おお、長さが1メートル。
1メートル。それしか使っちゃダメよと。
しかもそのお箸は上の方しか持てない構造になっていると。
で、そのご飯を食べようとすると、1メートルの長さのお箸でご飯をつまもうとすると、手の長さから考えて無理なんですよね。
そうですね。今何とか想像つきました。目の前のお茶碗を1メートルではようやく使えないと。
使えないと。
これね、どうすべきなのかというと、答えだけ簡単に言っちゃうと、自分の向かい側に座っている人のご飯をつまんで、それを相手の口に入れてあげると。
すると相手も今度は自分の置いてある前のご飯をつまんで私の口に入れてもらうと。
これが何か分かりますか?っていうような誤説っぽいですね。
はいはい。なんか今そこまで聞いて、聞いたことあるなとなりました。
でもね、この有名な話なんですけど、これ自体が先ほど言っている循環の思想とか、お送りの思想と全く一緒なんですよ。
確かに確かに。
これはね、答え今言いましたから簡単なんですよ。話を聞くと、それはそうですよねと。話はできる、理解できる、頭では。
今僕そこです。
じゃああなたは現実社会でそれができますか?
さあ、実を伴うかということですね。
何回前から言いましたけど、おばあちゃんの満員電車の話。あれと一緒で、頭で分かっていることと行動は別なんですね、人って。
どうなると、自分自身ができないこと、これをすればいい?社会のためにやればいい?人のためにやればいい?
分かるけど、俺が今お腹減っているから、俺を先に食べさせろ。いやいや、相手も減っている。相手も自分を食べさせてほしい。いや、俺が先や。お前が先や。いつまでもできない。
で、第二はガシ死んじゃうと。お腹がずっと減るから。
地獄に落とされたような人たちは、駆け引き的な感覚になってますよね、きっと。
今俺が食べさせたとて、ほんまにあいつ、もしかしたら箸使わんと自分の分食うでもあるんちゃうか、みたいな。
そう思ってしまいますね。たぶん地獄に落ちているか、自分が地獄か天国か知りませんが、
ちょっとはそれを余儀って、なんかあげるねーとかって思ってても、ほんまにあげるかはちょっと怪しいかもしれない。
個人セッションの中で相談に来る方とかにこの話をした。例えば、よく言う会社の上司とそれが合わない、同僚とそれが合わない。
って思ったときに、相手が悪い、相手の国語が悪いっていうスタートにすると、今で言うとご飯を先にあげないわけですね。
あげへんなー、あいつ悪いって知ってるっていう人に、あーんしたくないなー。
でもよく手を離したら楽になるよっていうのは同じことで、相手が悪いっていう領域から一歩表出るんですね。
向こうには向こうの事情があったんかしらと。それはそれでいいやんと。先にご飯食べますかと相手に与える。
で、ひょっとしたら相手はそのまま、あーごちそうさんいっていなくなるかもしれません。じゃあそれでええやんと。
ええやんの心がいるのか。
でもひょっとしたらそれは自分の心が生み出した妄想かも、幻想かもしれない。向こうだってそうしてくれたら嬉しいからって、そうしてくれる可能性もあったのに、
あいつはきっとしてくれないから俺もしてやらない!っていう負の連鎖ですよね。
負の循環の方か。
これはね、素直な気持ちっていうかね、謙虚にあったりとか素直であったりとかっていうところが欠け落ちてるとそうなるんですよね。
なりそうやなあ。なりそう。
これは結局受け入れるとか、手を離すとかってよく似てるんですけど、例えばこういうことで悩んでいます。
じゃあこうすれば。例えばアドバイスをするじゃないですか。それはね、やってみたんですけどね。
じゃあこんな方法は、それはあまりやりたくないですよねと。
もう耳痛い人いっぱいいるんちゃうかな。俺もそうやるし、なんかやってみたんですけどとかって言ってもらうもんな。
結構多いんで、これね本人がそれを自分の特性として言ってることに知らない場合が多いんですよ。ただただ会話をしてるだけ。
無意識でもうさらっと言ってるだけ。
なのに相手の提案とかを否定してる。否定の癖のある人がいる。
多そう、多そう。
そういう人は居酒屋で見てもみんな離れますけどね結局は。
確かにな、面白くないもんな。そういう人と喋ってても。
だからその否定癖があることをどうやって気が付かすとか。
例えばですね、悪気がないからいいのかっていう話ですね。
じゃあ一緒に誰かゴルフ行きましたと。
まあ普段は仲いいけども、なんかそういうこと言う癖のある人が居てるじゃないですか。
じゃあパチンと打ちましたと。
悪気はないんですよ。
あかんあかんあかんあかん。
打った本人が一番あかんってわかってるからそれいらないよね。
言わんでいいやん。
でも社会生活ではわざわざそんなこと言わないですよね。
相手とのトラブルが嫌だから。
なんでそんなこと言うねんと心の中で思うけども、
そのことをわざわざ言うことのメリットはないと。
そうですね。
で、前も言いましたけど愛の裏側は無関心。
その人が大切な友達だと思うんであれば、
これはちょっと言いにくいから言うけど、
俺が失敗したときにあかんあかんってそれいらんよねと。
気分悪いと。
俺だったらいいけども、自分そのくせ方法でやっとったら友達おらへんなんでと。
それを抑えする。
今さっきの上と下で手を伸ばして手をつかむってあるじゃないですか。
はい、前回の話のグライダーの話でありました。
それと一緒で、それを言ってもらえる人間性かどうかが大事なんです。
言ってもらえるような人間か。
そう。
そうやな。
だからうっかり言ってしまってる心の癖。
悪気はないと。
彼は悪気はないけども、これをやってると彼の損だよね。
でも大事な友達やから。
これは勇気を持って、愛を持ってお伝えしようと。
そうすると、その中で2つのバージョンがあるんですよ。
え、俺そんなの言うた?
例えば、下手やったから下手。あかんからあかんと思ったんだけど。
って言う人もいるし、
あ、そういうこと言うてたか。
無意識やったわと。
無意識してなくてパッと言ってしまったらごめんなと。
もっといいのは、要はそれ言いにくいの言うてくれてありがとうって。
この3つの反応で、次からそいつに扱い変わるわけですよ。
そうですね。最後の一言が難しいな。
素直さは必要なんだろうなって聞きながらずっと思ってて、
素直な人だからこそ、ある種裏を返しても天然のを含めて、
素直だから、あかんと言ってしまう。
けど言われても、あそっかごめんって言える素直さ。
プラス音の言ってくれてありがとうってかなり難しいですね。
超ハイレベルですよね。
めちゃくちゃ難しい。
ということは逆なことが起きたとき自分ができるかですよ。
そうですね。そこも考えなあかんですね。
例えばこまちゃんが若いときに、高校ぐらいでしょうかな。
好きな女の子ができたと。初めてのデート。
うわー、えいこちゃんとデートができるわーい!って行きました。
会いました。
えいこちゃん、今日どこ行く?って言ったときに、
うん、私遊園地がいいわって言ったんやけど、
その口からとてもきつい口臭がしたとします。
うわー、歯磨いてないの?みたいな。
そのときに、「それ言えますか?」って言ったんですよ。
あー、めちゃくちゃリアルな。
その話だけで初デートってなったら言えへんなあ。
ですよね。
言えないなあ。
ここは我慢しちゃおう。
一、自分の人生の中長期に見たときには、その愛情のほうが大事。
人を思いやる心のほうが大事。
だから先に与えるっていうの?
循環の思想っていうのは、ギブ、最初に自分が与える。
それからじゃないと始まらない。
与えた結果、「もう!」って怒られたらすみません。
与え存ですよね。与え存を恐れないこと。
そこはかなり練習がいるし、自分の中での犠牲がいるというか。
だからそれを恐れない。
いつも同情勢に言うんですけど、人生で野球を知ってる人だけにしか言いませんけど、
3割バッターってすごいんですよね。
打率3割ってよく言う気がいますけど。
10回たって3回ヒットを打てる人はすごいと。
じゃあそれ以外の7回はどうしてるのと。
結局三振したりファール打ったりとかでアウトになってるわけじゃないですか。
人生をそのレベルで考えろよと。
人と出会う。みんな良い人だと思うなよと。
自分がどんどん奉仕したとする。
でも7人くらいはアカンやつかもしれんよと。
そのマインド大事やな。
3割なんか大当たりやでと。
だからいろんなセミナーとか人に会うとか恐れずに行きなさいよ。
今行ったセミナーしょうもなかったからもう行けへんねん。
じゃなくて人を変わるじゃん。
主催者変わるじゃん。恐れんと行きな。
そうですね。
だからその話でいくと、僕も比較的行く方ではあるんですけど、
なんかこう、いろんな、全然1回行ったやつが身内すぎて嫌やったえーん。
だからもう行かへんっていう友達がこの前いて。
確かにそれ聞いた時に、身内っぽいのは俺もめちゃくちゃ嫌やーって。
要はその7人に入るやつやなと今の話でいくと。
でも別にそういう交流会みたいなんていうのはいくらでも他にあるから、
そこで3人を見つけれたらいいんじゃないのってことですね。
初っ端の相手に先に与えるってあったじゃないですか。ご飯ね。
一緒なんですよ。恐れずに先に提供する。
全部が繋がってるんですよ。循環、ギブに。
先にご飯与えた。あー美味しかったよって。
いなくなるかもしれないけど、それが嫌やからってその行動せえへんかったら始まらんと。
そうですね。自分が食えへんくなるから。地獄において。
だからそれを恐れずにギブしなさいよ。自分から動きなさいよ。
それが循環だよ。100%帰ってくるなと思うなよと。
そのマインド大事やな。
自分にも言い聞かせつつですけど、やっぱり失敗が怖いからやらないことの方が。
過去回でもお話いただいてるような、思いか思いやりか。
要はやるかやらんかみたいな。
やらない理由っていうのが失敗を想像しちゃうというか。
やっぱりやっといたほうが結果良いほどの方が多そうですね。
そりゃそう。超有名な言葉ですけど、死ぬ時に後悔するのはやらなかったこと。
やって失敗したことは、やっちまったって笑い話なんですけど、やらなかったことは本当の後悔になるんでね。
だって、やったから川田さんの訳のわからん世論との話がいっぱいあるわけで。
それも別に、当時は失敗やったかもしれんけど、笑い話にして教訓みたいなことになるわけですもんね。
年数が経って笑える話は良い話ですから。
本当にそう。僕もそれは、自分の失敗談は人への笑い話っていうのをすごく思ってて。
最高ですよ。
それはすごい大事だなと個人的にも思います。
はい、というわけで本日のテーマその5、地獄の食卓にはとても長い橋が置いてある。いかがでしたでしょうか。
面白かったですね。
はい。
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というわけで以上、ナンバー2道場ポッドキャストでした。また次回お会いしましょう。ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。