2025-12-10 19:40

#26「値段の書いていないお寿司屋さん」

■話していること

テレビは見ますか?/NHKが年々おもしろいです/NHKへの受信料は書籍代に近いです/民放はそんなにですね/値段の書いていないお寿司屋さん/「時価」と書いている寿司屋さん/覚悟の話/相手を信用できるか/オーダーメイドに支払うのは怖い/とあるAI系企業の社長にコンサルティングを頼まれた話/このスキルに一ヶ月いくら払うのか/覚悟の「100万円」/発注側にも持ってほしい「覚悟」/信用は、築くのに3年、崩すのに3日


■番組について

中小企業経営に長年携わってきた「ほぼ70のおっちゃん」川田が、「ほぼ30のフリーランス」駒井へ、経営にまつわる60個の話をあれこれ送る、老若混合型ビジネス系ポッドキャスト番組。


■出演者

川田隆司(ナンバー2道場 代表)

駒井 涼(KOMA ひとり代理店)


■ナンバー2道場について

川田が主宰する経営塾「ナンバー2道場」の詳細は、

公式WEBサイトをご覧ください。

noteでも道場の内容をダイジェストでお届けしています。


▼公式WEBサイト

https://number2-dojo.com/

▼note

https://note.com/number2_kawata


■ナンバー2道場 開催イベント

道場では、誰でも参加ができるオープンデーなどを随時開催中!

はじめましての方もお気軽にお越しください。


▼イベント情報はこちら

https://number2-dojo.com/event

サマリー

このエピソードでは、値段の書いていないお寿司屋の怖さと経営の信頼性について議論されています。具体的には、値段が不明な寿司屋での体験やビジネスにおける取引の信頼の重要性が取り上げられています。また、ビジネスにおける覚悟や信頼の重要性についても語られています。特に、自分の投資に見合った結果を出すための心意気や価格に対する考え方が中心テーマとなっています。

テレビとNHKの話
みなさん、こんにちは。フリーランスデザイナーのこまいです。
はい、ナンバー2道場代表の川田です。
ナンバー2道場ポッドキャスト、この番組は、中小企業経営に長年携わってきた川田隆司ちゃんが、
経営にまつわる60個の話をあれこれ本音でお届けするポッドキャスト番組です。よろしくお願いします。
はい、お願いいたします。
川田さん、テレビとか見ます?
テレビね、あんまり最近見ないですね。
見ないですか?
はい。
僕はもうめちゃくちゃテレビっ子で、そんなになんかもう昔ほどは見なくなったんですけど、
テレビっ子と言いつつ、NHKが一番お世話になってて、
なんかこう受信料も払い、
年のせいって言ったらだいぶ年行ったように聞こえちゃうんですけど、
NHKが年々面白いんですよ。
へー、そうなんや。
知らんことをちゃんと面白く、
今、無印良品でこれがどうのこうのとかじゃなくて、
もっと学問的な面白さとか、
もっとドキュメンタリー的な面白さとかが見れて、
最近NHKの受信料は書籍大に近いなという感覚があって、
忙しい人はテレビなんか見る暇ないよって言うけど、
NHK見ていろいろ知っとくも大事ちゃうんかなとか。
そういう面で言うとすごい根打ち悪いですね。
そうなんですよ。
別に民放はそんなに面白くないんですけど、
NHKは僕めちゃくちゃ推してます。
その感覚はすごいわかりますわ。
いろいろ見聞きできる面白い番組みたいなのは。
民放は本当に見なくなりましたね。
そうなんですよね。
夜の7時から11時までの番組とかは、
どれもあんまり面白くないです。
似たようなことばかり。
そうやね。
犬猫か衝撃映像か、お得な何かか大食いかみたいな。
あと24時のパトカーがどうやらとかね。
そうそうそう。
別にどっちでもええな。
どっちでもええ。
ドキュメンタリーと言いは言いつつも、
全然そっちの方が面白いんで。
やっぱり経営のスキルみたいなのも大事ですけど、
そういう素養じゃないけど、
いろんなこと知ってるのも面白いなと思いつつでした。
いいと思いますよ。
みなさんも見てみてください。
受信料払いましょう。
というわけで、今回のテーマに参りましょう。
値段の書いていないお寿司屋の怖さ
No.2道場60の経典より本日のテーマは、
その26、値段の書いていないお寿司屋さん。
怖いですね。
なかなか怖いですね。
怖いですねというのは、値段の書いていないお寿司屋さんほど怖いものはないですよ。
ないですね。
これは、でも経営の話だと思ってますが、
そうですね。
これはどういう話ですか。
実際、こまちゃんは直とかいうとこ行ったことある?
連れて行ってもらったことはあります。
なるほどね。
なかなか一元産では入りにくいよね。
そんな雰囲気ですね。
だから勢い余ってバッとね。
例えば、彼女を連れてましたと。
バッと入ったと。
壁見たら直。
直って書いてたらまだ優しい方ぐらいの。
何にもないとかね。
何にもないとかね。
あの時はヒーッと思いますよね。
だから寿司には何種類かあって、
買い店寿司、回らない寿司、値段の書いてない寿司っていうね。
値段の書いてない寿司って怖いじゃないですか。
怖い怖い怖い。
ただね、ネットとかで見て、すげー美味しかったと。
まあ値段はそこそこいっちゃったけどね、みたいな口コピーと。
ありますね。
そこそこってどれぐらい?
あんたの懐事情知らんがなっていう。
それでひょっとしたら資産100億円の人かもしれんから。
その人がそこそこって言ったら大変やねん。
これね、僕いっつも言う覚悟の話とすごい近いものがあって。
例えば美味しいお寿司を食べるんだと。
で、このお店は信頼あるとこだと。
創業何年とかだったら信頼あると。
実績もあると。
ただ値段は書いてないと。
で、いくらすんのって聞いてもわからない。
実際自分で行かないとわからない。
その時にお寿司屋に入ります。
入って、きゅうり巻きか。
覚悟が決まってないな。
7日対象、お任せで。
決まってるね。
でも財布の中にね、ここはやっぱり高いからなと思って思い切って5万円入れている。
5万円で本当の一流って足りひんかもねーとかね。
怖いな、お寿司十何貫で5万。
あるからね、めちゃくちゃ高いとこって。
なんか噂には聞きますけど、緊張して味せえへんのちゃうかと思う。
例えば財布の中に100万円限金入れてたと。絶対足りると。
めっちゃ高いと言っても十何万。
まあ言ってもそれぐらいだろうと。
その時にそれを信頼して、じゃあお願い、注文すると。
お任せで。
お任せでとか。
そういう寿司屋さんってね。
じゃあ次々出しますから、いいというとこでもういいよと。
ストップだよと。
言ってもらったら止めますよと。
そんなシステム。
怖いよー。
怖いなー。
ただその時に大事なのが、信頼できるかどうかですわ。
コンサルの重要性
お寿司屋さんを。
そう。
例えばビジネスでも取引の時に、なんか一つ商品を買おうとするじゃないですか。
今この商品はない。
例えば機械屋さんやったら、この機械をうちで購入しますと。
分かりました。全額前振り込みでお願いしますと。
それどう?
嫌やなー機械がどんなんかあんま分からんのに、さっき100万200万って。
投資じゃなくて投機に近い感じがしますね。
でも仕事上はその機械がいるとするじゃないですか。
欲しいと。
でも100万円ですと。
まあ一旦払うっていう覚悟がいるんか。
そう。
できたらね、その機械が届いて、調子見て、ああよかったですと言って、
締め支払いとかね、月末締めの翌月末払い、これでいいですかと。
試してみて、よかったら払いたいと。
その機械さんはね、いやうちはそんなじゃないですと。
注文した、契約した時点で全額100%お支払いをしてもらって、
そこから作り始めるオーダーメイドですからねと。
なるほど、オーダーメイドか。
家具とかもねありますけど。
その時に払うのって怖くないですか?
めっちゃ怖いです。
ですね。
めちゃくちゃ怖い。
数万の家電製品でさえ怖いもん。
ですね。
でね、その時に相手のことが信頼できるかどうかですよね。
これが覚悟なんですよね。
確かにね。
つい最近というか、数ヶ月前なんですけども、
ある一人のAIを成り割としている社長がいてるわけですね。
社長でお友達何人かとやってましたと。
中でごちゃごちゃって売上も上がってきた。
調子ええねん。
だけど中でごちゃごちゃになって、タモと分かつような状況になったと。
だから急に売上がやばいことになったと。
まあまあまあ、そんなことになると。
その時に彼がね、30代半ばですけども、
川田さん、コンサルに入ってくれませんかと。
ピンチですと。大ピンチですと。
で、川田さんに教えてもらったら、
売上とかビジネスが理解できると思うんで、コンサル入ってくださいってやったわけ。
僕はどう答えたと思います?
多分今このシーンにおいては、川田さん寿司屋なんですよ。
寿司屋です、その通りです。
自家のコンサルです。
じゃあもういいねでみたいな話になってきますよね、今の話って。
ですよね。
その時に、僕は彼にテーブルを挟んで喋ってたんですけど、
私は今からトイレに行ってくると。
ちょっとゆっくり行くから、多分10分ぐらいしないと帰ってこないと思いますと。
だいぶお腹壊してますね、きっとね。
私はタバコは吸いませんけど、お茶の一服も飲んで10分ぐらいしたら帰ってくるから。
その時言ったのが、あなたは私を1ヶ月いくらで買い取るんですかと。
私の能力をいくらと判定するのか教えてくださいね。
私はこの席を離れますと。
めっちゃ笑い話で、笑いながら聞いてるけど、そのご本人からしたらもうきれい。
ピッキーン。
私はその場所を離れて、プラプラとお茶を飲みながらトイレに行き、ゆっくりし、
10分ぐらいしたら帰ってきたわけですよ。
その彼はどんな状況だったと思います?
僕はその人のことを考えて置き換えたら、すごい汗が出て、頭フル回転して何円と言っても不正解な気がするってなりそう。
おっしゃる通り。歯を食いしばって、目が血走って、ううううってなってますよ。
だってね、そもそも会社が大変な状況だっていう中でのさらにそれですもんね。
そんなにそんなにお金にごっつい余裕があるわけではないと。
で、その資金繰りをどうしていこうかと。
年内これまずかったら、やることになると会社がこけちゃうと。
手持ちの資金はこれだけだと。
でもコンサルお願いしたいと。
で、しかもいくらか言うてくれへんと。
時価ですと。
しかも時価もあなたのいいねで結構ですと。
うわっ、気がきつい。
で、一回入札していただいて、最低入札価格に届かない場合はこのオークションはなしねと。
そこ当てにいかなあかんなあ。
という言葉を残して彼に考えさせました。
そんなにね、一人二人でやってるちっちゃい会社やからそんな大きい金額出せないじゃないですか。
で、言いました。戻って。
さ、いくらにしよう。
いくら払うのというよりも僕が言い方としてね。
俺のこの才能スキルを君は1ヶ月いくらで買い取るんやと。
決めてと。
その時の彼の答えがね。
もう本当に皮食いしばってね。
めちばしに歩いたんがね。
分かりました。月100万でお願いしますって言ってたんですよ。
びっくりしません?
僕は、こんな言い方したらめっちゃ失礼ですけど。
そんなには払わんでよくないって。
それは河童さんがとかじゃなくて。
そんなにコンサルに払わんでよくない。そもそもその規模なんだったらって思います。
ですよね。
ビジネスにおける覚悟
で、僕びっくりしたわけですよ。
まあ覚悟決めたっていうかね。
それは思いますね。
分かったと。お前の覚悟は分かったと。
お前今何も持ってねえと。
聞いたら、僕に100万なんか払うと。
3ヶ月後には資金ショットするぞって。
絶対そうですよね。
本気かと思ったら、俺それもらうでと。
次100万もらうでって言った時に。
はい、必ず払いますと。
ほんまかと。ほんまです。
ほんまに次100ずついくぜと。
大丈夫だと。大丈夫です。
お前それで来年までいけるのかって聞いたら。
いいえ。
もしこの時に母さんをコンサル入ってもらえなかったら、
所詮あと半年や、そこらで資金ショットする危険があるから、
それやったら思い切って払えるもんだぜいっぱいまで払うぜ。
寿命が半分になったとしても、後悔したくないですと。
すごい。
かっこいいでしょ。
で、何度も念をしたんです。
ほんまに100もらうでって言ったら、必ず払いますと。
嘘つくようなやつじゃないから。
その時に何かというと、今さっきの寿司屋と一緒ですよ。
ほんまにおいしい寿司やったら、いい値で払うからと一緒だよね。
例えば寿司一貫が10万円おいても払いますということと一緒で、
よし、そんだけの覚悟があるんやったらやるわと。
実際そんなにはもらえませんよ、もちろん。
常識的に。
ほっとした。
非常にプライスダウンをして。
よかったですね。
非常に非常に非常にプライスダウンをして。
3回言いましたね。
でもやっぱりね、僕が何を受け取ったかというと覚悟なんですよ。
だからこんだけ払うからこれしてくださいとか、
こんだけのことしてもらったらこんだけ払います。
前回も言ったかな。
20万の給料だったら20万分働くっていう奴は伸びひんわけですよ。
もう10万にして返そうっていう。
つまり100万払ってでもっていう心意気。
実際の金額はもちろん少なくてしかもらえませんけど、
でもその彼の払った100万、分かった。
100万の利益分を働いたろうと。
出したろうと。
心強い。
で人脈とかいっぱいフル活動してやるよと。
でも大事なことは君が言った心を決めたっていうところは、
すでに100万分の値打ちがあると。
俺はその100万分受け取ったと一緒に。
だからやるよって。
これが何度も言うその覚悟。
だからみんなはこれだけもらえるんやったらこれだけする。
信用と投資
これだけしてくれんやったらこれだけ払う。
機会も分かれへんやったら来てから払う。
っていうことで、覚悟決まってない人は結局伸びひんわけですよ。
今の規模じゃないですけど、
僕は受注側かな。
発注を受けてデザインとか作る方なんですが、
デザイナーの立場であんまこういう媒体で大きい声で言わないんですけど、
発注側の人には覚悟を持ってほしいなとはよく思うことがあります。
金額とかもそれなりに出すときもあるし、
それを合わせるときもあるんですけど、
覚悟を持ってください。
僕は何でも嫌じゃないから、
一緒に作るっていう覚悟を持って発注してくださいって思うときはあります。
だよね。
ポッドキャスト企画も組んでもらって、
僕がコマちゃんに対して、
はい、信用しました。請求、はい、どうぞ。
1000円負けて、2000円負けてって言ってないじゃん。
言ってなかった。ポンと決まった。
つまりそれも信用ある人からのつなぎ。
だから、この人が信用してつないでくれた人は信用する。
この人が言ってきた価格は適正であると決めるんですよ。
だから言うとしたら、いいの作ってねと。
お金のことはゴタゴタ言わないから、いいの作ってね、お願いね、よろしくねっていうノリですよね。
めっちゃやりやすい。やりやすいし、それで気抜けるんじゃなくて、
いい意味で伸び伸びとしやすくなりますね、受注側からすると。
だからね、やっぱり言ってあるんですよ。そうやって僕がフリーにね、
いいよ、任せるよって言うときに、気の抜ける人もやっぱりいてるんですよ。
いやー、うん。えー、じゃあ僕はOKって言ってたし、何とでも言ったれーみたいな。
そうそう。
何出しても大丈夫やって思う人もいるでしょうね。
その代わり、2回目じゃないですよ。
あーそう、そうなんね。だから信用っていうのはそこでね、
ちゃんと、その先の20万円に対して10倍でみたいな話ですよね。
そこ返すか解散かで次があるからな。
ビジネスの常識として、信用を築くのに3年かかる。
でも壊すのには3日で十分。
うわー、あぶねー。肝に銘じるのあぶねー。
だから思い切って、信用すべきは信用する。任せるもんは任せる。
でもあかんかったときは、ビジネスやから無慈悲に切る。
いや、ほんまにそうですね。普通に発注側から考えたら、
それを修復するのに、そんなにまだ信頼ないやつ、3年も待ってられないですよね。
そうです。
明日がどうだって話だから。
だからやっぱりすべては覚悟。覚悟を決めたときに風景も変わる。
目から鱗が落ちる。あれに繋がるわけですよ。
そうですね。ここ数回を聞いていただけたらちょっと繋がってくるかなと。
繋がります。すべてです。
ありがとうございます。
はい、ありがとうございました。
今回のテーマ、その26。値段の書いていないお寿司屋さん。いかがでしたでしょうか。
最初、このタイトル聞いたときにこんな話とは想像もつかなかったんですけど、
もう風に落ちました。まさにそうですね。
そうですね。
ビジネスなんかどれも、価格表あるやつもありますけど、そうじゃないほうが多いわけですから、
覚悟を持って頑張っていきたいと思います。
ここからコマちゃんもビジネスをどんどん伸ばしていただいて、
私の関わりがあってよかったと言っていただいて、
伸びたときには僕を値段の書いていないお寿司屋に連れて行ってね。
変な落ち着いた。タイトルの回収の仕方そこか。
僕は連れて行ってもらいます。連れて行ってもらってからにしましょう。
わかりました。
というわけで、No.2道場は京都で開催している経営塾です。
定期的にイベントも開催していますので、ご興味ご関心のある方はぜひ一度ご参加ください。
また、No.2道場はノートも配信しています。
こちらも併せてどうぞ。
詳しくは番組概要欄に記載しているウェブサイトからご確認ください。
というわけで、以上No.2道場ポッドキャストでした。
また次回お会いしましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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