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  2. #91 朝井リョウ「正欲」は読ん..
2021-06-15 24:37

#91 朝井リョウ「正欲」は読んだら元には戻れない

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3月に出版された朝井リョウさんの「正欲」を読んだので、感想を話しました。あらすじを紹介するのが難しいので、気になった方はぜひ読んでみてください。

https://www.shinchosha.co.jp/seiyoku/


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00:00
はい、りょかちです。
りっちゃです。
今回は、最近ちょっと読んだ本の話をしようかなと思ってるんですけど、
はい。
それがですね、なんか私、この本、別にりょかちにすすめられたとかでもなく、
なんか読みたいなって思って、
この前、たまたまちょっと本屋で見かけたから、
あ、こうなって買って、読んで読み終わったなって思ったら、
ちょうどその直後ぐらいに、りょかちも読んだって書いて、何かのSNSで書いて、
あの、逆にあれです、りっちゃさんの投稿を見て、
あ、これ買ったのに忘れてた。読もうと思って読みました。
あ、なんだ、そうだったんだ。すごいシンクロ率を発揮してしまったのかと思った。
最近シンクロ率高めですからね。
そうだよね。
いや、完全に私がインスパイアされて読みました。
でも買ってたんだ。
はーい。
それがですね、朝井リョウさんの正欲、正欲の正が、
正しい。
あの、立心弁の方じゃなくて正しいので、正欲っていう本なんですけど、
ちょっとね、なんか私も話題になってて、なんか周りで何人か読んでる人がいて、
で、なんか多様性とはみたいな話っていうのを聞いてたから、
朝井リョウ好きだし、多様性、うわー、ちょっと読まなきゃなー、でも重そうみたいなのを思ってて、
ちょっと最近、あの、余裕があったんで、それで読んだんですけど。
4人目の早稲田文庫ですね。
やべ、でもちょっと、あの、並べるの恐れ多いからやめて。
今んとこ早稲田文庫卒で、一番体制してるのは朝井リョウだから。
いやー、ほんとにすごい学部だ。
いやー、素晴らしいですよね、彼は。
たぶん1個したかな?だと思うんだけど、
まあ、全然直接知り合いなわけじゃないんですけど。
うん、いやー。
ちょっとね、コメントしづらい。
そうですね、あの、トピックに選んだはいいが、どこから切り取ろうかということは、すごく難しい作品ですね。
そう、ちょっと、あ、じゃあちょっとあらすじだけ1回読みます。
あらすじ読みますと、
ちょっとね、その、ホームページ、あの、サイト開いたんでそのまま読みますけど、
生き延びるために手を組みませんか?
息子が不登校になったケンジのヒロキ。
秘密を抱えながらショッピングモールで働くナツキ。
ナツキの中学の同級生だった吉道。
大学でミスコンを運営する八重子。
ダンスワークに所属し、八重子に思いを寄せられる大地。
人知れず生きづらさを抱える彼らの人生が、ある事件を軸にして重なり合う。
無自覚に張り巡らせる正しさの網目に、真正面から問いを突きつける一作。
という事になっておりますが、
ここにある通り、なんか5人ぐらい主要人物がいて、いろんな立場の人が、
なんか群像劇みたいになってるんだけど、
だんだんこう、いろんなところで絡まっていくっていうので、最後なんだけど、
そこから先はネタバレをしない限り、多分話せないと思うので、
確かに。
ネタバレ回にしますかね。
是非、読んでから聞いてください。
読まないよって人。
読んで、ネタバレしてから読んでも別に面白いっちゃ面白いとは思うんだけど、
読もうかなっていう人は是非。
私、結構1日半ぐらい力に読んじゃった。
私も2日半で読んで、
あと、私がオススメした、ゆかこちゃん、インスタグラム。
03:01
ゆかこちゃんもあげてた。あれはりょうかちゃんからのオススメだったんだ。
そう。もう1日で読んじゃったって言ってましたね。
そうなんですよ。
じゃあ、ここからネタバレありで言うと、
印象的なのは、一番最初に週刊誌の記事みたいなのが載ってるんだよね。
児童ポルノ事件みたいなやつの話があって、
それは、公園で男児たちを集めて、
その子たちに水をかけて、
その様子を動画とか写真とかに収めていた、
収めるということをしていた男性グループ3人が、
4人。
4人だっけ?3人じゃない?
3人だっけ?
3人だ気がする。
3人か。
3人で、奥さんも来る予定だったけど来なかったから、
そのパーティーっていうチームがいるんだけど、
そういうことをやっていた人たちが捕まったという週刊誌記事なんだけど、
彼らの手口はすごく用意周到で、
LINEで3人で話しているんだけど、
それぞれの絶対に公害しないとか、
データをすぐ削除するとか、そういうルールが決められてたみたいな、
その記事的には、
こんな児童ポルノの怪しい犯人が、
みんなの日常の近くに潜んでいる、危ない、気をつけろ、
みたいな感じの週刊誌記事があるんですよ。
最初それを読んで、
ああ、なるほどねって思っているんだけど、
その1冊丸ごと読んでいくと、
最初は児童ポルノ的な話かと思いきや、
そうじゃなくて、すごい特殊性癖みたいな思った人たちっていうのが、
何人かその中に出てきて、
それは別に世の中的には犯罪ではない。
悪いことはないんだけど、
ただすごい変わっているっていう、
特殊性癖を持つ人っていうのが、
すごい孤独感を持って生きているんだけど、
いろんな場所で、
YouTubeのコメント欄とかでお互い知ってたりとか、
出会ったりとかっていうのがあって、
変わるきっかけがあって、
現実界でもお互い出会ったりとかしていって、
出会った後に、
助け合いじゃないけど、
すごい少数な性癖なんだけど、
分かり合えたみたいな話があってからの、
救われたかなって思いきや、
最後に事件になってしまって、
逮捕されてしまって、
独語感めっちゃ悪いっていう小説かな。
ざっくりあらすじ。
そうですね。ありがとうございます。
こんな感じでしょうか。
はい。
最初読んだ時は私も、
これ児童ポロの話かと思ったら、
全然違う話でしたね。
コメント取材っていうのは、
多様性、つまりいろんな書評とかにも出てるんだけど、
みんな多様性を大事にしようとか、
本の中でも大学生で、
すごいやる気にあふれている大学生の、
イヤイヤ子ちゃんっていう子が出てきて、
06:01
そこはミスコンとかミスターコンとかやるのは、
本当にもう古いみたいな。
友達と一緒に、
今年の学生はダイバーシティフェスにするって言って、
ダイバーシティの企画をやったりすると。
特殊正義の子に、
あなたがもしゲイだったりとか、
別に女の子好きとかじゃなくても、
私はあなたのこと分かってあげるよみたいな。
あげるっていうかなんだろう、
私は分かるよみたいな。
私もすごいコンプレックスを抱えてるし、
寄り添わせてほしいみたいなこと言うんだけど、
でも、もっと特殊正義すぎて、
そういうのは絶対人には言えないみたいなと、
特殊チームは思っていて、
ダイバーシティ素晴らしいなんてみんな言うけど、
みんなが思って言ってるような、
褒めてるようなダイバーシティっていうのは、
世の中にいてもいいと思われてる、
みんなが知ってるようなレベルのダイバーシティだから、
そんなチヤホヤされるのであって、
個人の思考が法に触れるとか、
世の中の人に全然理解されない、
気持ち悪いとか思われるようなものだったら、
やっぱりすごい肩身狭く、
地下で生きていくしかない。
そんなダイバーシティ素晴らしいなんて言うんじゃねえよ、
みたいな感じなんだよね。
そうですよね、
社会批評というか、
この多様性素晴らしい、
私たちは多様性を大事にします。
死ないやつは老害、みたいな、
その姿勢を批評してるような感じ。
もっと多様性って、
自動ポルナも含めて、
性癖とかいろんな人がいるから、
そんな綺麗なものじゃないっしょっていうのと、
私たちはわかってるって姿勢がちょっと違うんじゃね、
みたいなのを社会批評したさっていうのね。
そういうとこめっちゃ最良っぽいなって感じ。
なぜそんなことを、
元映画会社社員のエリートが書けるんだろう。
本当に毎回不思議だけど。
いやー、なんだろうね、これ。
話そうと言っても怖いんだろうね。
それではあるんですけど。
なんか最後の、
本当にこれラストシーンかな、なんですけど、
ずっとコアな公園で遊んでた皆さんと、
同じ性癖を持ってるんじゃないかと言われていて、
過去に逮捕された人がいるんですけど、
その人がもう一度犯罪を起こしてしまうんですよね。
被物破損みたいな感じで。
そのダイバーシティフェスをやろうとしてた八重子ちゃんの友達で、
一緒にダイバーシティフェスをやった友達が、
この頭がおかしい人がやった犯罪の話っていう風にそれを表していて、
結局そのダイバーシティをやろうとしている人たちも、
その想像の外側にいる人たちのことを、
頭おかしいと理解せずに跳ねつけてしまうみたいなのが、
09:00
すごい印象的な最後の出来事なのかなと思いましたね。
今本当に自戒も込めてですけど、
やっぱり多様な人たちを受容できる世の中に向かっていけるようにしたいなって思ってはいるし、
そういう発信をしてるけど、
都合のいいように切り取っているんじゃないかっていうのを、
改めて考えさせられるっていうのは思いましたね。
この独語感の悪さっていうか、もやもや感みたいなのは、
自分が毎日言ってる一つの発言だったりとか、
ここで話すようなことでも、
やっぱり何かを傷つけてるとか、何かが正しくて、
何かはインとアウトを作ってるみたいな感じがするんだけど、
自分が思う普通の範囲の中で全てはやっていて、
でも確か見落としてることとか、無自覚に傷つけてることなんて、
すごいいっぱいあるんだろうなっていうことに、
気づかされてしまうから、
すごい気持ち悪いっていうか、
うーみたいな、読んだ後に何も言えない、
これ話そうと思うけど、何を話したらいいかわからないみたいな気持ちなんですけど、
でもそれって小説としては素晴らしいことだと思ってて、
大学の時から先生が確か言ってた気がするんだけど、
いい小説とは、読んだ前と後では、
もう同じように世界を見られない本のことだみたいな話が、
誰か有名な人が言ったと思うんだけど、
それだと小説としてはすごく小説らしい、
さすが最良10周年みたいな感じに思わせるから、
ぐぬぬみたいな気持ちになるやつでしたね。
しかも感想を言い切れないからこそ小説にする意味がある。
確かに小説っていう形をとっているのが、すごく意味がある作品だなって思う。
これで誰かを責める、
自分がシナリオとか勉強し始めたきっかけでもあるんですけど、
結局エッセイとかコラムって、誰かとか実際の事件を責めたりするしかない。
そっかそっか、なるほどね。
けど自分の理論に対してストーリーで聞かせるっていうのが、
やっぱり効果的というか素晴らしい作品だったと思いますね。
すごい形式的な話をすると。
でも最初、私も割と仕事がコミュニケーション系だったからっていうのもあるかもしれないけど、
ニュース読んだときに、どの立場からどうやって書かれてるかっていうのは結構考えるんですよ。
12:01
やっぱりこの本でも、さっき言った自動プロのニュースがよくできてるのは、
一番最初にその週刊誌っぽい記事を読んで、なんか気持ち悪いって思うような記事なんだけど、
書き方もちょっとゴシップ調だし、
でも一冊丸ごと読み終わってその記事読むと、全然違うように見える。
その裏にはどういう人がいて、なんでこうなったみたいなのって、
全然違う事実がそこに見えるっていう感じだから、
そう思って世に出てるニュースとか見ると、
結構最近特に思うんですけど、
これって向こうの立場から見たら全然こんな話じゃないはずみたいなこととか、
書き方によってそう思わされてる、煽られてるみたいなのってすごいいっぱいあるなと思ってて、
そういう見方を上手く示唆してくれるっていう意味では確かに、
メディアリテラシーを向上しましょうって言ったってわかんないじゃん、そんなの。
だからそれよりはすごくいい視点を作ろうとしてるのかもね。
あとはタイミングが素晴らしいですよね。
そうだね。
多様性というものが普及し始めようとしている中で、こういう本を出して。
これはすごくなんだろうな、
多様性ってやっぱり心地よくないものだと思うんですよ、基本的には。
それは色んな人にとってだけど、
やっぱり今ってジェンダーの話とかで、結構怒る人っているじゃん。
なんで女の人ばっかり、なんで女ばっかりこうやって、
例えばこの前イベント登壇が全員男だけで、女性一人もいないみたいなやつが、
あのツイッターでまたプチ萌えしてるやつを見まして、
それに対して今度は、この時代にこんな男だらけだけでイベントやる?みたいな声を上げた人がいる一方で、
そうすると今度逆に、男も女も普通にフラットに選んでるのに、
ここに女がいないっていうことを言うのはおかしいみたいな声だったり、
なんかすごいこうなんだろうな、
じゃあ女だけのイベントも世の中にあるのに、なんで男だけはダメなんですか?みたいな声が出てきたりするわけなんですよ。
今までそういう問題に無自覚でいられたってことは、それは既得権益に自分がいるっていうことなんですよね。
気にしないで生きてこれたから。
で、生きづらい人っていうのは生きづらさがあって、そうじゃない人は別に何も感じてなかった。
別に自分が今で恵まれてるなんて別に何を言われてないし、別に普通に思って空気のように生きてるだけなんだけど、
いやそれはあなたは無自覚に誰かを傷つけてるんですよって言われるようなこと。
で、あなたが席を譲りなさいみたいなことを言われたりするわけじゃない。
で、それって絶対心地悪いことで、すごくたぶんパッと言われたときは絶対ムッとするとか、
別に自分はそんなつもりなんかなかったしって絶対思うんだけど、
でもそれを超えない限り、たぶん今まで生きづらかった人が少しは生きやすくなるみたいなことって絶対起きない。
だから多様性って基本的にすごく大変だしすごい心地悪いものであるんだよなっていうのをすごい読んでて思います。
15:10
私もいつかノートに書こうと思いつつずっと書けてないんですけど、
多様性って誰もが堂々と主張できるものじゃないというか、
ウォーターフォール的に作れるものじゃないなと思ってて、
なんかこういうふうに多様性を考えたものを作ります。
どん!出しました!っていう作り方はできないなと思ってて、
結局それで、なんだろうな、要件漏れ?
あ、こういうケースもあったわみたいな。
PMの方はわかってくれると思うんですけど、
一旦出してみて、あ、こういうケースの漏れがあったな、
ずっと作り続けていくものだなって最近思ってて、
だからなんか一回出したものを批判しすぎて10-0の話にするのは違うし、
やっぱり一緒に議論して作り上げていくもので、
誰しもがやっぱ要件漏れ発生するよねっていう感じの姿勢の方が合ってるなっていうふうには思ったし、
この本を読んで、そういうのでさえきれいごとなんですよね。
そういうことを言われて、それ採用してもうちょっと作り変えますわ、
で済むようなことばかりじゃなくて、もっと大変だなという感じになりました。
この本の中にも、私は絶対対話すれば何でもわかり合えると思うんだよねっていう人と、
いやそんなんじゃわかんないんだよみたいな、絶対に俺は言えないからっていう大学生の男女も出てくるじゃん、その話に。
確かに対話を重ねていこうっていうのが私も基本的には、
自分が取り組んでいる上ではそれしかないかなと思うんだけど、
でも対話もできない、人にわかってもらえるなんて思えないみたいな答えのせいっていう話がこの本では出てくるんで、
またね、ムムムみたいな、じゃあどうすればええねんみたいな気持ちになるっていう後味の悪さがすごくいい本だと思う。
ねー、後味が悪い。
でもほんと切れ味の鋭いセリフがすごく多いよね。
心当たりっていうことが多いですね。
そうね、いる、ありそう、いる、みたいな。
なんか、会社の先輩とかね。
会社、その特殊性的な人が働いている会社がすごくなんだろうな、
会社の話すごく思ったんだよな。
結構ベタベタした球体とした会社なんだよね。
お互いの家族の家。
お互いの家族同士で遊んだり。
結構飲み行ったりとかよくするから、
18:01
逆にそこに全然属してなくて、会社の人と何も会ってなかった、
最終的に逮捕されちゃった、
主人公じゃないや、なんか登場人物の人は、
なんか捕まった後に検察とかの取り調べで、
会社の人が参考人で聞かれるんだけど、
いやあいつほんと会社の集まりにも顔出さないし、
昔から怪しいと思ってたんですよ、みたいな。
めちゃめちゃ言われるっていうのが。
確かにその、なんだろう、
私は結構プライベートと会社がほとんど一緒のような職場がすごく多かった。
会社友達イコール休みの日も遊んだりするみたいな。
確かにでもこれがやっぱり重苦しいとか、
言いづらい人ってすごいいっぱいいるだろうなと思って、
なんか完全にこうプライベートを分けて、
はっきりやれる方が全然楽だっていう人の方がむしろ多いのかなとか、
あの辺は思った。
なるほど。
なんかちょっと話変わるんですけど、
52Hzのクジラたちって本を最近読んですよね。
ああ、読んでない。あれ本屋大将かなんか、
撮ったやつ。
それもね、ちょっと違うんですけど、
息づらさの話なんですよね。
だから、やっぱり今、
こんだけ多様性と言われているけど、
それってこのままで解決できるの?みたいな、
そういう問いが小説の中にあるんだなって考えるきっかけっていうのが、
小説にあるんだなっていうのがすごく面白かったです。
確かにね。
小説でしか書けないことっていうのは確かにすごく、
さっきりょうがちが言った通り多そうだね。
現実の話だとさ、本当に難しいというか、
今だったら大阪なおみのさ、
記者会見ボイコットみたいな話とか、
一個一個毎週のように何かしらいっぱいニュース出てきて、
それについて思うことがあっても、
それを言うことによって誰か傷つくかもしれないしとか、
なんだろうなと思うと、
結構コメントしづらいなと思うんだけど、
そういうときに小説、フィクションであることの意味って、
すごい確かにありそう。
確かに今はそういうフィクションが、
世の中に求められてるっていうふうに思いましたね。
確かに。いや、さいりょう恐ろしいわ。
さいりょうさん、どうしてそんなことを書けるの?
何者とかもすごい、
あの就活の話とか、
キリシャン部活辞めるっていうとか、
この時代を、時代感をすごいうまく捉えつつ、
若者の考えみたいなのも入れつつ、
問題提起も入れつつ、話としても面白いみたいな、
バランス感が良すぎていつも怖い。
何者好きな人はきっと好き。
同じように薄ら寒くなれる作品です。
そうだね。なんかすごい冷めてるよね。
当時の、なんだろうな、
21:02
就活をSNSやいろんなことを使って頑張っている人は、
悪くはないんだけど、ちょっとなーっていう薄ら寒さが、
今、多様性を叫んでいる人たちの薄ら寒さとして、
描かれているような気がする。
でも一方で、さっき言った会社の先輩の全く理解のなさとか、
もう一つ、田舎のイオンみたいなところで働く人たちとか、
それに付随する地元の人たちとか、
いろんな人が描かれているので、
さらに厚みが深まっていてすごいな。
そうだね。でもこれ完全にターゲットは私たちぐらいかなって思ってて、
やっぱりダイバーシティなんか全然まだわかんないというよりは、
ダイバーシティとか考えてるし、
勉強したりとか活動したりとか具体的に、
ある程度してるような人にほど刺さる気がしてて、
世界の広さを知るみたいな。
やっぱダイバーシティフェスって言って盛り上がってるけど、
それなのか?みたいな問いがすごい上手い。
リベラルというか。
リベラルという人に読んでほしい。
球体派の人というより、球体派って言う言葉はよくないですけど、
多様性をやっていくのに賛成みたいな人ほど読んでほしいという感じですね。
めっちゃわかる。
これの本を読むと、リッチュさんがさっきおっしゃったように、
多分多様性に対しての世界の見方が変わる気がするんで、
今の時代のマストリードかなと。
そうだね。
でも本当にお勧めできる本だなとは思う。
こういうものを話すと、
いつもツイッターで反応とかをいただくのがすごく嬉しいので、
読んだって人いたらぜひ教えてもらっていいかも。
かなりコメント難易度高いと思うんですけど。
これとあと、いい本だなってすごい思うので、
小説という意味でさっき言ったように。
こういう本、おすすめってあれば知りたいかも。
確かに。
私そんなに小説詳しくないと思うので、
推ししてくれる人がいたらぜひ教えてほしいですね。
確かに。
これ確か独語、コンビニ人間結構似てるっていうのが、
書評家なんかで後で読んで確かになって思って、
全然違う、多様性というよりはだけど、
社会の中の人とはちょっと違うものに執着だったり愛だったり、
決められたところで動くことがすごく心地いいみたいな、
っていうちょっと不思議なところを描いてると思うんだけど、
コンビニ人間もすごい好きなんですけど、
24:02
読も。
それをめっちゃおすすめ。
しかもコンビニ人間は結構英訳されてもそれなりに売れてるっていう、
確かにこれ日本でこの小説を書いて、
海外で読まれることにすごい意味があるなって思った。
へー、気になる。
コンビニって日本にしかないじゃん、あんなコンビニは。
だからすごい、なるほどなみたいな、面白いなって思ったんで、
ぜひ読んでください。
読んでみます。
おすすめの本がある人はぜひ教えてもらえたら嬉しいです。
はい。
じゃあ今回はこの辺で終わりたいと思います。
24:37

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