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2025-04-05 42:58

#43 収録後の感想 / ヒョードル・ドストエフスキーの最高傑作『カラマーゾフの兄弟』その12

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今回は、文学史上最高傑作であるヒョードル・ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」です。

私が最も愛読している本です。
文学の魅力はあらすじではなく、具体的なシーンの中に現れます。
あらすじでは省略されるような、でも大事なシーンを集めてきました。
朗読とともに、彼が描いた深いテーマを一緒に深めていきたいと思います。


 

サマリー

ポッドキャストでは、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』に関する感想や解釈が語られています。特に、登場人物アレクセイの行動が象徴する聖なるものや、言葉の力が深く掘り下げられています。このエピソードでは、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』についての考察が行われています。特にアレクセイと座島長老との対話を通じて、言葉の重要性や思想の表現が探求されています。また、ヒョードルと『カラマーゾフの兄弟』の読書会や感想についても語られています。さらに、批評のあり方や読書の楽しみについての考察が行われています。

収録の振り返り
ということで、全6時間にわたってお疲れ様でございました。
お疲れ様でした、じょうさん。
いやー、終わりましたねー。
6時間ってすごくない?
やりましたねー。
やったねー。
誰が聞くのかっていう。
ねー。
通しで聞いてくださってる方。
みんないらっしゃいますからね。
いらっしゃるんじゃないですか。
ありがたいです。
1月から2ヶ月。
放送会にすると何回だ?
放送会にすると、でも丸3ヶ月かかってますね。
何回分?1、2、3。
10回ぐらいにはなるのかな?
そうだよね、10回。
で、この感想会で11回かな、たぶん。
アレクセイの振る舞い
どう?おじゅんさん。どうでした?
今の感じでも。
なってみてでも。
結構おじしての一冊だったと思うんですけど。
そうですねー。
こないだね、僕と中田さん、
早稲田大学にある村上春樹ライブラリー行きましたよね。
はい、行きました。
実はね、そこでミーティングしたんですよね、1日ね。
村上春樹さんもさ、自分の人生を変えた3冊のうち1冊も
カラマゾフの兄弟あげてて。
そうなんだ。
そうです、あげてますね。
いろんな方があげてるんで、あれですけど。
村上春樹さんなんかは、やっぱりこの小説のことを、
総合小説だったかな、なんかそういう言い方をして、
ありとあらゆる問題が入っているというふうに言いますよね。
だからこの小説って、その読み手側によっても変わるし、読むタイミングによっても
これを何の小説と読むかは変わってくる小説なんだと思うんですよね。
今回、やっぱり僕の今の僕にとっては、やっぱりこの改心していくっていう、
ここに何かフォーカスを当ててきた感じがするんですよね。
それはやっぱりこう聖なるものの開花っていうことが、
一つのテーマにこの小説を読んできたっていう。
たしかに何度も何度も描かれているのを触れましたよね。
どうでした、そういうフォーカスで。
読むのと、またこうやってもう1回こうやって深く読むわけじゃないですか、この放送のために。
そうなんですよ。
そのフォーカスでこういうふうに触れてみてどうだったんですか、改めて。
感じていることとか。
なんかアリクセイの振る舞いがね、すごいことはもう当たり前だから。
一応アリクセイの振る舞い以外の部分にもちゃんと光を当てようと思って扱ったつもりではあるんですけれども、
とは言えやっぱりアリクセイの振る舞いが気になって仕方ないですね。
すごかったなあ。
そうだね、前編通してやっぱりすごい感じだなあ。
大役に登台の時にはね、
懐かしい。
受け取るようにやっぱり関わっていって、
あなたは受け取る義務があるんですよっていうね、ことを言ったし、
ミイちゃんに対して、ドミドミに対しては、
あなたを疑ったこと一度もありませんよって言ったし、
イワンに対しても、
あなたじゃありませんって言ったし、
そうだよね。
一応ね、カラマーゾフの兄弟とかドストエフスキーの解説というか評論とかも読んでいってるんですよ、ずっとね。
いくつかの本にやっぱり共通して書いてあるのは、
アレクセイっていうのは、現代のキリストとして描いてるんだって書いてあるんですよね。
本当にだから聖人の振る舞いなんですよ、あれが。
ギリシャに徳っていうものを4つ定めていて、
勇気と節制と正義と知恵の4つなんですよ。
勇気っていうのは、まさにアレクセイの振る舞い、全てアレクセイはこの4つ得のある人間だとして振る舞っていたと思ってて、
まず一つやっぱり勇気がある。
イワンに対してあれを言う勇気がものすごかったなと思ってて、
あなたじゃありませんって。
っていう勇気。
節制っていうのはね、春を知るってことなんですよ。
だからアレクセイはそんな裕福な生活とかしてるような人間ではないし、
常に自分が満たされているということを感じられてたから、
ああやって他者に対しても振る舞えてるという気がするし。
正義ね。
正義ってこれ難しい問題ですけど、正義の義ってあれ良いっていう意味ですからね。
だからまさに良い。正義、正義っていうのは良いということなんですよ。
神にとって良いということなんですよ。
正義一つとってもむちゃくちゃ欲深いけどね。
アレクセイは何が良いことかってことが分かってるから、
ああいう振る舞いができるというか。
勇気を持った振る舞いもできていた。
そうだね。迷いなく語りかけてますよね。
迷いなさってのはすごい余韻として残ってるかもな。
これが正義なのかなという感じがする。
知恵、知恵というのも自分がどうすべきかってことを分かってるというかね。
そうだよね。知識って感じでもなかったもんね。
書物で読んで学んだみたいなこと。
もっと遠くから来てる、深いところから来てるものを
寄りどころに判断してたのかな。すごかったな。
これさ、読んでいくとさ、やっぱりさ、
僕らの中に内なるアレクセイみたいなものが
目覚めてくる気がするんですよ。やっぱり。
ああ、なるほどね。
だから読んでる気がするんですよね。
なんかね、僕随筆書いてるじゃないですか。
随筆の中に、カラマーゾフの兄弟を今日手に持ってて
っていうことを書いてるんですよ。
自分がこの本を読んでると自分の振る舞いが変わってる
っていうことを書いてる随筆がいくつかあるんですよ。
そうなんだ。
それはそれで気になるし、読んでみたいけど。
いや、なんかそれは大したことなくて、
バスで待ってる人に一声かけたりとか、
手伝ってあげたりとか、
なんだろうな、そういう振る舞いとかが
自然と出るというかね。
でもそうだよね。
何かを感じるものがあるってのはやっぱりその人の中にあることだもんね。
アレクセイの振る舞いに何かを感じることがあるなら。
もうその人それぞれの中にそれが
あるっていうことなのかなって感じましたけど。
ね。
言葉の力
うん。
僕この間、ボイド長さん同じ仕事今やってるから、
スラックである方に
DMしたんですけど、
自分で読み返すと
アレクセイみたいな言葉遣いしてるなって思って。
アレクセイみたいな言葉遣いしてるわーって
ボソッと言ったんですよ。
じゃあ、
その人に対して。
あ、その人に対して。
で、その人が
え、なんかじゅんさんの
言葉遣いでしたけどもって言われて、
アレクセイみたいな言葉遣いしてるわーって
言葉遣いでしたけどもって言われて。
うん。
その時にもう、
そうかもう俺の中に
うちなるアレクセイと俺はちょっともう本当に
なんかやっぱ一つになりつつあるというかなんだろうな。
俺にもなんかやっぱあるんだなーみたいな。
はー。
アレクセイみたいな言葉遣いって
ちょっとどんな。
そうだよね。
キーワードみたいなのがあるのかな。
語尾みたいなこうリズムみたいな。
そういうのも含んでね。
含んでね。
そうだよね。なんか。
でもあれじゃない。カラバゾフの兄弟は本当アレクセイだけに限らず
他の人たち、登場人物に対しても
なんていうの。
この人は俺の中にあるみたいな感覚が偉大。
そうだね。
そういった感じもしました。
そうだねー。
スメルジャコフだったり
イヴァンだったり
大役二頭体もそうかもしれないし。
なんかそんなことは感じてました。
そうだねー。
まだ私読んでないですけど。
触れるだけでも。
こないだね、小説家の平野圭一郎さんの講演聞いてたんですけどね。
はい。
っていうのは
に出てくる主人公とか登場人物っていうものは
やっぱりその全く自分と同じだといけない。
だけれども。
作者と同じだとってこと?
読者がね読者が。
読者がその人、その登場人物に共感できるかっていうところが
離れすぎてると読まなくなるし
かといって全く同じでもダメだしっていう
なんかそういうことを話しててね。
タイミングも大事なんだみたいなこととか言ってて
あまりに早くに共感しすぎちゃってもダメでみたいな
そういう話してくださってたんですよ。
このカラマゾフの
そういうこと意識して作られてるんだなっていうのも興味深かったんだけど
このカラマゾフの兄弟も一見すると
とんでもない
こんな人間出会ったことねえぞみたいなね
自分の中にいるどころかね
そういう感じなんだけども
読めば読むほどだんだん
こういう人はいるわってなっていき
そして究極的にはこれは自分の中にもいるぞ
とさえなってくるっていう
これが見事なんですよね
なるほど
タイミングみたいなところ
確かにな
簡単に浅いとこで共感させようとしてない感じがします
むしろ謎を残しつつってことの方が多い?
ついず本編でそのタイミングを作らないみたいなこともあったかもしれない
中田さんは振り返ってみて印象的だったこととか
今回一つ一番刺さったところというか
何になりそうな気がします?
そうっすよね
過去の放送会を見てるんだけど
やっぱ印象になると
イワンとアレックスへの会話かな
あなたじゃありませんってやつ
本当に人が求めている言葉を伝えるということの力みたいな
あれなんですよ
じゅんさんのさっきの話で言うと
私は結構今の自分のモードが
人間の会話みたいなところに関心があるから
インタビューの仕事をしてても
会話ってはるか昔からあるじゃないですか
未だに何か人間のこの世界、社会をすごく
下から動かしてるようなものな気がするんですよ
だから僕はこのドストエフスキーのこの作品を
多分今の自分はそういう切り口で何か見ていた気がしていて
すごく魅力的で力強い会話がたくさんあったじゃないですか
何ならほとんど会話ですっていうね
そうですね
そういうものに自分はフォーカスしていて
さっきのイヴァンとアレクセの会話
そしてその言葉
その力を考えさせられましたね
だってね、それでお腹が膨れるわけでもないし
物でもないし、言葉ですからね
それで状況が何か一変してくるものでもない
言ってみたら何もないんですよ
言ってみたら何もないんですよ
言ってみたらただの言葉だ
ただの言葉っていうものの
何かこう力みたいなものをやっぱ考えさせられるシーンが
何回もあった気がしましたね
そういう意味で印象に残っています
そうだよね
最後のドミトリーが求めたものもそうだったわけですよね
ただの言葉を求めたわけですよね
自分を信じてくれているかどうか
ただの言葉といってただの言葉じゃないんだろうけど
そういうことをぐるぐる考えながら
そうだよね
言葉が魂の糧なんだみたいな感じがしてきますよね
それがすごく興味深かったな
どちらかというとただの言葉だ
言葉は言葉に過ぎないんだ
よくあるじゃないですか
言葉より大事なことがあるんだ
みたいなこういう
カラマズムの兄弟はなんだろうな
もちろんそれは本当そういう
カラマズムの兄弟は
言葉
人と人が言葉を交わすことについて
すごい感じるものがあったなって
今の僕のフォーカッシングでいうとそういうことを感じました
そうですね
なんか昨日
車を運転しているとき
何回も何回も聞いているんですけれども
もとおり乗りながらについての講演のときに
プラトンの第7書館という有名な書館があって
それについて述べてくれたんですけど
その中で
言葉の重要性
その中で
その中で
そういう意味で
僕はプラトンは
ソクラテスと同じなんですけど
ソクラテスは
大学の
大学の
大学の
大学の
大学の
大学の
大学の
大学の
大学の
大学の
ソクラテスの
ソクラテスの
大学の
大学の
ORDOの
大学の
ほとんどの
大学の
luckzの
書籍でした
くるんですけれども それ聞きながら僕にこの放送で一番最初に紹介した
小林秀夫さんの私の人生についてっていう中で 本当に自分の思想というものを表現しようと思うと
書かない書き言葉じゃないと現れてこないんだって言うじゃないですか うんこれと一見すると矛盾するんですよ
なんか内容が伝わってます?今の話 はいはいはいはい
プラトンは書いてでも書き言葉でも残らないって言うでしょ うん小林秀夫さんは
私の人生についてのところでは書き言葉じゃないと現れてこないって言うでしょ 公演で言ってたからね その話し言葉では
スタンネームもあるんだって言ってましたよね シャープ1ですね
矛盾してる?矛盾してるというか何だろう一見相反することを言っているとか そうそう一見すると相反するんだけどでも同じこと言ってんだなーって
その時聞きながら改めて感じたんですよ 同じこと そうそうそうそれはどういうことかっていうとやっぱり言葉足りないって
言うことがあるんだと思うんですよね その
小林秀夫さんが書き言葉じゃないと思想が現れてこないって言ったのは書き言葉の中にある 書き言葉を通じて言葉足りないものがやっぱあるんですよ
ということだと思うんですよ どこまで言っても言葉足りないんだけれども
書き言葉だとそれを感じることができるっていうことなんだと思うんですよね
そこで言いたかったことは プラトンも同じことを言ってるんだと思うんですよ
なのにあれだけの物語を書いてきたのは あの物語を通じて言葉足りないものを感じることができるだろうと
プラトンは会話編をたくさん書いてきたから その本当に大事なことっていうのは人の心から心に
その通じるもので 本当にピュアな心とピュアな心 魂と言ってもいいんですけどもはや
というものがぶつかり合う時に火花のように生まれてくるんだっていう そういうことを言っていてそれを
表すために対話編を書き続けた だから僕らは読んでいるとその人とその人物が
本当に対話して本当に真摯に真剣勝負で対話をしているということを想像することができるんですよね
そこのそこにこそ本当に大事なことがあるんだっていうこと
同じことを言ってる 結局は
今回のこのドストイウスキーもカラマゾウの兄弟もまさにそうだって思って このアレクセイと本当にいろんな方が真剣勝負でもう向き合って対峙している
でそこに言葉が生まれてくるっていうここの 言葉に
本当のことがあるっていう詰まっているっていう感じをしますよね
キャラクターの深掘り
なんか今じゅんさんが言ってくれて深まってきた
今じゅんさんなんか言おうとしてくれて いやいやいやだからなんだろうなすごく
言葉にも次元があるというか どこから生まれてくるかだね
このなんかこうすごく競争的な頭から出てる言葉もあれば本当に自分の深い魂から出てくる 言葉みたいなものがやっぱある気がしてて
でその魂から出てくる言葉というものが相手の魂に入っていくっていう
そういう次元の 言葉やコミュニケーションがあるっていう
うん いいねー
だから本当に言葉足りえないものっていうものをなんだろう 言葉のぶつかり合い
交わし合いでこう 密告白していこうとしていたっていうなんかこういう風に見えますね
なんかそうです そうです
めちゃくちゃ交わしてるじゃんこの作品 言葉を
めちゃくちゃ言葉交わしてんだけど 言葉足りえないもの
ってものがやっぱ常に根底にこう
あった その両方
確かにアレクセイとの対話っていう風にも見ていくと面白いなって思いました
ちなみに話があるんですけどね カラマーゾフの兄弟の名の由来っていうのに書かれている本があるんですよ
えっとキャラそれぞれの人物の名前の言わんの? カラマーゾフという
この言葉 カラマーゾフって言葉の由来?
おー
この絵がはたくさんね 謎解きカラマーゾフって言うんですよ
新庁文庫から出てるんですね
あの絵がはたくさん役者の一人でね カラマーゾフの兄弟役者ってもう10人ぐらいいるからね
そっかそっか今までいろんな時代で 今は結構新庁文庫が売られてるよね本屋で言うと見るのは多いよね
そうね でもそれも時代によっていろんな役者の方が
あと亀山さんの役も多いかな 手に入りやすいのはね
それで 面白かったなあそこの部分も
あのー 気になる
なんだったかなちょっと俺も前に読んだからちょっとうる覚えなんだけど今見ながら読むとね まずね
えっとね カラマーゾフのねカラっていうのはね
黒を意味しているって言うんですよ 黒黒
ブラックねー あ黒ね色の黒ねはい
ブラック で
えーそれから マヤゾフ
というものは 塗るって言う
塗る だから黒塗り
うん 黒塗りの今日
これを発端に 我が家では
妻が髪の毛を黒染めするときにカラマーゾフ
あっはっは 染めね黒ぞ
そうあとはねえっとねー カラじゃなくてねー
カーラ カーラつって言うものはねー
ちょっと天罰 って言う
うん 意味があるんですって
天罰を塗られたもの って言う
うーん それ以外にもねなんかいろんな説みたいなもので
書いてくれてるんですよ うーん
で どこまでドステフスキーが意識されてたかわからないけれども
までもいくつかのダブルミーニングを 込めて名付けたのかもしれないなぁという
そっかじゃあロシアとかで存在なんかこう メジャーな名前というか苗字
ではないってことなんだね ちょっと動物っぽいのかねどうなんだろうね
そうそうなのかも そうなのかもね
そうするとじゃあそこに何か意味を 込めてるんじゃないかってことで推測
いろいろ推測してくれてるってことか
でも確かになんか そう言われてみるとそういうような感じもしますね
読書会の意義
そうだね
俺あの紹介してないけど 付箋貼ったところたくさんあって当たり前だけど
今パッと開いたらさこんな言葉書いてあってさ 聖書
手に入れてきて何年も根気よく読み続け そこに書かれてあることはほとんど何一つわからなかったが
多分それだからこそこの本を一番大切にし 愛読したのに違いなかった
書いてあることはほとんど何一つわからなかったが 多分それだからこそこの本を一番大切にし
愛読したのに違いなかった それはドストエフスキーの言葉としてその
小説小説の中の世界の話のことは カラマズフの中の話の
これ誰かのセリフなのかなこれなんだろうな 成果のセリフじゃないかこれ
小説の中の言葉だな
いいですよね いいねー
カラマズフの兄弟って作品そのものにも言えそうな 感じがするんだねー
本当に愛読書っていうのはこういうことなん でしょうね
わかんないんだね
でもなんかあるって思えるそうだね
まさに いや
そのなんかあると思える人間の心に何かすごく 希望みたいなものがある感じもするし
純さんで言うと聖なるものみたいな 繋がる感じもするねー
不思議だなぁ
めっちゃ不思議ですよね 不思議だねー
だって普通の人は本を買って わかってその凄さがわかって感動したから
それが愛読書になるっていう発想だもんね ああそうだよねー
分かっちゃったらつまんないか読み返せ ないか読み返せないねー
わかるってだからある種関係性を終えるとも 言えるんだ
だねぇ
よくわかんない本とずっと付き合うみたいな ことはすごく豊かに思えますけど
そういう本っていっぱいあるなぁ
読みが深いとそういう風になっていくん でしょうねそして
逆に?逆説的に? 逆説的にね
読みが深いと謎だってことがわかってくるんでしょうね
謎がわからないものの面白い謎で
いいねー 本当にこの小説は本当に
読み応えがあるもので本当にもっともっと 拾いたかったこと本当にたくさんあったり
そんなのキリがないんですけれども そうだろうなぁ
やっぱりちょっとだけ話すと 本当は取り上げたかったなって思うこと
本当にパッと思うだけでいくつかパッて その
座島長老の言葉一つ一つもすごいんですよ やっぱりね
そこもいくつか本当に拾いたかったし あとは座島長老が亡くなった後の
アレクセイがね変貌するところが実はあるんですよ
へー それもすごかったなぁ
アレクセイも変貌するところがあるんだ 最初からああいうアレクセイじゃなくて
いやああいうアレクセイなんですけど さらに磨きがかかる
さらに磨きがかかる
っていうところも 何が起きたって感じのね謎が
あるし
あとはね あれだな僕が好きな志村福美さんのお兄さんがね最後亡くなる時に
カラマズフの兄弟を呼んでくれっつって亡くなっていったらしいんですけど その時にお兄さんが何をどの部分が好きだったかっていうと
一つは紹介した座島長老のお兄さんの話 もう一つずつあってそこ読んでないんですよ今回
それがね子供たちの話なんですよね その部分もすごい良いし
やっぱ最後ね最後の終わり方もすごい良い アレクセイが子供たちと話す場面もすごく感慨深い
うーんとに何か上げたスキルないんですけど うーんだから僕はねほんとこれ
あの打ち立てて本当に毎月読書会したいぐらい えっ
それが夢ねーしちょっとほんとに中田さんも読んでやっと読める やってみますよ僕はこれが終わるまでは読まれ
途中から読みたくてしょうがなくなってました いや読んでいい気になるところとか言ってほしい
なんかもう本当に確かにねそう言ってくれたら 僕も考えるきっかけになるし
これここいいねーとかねそう それだけ話すだけでも結構
人と一なんだ対話が深まりそうだねなんかね ある変わる
金銭振れる部分絶対ありそうだもんね うん
その時のその人が読んでね
今回は13だったどうだったの一生取り後に なぞってきてさ一番今の純さんに触れたのは
どこ
それは難しい話だなぁ
さっき聞いてくれたんだけどね10作それね
それは難しい話だなぁ まあでも当初よこれを本を扱う前に
自分が一番好きだったところはやっぱどうしま ちょうどのお兄さんのうちにね
ですね で改めて今感じているのは
マップさっき話したけどアレクセイの言葉 朗読するとその凄さを何か僕も実感させて
もらいました 改めて口に出して言葉にしてみてはい
ああ 読むのとはまた違うかねー
僕もやっぱりはにかけた言葉とかドミトリーに かけた言葉
やっぱりそういう一つ一つが刺さったなぁ
なんかやっ改めてやっこうやって触れ直して 見ると気づき気づいたこととかもやっぱ
たくさんありそうですよ いやそうです俺だとほとんどアレですよ
なんか中さんとの対話で生まれてきてる
本当に そういう意味でやっぱ読書会を毎月したい
っていうのはその都度発見がありそうって ことがあります
そうですね
そっかそっか ちょっと話しとれちゃうんですけど
関連本もいっぱいあるって言うじゃないですか はいこのからまで
なんか良ければ一冊ぐらい何かこう これはいい好きだなぁ
知っておけるとさ今あるほどねー もう読んだことある人からすると次の一歩と
して楽しみができるなと思うんだけど その辺てどうすか
いやーこれは難しい話だなぁその人を 何つの人が何を求めているかによって変わる
んですよねやっぱ今の純さんがでいいん じゃない今の僕がねー
読書会の楽しみ
いや本屋行ったら本当にたくさんあって この間見たそう
こんなあるんだと思って僕はその一部 じゃないそうだよねー
僕も多分10冊以上あるからな20もある 気がするが多分すごいなぁ
いやあれでねこの後何の本は使うかって 考えている中でいくつか使おうかなとも実は
思ってるんですけど迷ってるんですよね 未だに迷ってるんですけど
じゃあそのお楽しみにしてもいいですね うーん
ねー その評論みたいなものを扱うってことですよね
そう 何だろうなぁでもねー
ベタですけども
小林秀夫さんのドステウスキーの生活ね あの
本は ドステウスキーのその
電気みたいなものがメインなんだけどその 後に
いくつかやっぱ書いてあってカラマーズフの 兄弟というもので一つの論考もあるんですよ
うーん
それとかすごいいいですよ いいだけで国心そそぎ
でもそこの一説大事な一説とかを あの子この初回放送で持ってきましたけどね
僕うーん
うーん そうだねー
まあどうなんだろうねなんか 批評のあり方っていうのが何か問われている感じも
するというか 正直つまらないものも多いんですよ
うーん これが何か面白い話なんだよなぁ
やっぱり自分が読んで自分が何を感じたのか ってところに
当たり前だけど大事なとことがあるんですよ ねー
つまらないものっていうのはどういうもの
いやどの本がつまらないってなかなかその 言いにくいんですけど
あのタイトルを言わなくてもなんかなんだ なんか知識として分厚くなるだけって感じが
するんでしょうね はぁ
これはこういうことを あの実は意味してたんじゃないんだろうかっていうことは
なんだろうな面白いんだけども それがあることによって
自分が心に響くかって言うとそんなこと ないんですよねやっぱり
なんか知識として入るだけって感じ
だからやっぱり生で この小説を読んでる方が
売るものは大きいという感じがする
でもそうだなぁ僕が多分使っている使い方 はあれだわ
結局あれが謎でわかんなかったから そのことについて述べてくれてる人いない
かなと思って探して読んでるわそういえば はぁ
それは答えを探して求めているのそれとも なんかその謎をもう一回味わう瞬間を
求めている感じな両方あるんでしょうね あるんだろうか
あ でも意外に書かれてないんだよね
はっはっは 敵に書いてないのかな
いやー ねー
野望野望だよねうん ええええええ
うーん でも誰がどうそれを要は正解はないじゃない
だろうですね でもその誰そのな残った謎についてこの人
なんて語るんだろうはすごい気になる そうですそうです気になります
親しげさは何そうですそうですそうなんですよ うーん
まあそれはやっぱ面白い面白そうだね 後ろがむしろ
むしろ なんかもはや読書会に近くない
その要は確かにこのことについて語り合いたい 確かに他の人と確かに確かにそういうことそういう
こと 確かになぁそうなんですよ
うーん あなたは何感じたのって聞きたい
そうねー 確かにおっしゃる通りだなぁ
これぐらい命中になるとそういう本がたくさん あるから
いろんな尊敬できる方と読書会ができる というよさいやーほんとそうだねそれは
すごい楽しいねー それは楽しいわー
見事な考察よりそっちの方が僕は楽しそうだなって思っちゃったんだよね うんうん
ねー そういう意味で言うとねしむらふくみさんのね
白夜に紡ぐっていう本があるんですけどもね あれなんかはねー
僕は好きだなぁ それは何なのカラマドフだけじゃなくてどうする好きのことを語っている本
それはねまさに読書会って感じ 志村くみさんが感動したものを書いてるなんか
ああ 感動したことについて書いてるなんかこう
そのいろんなのが載ってて一つがカラマドフだろ カラマドフ教徒について書いてくれてる本もあるし
いろんな作品ついて書いてくれてるし ドッセウキそのものについても書いてくれてるんだけども
いわゆるやっぱ論考じゃないんだよなんか随筆なんだよな随筆の嘘があるんだよな ここが謎だったとかここに感動したとか
なんか僕は知れるだけで嬉しいですよ多分 ふくみさんが好きだから
そういうもんだよね志村ふくみさんが何を書くか いやめっちゃ気になるもん
そう たまらなかったなぁそれは
たまらなかったなんかでも他の普通の人が読んだらあんまり なんか感じないんだろうなぁと思って今紹介しなかったけど
たまらなかったなぁ
批評と感想の考察
いいねぇ 古典とかってのはそういう楽しみがあるね
そうだねぇ ねぇ
もう生きてない人ともそういうことができるしねぇ ねぇ
福見さんのよって小林でそんなちょっとよねみたいなっちゃう ぜひ
聞いてくださっている方もね読んだものを何か送ってくださったら ありがたいし
確かに確かに 感想フォームとかあったでしたっけこのラジ
はいですねぇ 送る手段がないん
頑張って僕だけだったの言われる貼ってるから 探したらねあの問い合わせはできるんですけどね
用意しないですね
本当に長い間ありがとうございます付き合い いただきました
いやいやまずは聞いてくださっている方に ありがとうございませんが終わるねほんとですね
こっからがスタートという感じがいたします本当に 再読するところから
意味を深めていくということが始まるというふうに思いますのではい こっからね一緒にさらに意味を深めていきたいなと
はいそれを楽しみしています いやそうですね
大事なシリーズでした何か
途中から聞いても面白いから気になるタイトル からそれがくださってもいいしなんかそんな感じで
楽しんでもらえるといいしまた読んだら もう1回これ聞き直したら面白いかもしれない
しそうですね ねそういう感じで
じっくり楽しんでいただいたりしたら 面白いですよね
3年後とか5年後にもう1回これやからまずは 使ったらまた違うシーン
抜き取ってきたりとかまた違ったりしたら 面白いですねそうですねね
そういうこともちょっと思いました うん
ぜひやりましょう ですね
楽しかったですありがとうございます ありがとうございます
じゃあこの辺で終わりましょうはいはい ありがとうございましたありがとうございました
42:58

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