2025-06-25 16:28

その2『かき氷屋で高校生をバイトのバイトとして使う』

■エピソードのあらすじ

その1に続き、川田のおっちゃんはまだ与論島から出ていません。与論島で始まったバイト生活。そこにやってきた高校生たちとのやりとりから学んだ、経営の原点についてのお話です。後半に出てくる昭和のカラーテレビの話が駒井は大好きです。


■話していること

与論島でバイトをはじめた/高校生のお客さんが来た/ギターを教える代わりに/自分の時間が増える/人に動いてもらうことで/喫茶店のインベーダーゲームって/ビジネスは広く浅く/どうすればお金は回るのか/歯医者の北村くん「緑色のガス!」/金のないのは首のないのと同じ

■番組について

中小企業経営に長年携わってきた「ほぼ70のおっちゃん」川田が、「ほぼ30のフリーランス」駒井へ、経営にまつわる60個の話をあれこれ送る、老若混合型ビジネス系ポッドキャスト番組。


■出演者

川田隆司(ナンバー2道場 代表)

駒井 涼(KOMA ひとり代理店)


■ナンバー2道場について

川田が主宰する経営塾「ナンバー2道場」の詳細は、

公式WEBサイトをご覧ください。

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▼公式WEBサイト

https://number2-dojo.com/

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■ナンバー2道場 開催イベント

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はじめましての方もお気軽にお越しください。


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サマリー

高校生がかき氷屋でアルバイトを始め、独自の工夫で働き方を見出しています。彼は、ギターを教える代わりに高校生にアルバイトをさせるアイデアを考え出し、その結果、自分の時間を有効活用する方法を発見しています。このエピソードでは、高校生をかき氷屋でバイトとして活用する方法が語られており、経営に関する原体験や外注としてのフリーランスの考え方にも触れています。

00:01
皆さん、こんにちは。フリーランスデザイナーのこまいです。
はい、こんにちは。ナンバー2道場の代表、河童です。
ナンバー2道場ポッドキャスト、この番組は、中小企業経営に長年携わってきたほぼ70である河童のおっちゃんが、
ほぼ30であるフリーランスの私、こまいへ、経営にまつわる60個の話を、
あれこれ本音で、時にコンプライアンスの道をそれつつも送る老若今後方ビジネス系ポッドキャスト番組です。
未来を担う次世代の経営者、フリーランス、経営者を支えるナンバー2、
マネジメントに携わる企業内若手リーダーなどなど、少しでも経営に関心のある皆さんに気軽にお聞きいただければと思います。
河童さん、よろしくお願いします。
はい、お願いいたします。
第2回目でございますが、なんかすごい話でしたね、第1回目も。
どこがナンバー2なのか、どこが経営なのか。
これなかなか60回、60回聞いてやっと完成ってことですね。
もう言葉のジグソーパズルって呼んでください。
70のおっちゃんの半世紀前の話から始まってますから。
いやーね、そんな感じで第2回も始めていこうと思います。よろしくお願いします。
はい、それでは今回のテーマに参りましょう。
ナンバー2道場60の経典より本日のテーマは、
かき氷屋でのアルバイト
その2、かき氷屋で高校生をバイトのバイトとして使う。
なんかまたちょっと経典にはふさわしくないタイトルですね。
なんですか、かき氷屋で高校生をバイトのバイトとして使う。
どういうことですか、これは。
これまだ私、世論党から出てないんですけど。
出てないんですね。
まだね。
じゃあ、世論党でのバイトの話。
そうです。
ついにバイトを始めた。
だから結局、食堂でのご飯もらいと、海岸でのナンパからのご飯もらい。
これはご飯は食べれるんですけど、
例えば、清涼飲料水買って飲みたいなとか、コーヒー飲みたいな時にお金ないんですね。
これ、多少何ら収益をあげることをしないと。
まあ、いりますね。
いろんなところでほぼ行ってると、お好み焼き屋さんでバイトがあったんで、やろうと。
もう一つはかき氷屋さんでバイトもあったんで、これもいいなと。
あと路上、ほぼ路上なんですけども、海にある貝とかを採掘して、イヤリングだとか何とかを作って売ろうと。
バイトがあったんで。
いろいろあんねんな。
どれかやっていこうと思って、どれもこれもいいなと思ったけど、
かき氷屋が一番効率が良さそうだったんで、応募しました。
なるほど。
めでたく採用と。
おめでとうございます。
日長、朝の10時から9時くらいから、夕方の5時から6時くらいまで、かき氷をシャッシャカシャッシャカ作ったわけですよ。
ずっと回すわけですね、手で。
お客さん、レモンですか?いちごですか?とか聞きながら、カシャカシャカシャカシャやってるわけですよ。
一生懸命働くんで、あの当時で1日どれくらいやったのな?1000円やったのか、1500円やったのか。
1日やってそれか。でもそんなもんですよね。
そんなもんだったですね。
ご飯というか、ちょっと食料もあったんで、食べても良さげな感じだったんで。
それもあるんで。
その当時の相場がそんなもんやったんですね。何千円もらえるとかって話じゃなかったので。
一生懸命やってました。
ただね、あれこれって俺1日かき氷やってる場合じゃないんじゃない?と、世論まで来て。
まあ、お袋にはね、俺の男の道を探るんだ。だから俺は旅に出るって言ってるのに、かき氷やってる場合じゃない。
お母もびっくり。
って考えたんですよ。これは何とかして時間作れないかなと。
ギター教室の設立
ちょうど夏休みやったのかな、世論の高校生たちがかき氷食べに来るんですよ。
当時私ね、今もなんですけど、ギターがすごく好きで、そこそこ上手いんですよ。
で、ギター置いてたんで、高校生たちが、あれギター弾けますか?って言うから、弾けるよって目の前でバッと弾いて。
あまりいろんなね、文化が使ってないんで、私のギターテクニックが彼らを魅了したわけですよ。すごいなと。
で、教えて欲しいから、教えて欲しいと。いいよと。正しい条件があると。
あら、なんか香ばしいな。
なんですか?って聞くから、俺は朝10時やったら、お前10時過ぎに来いと。
で、君はかき氷を買いてくださいと。
お客さんからその時は500円とか300円とかをもらいなさいと。
そのお金をここの料金の箱に入れなさいと。
暑いだろうから君はかき氷をいくら食べてもいいよと。
で、それをやってくれるなら、夕方俺は帰ってくるから、その時にギターを教えるから仲間同士で来なさいと。
それ聞いて高校生はどういうリアクションになったんですか?
いや、トラッキーみたいな。
ギターを習えるならば。
そう、しかもかき氷食べ放題。
最高ですね、高校生からしたら、まあ確かに。
その辺ね、お菓子もちょっとちょろちょろあったんで、お菓子も食べていいと。
夕方帰ってくるから。天主のEOM。
私は何をしたかというと、
何してたんですか?
お好み焼きにバイト行ったりとか。
ダブルワーク?
ダブルワークって言うのか?
お好み焼き屋もありましたし、ホテルを作る工事行ったりとか、いろいろあるんですよ。
そこにどんどん応募していくと。
で、夕方には帰ってくる。
5000円売り上げあげましたよ。
よーでかしたでかした。
じゃあギター教室ねと。
で、思ったのが、あれ?
自分で働くよりも人を上手に使った方がお金になるんじゃないの?
時間もダブルで使えるしと。
これがだから基本なんですよ。
まあじゃあそうですよね。
全部笑いで飛ばしちゃおうかなと思ったけど、だんだんそんな気がしてきました。
確かに。
となると自分の時間が2つ使える。
お金も入る。
だから大阪へ帰ってからビジネスをやる。
ビジネスの原点
最終的には自分で起業するんですけど、それの原点がまたここにあったわけですわ。
なるほどな。
条件をつけたりなんかして、自分の体は1個しかない。
時間も自分の分しかない。
そうです。
人にお願いしてやってもらうことでいろんなことができる。
そうです。
もっと言うなら、そこはかき氷屋しかしませんでしたけど、もっと言うならお好み焼けでも同じことをすれば、2つ3つと体がね。
体はどこにいるんだ。
夜だけ就勤に回ると。
就勤。
でも報酬さえあれば、モランタリティーじゃなくてね。
そうですそうです。
だからね、その時はそんな意識してなかったんですけど、あれ?人に動いてもらうことがビジネスの原点じゃないの?ということに気がついたんです、そこで。
それって、もうそのタイミングで気づいたもんなんですか?それともなんかちょっと、もう少し例えば3年4年経って、そういえばあの時のあれあれだったなぁみたいな。
もうその時点で、これ使えるなと。
これ絶対使えるよねって。
早い、弱いいくつですかその時に。
19。
早っ。
だからどこで何に対して同じものを見てもピンとくるかっていう。
そこも大事やな。
気づくかどうかっていう。
ちょっと話はずれるんですけど、その後大阪へ帰ってから大昔ですけども、喫茶店にインベーダーゲームっていうのがあったんですよ。
よく昔の昭和堂のコーナーで見ますね。
皆さんコーヒー飲みながら100円玉を1回100円なんで、1000円分とか2000円分100円玉を積んで、そっちでやられたらすぐ100円玉追加ってやってるんですよ。
僕の友達とかはインベーダーゲームしようぜってやってるんですけど、僕も何回かはしたんですけど、これってこの代、買った方が儲かるんじゃねって思ったんですよね。
なるほど。
楽しむよりも儲かるんじゃないかっていう。
しかも1回100円やからって思ってるけど、みんな見てたら1000円くらい使うんですよね。
ビジネスって広く浅く取っていくのがうまみやなっていうのも気がついた。
広く浅く。
つまりそこで何万円も儲けようとするよりも、1人の人から1000円かけ集める。それを100人とか集めて、もうそこで10万とかね。
なるほど。
これやなと。
いわゆる薄利多倍みたいなことですか?
たくさんの人に気がつかないうちにお金を吸い上げるシステム。
これ僕のまた、だいぶまた後で言いますけど、自動集金マシーンっていうね。
やらしい方やな。
間違いないですね。
これが結局最後の50か勤めた会社での大成功も、そこが生きてくるんですよ。
なるほど。でもその当時からずっと思っていたこと、ベースはもう一緒ってことですね。
そうですね。
何十年たっても。
いやすげえな。
もっとおちゃらけた話だと思ってた。
家があんまり裕福じゃなかったんで。
ご自家が。
どうすればお金って回るのかなっていうのが常に考えてましたね。
お金がどう生まれていくのか、稼げるのか。
そうそう。
世の中でどう回っていくのかとか。
だから今でこそ資本主義っていうのがこうだよねとか、学力と貧困の連鎖っていうじゃないですか。
あのことに僕結構子供の頃から気がついてたんですよ。
そのようですね。すごいな。
小学校の頃。
その頃か。18、19の時だね。もっと前。
もう10歳、12歳ぐらい。小学校の時でも。
例えばテレビがやってると。
次の日にあの漫画を見て子供としてワッと喋ると。
その時にハイシャイの子供の北村君って言うんですけどね。
北村君。
あの悪党が毒ガス吹きつけて、主人公やばかったよねって言った時に北村君が一言。
そうそう、あの緑色のガスって言ったんですよ。
貧乏人の子らはみんな白黒なんで。
出た、その話。昔の人がめっちゃ言うやつ。
分かれへんかったですね。
北村君は、そう、あの緑色のガスって。
でもね、白黒で見ると赤に思ったんですよ。
僕ら、貧乏たれの子供たちは、あれ緑色やったやん。えぇーとか言って。
すげー話やな、これもう好きなんですよ。
この昭和のカラーとモノクロの境目の話。
その時も、あれ、なんで歯医者とかお医者さんってお金持ってるんかなと。
確かに。
そもそもお金持ちのとこってお金持ちが伝承されていくんだよなと。
俺たちは、なんかどっかで一発当てんと、そっちには行けないなっていうのはうすうす感じたんですよ、小学校で。
緑か赤かってみんなが言ってる間に。
すごい。
約小学校5年生とか6年生ぐらいですよね、きっと。
じゃあもう18、19で急に目覚めたとかじゃなくて、母親のベースがそんな感じだったってことですね。
おふくろさんの口癖が、金のないのは首のないでも同じだと、名言が。
なんかくそつくな。
じゃあもう、お母様からそういう教育じゃないけど、そうやぞと。
そうですね。
金のないとか技術がないとかってのはとってもみじめになるから、その時はおふくろさんとしては手に触をつけなさいと言ってましたね。
なるほど。
だから僕は定員割れでもいいから工業高校で高卒なんですよね。
なるほど。それで自動車メーカー行ったってことですね。
そうです。
なるほど。そんなお母さんが、家を寄るんと言ってきて。
いえいえ。
そこは反対?
反対は何も、一瞬というかちょっと俺は旅に出たいと。2週間以内に帰ってくれたんで、まあそれはしゃあないなぐらいですね。
こんな状況やし、気晴らしでもしてこいやっていう感じだった。
そうです。ずっと帰ってこなくなっただけの話です。
なるほど。そういうことをご主人は言ってますね。
まあでもそのお母さんからしたら、別にその世論と2年だろうが、2週間だろうが、学んできたことを考えると、ようやったって感じじゃないんですか?
そうですね。このね、おふくろの話はナンバー2とは関係ないので、ここでは一旦差し控えますが。
これはまたナンバー2道場にご参加の皆さんは、オフで聞きください。また違う色が。
切り口でございますので。
わかりました。それはそれを楽しみにしていただけたらと思います。
いやーもうナンバー2道場。まさかのお母さんそんな感じで。違う道場でそれはお聞きいただけたらと思います。ありがとうございます。
高校生をバイトとして活用する
というわけで、本日のテーマその2。かき氷屋で高校生をバイトのバイトとして使う。いかがでしたでしょうか?
まさにタイトルからは、だんだん想像つき得るようになってきた気もするんですけれども。
想像つきませんでした。これも原体験だったかという。経営の原点です。
本当ですね。これ本当におちゃらけて話しているものの、本当にそうだなと思いますので、僕もフリーランスとしては、外注という考え方がある。
僕は一人代理店と言いながら、自分でプレイヤーとしてもやってるんですけど、もちろんディレクター的な、プロデューサー的なポジションになることで、
より幅広いこと。そもそもできる時間とか、量、お金もそうですけど、やれる種類も増えるっていう。
感覚が僕もありますんで、すごくこのお話は参考になりました。ありがとうございます。
こまちゃんもそのままね、クリエイティブなかき氷とお好み焼きもやってください。
チャンスあるかな。ブームやしなかき氷。頑張ります。ありがとうございます。
はい、ナンバー2道場は京都で開催している経営塾です。定期的にイベントも開催していますので、ご興味ご関心のある方はぜひ一度ご参加ください。
また、ナンバー2道場はノートも配信しています。こちらも併せてどうぞ。
詳しくは番組概要欄に記載しているウェブサイトからご確認ください。
ということで、以上ナンバー2道場ポッドキャストでした。また次回お会いしましょう。ありがとうございました。
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