というわけで、ちょっと雑談もほどほどに今回のテーマに参りましょう。
No.2道場60の経典より本日のテーマは、
その23、倒産したらどうなるのかパート3。
なんかその、60の話って言ってんのに途中で、やっぱ1個増やそうみたいな感じになってるのが、
これどこまで行くんや。これ下手したらパート45とかになってしまうんちゃうかとは思いますけれども。
パート3。
前回パート1では、自殺で保険金まで考えてた。
で、その後、ちょっとこう、蒸発じゃないけど、もう沸点まで行って、後でも慣れとなったみたいな。
で、その後、とはいえ、今川畑さんがこうやって人にお伝えするような塾もやりつつ、
道場もやりつつ、お仕事もなさってた。
ここまでピンピン元気でいると。
どうやったらこの倒産の苦しい中を間抜かれたの?
間抜かれたというか、抜け出せたの?っていうお話だと思うので。
そうですね。
まあ、46で奈落の底へ落ちまして、
そこからね、結局50歳の時に最終の機会名か、コマイさんっていうところに行ったんですけど。
ゲストにも来ていただきました、コマイさん。
その4年間、46から50になるまでの4年間がもう、まあまあ人生の中で最大にしんどかったですね。
そっか、そこが一番しんどかったのか。
それより前ももっとしんどかったでしょうけど、また違う種類のしんどさですかね。
46歳で倒産させました。
そうか、倒産した後か。
自分は社会的には敗者、もう負けの人。
その4年間って、前もちょっとポートキャストの話しましたけど、
昨日まで社長って呼ばれたのが、朝の6時から5時半に起きて、
くどかなんか行って100円のバーガー1個だけ食おうって、あとお水だけ飲んで1日過ごそうとかね。
つらいなあ。
自分の子供よりも、もっと若い子に、あるせえこれせえって言われて。
とかね、まさにヒアトイ労働みたいなこともしたりとか。
まあね、そらなりですね。
まあね、いい勉強になりましたわ。
そうですか、まあつらい中でも勉強にはなった。
後で振り返ればね。
これで言うときたいのは、リアルのしんどいときは長いよって。
長く感じるよなあ、しんどい時間って。
ただね、これも言うときたいんですけど、やらかして失敗してヘロヘロなった経験は、
人生の最後の方に、人生がうまくいってれば、
もうとてもとても面白い良い話、鉄板の笑いネタにできる。
まさにそれがあってのこのポッドキャストですから、
人のためになりつつも、笑い話にできると。確かにそうだわ。
結局その4年間、ヒアトイ労働のような怪しい仕事をしながらとか。
詳しくは聞かんときます。
もうこれね、コンプレテキュアアウト!
アウトなんや。
言わんときましょう、言わんときましょう。
東京、神奈川、東北、山形やないてずーっとね、流れていってるわけですよ。
ちょっと興味本位なんですけど、
自分で山形に行って職を探そうとしたのか、
そのヒアトイ労働を当ててくれるところに、
じゃあお前は明日から山形行けって言われるのかどっちなんですか?
これはね、昔の友達の人から人へのつてですわ。
じゃあ、例えば東京で働いてて、そろそろ期限も終わるとかの時に、
知り合い山形で人探してるから行っといでみたいなことですか?
お電話入れて、そっち行きたいな、来てちょうだいと。
なるほどね、それでテンテンとされてたんですね。
そうですね。
映画で言うと風天の虎さん状態。
よく言うよね。
生まれた地獄のような4年間。
その時お金がない、借金が追いかけてくる、自分は社会的敗者である。
1日の労働がめちゃめちゃきついわけですよ。
しんどそう、しかもそんな50近いのに。
これはリアルですけども、悪夢って見たことあります?夢。
うなされて起きた。
もう階段から落ちるくらいしかないです。
なんかね、悪夢ってすごい怖い夢を見て、
バケモンに追いかけられてとか、ゾンビみたいに追いかけられて、
うわーってパッと目が覚めると、
あー夢だったーってホッとするじゃないですか。
これが逆転するんですよ。
逆転?
つまり寝てる間は意識がないじゃないですか。
落ちぶれた自分とはさよならできる時間です。
逆転してんなー。
現実の方が悪夢?
そう、だから朝起きた瞬間に汚いお部屋の天井をパッと見ると、
何してるの?って思った時に、
あ、そうか、こうやって流れ流れて、
こんな汚いアパートの一室に掘り込まれて、
汚い作業機能が寝てて、
これが現実なんやと。
現実を受け入れる朝が一番しのぐ。
しんどいなー、逆転してんなー。
だから起きた瞬間が悪夢のスタート。
なるほど、そういう4年間って話ですね。
でもね、そこもやっぱり必要やった。
ということですね、後で振り返ればね。
その経験も。
前方がいいけど今となっては必要やった。
そうですね。
できたらもう少しライトテイストな経験の方がいいですね。
そうですね。
ちょっとスーパーヘビー級なんで、
これはちょっとしんどいですね。
なんやかんや言いながら4年間、
うろちょろうろちょろしながらやってました。
という感じで。
で、その孫悟空感情とかあるじゃないですか。
例えば、20万の給料もらうんやったら20万分だけ働こうとか。
ボーナス少ないからその分ぐらいにしとこうとか。
で、僕にしたらもう後がないんですよね。
考えとしては、20万の給料もらうんやったら会社に200万、自分の10倍の利益をあげたい。
もうそこまで来るとその考え方になるんですね。
変な調整が入らない。
もう常に超全力。
その孫悟空感情とかもう置いといて。
置いといて。
はいはいはい。そうなるんだ。
そうやろうと。
はい。
って思って、その前後の話があるんですけど、
前言った50歳、結構体もガタッと来るんですよ。
そうでしょう。
で、弁説行ったのが10月か。
で、採用なったのが11月の頭から。
一生懸命行くわけですけど、会社までがある程度自宅から距離があったんですよ。
ハローワークからは近かったんやけど。
しまった。
自宅からはそこそこあるぞと。
確かに。それちゃんと見とかな。
で、僕山の上の方に住んどったんで、バスとか電車で乗り継ぐとえらい時間かかるんですよ。
はいはい。
ちょっと不便なとこやったんで。
これはどうしたらええか。
で、自転車で一回チャレンジしてみたんですよ。
僕山の上やったんで、行きしスムース。
帰り時刻。
そうですね。
怖かんと。
で、中古の50ccの原チャリ。
原チャリバイクですね。
もうなけなしのお金をはたいて原チャリを一台買って、それで通勤しようとした。
一生懸命プルプルプルっと。
でもね、2月とかね、もう鬼のように寒いんですよね。
いやいや、しかも山やし。
そうです。
はい。
で、走ってる時に思うのは、50歳になった自分が。
はい。
まあ言ったら40歳そこそこの時には、まあ車主は言いませんけど立派な大きな車乗ってました。
はいはい。
窓の中でフィルム貼って黒毛にしながら、やばいぞみたいなね。
これはこれは。
これはこれはもうね。
はい。
ブイブイブイって言わせてたのが、50歳になって原チャリ乗ってプルプル走ってると。
たまに車からブーっと邪魔やって怒らされると。
なんでこんなみじめなことしてんのかなって思った時あったんですよ。
はい、思っちゃいますよね。
情けないなと。
まあ一時栄光を見てるから、この没落した自分が耐えられない。
で、まあその4年間の地獄から考えたらまだマシやなと。
でね、えっと多分3月ぐらいやったんですけど、こう堤防、普通の道を行くとね遠回りになるんで、堤防があるんですよ。
堤防の上をね、ショートカットしていくというかね。
堤防の上走っていくと、ほんまあそこ走ってええのかどうか微妙なやつなんですけど。
一番コンプラあかんやつや。
ここ行こうと。
まあまあ1キロかぐらいは堤防をずっと上を走っていくわけですよ。
で、近道やと。
で走ってる時に、腹決めてやらなきゃよなと思いながら走ってる。
すると、2月の終わりか3月ぐらいで、まだ緑がくすんでるんですね芝生が。
ああまだね、その時期やったら。
で、ずっと走ってる時に、とにかく自分の腹の中で、俺は死ぬつもりでやる、死ぬ気でやる、ここで骨埋めると。
で、この狛江さんという人を絶対押し上げる。
それで自分の中で、お前それは嘘はないかって自分に説いたんですよね。
で、自分の中で、よしやると。
これ死んでもかめへん、命けつてまでやるぞって決まった瞬間に、これはね、オカルトとかスピ系の話に聞こえるかもしれませんけど、
目の見てる風景あるじゃないですか、くすんだ緑。
それから上から下にね、シャッターがバシャンって一回降りてるんですよ。
一回降りる。
一回降りて、降りて、その時どうなったかっていうと、すっごい鮮やかな緑になってるんですよ。
バシャンって下がって上がって、鮮やかな緑に。
前にあった擦りガラスがスポンと落ちて、ものすごい鮮やかな風景見えたんですよ。
その時に、目から鱗落ちるってホンマなんやと。
で、そっからね、腹くくってやってからは、結構何でもかんでも上手い風に流れていくんですよ。
やっぱ気持ちって大事やな。
そう。だからね、決意じゃなくて覚悟を決めるんですよ。
決意じゃなくて覚悟。
決意っていうのは、例えばコマちゃんがね、この今やってる仕事伸ばしていくぞ、絶対やるんだっていうのは決意。
で、覚悟っていうのは、これで死んでも後悔せえへんぞと。
しかも社会のためとか人のためとか、いわゆる自利、自分のためじゃなくてリター。