1. やじま・ほそやまの「桶屋ラジオ」
  2. #004 朝井リョウ『イン・ザ・..
2025-11-11 40:08

#004 朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』とタイの意外な共通点

PRの人も、そうじゃない人も。ゆるく聞けてちょっと役立つ、やじまとほそやまの「桶屋ラジオ」。


ふだん広報・PRの仕事に従事するやじまとほそやまが、身の回りの日常のあれやこれやについて広報PR視点も少し織り交ぜつつ、脱線しつつ雑談する番組です。


今回の近況トークは、やじまが最近行ってきたタイ旅行と、ほそやまがハマっているピラティスについて。そしてメイントークは浅井リョウさんの小説『イン・ザ・メガチャーチ』を題材に、"推し活"のメカニズムー視野を狭めて対象に没頭することーの功と罪、そしてやじまがタイで感じた開放感との意外な共通点にまで話がおよびました。


参考情報)イン・ザ・メガチャーチ (日本経済新聞出版)

https://amzn.asia/d/dQ9GvoP

サマリー

朝井リョウの著作『イン・ザ・メガチャーチ』を通じて、タイと日本の文化の意外な共通点が語られています。特に、経済成長に伴うエネルギーや町の雰囲気に焦点を当て、アジアの国々が持つ独自の魅力を感じ取ることができます。ポッドキャストでは、朝井リョウの小説を基に、人々の熱狂や信仰のメカニズム、さらには自分の生活との関わりについて考察されています。また、タイでの旅行体験を絡めながら、現代社会における『推し勝つ』の意味やリスクについても語られています。朝井リョウの作品を通して、自分自身と他者との関係性や共感について考察が行われます。作品に登場するキャラクターに対する感情や応援の仕方が、共感の重要性を浮き彫りにしています。

ピラティスの体験
はい、どうもこんにちは、やじまです。
こんにちは、ほそやまです。
さあ、本日も始まりました。
やじま・ほそやまの桶屋ラジオ。
こちらの番組は、普段広報PRの仕事に従事するやじまとほそやまが、
身の回りの日常のあれやこれやについて、広報PR視点も少し織り交ぜながら、脱線もしつつ、雑談する番組です。
はい。
お願いします。
お願いします。
いつもの近況トークからいきましょうか。
はい。
最近、私ですね、ここ3ヶ月くらいですかね、
ピラティスに通っておりまして、
だいぶ慣れてきたっていうところになるんですけれども、
やじさん、ピラティスってやったことありますか?
ないっすね。
どういうやつでしたっけ?
ピラティスって、結構ヨガに似てますねって言われることが多いんですけれども、
よく言いますよね。
体幹を鍛えるためのいろんなポーズをとったりするんですよ。
ヨガと似てるとこで、呼吸とかも使いながら、
痩せるっていうよりも引き締めるというか、体幹を鍛える筋肉を使って引き締めるみたいな形なんですけども、
そのピラティス、言ってるピラティスは、マシンピラティスって言って、
特殊なマシンを使うんですよ。
それがすごい面白いんですよね。
どういうマシンなんですか?
マシンが長方形の四角い形をしていて、
体を乗せる台があるんですけども、
バネが5本ついてたりとか、
手で引っ張るワイヤーがついてたりとか、
立ち上がって伸びができるようなフットバーって言われるものがついてたりとか、
いろんな仕掛けがあって、
プラスボックスを持ってきて段差をさらに高くしたりとか、
いろんなことができるので、
普段自分の家ではできない筋肉が伸びるというか、
それが気持ちいいです。
じゃあ、ユルサンソって言えるかは、
筋トレというかちょっとしたそういう、
そうですね、確かに。
じわじわってくる筋トレかも。
じわじわっているんですか?
そうなんです。
1回50分なんですけど、
なんか続かない私が、
3ヶ月、8、9、10、
そうですね、3ヶ月2日に1回くらい行ってて、
結構頻度で行ってるんですね。
そうなんです。
じわじわって汗かくぐらいだと、
シャワーとか別に浴びなくても全然大丈夫くらいですか?
そこのポイント。
シャワーが浴びなくてよい施設にないんですよ。
あ、ないんだ。
なので、運動して朝、
例えば8時から一番最初スタートするんですけども、
8時50分には終わるので、
その後普通に出勤してる方も多くいます。
みんな走って駅に。
シャワーとかね、
化粧直ししたりとかしなくていいんだったら、
確かにサクっていきますよね。
そうなんですよ。
でもちゃんと腹筋ね、
かなりつきましたよ。
割れてきました?
割れてきました。
ちょっと見せられなくて残念だな。
大丈夫です。
そもそも何で行こうと思ったんですか?
ピラティスに。
そうですね。
きっかけはフリーランスになって、
すごい運動不足になるなって7月思って、
これは何かしら始めなきゃっていう時に、
最近マシンピラティスってよく目にするなっていうところから興味があったのと、
知り合いの会社でちょうど通っているところがあるっていうので、
ちょっと安く通わせてもらえるっていうのがあったので、
始めました。
でもリフレッシュになっていいですよね。
いいですよね。
リア児さんも運動されますか?
タイ旅行の計画
僕は週1回パーソナルに出るのと、
あと週2でフィールサイクルっていう暗闇の中で爆音の音楽聴きながら自転車こぐっていうのをやってますね。
激しいやつですよね、フィールサイクル。
激しいやつですね。めちゃくちゃ汗かくし、
なんでピラティスと違ってシャワーマストなんですよね。
もう服もびっしょり汗で濡れるんで。
そんなにですか?
そう、めちゃくちゃ汗かくし疲れるんで。
ただすごい、そこに没頭するっていうか、
何も考えずに自転車こぐことに集中するんで、
本当終わった時にリフレッシュっていうかね、無になる感じですね。
フィールサイクルもインストラクターみたいな方がいて、いろいろ煽ってくれる感じですか?
そうです。ステージみたいのがあって、ステージの上に先生がいて、ステージをぐるっと囲む形で自転車がたくさん置いてあって、
そこに座って自転車こぐっていう形ですね。
すごいミュージックがノリノリなイメージがありますね。
めちゃくちゃノリノリです。基本声は出せないんですけど、
たまにその有料のレッスンとか、通常のサブスクの定額以外に追加でお金出して払うレッスンとかだと声が出せますとか、
あと年に数回幕張とかで大きなイベントがあるんですけど、
そういう時だけみんなで声出して盛り上がれるみたいなのがあって、
僕は声出さないんですけど、そういうのでも恥ずかしいんで。
声出すのは別の有料プランがかかるわけですね。
そうですね。
知らなかった。面白い。
なんかね、イエーイとかって声出して、みんなで盛り上がれるみたいなのもプランとしてはあるっていう。
面白い。最近どうですか?そういったエキサイティングいろいろしてますか?
そうですね。ちょうど先日、タイのバンコクに旅行に行ってきまして、
エキサイティングしてきました。
エキサイティングしてきました?
行ったことあります?
タイは一度だけ行ったことがあります。学生時代なのでもう15年以上前かなと思うんですけど。
だいぶ前ですね。
多分また今行くとすごい変わってると思いますね。
どんな日程だったんですか?旅行。
3泊4日で、同日月で行って火曜日に帰ってくるみたいな、そんな感じでした。
でもバンコクしか行かなかったんで、パタヤとか、アユタヤっていう遺跡があるところとか、ちょっと足伸ばすとそういうところも行けるんですけど、
僕今回初めてタイだったんで、バンコクだけでいいかなっていうので、
バンコクの中でもいろんなエリアがあるんで、そこを散策したりとか、
あと美味しいお酒とかね、ご飯とか食べたりとか、ちょっとクラブっぽいところに行ったりとか、
どっちかっていうとナイトライフの方を満喫してた感じです。
何か行くきっかけとか、大きな目的があったんですか?
特にはなかったんですけど、独立2年半ぐらい前に独立して、
独立してから結構忙しかったんで、あんまり旅行とか行けなくて、
ちょうど10月末でちょっとプロジェクトがいくつか落ち着くのがあったんで、時間できたなと思って、
じゃあもう思い切って行こうっていうので、弾丸で行ってきたっていうのと、
あとたまたま、すごい民派なんですけど、たまたまなんか、
アナザースカイって番組僕好きで、いろんなタレントとかアーティストさんが海外、海外だけじゃないですけど、
自分のアナザープレイスというか、そういう原点みたいな場所に旅するみたいな番組が、
ドキュメンタリーっぽい番組があるんですけど、そこでバンコクに行く回があって、
誰だっけな、それでなんかちょっと面白そうだなと思って行ったっていう感じですね。
ファーストサマーウィーカーがバンコクを走れてて、それ見て、なんか面白そうだなと思って、
3泊4日海外旅行なんて、もう何かしらアクシデントとか予想外のこととかあると思うんですけど、
何か印象残ったことありますか?
いい質問ですね。
もうどっちかっていうとアクシデントだらけというか、
僕あんまりやっぱり海外旅行を旅慣れてないなって改めて実感したんですけど、
そもそもなんかその、成田発だったんですけど、
新宿から成田に行く成田エクスプレスっていうのを予約して、そこに乗って、家が新宿近いんで、
そこで乗ればすぐ行けるなと思ってたら、そもそも成田エクスプレスが急遽欠便になって、
そんなことあるんですか?
ポリに移動して、スカイライナーに乗ったりとか、
今回そのLCCで行ったんですけど、
タイでの体験と文化
LCCのプランだと機内の荷物の預け入れっていうのはなくて、基本荷物だけなんですよね。
追加料金ならば預け入れできるんですけど、それがついてないっていうのを知らなくて、
ちょっと慌てちゃったりとか、
あー、プラス料金。
基本出てこないじゃないですか。
そっかそっか。
そういうのも知らなくて、それもちょっと慌てたりとか、
あと現地でeSIMってインターネットとか使えるSIMカードを使おうと思ったら、
事前にそのeSIMの契約してたんですけど、それが使えなくて、
なんと!
急遽空港で慌てて、物理のSIMカードを契約してみたいなことか、
なんか、いろいろね、久しぶりの海外だったんで準備して行ったんですけど、
全然想定外、想定外というか単純に旅慣れてないだけなんですけど、
なんか、すごいテンパってましたよね。
海外、現地に行って、スリに会いましたとか、こんな不思議な人に会いましたっていうよりも、
そこに行くまでのライフラインみたいな、そういうところで意外とつまづいたりしますよね。
意外と凄い初歩の初歩で、旅に慣れてる人からしたら、
なんでそんなの知らないのっていうことばかりなんですけど。
いや、私も同じことやったなって。
そうなんですか。
でも無事にタイにはいけて。
そうですね、現地行ってからは特に大きなトラブルもなくて、
全然ぼったくりとかスリとかに会うこともなく、満喫してきた感じですね。
あれ、細山さんも旅行ってましたよね、つい数ヶ月前に。
そうですね、数ヶ月前、ヨーロッパのマルタに行きましたね、2週間。
マルタか。
そうです、そうです。
マルタはトラブルなかったですか?
実は、今ヤジさんの話を伺って、
私も空港で荷物の預け入れの予約してなくて、プラス料金かかったとか、
あと、Wi-Fi繋がらなくて焦ったとか、
同じことやっててすごい思い出しました。
一緒じゃないですか。
まっすぐ一緒じゃないですか。
いや、ほんと。
全然旅慣れてないので。
そうなんです。
現地行ったら全然楽しいんですけど。
まあまあまあそうですね。
そうですか。
そうか。
じゃあ、おいしいもの食べて楽しい夜を過ごしてこられたんですね。
そうですね。
いや、ほんとリフレッシュできたんで、
逆に言うと今回慣れたんで、慣れたって言うのもこがましいですけど、
また定期的にね、半年とか3ヶ月に1回ぐらい海外にフラッと行こうかなっていうのはちょっと思いました。
いいですよね。
次どこか行きたいとかあるんですか?
でもやっぱアジアはちょっといろいろ見たいなっていう、
なんか今回タイに行って思ったのはやっぱり、
すごいなんかまだね、ちょっと今タイ若干不景気なんですけど、
やっぱりでも経済としてはまだ右肩上がりだし、
やっぱりすごいエネルギッシュだなっていう感じがあって、
僕も体験してるわけじゃないですけど、
昔の高度経済成長期とかバブルの頃の日本ってこんな感じだったのかなっていう、
そういう熱量みたいなものを町全体から感じる。
いわゆる東南アジアって言うとね、
発展的な国で貧しくてみたいなイメージがまだあると思うんですけど、
全然そんなことないし、
食べ物は安いとかはありますけど、
普通になんかちょっとおしゃれなお店とか行ったら、
結構日本と値段変わらないし、クオリティも全然いいし、
いい意味で期待を裏切られたというか、
エネルギーをもらえる感じがすごい良かったなって。
いいですね、エネルギーもらいに行きたい。
日本にずっといると閉塞感というか、うつうつとしてくる部分も、
僕個人の感想ですけど、なんかあるなと思って、
開放されたいなみたいな時に、
特にそういう成長著しいアジアの国々に行くっていうのは、
とてもいいなと思いました。
ですね。
そっか。
じゃあまた海外行くことあったら教えてください。
そうですね、ちょっとマルタンもね、
ヨーロッパとかちょっとね、時間かかりますけど、
ちょっといいなと思いました。
ね。
そんな、お互いじゃあ海外に行ったら、
またいろいろ話しましょう。
そうですね。
はい。
ぜひ。
はい。
ということで、
じゃあそんなリフレッシュしてきたヤジさんに、
もっとお伺いしたいのですが、
ここからちょっとメイントークに移っていきたいと思います。
今日のメイントークは、
ヤジさんの話したいこと。
今回僕が話すんだよね。
じゃあ次回はね、
ホセムさんが話してくださいね。
わかりました。すみません。
もう、なんかやっぱりいろいろ。
僕が話すのね、あれなんで。
そうですよね。
そうなんです。
いまいろんなインプットをされてる感じがすごくしてたので、
お伺いしたいなと思ったんですが、
最近、その海外旅行もそうかとは思うんですけども、
他にどんな気づきというか、
ありましたでしょうか。
そうですね。
最近、
『イン・ザ・メガチャーチ』の紹介
ここから本の話をしたいと思うんですけど、
僕結構本読むの好きで、
小説とかノンフィクションとか、
ビジネスショーもちろん読みますけど、
なんか常にそういう本を読んでない。
活字中毒ってほどでもないですけど、
本を読むのが好きで、
最近読んだ小説、
アサイリョーさんっていう、
アサイリョーさん。
霧島部活辞めるっていうとか、
ありましたありました。
の著者が最近出した、
インザメガチャーチっていう、
お死活の幸と罪というか、
お死活がどういうメカニズムで生まれるのか、
小説形式で書いた本が、
めちゃくちゃ面白かったので、
それについて、
ご紹介して、
ご紹介というかお話ししたいなと思いました。
インザメガチャーチですね。
インザメガチャーチですね。
チャーチって教会って意味じゃないですか。
はい、教会。
メガチャーチっていうのは、
物理的な教会みたいなことというよりかは、
熱狂とか信仰とか、
コミュニティの場として機能する、
巨大な教会のような空間みたいな、
象徴みたいな意味で、
メガチャーチっていう、
これアメリカとか海外でそういうふうに、
言われている、
概念というか考え方みたいなもので、
展示って、
おしかつみたいな、
熱狂とか信仰みたいなものの、
講座みたいなことについて、
書かれている本ですと、
いうことですね。
どうしてこの本を読もうと思われたんですか?
ちょうどタイに旅行に行くときに、
やっぱり手元に本があったりした方が、
あんまり悪作観光するというよりかは、
ちょっとゆったりと時間を過ごしながら、
本を読んだりしたいなと思って、
そういうときはあんまりね、
ビジネス書とかそういうのを読むよりかは、
小説とか物語の中に没入したいなと思って、
たまたまこの本が目についたんで、
試しに読んでみたらめちゃくちゃ面白くて、
結構分厚い本なんですけど、
3泊4日の旅行期間中で、
一気に読んじゃいました。
すごい、そうなんですね。
熱狂と信仰のメカニズム
そのおしかつの幸と罪っていうところが、
一つのテーマになってるとおっしゃってましたけども、
どんなところ、どんなエピソードというか、
印象に残ったこととかありますか?
そうですね。
なんでその人はおしかつというかね、
タレントとかそういうアーティストとかに熱狂するのかっていう、
メカニズムも分かりやすく書いてるんですけど、
これは日本に限らず、
いろんな国、先進国では多分同じだと思うんですけど、
経済とか政治とかも含めて、
これまで正解とされてきたものが、
急にやっぱりひっくり返るみたいなことって、
すごい多いなという中で、
やっぱりそれこそ高度経済成長期とか、
もう正解が決まってる中で、
ひたすら仕事がんばれば、
一定の暮らしが保障されるみたいな、
世の中じゃない中で、
やっぱり信じられるものっていうのが、
欲しいと人は。
そういう時に、おしかつというか、
推しに自分を重ね合わせるというか、
その推しの対象に対して、
推しの物語みたいなものに対して、
没入することで、
そういう自分が生きる希望だったりとか、
救いになるということだと。
なんで、
結構小説の中で繰り返し出てくるのが、
不快して見ることと、
視野を狭めて対象に没入することの、
何ていうのかな、
差異みたいなものが、
繰り返し出てくるんですけど、
価値観がすごい多様化して、
情報もあふれてる今の世の中で、
俯瞰的に物事見すぎると、
それこそ何が正解かわからない、
みたいな世の中で、
俯瞰的に物事見すぎると、
一見なんかすごい客観的で冷静でいいんだけど、
結局何も動けなくなっちゃうと。
考えすぎちゃって。
逆に、結局やっぱり、
俯瞰的に見すぎちゃうと動けなくなっちゃうから、
むしろ視野を狭めて対象に没頭することが、
唯一、こういうね、
生きづらさから逃れる術なんだと。
なるほど。
そういう意味で、
推し勝つっていうのがね、
特に社会的弱者というか、
生きる希望がない、
特に若い人たちとかね、
上の世代の人たちが、
あんまりうまくいってないみたいなのを、
やっぱり見てたりする。
あるいは、世の中で成功したって言われてる人が、
急にスキャンダルとかで、
没落してっちゃうみたいなのを、
やっぱりね、日々見てる中で、
そういう希望がない中で、
やっぱりそういう、
推しの対象に没入するっていうのが、
救いだと。
一見なんか、
推し勝つっていいことなのに、
聞こえるんだけど、
一方でやっぱり、
お金を使いすぎて、
身を崩しちゃったりとか、
それだけだったらまだしも、
自分を冷静に客観視できなくなって、
人生踏み外しちゃうリスクもあるよねと、
いうので、
詳しくは小説を読んでいただくと、
いいと思うんですけど、
その登場人物が、
主要の登場人物が3人ぐらいいるんですけど、
それぞれがなんかこう、
人生踏み外しちゃったりとか、
ちょっとその、没落してっちゃう様子っていうのが、
ちょっとその、
ディザースター的に、
描かれてるっていう、
あの、
作品で、
なんか、ちょっと気分的にはなんか、
憂鬱な気分になるんですけど、
それも含めて、
なんか、
僕はその、特に自分自身、
自殺をしているわけでもないし、
そういう推しの対象が、
いるわけでもないんで、
なんでみんなこんなに熱狂してるんだろうか、
っていうのが、
よくわかんなかったんですけど、
この本を読んで、
なんかそういう、
メカニズムというかね、
みんなの心理みたいなものが、
理解できたなっていう、
感じがあるし、
それこそ今ね、
あの、安倍晋三、
元首相の銃撃事件で、
山上容疑者の裁判が行われてますけど、
まあ、
宗教人生みたいな話で、
親御さんが宗教に没頭して、
お金使いすぎちゃって、
人生うまくいかなくなって、
みたいな、
っていう話とか、
あるいはその、
この前の衆院選で、
外国人排斥を謳ったね、
新興政党が躍進しましたけれども、
結局なんかこれも、
押し勝つというかね、
一緒で、
構造としてはすごい近くて、
そういう、
なんていうんですかね、
何かにこう、
信じる、信じられるというか、
やっぱり何かその、
なんていうんですかね、
対象に自分を重ね合わせることで、
自分、
生きづらさから逃れたいみたいな、
自分の生活がうまくいってないのは、
外国人が、
バッコしてるからだとか、
そういう、
仮想的みたいなのを作って、
で、まあそういう、
そこから救い出してくれる、
この政党に、
応援しようみたいな、
そういう、
自分を同一視して、
対象と同一視して、
そこに没入する対象を作り出すことで、
彼らがこう、
熱狂的に広めてくれると、
なるほど、
そういうこと、
私もそんな押し勝つって、
実は、
これですって言えることが、
いつもなくて、
悲しいやつだなって、
自分で思うことが、
最近増えたんですけど、
でも、
今の話、
伺って、
俯瞰するっていうことが、
意外と現代の人って、
みんなできてしまっていて、
それが故に、
何かに没頭するっていう、
その対比で、
押し勝つが広がってるんだなっていうのに、
すごく妙に納得してしまったというか、
そうなんですね、
本当そう、
俯瞰するもそうだし、
SNSとかで、
周りの人が何をしてるかとか、
一気にみんな、
成功してそうに見えるとか、
見えちゃう、
ほっといても情報が入ってきちゃうから、
そうですよね、
そうするとそういうね、
キラキラしてる、他人と比較して、
自分は全然上手くいってないなとか、
ついつい、
自分を責めちゃうみたいな方に、
生きがちじゃないですか、
だから、
そういう中で、
本の中で、
その、
押し勝つの、
何て言うんですかね、
マーケティングの専門家みたいな人が、
出てくるんですけど、
その人が言ってるセリフで、
なんか、
結局みんな信じるものが、
欲しいんだと思いますと、
特にこの世界は生きづらい、
自分をこの世界に不当に扱われていると感じる人ほど、
そういう信じるものが欲しいんだと、
みたいなことを言っていて、
そういう人たちに対して、
物語を提供してあげることで、
押しの物語っていうのを提供してあげることで、
彼らに、
ある意味、
お金を絞り取るわけですけど、
そういう人たちに対して、
狙い撃ちして、
マーケティングするっていう、
そういう、
押し勝ちを仕掛ける側の、
ロジックというか、
考え方も出てくるんですけど、
それ気になる。
それがある種のビジネスにもなる、
っていうことで、
はい。
なんか、
ある意味、
押し勝ちの、
マーケティングの、
参考にも、
そういう、
コミュニケーションの、
考え方を学ぶみたいな、
意味でも、すごい参考になるというか、
うんうん。
って思いました。
なるほど。
確かに。
ちょっとなんか、
仕事にも繋がってくるから、
そういう目線でも見れちゃうけど、
それを、
みやじさんが海外の旅行先で、
タイでの視野と熱気
違う世界で読んだっていうところが、
またすごくいいですね。
日本で読むのと、
またちょっと違う。
逆に、なんか、
タイで、
昔の、
高度経済成長期の日本、
みたいな感じがしたっていうのは、
やっぱり、なんかまだ、
タイとか、
東南アジアの国に行って、
成長率はちょっと落ちてきてるかもしれないけど、
やっぱりまだ右肩上がりで、
まだその、
正解がある世界に生きてるというか、
はい。
信じられるものがあるというかね、
頑張った先に、
自分が報われるみたいな、
世界線の中で彼らは生きていて、
周りがどうとか、
なんか、
そういうふり回されるっていうよりかは、
なんか、
その、没頭してるというかね、
ある意味、
いい意味で視野を狭めて、
ちょっとできている状態。
だからこそ、
なんかそういう熱狂というか、
熱気みたいなのが、
生み出されているのかなっていうのは、
ちょっと思いましたね。
なるほど。
その、
押し勝つの対象って、
自分の生活とかから、
かけ離れてれば、
離れてるほど、
いいのかなって、今想像しちゃったんですけど、
あの、
私、最近、
一番興味持ったのって、
共感の重要性について
世界レッグジャパンの選手たちなんですよね。
アスリートたち。
で、もう、
国立競技場で目の前で見てた時に、
あの、
ライルズが4連覇したっていう、
タイミングだったんですけど、
もう、超人離れしているというか、
明らかに自分の周りには、
ありえないことだし、
国籍も違ければ、
環境も違って、
生まれつき体が違うみたいな、
そういう人が成し得る、
人類を背負って、
記録してくれたものって思うので、
なんか、そこに
没頭できるというか、応援できるんですけど、
それが、自分と
近しい属性の方だったら、
結構悔しいじゃないですか。
自分もできたのにっていう。
でもその、悔しさとか、
嫉妬なんて1ミリもないからこそ、
全力で応援できるなって思った。
なって、
2つあると、
押しって離れてる人ほど、
押しやすいんですかね?
って思います。
両方あるんじゃないですかね。
離れすぎてるとか、
そういう、大谷翔平みたいにね、
ある意味、
超人、
人間離れした、
活躍をしてくれる人がいると、
自分、
自分では絶対できないけど、
日本人の、
日本人の、
希望を背負ってる感じというか、
そっか、そうですね。
応援したくなるっていうのもあるし、
逆に、
押し勝つがどっちかっていうと、
本の中でも出てくるんですけど、
共感されやすい、
対象っていうのは、
どっちかっていうと、
自分に近しいけど頑張って、
2人の、
織り詰めていく人の方が、
共感されやすいし、
自分と押しを重ね合わせて、
没入するんで、
うーん、
そういうもんなんですね。
まあそれは多分ね、
あくまで小説の中だけの話なんで、
正解かどうかわからないんですけど、
はい。
デビューする、
アーティストのグループの中で、
じゃあ、
誰を前に押し出して、
進行の対象にさせるかっていうと、
すごいアーティストの中、
すごいアーティストの中、
グループの中で、
すごい優秀な子っていうよりかは、
ちょっと内向的で、
あまり弱ったり上手じゃない、
男の子の方が、
共感されやすいんで、
その子の物語を、
全面に出して、
信者を作り出していこう、
みたいな話が出てくるんですけど、
へー。
必ずしもなんか、
自分とかけ離れてた方がいいわけでもないというか、
逆に、
自分と近い子が、
オーディション番組とかに出て、
デビューして、
スターになっている様子を、
自分も頑張ったら、
こうなれるんだ、みたいな。
あるいは、
彼が成功するのを、
応援するために、
じゃあ、もっと課金しよう、みたいな。
うんうん。
そういうシーンにもなる側面はあるのかな。
うん。
なるほど。
その本を読んで、
ヤジさんは、さっき独語感がちょっと、
うつうつとする、
みたいな話ありましたけど、
でも、
お仕方したいなってなりました?
最後ね、すごいなんか、
悲劇っていうかね、
没入しすぎて、
没落していくっていう話なんで、
逆に、
お仕方自体は、
別にそこまでまだ、
自分的にはね、
すごい惹かれたっていうわけではないですけど、
ただ、まあなんか、
その、落ちかつかいいか別として、
さっき、
ねほせまさんが、
世界陸上って言ってましたけど、
何かその、
自分が熱量を持って、
なんかこう、
没頭できるものを見つけるのは、
すごい大事だなっていう。
そうですね。
そういうものがないと、
やっぱり、
没頭することの意義
やっぱり人をしても、
ネガティブなことを考えちゃったりとか、
考えすぎて、
何も動けなくなっちゃったりすることは、
やっぱり僕もあるし、
そういう中で、
お仕方じゃなくても、
別に海外旅行でも、
読書でも、何でもいいんですけど、
なんかそういう自分が、
夢中になれるものっていうのを、
ピラミッドでも全然いいと思うんですけど、
うんうん。
そういう対象を見つけることっていうのが、
ある意味自分にとってのその、
生きやすさになってくるっていう、
次回のテーマ
なるほど。
ことかなと思ったので、
僕は今までなんか、
あんまり趣味とかがあるわけでもなくて、
はい。
割と仕事いっぺんと
感じの生き方をしてきたんですけど、
うんうん。
そういう仕事以外に、
何か打ち込めるものを、
探そうかなっていうのは、
ちょっと思いましたね。
うーん。
そうなんですか。
そうか。
確かに、
仕事ばっかりですよね。
そうね。
他の何か打ち込めることか。
なんか、
笹本さんはあります?そういうのって。
あのー、
これそうなのかなって、
心当たりも、
あの、いくつかありますけど、
割とその、
仕事と、
プライベートとオンオフ、
切り替えない方なんですよね、私。
全部が繋がってる方が、
楽しいかなって。
うんうん。
そうですよね。
なので、それにストレスもあまり感じたこともないんですけど、
ただ、
確かに没頭する何かに、
まだ出会ってないだけなのかなって、
気もしてて、
もっと行動範囲広げた方がいいかなって、
今聞いてて思いました。
うん。
うんうんうん。
そうですね。
まあ、
そういう意味ではね、
行動範囲広げるとか、
コンフォートゾーンに行けるとか、
そういうところから、
ヒントがあるのかもしれないなって、
思いますよね。
確かに、そうですね。
なるほど。
あれですね、今度私のじゃあ、
推しとまでは行かないですけど、
好きな建築家とかがいたりするので、
1回好きになると、
私一途に好きなんですよ。
なので、
その人の話とか今度します。
いいですね。
聞きたいですね。
これが推しになるのかな?
わかんないですけど。
ということで、
そろそろ時間になるかなと思うんですけど、
すごい深い話でしたね。
そうですね。
いやー、
この話はね、すごい深い、
推し勝つの話からの、
行きづらさからの、
解放みたいな、
そういう深い話になって、
なんか、
このテーマだけでもっと、
たくさん話せそうな感じがしますけど。
ちなみにやじさん、
3泊4日で読み切ったってことですけど、
分厚さ何センチくらいですか?
私でも読めるかな?
何センチくらいだろう?
10センチくらいあるかな。
でも、
実際、紙で見ると、
すごい分厚いんで、
ちょっと、
KOされるんですけど、
でも、
各ページの文字のサイズは、
でかいんで、
ちっちゃくないんで、
僕は電子版で読んだんですけど、
思ったほど長く感じないし、
そもそも、
小説として面白いんで、
結構、読み進めるとあっという間に、
読み終わります。
あ、本当ですか?
そっか、ちょっと勇気を出して、
読んでみようかな。
はい。
読んでください。
ぜひ感想も聞かせてください。
感想もね。
わかりました。ありがとうございます。
ということで、ぜひみなさんから。
次回は建築の話ですかね。
あ、次回は、そうですね。
楽しみ。
はい、用意しておきます。
はい。
わかりました。
じゃあ、みなさんの感想やメッセージも、
ぜひ、この浅井涼さんの
インザチャーチ、
インザメガチャーチの
感想もお聞きしたいと
思います。
はい。
ありがとうございます。
それではまた、次回お会いしましょう。
はい。お会いしましょう。
40:08

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