木原のオリジナル曲「ベイビー」を聴く
プロが教える作詞の技術ス※ 作詞の技術ス※
皆さん、こんにちは。歌詞の作り方ススプロが教える作詞の技術スス主回のMIOです。よろしくお願いします。
作詞のユズキミユです。よろしくお願いします。
シンガーソングライターの木原です。よろしくお願いします。
お願いします。
これまでの番組では、歌詞のテーマの見つけ方や恋愛ソングの書き方、言葉の選び方など、いろんな角度から作詞について一緒に教わってきました。
今回からは少し趣向を変えて、実際の作品を使った実践編です。
題材にするのは、木原ちゃんが自分で作詞・作曲したオリジナル曲です。
まずは何も解説せずに曲を聴いていただきます。
その後、この歌詞はどうやってまいったのか、木原ちゃん本人に聞きながら、ユズキ先生にはプロの作詞家の視点から歌詞を読み解いていただきたいと思います。
そして最後にもう一度同じ曲を聴いていただきます。
最初に聴いた時と歌詞について知った後で、同じ曲がどう違って聴こえるのか、そこもぜひ楽しんでみてください。
それでは今回の曲です。
木原ちゃんのオリジナル曲、ベイビーです。どうぞ。
恋愛体験から生まれた歌詞と男女の視点
照れてます。はい、じゃあまずまず、どんどん質問していきたいと思うんですけど、まず木原ちゃん、このベイビーは何がきっかけで生まれた曲なんですか?
これは自分の実体験から作りました。
自分の恋愛的な実体験から生まれた曲。
ちなみにこれは曲と歌詞どっちが先に浮かびました?
歌詞が先です。
歌詞が先?歌詞がサビとかかな?
これサビから作りました。
サビ、最初の出来た部分がサビで、そこからどんどん曲に繋がっていくっていう感じですかね。
じゃあ最初からこういう二人の関係を書こうと思って。
そうです。
ちゃんとストーリーがあったんですね。
結構、自分を結構投影しちゃってる?
投影ですね、ほぼ。
そんな感じです。
ゆずき先生的なご質問ありますか?木原ちゃんに。
これを歌っている時って切なくなったりします?
切なくなります。
その時のことを思い出して、こう思ったり。
でもそれがあれですよね、前にもお話ししてたけど、魂を削るというか、
自分で歌うからこそ、実体験からこその削るような部分が歌う時にも少し出てくるのかなと思いますね。
この曲を聴いていてまず面白いと思ったのが、前半と後半で歌っている人の視点が変わります。
今前半を聴いていただいたと思うんですけど、私たち今歌詞を見させていただいてるんですけど、実は2番もあるんだよね。
前半はあなたと私っていうところが、後半になると僕と君っていう、結構男性と女性の視点が変わるような曲。
視点変更を活かす作詞構成
これは最初から女性側と男性側の両方の気持ちを書こうと思って、1番と2番で分けたって感じですか?
そうです。
最初は自分の視点から始まって、正直どっちを書くのが大変だった?
やっぱり2番ですね。想像でしか書けないから。
そうだよね。
難しかったです。
なんで一人の気持ち、どっちも1番2番どっちも自分の視点だけで、女性側の視点だけで書いてもいいところをどうして2人の視点から書こうと思ったんですか?
自分の好きな曲で、1番と2番で視点が変わる曲があって、それを参考にして、そういう曲を作ってみたいなと思ってやってみました。
結構最初歌詞が出てきて、ストーリーがふわふわってした時に、1番2番変えようかなっていうのは結構序盤から?
そうです。最初に決めて作ったって感じ。
なるほどね。すごい。
結城先生、1曲の途中で歌詞の主人公を変えるっていうのは、作詞の技術としてこれはどういう効果があったりしますか?
どういう効果?そうですね、視点が変わる。やはり女性目線の時と男性目線の時と両方の視点が変わって、構成としてはすごく面白いですよね。
古くから2人は知ってるかな?「もめんのハンカチーフ」っていう有名な曲?
私はちょっと存じ上げていなくて。
1コーラス目と2コーラス目じゃなくて、1コーラス目の最初は女性目線、それを受けて男性がアンサーしていくような形の構成で、それはめちゃめちゃ名曲なんですけれども、すごく上手い作り方。
聴いた時に、この構成で一番大変だなと思うのが、誰の目線が変わったっていうのが、ちゃんと明らかにリスナーに届くかですよね。
どうしても初見って、じっくり今私は歌詞を見ながら聞かせていただいたんですけれども、
そうではなくて、例えばどこか街でお店に入っている時とか、家でYouTube見ている時とか、偶然流れてくるタイミングで聞くことって多くないですか?
多いです。
ですよね。その時に耳で聞いて、この曲何かいいな、何を言ってるんだろう、ちょっと検索してみようかな、そう思ってもらえる曲っていいなって思うんですよ。
その時に、よっぽど上手く作り込まないと、一番が女性の目線、二番が男性目線、何言ってるのかなっていうところで、とっても技術がいると思うので、
この曲、これで完成、まだハーフとかつくのかしら。
とりあえずここまで。
ここまで。多分このまま作品とするとちょっと短いから、ここに大サビがついたりとか、きっとハーフがついたりとかっていう構成になっていくと思うんですけれども、
その時にまたどうなるのか楽しみですよね。
確かに。
私も好きな曲で、宇多田ヒカルさんの俺の彼女っていう曲があるんですけど、それも一番二番だったかな?
で、やっぱ視点が、キョウちゃんとは逆で、最初男性目線、俺の彼女だからなんだけど、
次はあざわらくのように女性の視点みたいな感じがあるから、結構意外と多いですかね。
そうですね。割とね、みんなチャレンジしたいんでしょうね。きっとね。
同じ関係を異なる言葉で描く
でも個人的な感想だけど、どっちの視点にもなれるし、
だから聴く人の幅も増えそうだし、プラス他の曲よりも感情移入だけじゃなくて、ちょっとストーリーを見れてるような気持ちで聴き手も聴けるから、
これは結構定番な形?定番っていうか、いくつかの手法の中の一つって感じですかね。
結構いろんな人が手を出し、頑張っている。
結構私こういうタイプ好きです。本とか好きだから私。めちゃめちゃ素敵。
なんかね、これキヨラちゃんの実体験って言われると、そうなんだって思って続き聞いちゃう。
もう少し細かく見てみたいんですけど、今私たちは歌詞が手元にあるんですけど、
女性側ではあなたを傷つけてばかりの私だけどって1番歌ってるんですが、
一方2番の男性側になると君を泣かせてばかりの僕だけどっていう歌詞になっていますね。
これは同じ二人の関係なのに表現が少し違います。
キヨちゃんこれは意識して結構分けて書きましたか?
そうですね。意識しました。
結構歌詞同士でここはついにさせようみたいな感じですかね。
なんかその1番ですがってるっぽい感じの歌詞になるんですけど、
2番も逆目線でも結局そのお互い追ってるみたいなのを表現したくて。
なるほど。
言葉は変えたけど意味的にはあんまり変わらないような感じを意識して。
なんか切ないですね。
ちょっとね。
でもね、ちょっとごめんなさい。まだ2番歌ってないからあれなんですけど、
なんとなく恋愛だから両方が加害者で両方が被害者でいいんじゃないかなっていう気がするんですけど、
だからきっと男性目線だとすると一方的に傷つけられてる僕なのかなってちょっとそこは思った。
なんか傷つけてるのってきっとお互い様?
だからなんとなく彼女だけを加害者にしちゃわなくてもいいのかなってなんとなく思いました。
で、君を泣かせてばかりの僕ってことはきっと男性側にも何かもちろん欠点はあるし、
彼女を泣かせちゃう原因はきっとあるわけじゃない?
だからなんか男の子が自分でガラスの心って言われると嫌だなって。
ちょっと私もなんかめんめしいなって。
なんかね、なんかね、なんかすれ違いで、
彼女はとてもいい子でね、あの繊細な彼を私が傷つけちゃった。
いつも傷つけちゃう。
彼は彼で、いよいよなんかいつもブキュラボーにしちゃってごめんねとか何とかね、
なんか相互関係で。じゃないと清浦ちゃんがかわいすぎちゃう。
自分の言葉で等身大に書く
でもやっぱりその、自分目線、女性目線と男性目線で歌詞を書くと結構違うじゃないですか。
ちなみにゆずき先生的に結構自分と違う立場の人の目線で書くときに意識してることとか、
こういう言葉遣いとかなんかそういうのすごくポイントとなるような部分ありますか?
そうですね。このうちに関してでいいですか?
はい。
ちょっと気になったのが清浦ちゃん普段に話している言葉を使ったらどうかなって思った。
例えば、本当に愛しているけれど伝わらなければ意味がない。
この通りだけどきっと清浦ちゃんこう言わないと思う。
君に届かなきゃ意味ないじゃんとかそんな感じじゃない?きっと。
の方がなんとなくこの詩の場合には届きそうな気がしました。
あとどこまでもついていくわって普通言う。
言わないです。
ついていくよって言わない。
の方がなんかもし清浦ちゃんが等身大で自分のことを書くんだとしたら伝わりやすいのかなっていうのは思ったかな。
なるほど。
なんかね、あまり詩的なことにとらわれずに自分の言葉で素直に書いてみるっていうのもいいんじゃないかなって思います。
確かに結構今綺麗だもんね。本当に物語って感じがするから。
確かにより語尾だったりとか書いていくことにもしかしたら感情移入が手側もしやすいかもしれないですね。
ちなみに素朴な疑問なんですけど、これを2人に対してだけど。
じゃあ最初に清浦ちゃんに聞こう。
男性目線でちょっと歌詞を書くときどうやって男性の気持ちを想像しました?
どうやって?
意識したことでもいいんだけど歌詞とかで。
相手の言動とかそういうのかなとか。難しいな。
思い出すみたいな作業か。
そんな感じです。私は。
なるほど。等身大の部分もあるから、今までの思い出を振り返りつつっていうのがあるのかな。
鈴木先生は男性目線で曲を書くときとか何か意識してる点とかありますか?
それはそのものずばり自分が言われたいことでしょ。
そう思っていてほしい。
やっぱり自分で想像するしかない男性の気持ちは。
そういう時にきっと私と同じようにこの言葉いいなって思う女性リスナーがたくさんいると思うので、
こういう男性だったらいいな、こう思っていてほしいなっていうことを書きますね、私の場合には。
印象的なフレーズとタイトル「ベイビー」
ちなみに聞きたいんだけど清浦ちゃん的にお気に入りの歌詞とかありますか?
お気に入りの歌詞?
この中で。
この中で。
自分的にはBメロの後何回あなたは私を許してくれるかなっていうところが、
ちょっと2番と合わせて、2番は後何回言ったら君は僕のことをわかってくれるかなっていう、
ちょっとすれ違いじゃないけど。
でもね、繋がるね。伏線回収みたいな感じするね。
なるほど。
でも私、清浦ちゃん幸せになってって感じはあるんですけど。
でもこれってすごくいろんな女子が思うこと?
確かに。
こんなこと言ったら嫌われちゃうかもしれないけれども、
でもどうしても言いたくなっちゃう。相手を試したくなっちゃう。
こう言っても嫌いにならない。ここまでだってもう嫌いにならないって誰にでもあると思うのね。
だからこれがもうちょっと底が欠けたらめちゃくちゃいい子になると思う。
で、この2番の私はこれいいなと思った。男の子が何ともないさ何ともないよ。
これ繰り返していくとちょっと限界かなっていう感じ出てこない?
何ともないよ何ともないよ何ともない。
平気平気平気平気って本当はダメ?
なんかその感じもいいなってちょっと思っちゃいました。
なるほど。ありがとうございます。
素敵。そしてちょっと清浦ちゃんタイトルがベイビーですけども、なぜこのタイトルにしたんですか?
ベイビーって言葉を日本語訳とかした時に愛おしい人みたいな意味とかもあって、
なんだかんだすれ違うとか傷つけ合う関係だけどお互い結局は愛しい人だよみたいなことを思って。
なるほどね。一応歌詞の最後どっちも1番も2番も最後ベイビーつくじゃないですか。
そこから撮ったっていうよりかはタイトルの方が先でしたか?
でもタイトルが後で歌詞から撮りました。
なるほど。その中でどっちも愛しい人っていうのが今まで作った歌詞の中で見つけたのがやっぱベイビーだなっていう。
なるほど。めちゃめちゃ素敵。
ちなみにゆずき先生、タイトルを歌詞の中に入れる場合どこに置くか何回使うかとかなんかポイントあったりしますか?
上等手段で言えばサビ頭から撮るのが多いっちゃ多いですよねっていうのが1番言いたいことだから。
なるほど確かにインパクトありますし、フレーズ的に覚えやすいですよね。
あとは今清田ちゃんが言ったようにその作品の象徴していることを例えば入ってない、詩の中に入ってなくてもいいと思うので。
確かに。じゃあ例えばだけどすれ違いとかそういうのでもいいと思う。
ちなみにたまに思うんですけど、結構同じ曲タイトルの人ってありますじゃないですか。
あれって正直あんまり被らないほうがいいんですかね?
いやでも被っちゃいますよね。
やっぱそうですよね。
被っちゃいますねどうしてもね。ただ自分がどうしてもこの曲にはこのタイトルって思ったらそれはそれでしょうがないんじゃないですかね。
なんか卒業なんて無数にありますもんね。
いや間違いない。
清田ちゃんこの好きなのに上手く伝わらないっていうのはこの曲のテーマなんですかね?
あーそうですね。すれ違っちゃうっていうのがやっぱり大きいテーマで作りました。
この後の二人の展開が気になりますよね。
先生これって続くんですかまだ物語は。
うわーっと考えます。
ぜひぜひ考えてほしいですね。
歌詞を知った後に「ベイビー」を聴く
じゃあ改めますなんですけどゆずき先生このベイビーという歌詞を読んで一番印象に残ったところはどこですかね。
私はやはりさっき清田ちゃんも言っていたあと何回許してくれるかな。で男の子が何ともないよっていうその感じ。
自分でセーブしなきゃと思いつつでもそうせざるを得ない女の子らしい感情がそこに見えてすごくいいなって思いました。
めちゃめちゃね清田ちゃんのお話色々聞いてみてゆずき先生の観点とかも色々聞いてみて
結構自分では意識していなかったけど私も結構感情移入できるなっていうのは
2人の話を聞きながらより自分も思ったなっていうのは結構ありますね。
清田ちゃんもゆずきさんの話を聞きながらなるほどみたいな思う点はありましたか。
やっぱ日常使いしない言葉を確かに選びがちなとこあるから
もうちょっと自然な感じの歌詞も曲もかけたらなって思います。
めちゃめちゃねより感情移入がしやすくなってこっちも泣いちゃうんじゃないかなと思います。
ではここでもう一度ベイビーを聞かせていただけますでしょうかね。
最初は何も知らずに聞いていただきますが今度は私たちが色々話してた内容とか
あとは清田ちゃんが等身大で書いてくれた歌詞をより意識しながら聞いていただけたらと思います。
それではお願いします。
ありがとうございました。
作詞講座と次回予告
同じ曲なんですけど歌詞について知る前だと結構聞くと印象が違うかなと思います。
今回はゆずき先生をお招きしながら考えてみたんですけど
ぜひ今回のことをきっかけに皆さんも今までの好きだった曲とかも歌詞を調べてみたり
それになっているワードがないかとかそういうのを考えながら聞いていただけたら
よりその曲を好きになれるんじゃないかなと思います。
そしてそのゆずき先生がオンライン作詞講座も開催されているんですよね。
ぜひ詳しくは事務所のサイトをご覧ください。お待ちしています。
作詞を始めてみたい方からすでにオリジナル作品を書いている方
シンガーソングライターとして活動している方まで
一人一人に合わせて待つまでレッスンを行っております。
実際に書いた歌詞を見ながらその人らしい言葉に活かして
より伝わる歌詞にしていく方法も一緒に考えていきますので
よろしければぜひぜひお申し込みください。
オンライン60分5000円となっております。
女子応募お待ちしています。
詳しくはOur Songs第2制作部ホームページをご確認ください。
今回はキャラちゃんのオリジナル曲ベイビーを題材に
1つの曲を2人の視点から書くことや
同じ気持ちを違う言葉で表現する方法について教えていただきました。
そして次回も実践編です。
はい、取り上げるのはまたまたキャラちゃんのオリジナル曲
天国ですかね?読み方あってますか?
はい、天国です。
大切な人との別れという大きな感情を歌詞ではどうやって
言葉や条件にしていくのか。
次回もまず曲を聴いてそこから
大月先生と一緒に歌詞を読み解いていきたいと思います。
それではまた次回お会いしましょう。
せーの、バイバイ!