移ったからには、もっと売り上げ上げるぞということなんですね。
そうですね。やっぱりワンビルの集客力というところが大きいんだと思います。
なるほど。他には?
他にはですね、皆さんご存知の方も多いと思うんですけど、大名に、それこそ4階建てのビルも丸々1棟、ナイキが入ってたビルがあると思うんですけども、そこも閉まりまして、ワンビルにナイキが出店するという、スポーツブランドでいうとそんなところが目立ちますね。
なるほど。
また福岡の大丸に入ってたシャネルがあったんですけれども、ワンビルといえばシャネルが目立ちますが。
すごいですよね。1階から3階までであるでしょ。
かなり大きくてですね。大丸のシャネルも閉まってワンビルに新しく出店したということで、その周辺でワンビルにいろんなお店が集まってきているという、そんな動きが見られますね。
これはそうなんですね。ワンビル側から見ると福岡にも有数のブランドがあちこち散らばっていたものがワンビルに集結してきているわけですから、よく話なんですけど、一方でいなくなっちゃった側があるじゃないですか。大丸さんであったり。
そうですね。
そこはどうなんですか。
まさに大丸で言いますと、関係者に取材をすると、シャネルというのは非常にキーテナントだったと。売上的にもですね。そこが抜けたことで、やっぱり非常に大きな穴だと。その穴埋めは本当に容易ではなくて、今リーシングを進めているんですけれども。
リーシングって何ですか。
テナント誘致ですね。
誘致している。
誘致しているんですけど、4月に取材した時には、この1ヶ月とか2ヶ月ですぐ埋まるような穴ではなくて、やっぱりそれなりのブランド、売上に繋がるところを入れようとすると、結構悩ましいという話を関係者の方に聞きましたね。
そうですよね。
はい。
どこでもいいから入ってくれって話でもないですよね。
そうですね。
シャネルはいなくなったけど、シャネルに代わる○○が入りましたっていう。
そうなんですよ。
主体ですよね。
なので、やっぱりそういった影響っていうのは、大丸川からも聞きましたね。関係者からですね。
はい。
それで言うと、ナイキさんだったりデサントさんも、それなりにナイキなんて言ったら言い分解まで使わせたってことだから、これもこれで容易にすぐ次決まるって話でもない。
そこもですね、比較的まだ転じんとか需要がですね、底堅いという面はあるんですよね。
なのでその入りたい企業というか、商業の面もですね、入りたいところっていうのは一定数あると聞いてます。
需要はあると。
需要はあると。
ただナイキの場合はですね、4階建てのそのままが空いたので、そこをどういうふうに次入れるかっていうのは今進んでるんだと思いますし、
その開業の時にもですね、ワンビルが開業する時も改めて歩きましたけども、やっぱりその大名の4階建てのナイキが空いてたビルっていうのが空いてるっていうのは、
どこかその通りに寂しさが出てるような印象も受けましたし、ちょっと次何が入るんだろうなというのは結構関心事じゃないかなと思いますね。
勝手なことを言うなら、もう早くかっこいいのが入ってほしいですよね。
本当にですね、誰もが知るあそこの店舗だったんでですね、みんな気になっていると思います。
で、そういう意味では今回のワンビルっていうのは、いわゆる低層階、5階、6階ぐらいまでですかね、は商業施設が。
そうですね。
5階。
それくらいまでですね。
ですよね、そのくらいまでがいわゆる僕らも普段入れる商業施設ということになってるんですけども、真ん中が中層階という言い方。
真ん中がオフィス、で一番上は高層階はホテルになってますね。
でその真ん中の普段僕ら普通の人は入らない、その中層階、オフィスの方っていうのはどんな感じなんですか。
オフィスはですね、ワンフロアの面積で言いますと、西日本最大級と、カシオフィスとしてはですね、
本当にCICという外資系のベンチャー支援の拠点というのが入ったりしていて、そこは東京に次ぐ国内2か所目なんですね。
そういった注目されるようなテナントが入ったりもしていますし、ただ一方でですね、床が大きいので、なかなか全部が埋まっているというわけではなくですね、まだ空きも残しているという状態です。
ということはCICさん、ベンチャー支援の会社という言い方なんですかね。
そうですね、ベンチャー企業の支援を後押しする。
昔から福岡にいましたチームで言うと、当然西鉄の本社が入りました。
そうですね。
と今度名前が変わる旧電工さんが移ってこられましたと。
その辺りの話まで聞くけど、まだ空いてるんですね。
そうですね、空室率の話でいきますとですね、オフィス仲介大手の参考エステートの調査では、ワンビルが完成した昨年の12月ですね、天神地区のオフィスの空室率というのは、前月から2ポイント増加して7%になったんですよね。
一般的に受給が適切とされる5%を超えたんです。
なのでワンビルができたことで、天神全体の空室率は上がりましたし。
ワンビル1つで2ポイント上げたみたいな話になる。
そうですね、ワンビルとまた再開発で同時期にヒューリックスクエアというビルができたりして、その他のビルも合わせてなんですけど、ワンビルの影響も大きいということで。
ワンビル自体もですね、実はまだオフィスフロアが全て埋まったわけではないと。
なるほど。それはそうですね。本当にショーミー一営業マンが早く仕事を終わらせたい、早く成績を上げたいという一営業マンのスタンスからいくと、
せっかく半分まで話が決まってるんだったらもう一押し値下げしますって言いたいところだと思うんですけど、
そうはいかんと。やっぱり街全体のことを考えたときに、まあそうですよね。
やっぱりその不動産関係者に取材していますと、世界基準のワンビルの入居状況というのは福岡の経済力の一つを示す一つの指標だというふうに見ている関係者もいまして、
やっぱり企業誘致っていうのが引き続き重要でありどうなるかっていうのを見ているという状況です。
で、またこれも開業のときに取材をしますと、林田社長ですね、大切の。林田社長にオフィス制約率が6割という現状を受け止めを聞いたんですよね。
過去見取材の中で。そうするとですね、近い将来満室になるだろうという見通しを示していました。
というのもですね、たくさんの企業が興味を示して内覧に来ている状況はあるようで、今九州で言いますと半導体関連とかですね、そういったことで九州自体が注目を浴びているというのもありますので、
実際フロアを見てもらって国内外様々な業種の進出意欲が高まることを期待していると、そういうふうにおっしゃっていました。
そういうことで、遠くない将来ですね、満室が見えると考えていると、そう述べられました。
ある種東京並みの家賃ってあるでも。
なので業界的にもですね、私たちもどんな企業がこのあと4割ですね、入って福岡引いては九州の経済力活性化につながるのかっていうのは注目しているところですね。
それこそさっきも話題にしましたけども、西鉄さんとか旧電工さんとかが入ってくるというだけでは、福岡にもともとあったものがあっちからこっちに移るというだけでは、
大きくなったビルっていうのは、どっちかが生まればどっちかが生まれないわけだから、やっぱり今まで福岡にはなかった会社に来てもらう。
それもある意味こんな高い家賃を払えるぐらいいうと素晴らしい会社に来ていただくというのが鍵というか。
そうですね。ただこれは再開発の取材をしててよく思うし聞く話なんですけども、箱がビルができたから人が集まるか企業が集まるかと言われればそうではなくて、
今天神は再開発で本当にハイスペックなビルができていると、受け皿はできつつあると。ただ外資系企業とかを呼ぶ外資系企業が出てくるにはビルだけじゃなくて、
住環境であったりだとか、福岡都市としての魅力が上がらないと進出というところまでなかなか行かない。そういったところも再開発という視点で見ると課題の一つというふうに認識しています。
そういった意味ではビルは新しくなったけども、住環境を含む福岡の街全体がある。今のまんまじゃ心もとないという。
今変わりつつあるというところですね。再開発を起爆剤に。なのでもうちょっと都市としての機能とかそういった面が上がってくると、よりそういった土壌ができてくるというふうなことですね。