほとんどいないっていうか何組しかいないみたいな感じですごい集中して仕事ができ 作業ができる
ちょっとあの空気懐かしいんですけどもうアフターだけかけないけどあの深夜のデニーズで作業できないんだっていうのはなんかたまにちょっと残念な気持ちになる
ああはい なんか未だに行きたくなる深入りコーヒーを飲んで
そう深入りなんですね アメリカンと深入りがあるんですけど深入りを私は飲んでましたね
でドリンクバーで ドリンクバー 未だにあると思いますけどね
でもなんかねちょっとアフターダーク見たの高橋がチキンサラダしか食べないって言うじゃないですかだからねちょっと気になりますねチキンサラダ
いや多分ねチキンサラダね俺も好きでいつだったっけななくなったんですよメニューから もうそうなんですね
でも最近行ったら復活しましたちょっと前に子供と行ったら復活しましたおーってなってチキンサラダじゃんと思って
子供がキッズメニュー頼んでる横でやばいチキンサラダだと思ってちょっと興奮してる
へえ チキンサラダね多分正式名称シーザーチキンサラダっすね
そうなんですか サラダの上にチキングリューみたいなのがなんかスーパーとかで買うぐらいの切り身っていうか
なんていうかチキンもも肉とかがカットされて乗っててでそこにシーザードッシュがかかってるんですよ
へえ 結構おいしいんですよねこれねあんまり他では見たことないし
多分高橋が言ってるチキンサラダはこれだと思うんだよな
じゃあ当時からあれなんですかシーザーやったんですかね
多分この多分2004年ちょうど私これぐらいの時期に
あー違うその後だよなだからこれよりももうちょっと後か
だからこれの4,5年後ぐらいに就活してんのかなもうちょっと先か
だからそれぐらいの時期だったからそんなずれてないと思うんすよね
である時気づいたらなくなってたんですよね
ああそうなんですね うんないなと思ってあれおいしかったのになみたいな
なんかすごい全然あれですねなんかすごいいろんなところで時代を感じるんですけど
そのチキンサラダにも時代を感じました
ああなんかはい これがあった時かとか思ったし
あと個人的に深夜労働してるサラリーマンが家に帰れなくなっちゃって
仕事のねあれでねで奥さんから電話がかってきて奥さんになんか今ちょうど
スタバで巻きアートをなんか買ってきたところだみたいな
スタバで巻きアートをもう言わないよなと思ってこの年代
確かにそう 巻きアートあるけど多分キャラメル巻きアートのことだと思うんですけどこれ
これでもなんかもうスタバで巻きアートみたいな言葉もなんかもう言わないよなと思って
結構要所要所になんか時代を感じましたね私が読んでる時
どうなんですかこれが時代なのかこの村上春樹ながらの言い回しなのか
でも村上春樹の作品でなんかここまでなんかちょっと時代を感じるっていうか
結構初めてな気がするなんか運命のカフカイを読み返した時もなかったし
世界の終わりとハードボールドワンダーランドを読んだ時も感じなかったから読み返しなきゃ
こんなに当時のこの2004年ぐらいの空気っていうのをなんか感じるのは
ちょっと面白いなと思ったあれあれもそうなんだよな
吉田周一のパークライフもスタバの話が出てくるんですけど結構今の感覚と違うんですよね
あそうなんですか あれいつだっけな2002年発売か
だからそんなに近しいよね 近い時代ですよね
当時スターバックスが多分日本に上陸し始めた頃
でちょっとなんか行く奴らちょっとなんか透かしてる人たちみたいなイメージも
多分吉田周一のパークライフの中ではちょっと描かれていて
今みたいにこう誰もが行ってるような場所じゃなくて
ちょっとこう情報キャッチするのが早い人たちが行ってるみたいな
場所っていう感じでそれも読んでて時代を感じたんですけど
このスタバでマーキングアートもだいぶ私はっていうこの言い方にだいぶ時代を感じましたね
なるほどいやいやすごいですね
いやでもなんかそのこの作品の舞台を思った以上に大地さんが現地を知ってるっていうか
デニーズも知ってるしいやそれそっちにちょっとびっくりしましたね
私デニーズ好きなんですよ そうだったんです
ちなみにバイトもしてましたね どうでもいい話だけど
すごいデニーズを知り尽くして
なんかの機会だったらその話もまたどっかにしましょう
じゃあそんなあれですけどちょっとストーリー行きましょうか
ストーリー展開:事件と登場人物たちの繋がり
そうですねすでにちょっとねストーリー喋ってる部分あるんですけど
簡単にちょっと話していこうかなと思います
ストーリーなんですけどちょっとあれですね
あんまり今回ネタバレしても全然関係ないっていうか
多分読んでない人が聞いてあなるほどこんな話なんだなと思って
もう多分読み始めるとほぼ覚えてないと思うんですよね
本当ネタバレちょっとあんまり気にせずに今回は多分話すと思うんで
まあそうですね
ちょっとご了承いただければなと思います
あとなんていうんですかわかりやすいネタバレというか
わかりやすいゴールみたいなものは多分ないと思っていてですね
そういう意味ではこんな話ですよっていうのはざっくり言おうと思うんですけども
それは知ったところでっていうのはあると思います
実際読んでみてやっぱり感じるものがすごい多いと思いますので
じゃあ行くとですねまずその主人公のアサイン・マリーですね大学1年生で
渋谷と思われるところの深夜デニーズで読書をしていて
そしたらそこで楽器を持ったバンドしている青年が通りかかって声をかけると
それが高橋っていう人なんですけども
あとバンドって言ってもあれなんですよねジャズになるんですよね
トロンボーンをやっていてロックとかそっち系ではないと
この高橋がマリーと一度会ったことがあって
2年前なんですけどお姉さんのエリとエリが付き合っている人と
その同級生が高橋だったんで4人でダブルデートみたいなことをしたことあったんですけど
ただ当時の印象としてこのマリーですね妹の方のマリーは
お姉さんに連れて行かれてダブルデートするんですけど全然その口を聞かなくて
そうなんでも本当ひたすらね一人でプールで泳いでいて
そんななんて言うんですかね出会いが1回だけあったっていう
それきり会ったんですが偶然ちょっとね渋谷のデニーズで会うという
で高橋がお姉さんのエリの話をですねしたりするんですよね
すごい美人でモデルもしていた人で
その高橋の会話に最初マリーはね素っ気なく付き合っていくんですけど
結構あの高橋も会話が面白い人で
そのねこの辺の会話のキャッチボールはすごい呼んでて面白いところですね
でだんだんなんて言うんですかねこの高橋とマリーがですね
ちょっと会話のラリーをしていくにつれて
ちょっとね仲がね良くなっていくのかなという
仲良くなるというとちょっと語弊ありますね
ちゃんとなんかコミュニケーションをね取るようになっていくっていう
でまぁあの高橋もねこの深夜にバンドの練習があるんで
ここで一旦別れるんですけど電話番号でマリーに渡したりしますと
でここでちょっと1回視点が変わって次とある部屋の中ですね
若い女性がベッドに眠っているという
それが周りのお姉さんのエリマサイエリになるんですけど
でそれを見ている視点があるんですよね
その視点が私たちって言うですね
この私たちって言うのは一体誰のことなのかって言うと
なんとも言えないんですけども
その辺はもう全然想像するしかないような存在なんですけど
でそんな私たちの視点っていうのは
この眠っているエリを見ていると
怖い怖いけどね
そうなんですね
なんとも言えないですよね
そうですね結構ねこのなんか
映画的だね
そうかもしれないですねちょっと映像的かもしれないです
マリーの視点以外のものは結構映画的ですよね
そうかもしれないですね確かに
でちょっとさっきも話したんですけど
ずっと2ヶ月ぐらいエリって寝てるんですけど
健康状態は大丈夫というか
生命活動はしてるけどただずっと眠ってはいるっていうそんな状態で
でちょっと怖いのが24時になった時ですねこの時計が
本当深夜だったんですけど24時になって
そしたら部屋に置いてあるテレビが急に光り光ったり音を出したりして
テレビがつくんですよね
そしたらオフィスビルの一室がフロアが映し出されて
深夜のオフィスビルのデスクに座っている男を映し出すっていうですね
一人でいいのにテレビがそんなことをするっていうですね
これなかなかちょっと怖いシチュエーションなんですけど
そんなことが起きたりする
次ですねちょっとまた視点が戻ってマリーの話ですね
デニーズで本読んで高橋と別れた後も本読んだんですけど
そしたらですねデニーズに大柄な女性が入ってきて
マリーの方に声をかけると
中国語をできる人をですねちょっと探していて
でちょっと高橋にマリーが中国語できるっていうのを聞いて来たんですよと
で何があったのっていうとその大柄な女性っていう人がカオルっていう人なんですけど
が近くのラブホテルのマネージャーをしている人で
でそのラブホテルの中で中国人の娼婦の人が
その客から暴行を受けてちょっと怪我もしてですね
もうかなり何とか泣いたりして中国語しか話せないから
何かその事情も聞けないっていうので
で何か中国語できる人をですねちょっとここも早く見つけたいっていう時にですね
たまたま高橋を通じてマリーを知って
でマリーも実はあれなんですよね中国語の勉強をしている人で
で中国語ができるんでちょっとカオルと一緒にラブホテルに行って
でそこの娼婦の人をその娼婦の人っていうのはちょっと裸の状態で
チームも流れてたりするんですけど
ちょっとショック状態でもう弱ってる状態なんですけど
声かけて服も着せてちょっと怪我もしてあげると
そんなことをやっていると
ちなみにこのラブホテルがアルファビルっていう名前で
この元ネタっていうか映画であるんですよね
この作中でも結構これがこの小説の中の一つのキーワードになりそうな
アルファビルっていう建物
ゴダールの映画ですね
ゴダールの映画でちょっと見たことないんですけど
すごい見たくなりました
なんかねすごいSFなんですけどかなり実験的な内容かなという
SF的なこう今で言うとなんかCGとか何だろうそういうのとかを使ってなくて
なんかそういう映像ではSFっぽさはないんだけれども
なんか設定がSFみたいな
ちょっとそれだけで見たくなる映画ですよね
まあでもだいぶ昔なんだろうな
なんかこのラブホテルなんですけど
なかなかちょっとこの地的な感じのするネーミングが作られているという
そこはちょっと一旦置いといて
この中国人娼婦の人ですねを解放して
その後ですねその娼婦の人にちょっと電話してもらって迎えに来てもらうと
というのも中国の売春圧戦している組織があって
そこの人がですねバイクに乗って迎えに来るんですけど
結構ねこの大型バイクに乗ったこのフルフェイスのヘルメットを被った男っていうのが来るんですけど
これがなかなか怖い存在で
そうですねめっちゃ怖かったね
そうですね明らかになんて言うんですか
昼の世界ではなくて夜の世界の人間みたいなんですね
なんか光と闇があるとしても完全に闇側の人間っていうですね
これあれですねなんかそのカホのサハラさんですね
バイクに乗ってるの?
モーターバイクそうでなんかその姿は見せなくても
なんか音で怖さを演出するというところはなんかちょっと近いのを感じましたね
そうなんですよねで結構ねそんな怖い組織の人が来る
来たりしてやりついがあったりもするという
でモーターですねちょっと視点がお姉さんの襟の方に変わって
その部屋の中で眠っていて
で部屋のテレビがついてオフィスを映したら今度あれですよね
オフィスビルの方の人の方にちょっとフォーカスされて
ああそうなんですね
そうそうまあその人はスーツ着てるんですけど
まあ結構疲れの色が見える男性で
でなんかその男性がねなんていうか
まあ疲れているんですけどだらしな印象はないという
であれなんですよねテレビ画面でも男の顔その男性の顔なかなか映らないんですけど
これもねちょっと謎ですけどなんかカメラワークがだんだん回り込んだりして
やっと男の顔を正面から捉えたと思ったら
なんか半透明なマスクで顔を隠しているっていうですね
これ半透明なマスクって一体どういうものだろうってちょっとね
奇妙になったんですけど
でこの視点である私たちはその男を顔のない男とね呼ぶようになって
で逆にですねその顔のない男が
なんかテレビ画面越しにそのエリーのベッドを見ているっていうのがですね
なんか分かってくるというですね
これもねやっぱなかなか怖いと思うんですよね
そうで男はですね結構エリーをねもう眺め続けているっていうのは
まあ分かってくるっていう
そんなことがねだんだんなんとなく分かってくるというそんなところですね
で一方でちょっとまたマリーに話が戻ると
中国人丈夫のね助けてあげたっていうので
カオルにお礼をされて
結構ねそこでマリーはカオルに気に入ってもらって
気に入られてか
そうで結構ねあのそこで話が弾んでいったりするんですよね
カオルっていう人もなかなか面白くて
元々女子プロをやってた人で
そこからねラブホテルのマネージャーに転身するっていうですね
なかなか面白い旧歴の人で
でその後マリーはスカイラークに行って
ファミレスに戻ってくるわけですよね
そうそうそう
あそうファミレスに戻ってくると
ここでなんかデニーズとスカイラークで
結構脚踏の違いの一票者があるんだけど
なんかすごい分かる
あ本当ですか
デニーズとスカイラークで脚踏が違うのもすごい分かる
僕そこあんまり意識せずにちょっと指摘してましたね
なるほどこれでも伝わる人すごい伝わると思うんだよな
デニーズの脚踏となんかスカイラークの脚踏がなんだろうな
スカイラークの方が若い人が多いって書いてあったけど
そうだなと思いますね
あったかもはいはいはい
デニーズは社会人とか大学生とかが多いけど
まあでも深夜だからねなんとも言えないけどね
高校生とかいるわけじゃないだろうし
まあでも脚踏が違うっていうのはなんとも分かる
そうですねはいはい
ここからちょっと話があれですよね
ちょっと動きがちょっと出てきてですね
ラブホテルのこのマネージャーのカオルが
防犯カメラで中国人丈夫を暴行した男をちょっと突き止めて
その拡大写真をプリントアウトするんですよね
それでちょっとぼやけてるんですけどどんな人間か分かると
そうしたらそれがとある男性なんですけど
そうしたらその視点がまた切り替わって
このラブホテルの近くのオフィスに移って
防犯カメラに映っていた男がサラリーマンの白川という人なんですけど
その白川の会社の様子を映し出したりするというですね
ここでもまずカオルは拡大写真をまた中国の組織のオートバイに乗ってる男に渡して
そうしたらこのオートバイに乗ったからね
もうこいつは逃げれないっていうふうに言ったり
なかなか意味深なことを言うんですけど
一方でその白川の方はここまでやとすごい悪い人間じゃないですかどう見ても
丈夫を暴行して服とか物とか全部盗んでいってしまうんですけど
物語の深層:白川の謎と姉妹の関係性の再構築
そうだね
そうですね
そんな男なんですけど結婚していて奥さんから電話かかってきて
本当真夜中深夜に働いてるんで一体いつ帰ってくるのと
結構すれ違い生活が続いているんでこの時間の
次いつ会えるのみたいなんですねそんな話があったりして
帰りにちょっと牛乳買ってきてほしいっていうですね
そんなことで白川が帰りにコンビニで買うっていう
そんなやり取りもあったりするという
そんな奥さんとの会話のとこだけを切り取るとね
普通の人なのかなって思えるんですけど
この辺がちょっと人物の謎なところを生み出しているかなと思いますね
だいぶ不穏だけどね白川はね
白川もそうです
なんでしょうね仕事はたぶんすごいできるタイプと思うんですね
エンジニアで
エンジニアでもうなんか彼しか解決ができないみたいな空気でいる
なんかその夜中で本当人が誰もいない時にエンジンがかかるタイプっていうか
で終わったらなんかあれですもんね
服脱いで筋トレして
でちょっと下汗流して帰る
なかなかその辺も自分なりのルーティンも持ってる人で
そうだよねそれなのになんか売春風に
そもそもそうなんかその仕事中かわかんないですけど
でそういう売春でラブホに行くのもそうだし
その暴行するのもそうだし
なんなんだっていうところはねありますけど
ちょっと不思議だよね
であれですねマリがスカイラークにいたんですけど
また高橋と再会するんですよね
高橋がバンドのちょっと休憩に入ったって言って
でスカイラークに来て
でここで高橋の話ですよね
バンドやってるんですけど
後はその法律の勉強して
私が弁護士目指すとかですね
そんな話をしてたと思いますね
でまぁあとはなんかカオルとどういうふうに出会った
みたいな話とかですね
そんなのがあったりします
でここから先はですね高橋がマリを誘って
公園に行ってですねお姉さんとの話
数ヶ月前に偶然高橋がこのエリと道端で出会って
結構そのエリの方から個人的な話を打ち明けられるっていうですね
実はそんなことがあったっていうエピソードを話したりして
でそれでマリの方も
なんていうかお姉さんと関係ですよね
なんか過去に一番そう実は近づいたことが
あの本当本当に子供の頃なんですけども
まあ偶然のねなんてか事故というか
まあそれでその時お姉さんと一番近づくことができたけど
ただそれ以来お姉さんとの距離が
だんだんちょっと離れていってるというか
遠くなっているような感覚があるっていうですね
結構そのここで妹と姉の関係の話みたいなところになってきたりすると
一方のお姉さんの視点に行くと
あそうで顔のない男がいる
テレビに映ってる顔のない男がいるオフィスっていうのが
実はですねこの白川のオフィスと似ているっていうのにですね
気が付いてくると
そうですよね
うんってことはその男って白川なんじゃないかってですね
まあちょっと読めてしまうんですけども
まあちょっとねこの辺は
いやでも本当なのかどうなのかっていうですね
でここであれでしたね
お姉さんの襟が目を覚まして
まあ自分がねどこにいるのか
そう少しずつ自分がいる部屋をね確認していったりすると
でお姉さんはお姉さんで顔のない男誰なのかって
ちょっとね考えたりしたりとか
あとなんか部屋の中でね
なんか助けを求めようと叫ぼうとするんですけど
まあほとんど声が出ないとかですね
お姉さんはお姉さんでちょっと窮地というか
ピンチな状況になっていくと
で妹の方があれですね高橋と別れて
あれですね公園行って
うんそうね最後ね
公園行ってそうそう
でラブホテルに戻ってでそうか
で最後駅まで送ってもらうのかな確か
あそうあのラブホテルにまで迎えに来てもらって
でそうそう
うんそっから
でここであれですね
なんか高橋がまたねなんか会おうよと
ちょっと約束しようとするんですけど
マリーの方でしたね
うん
中国に留学することがね決まってて
まあまあちょっと留学行くっていうから
じゃあまあじゃあ手紙を書くよと高橋が言って
まあそこでねちょっと別れるっていう
でそっからあれですよね
マリが家に戻ってお姉さんが眠る部屋に入っていって
そうでまあそこでお姉さんにですね
との関係のとこですよね
やっぱりそのお姉さんあの眠りについてて
なんていうんですか
そこに存在してるけどなんか存在してないかのような形なんで
お姉さんが帰ってきて欲しいと
またこの自分の世界というか
なんか今までみたいな
っていう風にまあ願いを込めると
まあそれと同じくしてもう明け方ですよね
もう年が朝を迎えていくという
まあこの渋谷ですよね
まあ動き出すというですね
電車であったり人であったり
そう動き出して
そうまた一日を新しい一日を迎えていくというですね
まあちょっと長くなりましたけど
こういった話になります
作品の魅力と考察:中途半端さ、都市描写、キャラクター
結構ざっくりと言いながら結構
結構そうです
ちゃんとちゃんと紹介しましたね
そうですね
これちょっと話がやっぱり
行ったり来たりするし飛んでくから
正直ちょっと多分整理聞き取るのも
何が何だかみたいになっちゃうと思うんですよね
まあ読んでてもそんな感じなんですけど
そうそう
ちょっと一つのストーリーを
なんか聞いたなっていう感覚あるかもしれないですけど
それだけではないっていう
そうですね
アフターダークはなんか読んでる時間が
すごい楽しいっていうか
面白いというか結構この
どこにもたどり着かないし
どこにもなんか分かりやすい形で落ちなかったんですけど
でもそのマリが悩んだりしてる間に
出会った人との会話とかがすごい面白かったりするし
今回今割と高橋とカオルか
との会話がメインだったりするけど
ラブホテルで働いてる従業員の
コオロギですね
コオロギかこれ本名もちろん本名じゃないですけど
コオロギと名乗ってる女性がいるんですけど
との会話とかもすごい良いし
で一つ一つがなんかうまく
マリの中に落ちてって
エリーへの気持ちっていうか
エリーに対してどう思ってるみたいなのが
ちょっと落ちていく話ではあったなとは
大枠そんな感じですよねきっとね
この高橋との会話がなければ
エリーへの気持ちも全く違ったものになったと思うし
コオロギとの会話とカオルとの会話も
だいぶエリーへの向き合い方っていうのにも
だいぶ影響を与えてるんで
一応そこは一本筋が通っているところ
で結構その間にすごい不穏なものが
つきまとってるっていう
本来の村上春樹作品だったら
たぶんどっちかにあるとき
大枠なものに落ちちゃったりする
でそことの変な対決じゃないけど
抜け出すためにはみたいなものが
結構描かれがちだけども
今回は落ちずに
切り抜けるっていうイメージもありますよね
まあ確かに今回エリーがそうですよね
なんかその顔のない男という存在がいるんですけど
そことのあんまり対決みたいなものは
なかったと思うんですよね
たぶんエリーを助けるためにマリガーとか
そんな感じになったりもするんだろうけど
そういう展開でもないしね
カホとはそういうとこが全然違いますよね
カホと比べるのはあれなんだけど
直近に読んじゃってるからあれなんですけど
でも私は逆にこの中途半端とも取れるような
このアフターダークが好きですけどね
どこにも行かないこの空気感を味わうみたいな
あの読書が
僕もそうですね
なんかその希少転結がしっかりある物語というよりかは
やっぱりこの真夜中から明け方にかけての
本当にその夜の中でうごめいく
この都会の様子であったり
この人ならざるものですかね
が現れるところであったりというか
私たちという視点もそんな気もしますし
その辺を描いてるというところの面白さかなとは思いますね
あとちょっと思ったのは290ページというですね
本当に文庫の最後の方なんですけど
私たちの視点で
私たちは一つの純粋な視点となって
街の上空にいると
目にしているのは目覚めつつある巨大な都市の情景だっていうですね
本当明け方に渋谷の
目覚めようとしている渋谷の情景を描いてて
ここから先の文章がすごくいいんですけど
さまざまな色に塗られた通勤
列車が思い思いの方向に動くと
多くの人々を一つの場所から別の場所へと運んでいるっていうですね
そこからもっと文章も続いていくんですけど
結構そういう都市の姿を描きたかったのかなというのも
読んでて思いましたね
それはあるかもしれないですね
やっぱ夜の時間の空気感が上手いですよね
あの要所要所
やっぱこうあれですよね
やっぱバーをやってただけはありますよね
ジャズバーを
ああ確かに
まあそうですね
あとこの高橋の最後のバンドの練習だっていうのもあるけど
最初の変化もちょっと気になるけども
全部は全部描かれないけどすごい良いキャラクターだし
うん
高橋ね結構印象的なエピソードを残してるんですよね
なんかあれですよね
ハワイの三兄弟の話かな
ああアイドル神話の
そうそうハワイの神話ですね
一人目が三男二男長男で長男だけがてっぺんに行く話ですね
そうそう丸い岩を転がしていって
あれは小児に一時期なった話とかですね
高橋のお父さんが犯罪とかして捕まってて
一時期ちょっと小児になったことがあって
その後また両親ができて小児ではなくなるんですけど
小児になった人間は一回になったらもう
そこから小児になってしまうんだっていうかそんな話とか
この高橋の会話は結構読んでて面白いところが多かったですね
キャラが結構立ってるよね
そうですね
誰かが裁判を聞きに行った話とかもしますよね
ちょっと興味が変わっていったっていうね
この高橋っていうキャラをなかなか掘っていくと面白そうだし
あとはあれですかね白川とか顔のない男って一体どういう存在なんだ
ただの悪かどうかみたいな
この白川の存在は本当によくわからなかったですよね
そうですね
めちゃくちゃ印象に残る
不穏で怖い
何者なんだっていう
こういうのは多分色々考察があるんでしょうけど
なんかあんまりそうなんだよな
なんか理由をつけないと受け止められない存在になっちゃってて
白川白川ですよって言われても何なんですかってなっちゃう
タイプというかそういうものなんで
なんかこうこれはこうだっていうものを決めたいんだけど
なんか決められないような
なんとも言えないキャラクターですよね
そうですね
なんかその表の印象では本当ストイックな
タイプのソラリーマンかなと思うんですけど
その人間の中に無意識の悪みたいなものが隠れているのかなっていうですね
なんかそんなちょっと印象は持ちましたけどね
他なんかちょっと気になったとことかあったりします?
他作品との比較:『シブヤで目覚めて』、『夏帆』との共通点
ちょっと感じたんですけど
今まさに今これ収録で話して思ったんですけど
だいぶ前にこのポッドキャストでも紹介した
アンナティマの渋谷で目覚めてという小説あるじゃないですか
チェコの方の
あれなんかだいぶこのアフタードラッグに影響を受けてるんじゃないかなって
ちょっと思ったんですよね
あれに出てくる男の子の名前は知ってたけど
男の子も地下で練習してるじゃないですかバンド
確か高橋も地下の練習室だったし
なんか女性主人公だからっていうだけになっちゃうけど
なんかこのアフタードラッグのこの空気感
渋谷の空気感影響を受けてるような気がちょっと
今回改めて読んで今ちょっと話せて思いましたね
あるんですよね渋谷で目覚めての作者のアンナティマは
もう村上春樹ファンっていうのは公言してて
日本にいらっしゃるんですよね
なんで渋谷とかもわかってるし
だから別に村上春樹が描いてる渋谷を取り入れた
自分の作品に取り入れてるわけじゃないんですけど
自分でもちゃんとこの渋谷っていう場所はもちろん
取材というか歩いて描いてらっしゃると思うんですけど
ちょっと似てるアフタードラッグの影響を受けてるかなと思いました
ちなみにアンナティマは渋谷で目覚めては
チェコと渋谷が舞台で
渋谷にチェコの大学生の女の子が来た時に
魂がなんか別れちゃったっていうか
渋谷に 分裂したみたいな感じですかね
で渋谷に閉じ込められちゃってる魂があるっていう
不思議な話なんですけど
この共通するような気はちょっとしてきましたね
見方によってはそうですよね
起きてる時と眠っている時の
人間っていうのが渋谷とプラハに別れているみたいな
その辺確かにアフタードラッグと
テイトどんどん考察になっていっちゃうんで
この辺りにしたいんですけど
でも渋谷で目覚めては多分
村上晴樹好きな人読むとハマると思うんで
ぜひね2,3年もっと4年くらい前なのかもしかして
ぐらいの作品ですけどめちゃめちゃ面白いんで
ぜひ
確かにそういえばあと
ちょっと加藤の場合は
主人公の加藤ってお母さんがすごい美人で
で一方の加藤はなんか自分はちょっと普通だみたいな
決して美人ではないしっていうんですよ
そういうふうに思って
このアフタードラッグの姉妹の
メインの主人公のマリーもやっぱりお姉さんが美人で
自分はそんなことないしっていうので
だからこの辺の何ですかね
姉妹とか母と娘の関係とかって
この2作品は結構似てるのかなと思いましたね
確かにそうですね
で加藤はなんか結構対決がやっぱりあって
起承転結があるというか
それによってその母と娘の関係が
そうなんかまた築かれていくっていう
でアフターダークの方は
何て言うんですかね
この対決とかはないんですけど
でもまた関係が再構築されていくっていうところがあって
この辺のアプローチは違うんですけど
目指すところは一緒なのかなっていうところは
この2作品を読んで思いましたね
ああそっか
思ったよりも共通点があったのかもしれないですね
そうですね
そんなにそこまで考えずに選びましたけど
なるほど
まあそこのちょっと主人公格の
母娘と姉妹の関係だけを切り取れば
でもまあ思うとやっぱその加藤はあれですね
アリクイとか白アリの女王とか
ジャガーとかなんかやっぱぶっ飛んでましたね
なんかアフターダークとアフターダークでぶっ飛んでるけど
不穏な感じで
そうですね
でもアフターダークの方がやっぱなんか
ちょっと気持ち悪さみたいなものは感じましたね
やっぱ加藤の方がはい
ちょっと爽やかさはあるのかなと思いますね
じゃあそんなとこですかね
次回予告と番組からのお知らせ
今回はちょっとまた長くなってきてると思うんで
こんなところで締めたいと思います
じゃあ次回予告したいと思います
次回はですねゲスト回をちょっと予定しております
まあちょっとかなり
おそらくかなり面白くなると思いますので
お楽しみにしていただければなと思います
番組最後になりますがメルマン会員募集しております
こちら無料版有料版でございます
無料版はですね海外文学ニュースや
これから紹介する本などを掲載してお届けしております
気になったら是非無料なのでご登録ください
有料版はサポーター特典という形をとっておりまして
我々ちょっと応援したいという方がいらっしゃいましたら
是非ご登録お願いします
代わりに日記のような編集工期をお届けしてて
ちょっと会員にもよるんですけど
結構ここでしか話しないような内容もあるので
是非よかったら登録してみてください
詳しいことは番組概要欄から入ってきますので
そちらからご確認ください
番組の完成やリクエスト
またこの番組を受け入れて紹介された本を読みました
向かいしましたとございましたら
ハッシュタグ空飛び猫とオチをつけて
教えていただけると大変嬉しいです
Xやインスタの投稿などでお待ちしております
お便りフォームも番組情報欄に載せております
こちらいただけましたら定期的に開催しているお便り紹介会で
お答えしますので何かあれば
是非こちらからいただければと思います
この番組気に入っていただけましたら
積極的に拡散共有してあげると助かります
ではまた来週
ありがとうございました
57:51

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