最終的には自分で起業するんですけど、それの原点がまたここにあったわけですわ。
なるほどな。
条件をつけたりなんかして、自分の体は1個しかない。
時間も自分の分しかない。
そうです。
人にお願いしてやってもらうことでいろんなことができる。
そうです。
もっと言うなら、そこはかき氷屋しかしませんでしたけど、もっと言うならお好み焼けでも同じことをすれば、2つ3つと体がね。
体はどこにいるんだ。
夜だけ就勤に回ると。
就勤。
でも報酬さえあれば、モランタリティーじゃなくてね。
そうですそうです。
だからね、その時はそんな意識してなかったんですけど、あれ?人に動いてもらうことがビジネスの原点じゃないの?ということに気がついたんです、そこで。
それって、もうそのタイミングで気づいたもんなんですか?それともなんかちょっと、もう少し例えば3年4年経って、そういえばあの時のあれあれだったなぁみたいな。
もうその時点で、これ使えるなと。
これ絶対使えるよねって。
早い、弱いいくつですかその時に。
19。
早っ。
だからどこで何に対して同じものを見てもピンとくるかっていう。
そこも大事やな。
気づくかどうかっていう。
ちょっと話はずれるんですけど、その後大阪へ帰ってから大昔ですけども、喫茶店にインベーダーゲームっていうのがあったんですよ。
よく昔の昭和堂のコーナーで見ますね。
皆さんコーヒー飲みながら100円玉を1回100円なんで、1000円分とか2000円分100円玉を積んで、そっちでやられたらすぐ100円玉追加ってやってるんですよ。
僕の友達とかはインベーダーゲームしようぜってやってるんですけど、僕も何回かはしたんですけど、これってこの代、買った方が儲かるんじゃねって思ったんですよね。
なるほど。
楽しむよりも儲かるんじゃないかっていう。
しかも1回100円やからって思ってるけど、みんな見てたら1000円くらい使うんですよね。
ビジネスって広く浅く取っていくのがうまみやなっていうのも気がついた。
広く浅く。
つまりそこで何万円も儲けようとするよりも、1人の人から1000円かけ集める。それを100人とか集めて、もうそこで10万とかね。
なるほど。
これやなと。
いわゆる薄利多倍みたいなことですか?
たくさんの人に気がつかないうちにお金を吸い上げるシステム。
これ僕のまた、だいぶまた後で言いますけど、自動集金マシーンっていうね。
やらしい方やな。
間違いないですね。
これが結局最後の50か勤めた会社での大成功も、そこが生きてくるんですよ。
なるほど。でもその当時からずっと思っていたこと、ベースはもう一緒ってことですね。
そうですね。
何十年たっても。
いやすげえな。
もっとおちゃらけた話だと思ってた。
家があんまり裕福じゃなかったんで。
ご自家が。
どうすればお金って回るのかなっていうのが常に考えてましたね。
お金がどう生まれていくのか、稼げるのか。
そうそう。
世の中でどう回っていくのかとか。
だから今でこそ資本主義っていうのがこうだよねとか、学力と貧困の連鎖っていうじゃないですか。
あのことに僕結構子供の頃から気がついてたんですよ。
そのようですね。すごいな。
小学校の頃。
その頃か。18、19の時だね。もっと前。
もう10歳、12歳ぐらい。小学校の時でも。
例えばテレビがやってると。
次の日にあの漫画を見て子供としてワッと喋ると。
その時にハイシャイの子供の北村君って言うんですけどね。
北村君。
あの悪党が毒ガス吹きつけて、主人公やばかったよねって言った時に北村君が一言。
そうそう、あの緑色のガスって言ったんですよ。
貧乏人の子らはみんな白黒なんで。
出た、その話。昔の人がめっちゃ言うやつ。
分かれへんかったですね。
北村君は、そう、あの緑色のガスって。
でもね、白黒で見ると赤に思ったんですよ。
僕ら、貧乏たれの子供たちは、あれ緑色やったやん。えぇーとか言って。
すげー話やな、これもう好きなんですよ。
この昭和のカラーとモノクロの境目の話。
その時も、あれ、なんで歯医者とかお医者さんってお金持ってるんかなと。
確かに。
そもそもお金持ちのとこってお金持ちが伝承されていくんだよなと。
俺たちは、なんかどっかで一発当てんと、そっちには行けないなっていうのはうすうす感じたんですよ、小学校で。
緑か赤かってみんなが言ってる間に。
すごい。
約小学校5年生とか6年生ぐらいですよね、きっと。
じゃあもう18、19で急に目覚めたとかじゃなくて、母親のベースがそんな感じだったってことですね。
おふくろさんの口癖が、金のないのは首のないでも同じだと、名言が。
なんかくそつくな。
じゃあもう、お母様からそういう教育じゃないけど、そうやぞと。
そうですね。
金のないとか技術がないとかってのはとってもみじめになるから、その時はおふくろさんとしては手に触をつけなさいと言ってましたね。
なるほど。
だから僕は定員割れでもいいから工業高校で高卒なんですよね。
なるほど。それで自動車メーカー行ったってことですね。
そうです。
なるほど。そんなお母さんが、家を寄るんと言ってきて。
いえいえ。
そこは反対?
反対は何も、一瞬というかちょっと俺は旅に出たいと。2週間以内に帰ってくれたんで、まあそれはしゃあないなぐらいですね。
こんな状況やし、気晴らしでもしてこいやっていう感じだった。
そうです。ずっと帰ってこなくなっただけの話です。
なるほど。そういうことをご主人は言ってますね。
まあでもそのお母さんからしたら、別にその世論と2年だろうが、2週間だろうが、学んできたことを考えると、ようやったって感じじゃないんですか?
そうですね。このね、おふくろの話はナンバー2とは関係ないので、ここでは一旦差し控えますが。
これはまたナンバー2道場にご参加の皆さんは、オフで聞きください。また違う色が。
切り口でございますので。
わかりました。それはそれを楽しみにしていただけたらと思います。
いやーもうナンバー2道場。まさかのお母さんそんな感じで。違う道場でそれはお聞きいただけたらと思います。ありがとうございます。