命の終わりと恐怖
ここでこの世界は生き地獄なのではないか。
倉木はね、かなりそう思ってるんだけど、そんな話なんですが。
まずそもる一つ目ですが、
早速、耳が痛い話になりますが、
死っていうのは辛いことですよ。
でもね、死に対する恐怖心を持っていますよね、人間は。
倉木の経験上、いくら若かろうと、みんな持ってますよ。
最近ね、死の恐怖っておかしいんではないか、
っていう話しましたが、ただね、
死の恐怖というよりもだから、
倉木と同じことなんだけど、
ひどい目に遭うかもしれない、事件に遭うかもしれない。
人災、天災、何に遭うかもわからない、
っていう苦しみがあるわけですね。
それは生き地獄だと思いますね、それ自体はね。
不安に思うこと自体が。
皮肉なことに、人間亡くなったらね、
感覚なんてなくなるわけですから。
そんな想像力もない。脳が働かないんだからそれはないですよね。
将来の僕は、そういう生き地獄になるんではないか、
とか死への恐怖とかはなくなるわけですよ。
じゃあ生きてる時が一番辛いんじゃないかと。
一番辛いのは、嫁一ヶ月の人。
でもね、嫁一ヶ月になったら、感覚もだいぶ鈍くなってくるし、
もう別の次元に行ってると、境地が違うというか。
やっぱり今、特に若い人なんかもね、
これから何十年も生きなきゃいけないとなると、そんな中で。
それはそれは辛いですよ、将来。
世界はどうなってるか分かんないわけですし。
自分というこの体も、考え方もどうなってるか分かんないわけですし。
ものすごい邪悪な人間になってるかもしれない。
難病が発症してるかもしれない。
いつ死ぬか分かんない。
生きてることが本当に辛いことはないと思うんですよ。
いや、皮肉ですよね。
じゃあ次の話なんですが、
こういう人多いと思うんですよ。自分で命を絶つのは。
自分が全うしないのは、わけであると。
でも、ここまで話してきたこともそうですが、
自殺と社会の反応
その点から言っても、今言ったことから言っても、
これから自分で命を絶とうとしてる人に、
それは負けることだと言っても、
そういう人に勝ち負けなんて価値観はもう捨ててしまってると思うんですよね。
そういう境地なんですよ。暗きはとても分かります。
私さっき言ったことを言い返されるだけですよ。
結局そっちのほうが人間にとって大事なことですから。
楽を求めるのは人間ですからね。
結局自分で命を絶ったほうが、生きてるよりも楽になる。
そう言われてしまったら何も言えないですよね。
それはね、暗きは別に誰かを説得することもないんだけど、
これは難しいことですよね。
何言ったって理屈は通じなければ、
負けをもう認めてるか、負けることに何ら抵抗もないかという状態の人に対して、
そんなこと言ったって無駄だし、
ほぼ価値観なんてない状態ですからね。
でも何も捨てるものはないっていうような心境だろうからね。
説得するのはまあ難しいですよ。
いくら俗世の人が何を言おうと無駄ですから。
もうだいぶ浮世離れしてるような状態なんですよ。
では次の話ですが、
一つね、職業でもボランティアでもGマル防止の措置を取ってる人、
人助けになると思って、
暗きには正義感を振りかざしてるようにしか見えないけど、
なんとか食い止めようとしてる人いるけど、
結局自分のためなんですよね。
だってその人を助けれないとしたら自分が大悪感出るわけだし、
なんとなくそれを見るのが嫌だ、知るのが嫌だっていうだけなんですよね結局はね。
だからといってね、
人の自由だから放っとくってできないのも人間だと思うし、
暗きの持論だけど、それだけ人間で辛い中頑張ってるから、
先を行かれるのが楽してるような感じがして、その人たちは。
でも自分は無理して、何のために生きてるのかわかんないように生きていくしかない。
だからそういう人たちに自分の存在を否定されてるような感じがして、
嫌なんですよ結局。
だからね、止めることによって自分の考えも押し通せる。
そういうことなんだと思いますね。
それではしたっけ。
