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2025-11-09 07:34

第2章 身体を愛する④|身体反応としてのトラウマ Ep.88

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今回はトラウマを「心の傷」としてではなく、「身体が生き延びるために刻んだ反応の記録」として再定義しています。トラウマは過去が現在を支配し続ける「持続」と深く関わっており、頭で理解していても身体が勝手に反応してしまう現象を説明しています。さらに、癒しとは外部の状況に依存する「状態」ではなく、「態度の選択」であるという考えを提示し、自分自身が癒しの主導権を持つことの重要性を強調しています。私は生きてきたほとんどの長い間複雑性PTSDと共に歩んできました。配信では被害者としての視点を手放し、経験から何を学ぶかという異なる視点を選択することで、回復への道が開かれる可能性を示唆しています。

【Be gentle with yourself】 

不安や恐れから解放されて平和を感じたい。自分を好きになりたい。傷ついたと感じている自分を癒したい。家族、社会、そして最も大切な自分との人間関係を安らぎのあるものにしたい。しなやかな筋肉のようなこころを目指し自分にやさしくする練習をリスナーと共に声で綴ります。 

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こんばんは、そしてお目覚めの方はおはようございます。 自分に優しくするラジオソフィーです。
この時間は、ホッとするひとときをお届けします。
今日のテーマは、身体反応としてのトラウマです。 トラウマという言葉は、今では多くの場面で使われていますね。
けれど、その実態を正確に理解している人は、多くないのではないでしょうか。 私たちはよく、トラウマというと心の傷と考えがちですが、
本当のところトラウマとは、身体が生き延びようとして刻んだ反応の記録です。
老いとは、失われていく過程ではなく、変化を引き受けながら新しい事故を再構成する運動だと考えました。
フランスの哲学者、ベルクソンの言葉を借りれば、 生命とは、持続の中で想像を続ける衝動である。
老いもまた、この持続の想像のひとつの形態ではないでしょうか。 過去を重ねながら、常に今という瞬間を
更新し続ける。 そして、今日のテーマ、トラウマもまた、この持続と深く関わっています。
身体に刻み込まれたトラウマは、過去が現在に流れ込み続ける運動です。 つまり、持続のうちに過去が現在を支配している状態とも言えます。
頭で考えたり、心で感じたりしているのに、 身体が勝手に反応してしまうことがあるでしょう。
それもまた、トラウマ反応のひとつなのです。 そして、私たちはいつの間にか、自分の癒しの主導権を外の世界に渡してしまう。
他人の言葉、環境、結果、それらが整うのを待っている間、 本当の回復は始まらないのです。
癒しとは、状態ではなく態度の選択であると私は考えます。 何が起こっているかではなく、起こっていることにどう関わるか、
ここから変化が始まります。
私は2020年から、自分で自分を癒すことができるという信念の下、 温泉配信を続けています。
癒しは誰かにしてもらうものではなく、 自分で今すぐ始めることができる行為です。
その行為はとても小さくても構わないのです。 例えば、私が作った自分に優しくするカード、
通称ジェントリーカードの中に、こんな言葉があります。 恐れが私の前に現れる時、私は自分に問いかけます。
この状況に私はどんな態度を選ぶことができるでしょうか。 この一文は癒しの確信を示していると思います。
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私たちは恐れをなくすことはできません。 でも、恐れに対してどんな態度をとるかはいつでも選べます。
恐れの中で立ち止まり、反射的に逃げるか攻撃するかではなく、 観察し、受け止め、選び直す。
これが癒しの第一歩だと信じています。 私は過去の辛い出来事の被害者であることをやめると選択しました。
どんなにひどい出来事やトラウマも、違う観点から見ることができるとわかったのです。
この状況や出来事から何を学べるか。 被害者であることをやめて、その経験をひっくり返してみる。
そうしろと言っているのではなく、そんなふうに考えられるようになることは可能だということです。
それこそが自分に優しくすることで、そうすることで他人も愛せるようになってきます。 やがて人々を助けたいという気持ちになってくるでしょう。
私は人生のほとんどを複雑性PTSDと共に歩んできました。 子供の頃から今まで自分は被害者で悪だと思っていました。
自分には愛される価値がないと思い込んでいたのです。 私がいた環境はとても批判的でした。
今振り返ってみると100%そうではないけれど、私は恵まれているなと感じます。
PTSDのおかげで深く考えて哲学にも興味を持ちましたし、 目には見えなくても人々が傷を抱えていることもわかりました。
ひどく批判的な環境にあったので洞察力も身につきました。 このように自分を被害者として見ないことを選べると思います。
もちろん無理にそうする必要はありません。 ただ違う視点があるということを学ぶこともできるのです。
過去のつらい傷を手放すことの価値を理解することを選べます。 一方自分を助けようとしてこの苦しみを覚えておかないとひどいことになるぞと体は教えてくれます。
その力は本当に強くて人間の生命力に驚かされるばかりです。 私はまだまだ回復の途中です。
いえ、回復ではなく新しい私になる途中なんだと思います。
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トラウマは生きてきた証でもあります。 体は私を守るために学び続けてくれました。
ルーでもハブでもキャンでもない、ビーの私たちを祝福しよう。 またね。
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