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2025-10-13 14:04

Ep 43: 誰もが持つトラウマ。“止められない食”の裏にある心のパターン

過食やドカ食い、完璧主義、我慢しすぎてしまう——。
そんな自分を責めたことはありませんか?

今日のエピソードでは、出来事の大小に関わらず、
誰もが持つトラウマを“壊れた部分”ではなく、
“自分を守るための反応(Protection)”という視点から見つめます。

「食べ方のコントロールがうまくいかない理由」
その奥にある“心のパターン”を一緒に紐解いていきましょう。

Talking Points:
・トラウマは「出来事」ではなく「内側の反応」
・Fight / Flight / Freeze / Fawn反応とは
・ドカ食い・完璧主義・我慢の根っこにある“安心への願い”
・癒しは「安全なつながり」から始まる

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レアード可奈子
過食症・拒食症・過食嘔吐・運動依存・オルトレキシア…
20年以上の摂食障害を経て、現在は同じ苦しみを抱える方のサポートに従事。
米国認定統合栄養ヘルスコーチ
カナダ公認ホリスティック栄養士
米国エモーショナルイーティング心理学コース修了

サマリー

このエピソードでは、トラウマが心身に与える影響を探求しており、安心感を失った瞬間によって形成される内面的な反応や記憶の重要性が強調されています。また、トラウマを乗り越えるための癒しのプロセスや、安全なつながりの必要性についても触れられています。

00:02
Welcome to NO DIET! NO DIET!
この番組のホストを務めるKannaこと、Lairdかなこです。
癒しとインスピレーションの地、パワースポットとして知られるセドナやグランドキャニオンを有するアメリカ、アリゾナ州からお届けしています。
You're worthy no matter how you eat or how you look.
どんな食べ方をしていても、どんな見た目であっても、あなたの価値は他の誰とも変わりません。
この番組では、ダイエットという言葉の本当の意味、a way of living and eating、生き方、食べ方を探求していきます。
細ければ幸せになるという嘘にさよならをして、あなたにあった本当の幸せを手に入れてほしい。
食べることが楽しくなる日を迎え、自然とあなたにぴったりの体重や体型に落ち着いてほしい。
あなたはこの世で他の誰にも代わりのきかないたった一人の存在、そのあなたにしかできないこと、残すべきレガシーに取り組むための第一歩を歩み始めてほしい。
エモーショナル・イーティング改善サポート歴20年以上の私、カナーが体験談や心温まるお話、時にはちょっと非常識に思えるかもしれない真実を、ユーモアを交えてお届けします。
ダイエットを止めましょう、そしてあなたのダイエットを知り始めましょう。
こんにちは、この番組を聞いてくれてありがとう。
こんにちは、カナーです。
今日はね、ちょっと深いお話をしたいと思います。
トラウマの理解
テーマはトラウマ。
トラウマと聞くとですよ、何かすごく大きな出来事とか特別な人の話だと思う人がすごく多いんですね。
私も昔そう思っていました。トラウマイコールPTSD、戦争に行った人とかね。
でも私が今日お話ししたいトラウマはそういうものではないですね。
トラウマとはね、安心を感じられなかった瞬間の心と体の反応や記憶のことだと学んでいます。
出来事そのものよりも、もちろんその出来事も大変なのよ。
でもその出来事そのものよりも、その時自分の内側で何が起きたのか、そこが本当の鍵となる。
どういうことか。
例えばね、飛行機に乗っていて突然乱気流が来たとするじゃないですか。
頭では大丈夫とわかっていても、心臓がドキッとして息が止まるような感覚、体験したことあるんじゃないかなと思います。
飛行機に乗ったことがないよというケースであれば、運転中ね、後ろの車からクラクションを鳴らされたビビーってブブーって鳴らされて、
危なくないのに体がギュッと固まったりしちゃう反応であったり、大きな声で怒鳴る人がいるだけで、何もされていないのに過去の怖かった感覚が蘇る。
こういうこと全てトラウマ反応なんです。
トラウマは何が起きたかではなく、その時自分の中でどんな反応が起きたか。
つまりね、怖いとか一人ぼっちだったとか誰も守ってくれない、そう感じた瞬間に心が安心を失った。
その記憶が心の中に残っているということです。
私が大好きな精神科医、彼は何冊も本も出していると思うんだけども、
ドクターガボールマテさんという方がいるんですね。
彼はトラウマ is not what happens to you, it is what happens inside you as a result of what happens to you.
日本語はトラウマとは出来事そのものではなく、その出来事によってあなたの内側で起きたことだと言っているんですね。
これ私がさっきお話ししたことですよね。
内側で起きていること、これは心が安心できないと感じた瞬間で脳みそと体は生存危機モードに入ります。
トラウマ反応のパターン
これは生き延びるための本能的な反応で、その反応にはいくつかのパターンがあるんですね。
これは精神科のところで学ぶ言葉なのかな?
あなたは知っていなくてもいい言葉だとは思うんだけども、パターンはせっかくだから紹介しておこうかなと思います。
4つあるんだけれども、1つ目、1番が良いとかじゃなくて、たらたら4つあって1つ目という意味でね。
1つ目、ファイト、戦うというのかな?怒りとか反発とかかな?
自分を守ろうとすること、ファイトね。
次が、フライト、逃げるっていうのが一番いいのかな?
不安とか焦りとか、完璧主義でコントロールしようとするっていうところ。
で、フリーズ、固まる、感情を感じないように麻痺させる。
で、最後に、ファン、相手に合わせすぎてしまうというのかな?
ファンって、こじかっていう英語なんだけれども、F-A-W-N、
こじかちゃんを優しくなだめるみたいな感じのね、その場を抗てないように自分を抑えて相手に合わせるみたいなね、
というパターンがあるんですね、心理学の中ではかな。
で、この相手に合わせすぎてしまうっていうのも、ちゃんと体が危険を避けるためにやっている反応なんですよね。
ここをよくびっくりされるんだけども、クライアントさんたちからは。
子供の頃、怒られないように笑ってごまかしたりとか、空気を読んで先に謝ったりとか、
全部引き受けたりとかね、引き受けたくないものを真似とか、
あれも全部自分を守るための知恵だったんですよね。
で、どの反応も悪いもの、悪いことじゃないです。
私たちはみんなそうやってね、自分を守ってきているわけだからね。
で、じゃあいつそれがトラウマになるのかというところなんだけれども、
それとか出来事がね、トラウマになるのか。
トラウマにははっきりした線引きはないんですね。
で、でもこんなサインが続いている時、心のどこかでまだ安全を探している自分っていうのかな、がいるかもしれないです。
例えば、昔の怖さや孤独が今でも反応してしまう。
昔のことを考えてね、昔の怖さや孤独っていうのが、
それが今でも出てくる。何かを気にね。
特定の声、例えば怒るとかどうなるとかね、の状況。
特定の声や状況で胸の奥がザワザワしたり、ドキドキしたり。
私がよかったのは、体がすごいテンスって固まってきたり、
喉がカラカラになってくるような感じ。
とか汗かいてきたりとかね、手のひらとか脇の下にね。
あとは、頭ではね、もう終わっているものだとか、もう大丈夫だと、
終わっているものっていうのがいいかな、頭ではもう終わったと思っても、
体が勝手に反応するとかね、さっきの乱気流とかの話で、
もう終わってるんだよ、大丈夫と思っても体が汗かき続けちゃうとかね、冷や汗か。
あとは、自分をいつも責めたり、人を信じることができなかったりするであったりとか、
それが酷いレベルでね。
で、あと、何も起きてないのに落ち着かない感覚がずっとあるっていう方もいらっしゃいます。
今ね、ここにいるのにね、結局今ここにいるのに、心の一部が過去のあの時に取り残されたまま、
取り残されたところに飛んでしまうっていうようなところですね。
で、じゃあこのトラウマ、コーチングをする時に使う視点というのかな、
これ私はトラウマを壊れた部分とか、恥じる部分であるとかで見る必要は全然ないと思うんですね。
むしろ守ろうとしてくれた部分と思っています。
で、私の専門分野に入ると、どか食いであったり、接触障害であったり、過剰な我慢であったり、
人に合わせすぎる癖であったり、完璧主義でいよういなきゃというものであったりね。
どれも結局ね、猫には安心したい、拒絶されたくない、認められない、認められたいという純粋な願いがあります。
ただ、その守り方が今は苦しくなっているだけである。この守り方では苦しいんだよという状態になっている。
だからね、今例えば食べ方で苦しんでいたり、過剰な我慢であったり、人に合わせすぎたり、境界性がなかったり、完璧主義であったりっていうところで苦しんでいたら困っていて、
自分を責める必要は全くないです。もし自分に伝えてあげるとしたら、そうやって守ってくれてたんだね、ありがとうみたいなことを声をかけてほしいなと思います。
そうするとね、心が少し緩むのかなと思います。
癒しのプロセス
じゃあどうするよっていう話で、癒しはね、安全なつながりからというところをお話ししておきたいと思います。
トラウマは私は守られていないというところ、孤独だというところから感じた瞬間に生まれたわけですよね。
だから癒し、改善というのは、私はもう安全だよと心が実感できた時に始まっていきます。
本当の癒しっていうのはね、知識でも努力でもなくて、安心できる空気、空間の中で少しずつ変化が起きていきます。
私もこのことをね、プログラム中、コーチング中、とってもとっても大切にしています。
よく見るものとして、クライアントさんたちがね、本当に涙を流しながら、初めて本音を話せたよとか、自分を責めずにいられるんだと感じましたみたいなね、
そういう話をしてくださる瞬間、その人の中で何かがふっと溶けていく感じが本当にわかるんですよ。
表情を見ていて、顔の表情であったり、仕草であったり、体の姿勢とかであったりね。
これを通してね、知識ではなくね、安心から変わるっていうのを本当に知ってもらいたいなと思います。
それがね、本当の本当の癒しのプロセスです。
もし今ね、それわかる気がすると、あなたが感じていただいたのであれば、もうね、それが癒しの始まりです。
トラウマはね、特別な人のものじゃなくて、誰の中にもあるもう一人の自分っていうのかな、からのSOS。
その声をね、無理に直そうとせずに、ずっと頑張ってきたね、守ってくれたんだねと優しく声をかけてあげてください。
そして、もしこの話が少しでもね、あなたの心の中に響いたり感じるものがあったら、
ぜひぜひメールで、どんなことを感じたのか、もしくはどんなトラウマがあるんだよっていうのを話したいのか、誰かに話すと、
本当に誰かに話す、そしてもちろんジャッジメントがない人であることが大事なんだけども、
話すだけでも、話してそうだったんだね、よく頑張っていたねとか、大丈夫だよねとか、大丈夫だよねじゃないか、
大丈夫だからね、大丈夫になっていくからねという安心をもらえる環境を自分にあげると、本当に楽になっていく、癒しの第一歩になっていきます。
なので、ポッドキャストの概要欄にあるメールアドレスにね、私のトラウマと題して感じたこと、自分に起きたことが良ければご連絡ください。
必ず、時間をちょっといただくかもしれないけれども、お一人ずつ返信していきたいと思います。
今日も聞いてくださって本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
14:04

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