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2025-12-17 06:30

#1389 ドラマ『プロパガンダゲーム』が本気を出してきたぞという話

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昨日、MBS/TBSの深夜ドラマ『プロパガンダゲーム』第5話「アイドルと戦争」を視聴しました。

ここに来て物語が加速し、「これは本気で面白い作品だぞ」と、前のめりになる展開。

原作は、いわき市出身の小説家・根本聡一郎さんによる同名小説。

大手広告代理店の採用試験として行われる、“戦争を是とする側/非とする側”に分かれての宣伝戦——そのヘビーすぎる設定が、ドラマでもかなり忠実に描かれています。

正直、テレビドラマ化は難しい題材だと思っていましたが、

原作に寄り添った構成とセリフで、予想以上の完成度。

その一方で、「このドラマ自体がプロパガンダなのでは?」

なんて、余計なことまで考えてしまうのも事実です。

面白さと同時に、不安もつきまとう『プロパガンダゲーム』なかなか面白いです。

サマリー

ドラマ『プロパガンダゲーム』の第5話が放送され、物語が大きく動き始めています。参加者が戦争をテーマにしたプロパガンダゲームに挑む緊張感や、原作の雰囲気を保ったドラマ化について語られています。

プロパガンダゲームの概要
はい、おはようございます。本日の放送は、2025年の12月17日、水曜日です。 本日は第1389回目のお話となります。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が、日々気になったことをダラダラと話をしていくという番組です。
よろしくお願いいたします。
昨日ですね、MBS、TBSで深夜に放送されているドラマ、プロパガンダゲームの第5話、
アイドルと戦争を見たんですよ。 いやもうここに来て一気に物語が動きましたね。
かなり盛り上がる回で、これは本気で面白いドラマだぞと思わず前のめりになってみてしまいました。
というわけで、今回はそのお話をしていきたいと思います。 そもそもこのプロパガンダゲーム、原作は小説なんですよね。
いわき市出身で現在は仙台市在住の小説家、根本壮一郎さんが2017年に発表した作品です。
物語の舞台は大手広告代理店。その最終選考に残った就職活動生、男女合わせて8人が主人公です。
彼らはマーケティング局長が考案したちょっと異様な採用試験、その名もプロパガンダゲームに挑むことになります。
内容がまたかなり攻めてまして、参加者は本人の思想や考えとは無関係に、戦争を推進する政府チームと、戦争に反対するレジスタンスチーム、
この2つに分けられるんですね。 そして相手にするのは一般公募で選ばれた100人、仮想国家パレットに暮らす仮想市民たちです。
彼らに向けて情報を発信して、戦争は是か非かというテーマで宣伝戦を繰り広げていく。 いや設定だけ聞いても相当ヘミーですよね。
突然普通の大学生たちが戦争という超難題を突きつけられるわけですから。 雰囲気としてはドラマや映画の12人のイカれる男みたいな、いわゆる法廷者に近い緊張感があります。
言葉と論理、感情と印象操作だけで戦う世界。 とはいえ彼らは一般の大学生といっても大手広告代理店を目指す精鋭たちです。
学歴も高く頭も切れる。 それぞれにこだわりや思想、プライド、野心があるんですね。
当然チーム戦になるとぶつかり合いも起きますし、その中には、そうスパイも紛れ込んでいる。 誰を信じて誰を疑うのか。
疑心暗鬼がどんどん膨らんでいくのもこの作品の大きな見どころです。 でもただギスギスして終わりじゃない。
激しい戦いの後にはそれぞれの成長がちゃんと描かれる。 読んでいて、ああこれ絶対いい作品になるなぁと思ったんですよね。
実際僕はこの小説をKindleで読んだんですが、文章はライトノベル感覚でとても読みやすい。
ドラマ化の影響と懸念
テンポも良くて物語が2点3点するのでどんどん先を読みたくなります。 登場人物が8人いるので最初は場面をイメージするのが少し大変なんですが、
みんなキャラが立っているので慣れると問題なし。 プロパガンダゲーム本編を終わった後の展開がやや長い感じる部分もあるんですけど、
作者としては本当はこっちを描きたかったんだろうなぁという意図も伝わってきました。 で、こういう作品を読むとつい考えちゃうんですよ。
これメディアミックスしたらどうなるんだろうって。 エンタメとしてはめちゃくちゃ面白い、でも内容的にテレビドラマは難しいだろうなぁと思ってました。
大手広告代理店、仮想国家とはいえ政府、そして人々を情報操作しているかもしれないというテーマ。
民放のテレビ局がそんな危ない財産に手を出すかなぁ。 正直出さないだろうなぁと思ってたんです。
せいぜい舞台化とか漫画化かなぁと。 映画化される可能性はあっても、なぜか大ヒットしないタイプの作品だろうなぁなんて勝手に想像していました。
ところがですよ。実際この作品の面白さに気づいた人たちがいて、2022年には舞台化。
さらに2025年には漫画化もスタート。 そしてまさかのテレビドラマ化。
いやこれは正直びっくりしました。 MBS、TBSよくやったと思う反面、
え?大丈夫?どこからも圧力かかってない?といらぬ心配までしてしまいます。 しかもテレビドラマ化って原作と全く別物になることよくあるじゃないですか。
設定だけ借りて中身は別作品みたいな。 だから正直かなり警戒しながら見てたんですが、これが思った以上にいい出来なんですよ。
今のところ物語はほぼ原作通り。 セリフも原作のものがそのまま使われている場面が多いです。
原作ファンとしてはかなり安心して見られています。 ただね、逆に思っちゃうんですよ。
この今このドラマが放送されているという事実そのものが、もしかしたら何かのプロパガンダじゃないかって。
世の中で起きている大きな事件の目くらましなんじゃないかとかね。 まあ考えすぎかもしれませんけど。
そしてもう一つの心配。 あと何話あるのってこと。
現在第5話。ドラマイズムだと残り多くても3話くらいですよね。 この物語ちゃんと畳める。
はしょりすぎて消化不良にならない。そこだけが今一番気になっています。 というわけでテレビドラマ版プロパガンダゲーム
めちゃくちゃ面白いんだけど同時にいろいろ心配にもなる作品というお話でした。
はい、それではまた。もしよろしければピョン吉のオタクな話にお付き合いくださいね。
本日もお聴きくださいまして誠にありがとうございました。
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