2025-12-17 19:35

#27「人生観が変わるとき」

■話していること

標準語の丁寧な言葉を知らない駒井/大阪弁で喋るとビジネスがうまくいかない/「090」でばれます/「人生観が変わるとき」/ネガティブきっかけで人生が変わった/3回の“臨死体験”/高校時代に日本海で/溺れてパニックに/死にかもと思ったときにどう感じるか/二回目は会社を飛ばしたとき/三回目は65歳でお腹を痛めたとき/大腸がん検診がおもしろそうと思って/腸を占領する“ガン”/全人麻酔はおもしろい(らしい)/業界用語で“ワープ”と言う/霊安室かと思った/ナースコールになんとか手を伸ばしたが/ここでやっと人生の大切さを感じたので続きは次回


■番組について

中小企業経営に長年携わってきた「ほぼ70のおっちゃん」川田が、「ほぼ30のフリーランス」駒井へ、経営にまつわる60個の話をあれこれ送る、老若混合型ビジネス系ポッドキャスト番組。


■出演者

川田隆司(ナンバー2道場 代表)

駒井 涼(KOMA ひとり代理店)


■ナンバー2道場について

川田が主宰する経営塾「ナンバー2道場」の詳細は、

公式WEBサイトをご覧ください。

noteでも道場の内容をダイジェストでお届けしています。


▼公式WEBサイト

https://number2-dojo.com/

▼note

https://note.com/number2_kawata


■ナンバー2道場 開催イベント

道場では、誰でも参加ができるオープンデーなどを随時開催中!

はじめましての方もお気軽にお越しください。


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サマリー

今回のエピソードでは、人生観が変わる瞬間について語られています。特に、臨死体験やネガティブな出来事がどのように人の視点を変えるのか、具体的な体験を交えて考察されています。手術や入院を経験したことで、人生観が大きく変わった様子が語られています。痛みや恐れを感じながら、死や生の意味について深く考えることになり、次回にはその変化の詳細が語られる予定です。

ポッドキャストの始まり
みなさん、こんにちは。フリーランスデザイナーのコマイです。
はい、ナンバー2道場代表の川田です。
ナンバー2道場ポッドキャスト、この番組は、中小企業経営に長年携わってきた川田のおっちゃんが、経営にまつわる60個の話を、あれこれ本音でお届けするポッドキャスト番組です。よろしくお願いします。
はい、お願いいたします。
今収録前に、コマちゃん声がいいねと言っていただきまして、
なんかその、アナウンサーってすごいよねみたいな話はしてましたけど、
僕、こういうポッドキャストだとか、ちょっと司会するとか、人前でプレゼンするとか、
丁寧に話さなあかんときに限って、めっちゃ関西弁出るんですよ。
そうだね。
強めの。
いいよ〜。
だから、逆にその標準語の丁寧な言葉を習ってなくて、
あーわかるわ〜。
なんで、そういうので前出たら、別に東京でそんなんすることないですけど、
周りにね、関西以外の方が視聴者的にいらっしゃったら、その後に、関西弁すごいですねみたいな。
あーわかるわ、それ。
いや、ね、母さんも多分登壇すること多いんじゃないですか?
熱が入ると関西弁やし、ただね、過去の仕事で言うと、全国回るじゃないですか、
静岡あたり、下はね、上は新潟の下あたり。
その南北ね。
あのあたりで線を引くと、
大阪分のとこね。
そのあたりを超えると、大阪弁で喋るとね、ビジネスがうまくいかないんですよ。
えっ、そのビジネスの良し悪しに関わってくる?
大阪とかの人は、商売がね、ずるいみたいなイメージがあるみたいで。
商売根性とかね、なんかずる賢いイメージがつくのかしら。
だから東京とか行ったときに、そこの社員さん集めて商品説明とかする場合があるんですけど、できるだけ標準語に近いように喋るんですよ。
で、一番バレるのが、最後に電話番号をお知らせします。
090。
確かにな。え、もう正しい発音わからんな。
そう。
090って言ってもらいますもんね。
なんかね、イントネーションがないんですよ、標準語の人って。
フラットなんですよね。
090。
ね、090とか、昔だったら大阪06とか入れましたもんね。
そうそう。
それでね、全部ダメになりましたね。
人生観が変わる瞬間
ダメになりました?
この人大阪やなって。
大阪やなって。
厳しいな。今やそういう時代かどうか分かりませんけど。
かといって、標準語にしていくつもりはさらさらございませんので。
いいっすよ。
このままいきたいと思います。
というわけで、本日のテーマに参りましょう。
No.2道場60の経典より、本日のテーマは、
その27、人生観が変わるとき。
ほら、なんか重たい。
重たい?
ヘビーですね。
ヘビーなタイトルですね。
もしかしたらこれは、映画見てとか、
こういう人に会ってみたいなポジティブなことも全然あり得ると思うんですが、
これは今日はどういうお話でしょうか?
はい、もうネガティブの塊ですな。
せっかくちょっとポジティブで振ったのに。
ネガティブ?
ネガティブきっかけで人生観が変わった。
そうですそうです。
どういうネガティブですか?
人生に変わる瞬間というか、
よく臨時体験をしたら変わるとか言うじゃないですか。
よくって言うか、そういうのはテレビでも聞きますね。
僕ね、人生で3回臨時体験してるんですよ。
え?ちょっとちょっと。
さすがにほぼ70のおっちゃんやとは言うね。
多いでしょ。
多いんですよ。
3回?
そのたんびに、あれ人生って何回なと思うシーンがあって、
具体的に言うと初回は高校2年生のときなんですよ。
そんな早いときに。
それは皆さんお友達と夏に海水浴行こうぜと日本海の方行ったわけですよ。
みんなで楽しく泳いでたと。
太平洋側というのは遠浅。
日本海側というのは結構いきなり深く岩場とかで。
そうですね。
高校時分なので元気よく遊び回っていました。
ある岩場からみんなが順番に飛び込んでたんですね。
当然僕も順番に来たらパーンと飛び込もうったときに、
今までみんな普通に飛び込んでいたのに、
かなり大きめの波が来たときに飛び込んじゃったんですよ。
あららら、タイミング悪かった。
飛び込んだ瞬間に大きな波がちょうど来ていて引く瞬間。
引いていく瞬間。
そのときって、コバちゃん溺れた経験ってある?
溺れかけて、わー怖いってなったことあるんですけど。
その程度。
これね、海で溺れる引き波っていうかな。
溺れるときってね、沖へ連れ去られるんじゃなくって、
斜め下に引きずり込まれるんですよ。
なるほどね。下側にもね。
45度の角度で下に入っていく。
うわ、怖い。
今ごめんなさいね、水苦手な人とかそういうのいるかもしれないけど、
怖いですね。
そこに入った瞬間にずぼーっと奥底の方へ引きずり込まれて、
普通このときってパニックになるじゃないですか。
なるなる。
で、上を見上げると5メートルか10メートルかわからないですけど、
そこに海面が見えてるけど、
でも全然届かないと。
波ですんで、一旦引き込まれて次また前行くじゃないですか。
今度最初に飛び込んだ岩場側にぶーっと押し戻される。
今度は斜め上に戻されるんですよ。
そういう流れになるんだ。
で、そのときに、あ、なんて綺麗なんだって思うんですよ。
綺麗なんだ。
海の様子とかね。
中から見た。
岩場とか海藻が揺れてるシーンだとか。
それどころじゃないでしょ。
だから極限を超えた瞬間に精神状態が変わるっていうかな。
綺麗なあ、あ、こういうことなんや。
いや、ちょっと想像でするな。
で、次もう一回引っ張り込まれて。
斜め下に。
斜め下で。
で、もう一回前行ったときに前に結構大きな岩が海底にあったりする。
で、これ岩にぶつかるなと思ったときに、
向こう辺りをガツンと岩にぶつけていててと。
で、困ったなと。
で、次もう一度引きずり込まれて。
結構これでもうどうなの。
15秒から30秒かかってるのかな。
で、あれこれ俺死ぬかもねと思ったんですよ。
そのタイミングで。
あーこれまずいな。
でもね、そう待とうってよく言うんじゃないですか。
よいます。
その感じで、人ってこんな感じで死ぬんやなーって冷静に思ってたんですよ。
ちょっと時間がゆっくり流れるような感じで。
で、まずいよなー。
まずいよなー。
次に持って行ったときに、斜め上に持って行かれたときに、ちょうど水面までちょっとギリギリやけどポンと顔出たんですよ。
そのときに上は大騒ぎで、川畑奈美に触らられたーってやったんですよ。
で、えらいこっちゃいったときに、そのわずかなタイミングで、友達の安本くんっていうのがいてるんですけど、その子が浮き輪を持って投げる準備をしてくれたんですよ。
で、僕が上に上がった瞬間に、パンと投げたのが見事に首にあの輪投げの状態で届いて。
ナイス安本くん。
で、それを掴んで、1秒取り止めたんですよ。
危なかったー。
ただね、そこで大事なのは、死ぬ瞬間ってこういうことねって理解したことなんですよ。
はいはい、それはそうですよね。死ぬ瞬間に立ち会ってるから、こんな感じかっていう理解は川畑さんはする。
あ、こんな感じなんやーって。後で考えて震えましたよ。
いやね、そうですよ。
その時は、あーそうなんやーぐらい。
うーん、あんな感じかー。
で、死ぬってこういうことねって体感的に理解したのが1回目。
病院での経験
高校2年生。
で、2回目は、前回もお話ししましたけど、46歳で会社を飛ばしちゃったとき。
ええええ。
何千万という借金、もうどうしようもない。
で、友達の保険屋さん呼んで、自殺してお金チャレンジしたいと。
っていう話されてましたね。
あの時は心が一旦もう死んでるんですね。
物理的には臨時体験ではないんだけど、死を覚悟して。
気持ちとしてはね。
まあ保険が出るんやったらもうそれにしようって決めてたんで、それ2回目。
で、3回目が、もう彼は4年前なんですけど、65歳のとき。
お腹痛いなー思って病院行ったんですよ。
お腹って胃で。
胃がね。
胃がずーっと痛かったよね。
うん、キリキリする。
で、なんかね、胃酸を抑える薬とかをね、1ヶ月飲んだりとか。
ああ、やりますね。
なんかね、いろんな薬飲んだりしてやったんですけど、どうにも収まらんと。
で、そのときに、一緒のね、職場のなるちゃんという人がいてまして、
病院行ったほうがいいっすよと。
何を言ってんのに大丈夫だよって病院行ったほうがいいっすよと。
で、延々と言われてて、もういかに、絶対おかしいという話で、まあええわと思ってます。
で、そんだけ言うてくれるんで、行ったんですよ。
消火器なんとか系かなっていうところに。
だから口から、あ、違う、鼻からか、入れて、胃カメラ入れて。
だから、中をのぞいたら、昔ちょっと十二指腸回余やった系があるかなとかね。
でも大丈夫ですよって言われてたんですよ。
あら。
あら、なんやろ、なんでこんなに痛かったんやろって。
で、また2週間後に、もう一遍来てくださいと言われたかな。
で、そのときに受付で、受付のお姉さんにお金払おうとしてるときに、
横にテレビがあったんですよ。
はい。
で、モニターで病院の紹介してるときに、大腸がん検査の映像が流れてた。
あー、ありますね、そういうの。
で、お尻からむにむに棒というか、マイクロスコープみたいなの入れて。
はいはい、大腸検査。
そう、やってますと。面白そうやったと。
面白そう。
お尻からこんな入れて、どんなことなんやろって。
ニュルニュルしてんのかなとか言って。
痛そうとかじゃなくて。
で、その受付の方に、こんなんできるんすか?って聞いて、あ、できますよと。
だから母さん、2週間後か1週間後に、なんかもう一遍来なあかんから、
そのとき予約取りましょうか?って。
手術と入院の経験
やってみたい、好奇心ですわ。やってみたい。
珍しい。
痛くないですか?痛くないと。
ニュルニュルっとするから痛くない。
って言って、1週間後かな、検査に行って。
で、それこそお尻からファイバーみたいなの入れて。
で、入り口からちょっと入れた瞬間に、患者も映像を見れるんですよ。
僕の腸の中にね、きのこみたいなやつがね、腸を半分以上占領してるのが。
何それ。
7個も8個もガバガバって積み重なってるんですよ。きのこの頭みたいな。
一目見た瞬間に、あ、これがんやなと。
もうかかさんでも分かった?
あ、そうです。もう腸の半分ぐらい、こぼこぼしたね。きのこみたいなのが。
だから、お医者さんが非常に冷静な声で、あ、がんですねって言ってたんですよ。
そう、冷静な。
で、僕も、ですよねって。
いやいやいや、それどころちゃうよ。
いや、その時は、あ、そうですよね。
でも、その10秒、20秒経った瞬間に、え、これまずいレベルよねって思ったんですよ。
いや、そうでしょう、そうでしょう。
で、先生が、これはちょっと町の院やったんで、うちではできませんと。
で、総合病院、大学病院みたいなの紹介するんで、すぐそっち行ってくださいと。
で、行ったと。
で、そこからまた精密検査をして、手術をしましょうっていうことになったんですけど、
結論から言うと、ある程度の早期発見の一番後ろぐらい。
おー、ギリギリ。
早期ではないんやけど、命までは取られへんでしょうね、ぐらいのところ。
手遅れではないよと。
でも、わからないじゃないですか、あと手遅れだって多分言えへんやろから、ひょっとしたらこれ手遅れなの?
ちょっと甘めに言ってたかもしれないと。
で、いざ手術の時に、朝の10時から手術って言われたんですよ。
で、全身麻酔で手術しましたと。
こうちゃん、全身麻酔って経験ある?
ないですね。
面白いよ。
面白い、先生のばっかりやる。
なんかね、静脈注射。静脈に液体を入れるんですけど、
母さんわかりますか、今から数字数えますからね、5を数えますからねって、
1、2、3ぐらいで落ちてるんですよ。
ドラマで見たことある、そのまんまや。
マジで落ちるんですね。
で、それから実はね、僕8時間かかったらしいんですよ。
夕方の4時ぐらいに、ふわふわふわって麻酔が目が覚めた時に、
でもその間は完全意識飛んでるんで、時間がないんですよ、感覚が。
僕がうつらっとした時に、麻酔、まだ効いてませんみたいなこと言うんですよ。
実は手術は終わってるけど、本人としては意識がないんで、早く手術してくださいよみたいな。
一瞬目閉じただけかなっていう感覚。
これ病気の人の間でワープって言うんですけど。
嫌な業界用語。
実際8時間かかって。
手術自体は本人意識不明なんでわからないんですけど、実はその後が大変で、
目が覚めた、そこから集中治療室入れられたんかな。
そこでドタバタと看護さんとかいるのが始まって、音は聞こえるんだけど、もう顔とか動かない。
天井見てるんだ。
そこからまた別の部屋に移されるんですよ。
また意識が飛んじゃってて、今度目が覚めた時に薄暗い部屋に一人で寝かされてたんですよ。
それが黄色の電球。白の蛍光電池じゃなくて黄色っぽいオレンジの電球が1個ついて。
その時、あれ?これ霊案室?って思ったんですよ。
今目の前に本人いるから笑ってるけど。
マジでね、あれ?これ霊案室?俺死んだの?って思ったんですよ。
その辺の記憶が断片的すぎて。
でもなんとなくいろんなチューブが体つながれてる。
チューブつながれてる、変な話だけど下半身に液体がいっぱい流れてるんですよ。ダラダラダラ流れて。
でどうなったよ。でもこれは生きてるんかなと思って。
病院やったらナースコールがあるってこと。本人思い出したんですよ。
ナースコールのボタンが枕元にあるんやけど、それに手が届かないんですよ。
手が動かない。全身が。
頭で思ってても動かない。
なんとかちょっと動かしてナースコールまでやってボタンを押せたんですよ。
だーれも来ないんですよ。
なんで?
これね、後でダイバーとかから聞いたんですよ。
普通の入院になってから3日ぐらい。
すいません、コロナで人員が配置が変わってて。
こわ。
ほったらかしだった。
でその時に何時間も、夜?多分夜なんですけど何時間も黄色い電気を天井見上げながら体が一つも動かない。
でも麻酔が切れてきた。全身めちゃめちゃ痛い。切ってるからね。痛い。
でその時に何時間も見ながら、天井見ながら、今度はまた人が死ぬ瞬間っていうか、今度は瞬間じゃなくて死んでいくプロセスってこんな感じなんやなと。
その道中というか、サンズの川を渡ってるわ今みたいな。
そう。死ぬ時ってこんな感じで人が死んでいくんやなって時に、あ、これやっぱりちゃんと生きなあかんなって思ったんだけど。
やっとここにいたんですよね。
そう。だいぶ時間経ちましたね。
ずっと人生観が変わったね、変わる時って変わった時の話をしてほしいけど、そこでやっと。
人生観の変化
ごめんなさい、多分パート2にならないかな、またいつもの。
前振りがここで。
いかにそういうことがあると人が変わっていくかっていうのをね、次のタイミングでちょっとお話しさせてもらおうかなと。
そうですね、これだけの経験をされてきて、それをもってどういう人生観からどういう人生観に変わったのかということですね。
結構長い前振り、これめっちゃ大事な前振りやったんで。
本来は20分では収まらん話ですから、これはちょっとパート2といきましょうか。
人がこういう体験をしたらどう変わるかっていうのを次のパート2でぜひともお伝えしたいと思います。
というわけで本日のテーマ、人生観が変わる時いかがでしたでしょうか。
本当に変わる時の話でどうなるかは次ですね。
パート2ですね。
じゃあパート2というかちょっとタイトルも考えつつ、こんなお話でございました。
というわけでNo.2道場は京都で開催している経営塾です。定期的にイベントも開催していますので、ご興味ご関心のある方はぜひ一度ご参加ください。
またNo.2道場はノートも配信しています。こちらも併せてどうぞ。
詳しくは番組概要欄に記載しているウェブサイトからご確認ください。
というわけで以上、No.2道場ポッドキャストでした。また次回お会いしましょう。ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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