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2025-05-26 19:33

33|「西鉄バスは最強」都市伝説の裏側 台風でギリギリの判断、現場の葛藤と模索

西日本新聞の記者たちが、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれやをお話しする「西日本新聞me Podcast」。

そろそろ、大雨や台風が気になる季節です。今回は、昨年の夏にSNSがざわついたという「西鉄バスの計画運休」の話題です。スタジオには報道センターの平峰麻由記者に来てもらいました。

◆出演:平峰麻由(報道センター)、横山智徳(MC/メディア戦略局)/音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年4月25日

◆「西鉄バスは最強」都市伝説の裏側 台風でギリギリの判断、現場の葛藤と模索【福岡のミカタ】
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◆平峰麻由記者の記事一覧
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サマリー

このエピソードでは、西鉄バスの運休が台風によって引き起こされた背景とその影響について議論しています。特に、SNSで話題になった「西鉄バス最強説」と運休決定のタイミングに関する苦悩や判断過程が焦点となっています。西鉄バスが台風の影響で行った運休決定の裏側に迫り、利用者と運営側の葛藤が語られています。計画運休の必要性とその困難さが浮き彫りになり、運休が徐々に受け入れられている様子が描かれています。

西鉄バスの運休とその背景
西日本新聞Podcast、西日本新聞me Podcast、この番組では、西日本新聞の記者が、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれをお話ししています。
こんにちは、福岡のニュースアプリ、西日本新聞meの横山智則です。
そろそろですね、台風や大雨が気になる時期になりました。配信日がですね、5月の26日なんで、6月に入ると、まあ、梅雨も多分入ってくるでしょうからということで。
でですね、注意喚起の意味も込めて、こういった話題もいいのかなと思って、今日は報道センターの平美音さんに来ていただいてます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
平美音さんは、あれ年末?
え、いつですか?
ノーベル賞で来てもらった。
ああ、あの。
あれは配信はね、年明けすぐだったのかな。年末年始、まあどっちだかだったと思いますけど。
ああ、でしたかね。12月でしたかね。
ノーベル賞後だから、そのくらいだったと思います。
賑やかし役で、坪井さんの。
坪井さん、後輩の坪井さんが出て、ちょっと一人じゃ心細いから、姉ちゃんついてきてみたいな話で。
なんて感じでしたかね。
いやいや、おかげさまで、面白かったって言うんだって話ですから。
面白かったです。
楽しかったです。ありがとうございます。
それでですね、平美音さんといえば、その時に、だからヨーロッパの研修に行ったんですって話を。
あ、そうです。そのつながりでした。
はい。で、してもらったんですけども、早くそれが聞きたいというリスナーさんからのメッセージが届いておりまして。
それはそれでまた、そのうち話してもらおうかなと思ってるんですけども。
今日は、それこそですね、もうちょっと古い記事を引っ張り出して申し訳なかったんですけど。
去年の8月、2024年の8月の台風の時に、西鉄バス、福岡を走る西鉄バスが運休になっちゃいました。
だから台風が来るから今日はお休みですとなりました。
それが、SNSで話題になったっていう話をちょっと書いてらっしゃったんで、その話を聞きたいなと思って。
運休の判断プロセス
そもそもどんな話だったってことになるんですか?
ちょっと頑張って思い出していたんです。
どうでしょうね。すいませんね。
去年が、私8月まで気象の担当を1年間やっていたので、その関係でやりたいなと思ってやったんですけど。
8月29日頃に台風10号が九州に最接近したっていう、覚えてないですけど。
もう台風も大雨も、もうここ数年たくさんあるから。
どれがどれ。
どれだったかっていうのは、とりあえず置いといて。
8月の下旬に台風が来たんですよ。台風10号。
本当は来たんです。
その時に、福岡県内でも路線バスとか、電車とか、いろんな交通、高速道路とか、いろんな公共交通に影響が出ていて。
西鉄バスもその一つなんですけど、SNSでは災害、どんな雨でも西鉄バスは動くんだっていう、西鉄バス最強説っていうのが歌われてて。
これでも毎年上がるんですよ。雨の時期になると。台風が来たりすると。
西鉄バス最強説。
またこの時期盛り上がってるなみたいな感じで。
ハッシュタグなんとか。
今年もそうだなと思って。
その最強説が、なんでどこから生まれたんだろうっていうのを、2年前から実は書きたいなと思ってて。
でも災害が全部終わってしまった後に書くことがなかなか難しかったので、去年はそれを迎え撃つ形でできた。
災害が来てますけど、西鉄バスはどうですかみたいな取材をできてたので。
この後の記事の内容っていうのは、その瞬間取材してないと成立しないんですよね。
さすがにこの時間はバスさんも大変なので、行けはしなかったんですけど、7月上旬に胸形ですごく降った時があって、
そこでその後取材をした直席で8月末の台風をスムーズに取材ができて、9月頃ですかね。
そう、記事になったのが9月頃。
アウトプットできたっていう流れでした。
なるほど。確かに西鉄バス最強説で、確かに西鉄バスが運休するっていうのは、平美さんあんまりピンとこないって、そんなのよくある話じゃんってことでしょ。
でもおじさんたちは確かにですね、西鉄バス台風でも雪でも、そう簡単に止まらないというイメージはあると思います。
最強説で話題にするかどうかは別ですけども、確かにそう簡単に止まらない、雪の中チェーン巻いてガラガラしながら進んだりとか、
多少の水しぶきはバンバンそういう中で道走ってるっていうのは、確かにここ数年はなかなか見なくなったかもしれないけど、古い記憶をたどればあれもあったと思う。
記事で使ったこういうツイートの画像って、結構車体も使っちゃってるじゃないですか。これもあったあったって感じですか?
たぶんその、わかんない。あったあったって感じだと思うけど。
やりかねんじゃないけど。
記憶の中ではあったあっただと思います。少なくとも。
結構衝撃でしたもんね、私これ最初。
こんなことあるんだってことでしょ。
危なくないなと思って。
それで言うと、こういう写真はニュースにならないほど日常だったとも言えるんじゃないのかな。
そうか。未だに毎年だからバズるんですけど、やっぱこのツイートとかいくつか象徴的なツイートが毎回復刻されて話題になってるみたいです。
ちなみに今YouTubeで上げてる写真はですね、うちの記者が撮った写真で、いわゆる今僕らが2人で話題にしてる泥水の中を泳いでいくは言い過ぎだけど、ような半分タイヤが水で浸かった写真ではなくて、
比較的大雨の写真ではありますけども、これだったら車もバスも走ってもいいよね程度の写真というか、ですよね。
みなさんググったら出てくる。
見てみてください。なんですが、記事では29日の運休に向けて、前日前々日から西鉄の社内の様子が書かれてますけど、このあたりの説明してもらったんですか。
はい。29日に再接近しますって一周、どれくらい?気象庁とか気象台とかが発表し始めるんですけど、この西日本鉄道の本社でも営業の担当の方がモニターとかウェザーニュースとかそういう情報を見ながら、
これは本当にいよいよ来るなっていうのを判断されて、進路予想が出るじゃないですか、台風が。で、再接近が来る、これは上陸するんじゃないかっていうのでチェックされてるそうです、ずっと。
で、この日27日ですね、2日前にはそのチェックをして、もういよいよ来るのでということで、計画運休の可能性があるっていうことをまず発表します。
可能性があるよと。しますよ、しませんよじゃなくてですね。
早めに心積もりをさせておくことが、混乱を生まないために重要なので、可能性があるをまず出したのが27日ですね。
その動かしていいかどうかっていう基準があってですね、ハンドルが取られてしまうぐらいの強風が吹くのかとか、道路がどれぐらい貫水するような雨量の雨が降るのかっていうのを、そういう情報から判断しないといけないってすごく難しいというふうに言われてました。
で、あの時は29日の午後3時から被害が最も大きくなるだろうというふうに予想して、前日の28日のお昼に会議をして、
乗務員が乗務員の安全も考えなきゃいけないので営業所にバスを戻して帰宅できるのかとか、そういった時間をもろもろ逆算して、29日の午後から全地区全線で運転見合わせっていうのを決めて、28日の夕方、昼会議して夕方に発表っていう。
すぐ発表みたいな感じですね。
そういう、これが例年よりもすごく早い判断、思い切った判断だったっていうふうに言われてて、数年前だったらここまでは思い切った判断はできなかった、しなかったかもしれないみたいなことを言われてました。
28日の夕方に、29日の午後から、明日の午後からもう動かしませんよというのを前の日の夕方には出すと。
さらに前の日には可能性を言って、ギリギリまで判断を粘って粘ってみたいなイメージだったんですけど、結構去年は早め早めに判断をしたっていう。
SNSでの反響と都市伝説
そうですよね。書いてある、僕もびっくりしたと思うし、言われりゃそうだと思ったんですけど、お客さんの安全もそうだけど、最後運転手さんが終点まで行って、そこから家に帰るところまでを、そこから1時間くらいかかるかなとか30分かかるかなっていうところまでをイメージして、どの時間帯から運休するかを決めるってことなんですね。
そうなんですよ。
そうですよね。
泊まり込みとかもあるはあるらしいんですけど、そこも見直して早めに安全を確保っていう意味では早め早めっていう風に時代がそうなってるようです。昔は違ったようです。
いやいやそうですよね。いやでも前の日から明日の午後から西鉄バスが動かなくなるっていうのが分かってたら、それこそその、じゃあそれこそ自分の仕事はどうしよう。それでも行かなきゃいけない仕事の方もいるけども、それこそ会社全体がじゃあもう明日来なくていいっていう場面もありますから、それも前の日の夕方にそれを言ってくれるっていうのは確かにありがたいですよ。
そうですよね。早く分かればね、早く備えられる。
そうですよね。
ところが、ところがっていう話で、話かどうか分かりませんけど、運休を発表するとそれがネットで話題になったと。
なるんですね。これがまあそういう時代だよって。
盛り上がる。
盛り上がるんですね。
そうすると、西鉄が止まるとかやばいとか大事だよねっていう風に、やっぱり過去のその浮遊伝的な有志をこの写真を上げられて、動揺が広がるっていうのがまあ去年も同じようにあって、西鉄バスっていうのがXでトレンド入りをして、そういうこう都市伝説みたいなのがあるんだっていうのを見るたびに思うんですけど。
へー。
だからね、以前はこの記事でも書いたあの営業の女役さん、この人入社20年ぐらいでいたんで多分横山さんが思い描いてる以前の時代の。
入社20年、僕は入社25年ぐらいだけど同じ時代の。
若いまだで駆け出しの時に。
昔はもうダイヤを守ることが何よりも優先で、バス停でおつんと待ってるお客さんがいると生活に支障が出たり、仕事に支障が出たりするっていうのを起きないために少々無茶な運転っていうのも当たり前にあったんですって、今だから言ってくれるお話があって。
なので、故障とか、ダイヤのオイル部分が使って故障するとかいうのもたくさんあったし。
たくさんあったって数字書いてます。1日に10台から20台故障することもあったという。
だらにあった。結構衝撃的ですよね。
壊れるってわかってて、故障するってわかってて走ってますよね、実際。
かかんな。
ああ、そういうことですね。
それで言うと、今回は福岡なんで西鉄バスを取り上げてそんな話なんですけど、ここ数年確かに西鉄に限らず計画運休っていうのは自流になってきてますよね。
そうですよね。
そう思います。
西鉄バスの運休決定
増えてきてるなって皆さん感じられるっていうので、そうなのかなと思って調べたんですけど、確かにこの日本で最初の計画運休って2014年なんです。
10年以上前?
10年ぐらい前?
10年11年だったぐらいですかね。
そんな前なんですね。スタートはどこだったんですか。
JR西日本さんが台風のせいで備えて取り組んだっていうふうに言われてます。
その導入当初はJR西日本さんにそういう批判的な声とかどうしてなんだって言う声もあったそうなんですけど、列車で結果的に運休になってしまって立ち往生してしまったりとか、
そういう人が出てきてしまうよりも事前に分かって予定を変更できる余地を与えられた方がいいとして、それも市民も理解をしていって徐々に広まっていったっていうのがあって、
そういった市民感覚の情勢もあってか国土交通省が2019年に計画運休についての指針を発表して、これをもって全国でも多く広まるっていう節目ではあると思います。
言われてみればその頃かなって気はしますよね。
5、6年前ですね。
今回、前回の西鉄バスさんみたいに午後から全部止めますという運休もあれば、間引いて運行しますみたいな時もあるじゃないですか。
あります。
それはそれで僕は気が利いてるなとも思うんですよね。
ゼロ百じゃなくてというか。
動かしたい気持ちが伝わりますね。
そうすれば、さっき言ったように事故も起こりづらいということだと思うし、要人するのがゼロ百じゃないでしょうと思うので、このくらいだったらこのくらいはいけるだろうという判断でしょうから。
なるほどですね。
そういうふうに広がってきてるらしいです。
そういう意味では計画運休が徐々に広がっていくっていうのはいいことばかり?
決める方は結構大変というか、じゃあ早め早めに危ないんだから止めちゃおうってなるわけにも当然いかなくて、バスを運休しますって決めたこの前の西鉄バスさんども、県内の路線バスを合計1万900便運休させたんですよね。
1万900便?
普段どれだけ走ってるんですか?
1日、だから1万便走ってるんでしょうね、西鉄って。
私も路線の数え方がちょっとよくわからないんですけど。
いやすごいですね。
1万900便は台風1日ではなく台風10号の影響で運休させた結果約1億円の減収っていう方なんですよね。
なるほど。
やっぱり止めるっていう判断は結構だから団長の思いというか。
そうですよね。
計画運休の理解と葛藤
利便性ももちろんなんですけど。
でももちろんその利用者からの苦情とかバスがまだ来んのやけどみたいな感じの電話も営業所ではなりっぱなしになる。
事前に早め早めに情報を言っててもやっぱり電話がたくさん来てもう職員がみんなかかりきりになるとかはあるって言ってました。
そうですよね。
難しい。
確かに難しいですね。
これが何だろうか、記事にも書いてあるけどやはり空振りをなくすための努力も必要って書いてあるけどこれはまず努力も必要って書くのは勝手だけど難しいところ正直あるのかなと。
難しい。
そうだったでしょっていうぐらい台風がひどければいいとは言いませんけども。
それこそ空振りっていうように少しそれって大したことなかったじゃん。
ありますよね。
ありますもんね。
ありますあります。
すごいでも取材してる記者とかも同じじゃないですか台風来るぞって大きく構えておけば後で収束しても大丈夫ですけど小さく構えておいて手に負えないってなったらどうしようもないから。
すごいその大きく構えて早めに運休っていうのは私は偉いなって思って取材しました。
いろんな立場でいろんなことを聞いていいと思いますけど僕はですねそれこそ新聞今メディア戦略局という横文字の名前の部署にいますけど販売部がずっと長いんですよ。
販売店さんと二人三脚の仕事が新聞販売店さんと同じで西鉄バスのこの助役の方と一緒で一昔前まではですねこれはもう本当に使命感です。
やっぱり読者の方に多少の台風多少の雪でもやっぱり新聞は届けないといけないっていう本当に使命感で配達をしてたんですけどもやっぱり少なからずですねバイクで転んだとかあったんですよ。
やっぱり本当にこの2014年なのか2019年頃から同じようにですねやっぱり計画的にもう明日の朝はこの地域配達すいませんできませんということも今徐々に広がってきてます。
一緒ですね。一緒です。西鉄さんと一緒でやっぱり苦情の電話もありますけどもその苦情もですねやっぱり少し時代がこうやっぱり去年よりも今年今年よりも来年の方がいわゆる苦情というかそういう問い合わせのお電話もですね減ってきてます。
慣れていただいてなんでもちろん西鉄さんもそうだし新聞社もそうですけどもやっぱりその届けるのが仕事なのは分かってるけども同時にやっぱり社員従業員さんの安全というのも大事ですから当然のようにですね。
昔はそれ同じなんですよ。武勇伝のように俺はどうのこうのって話をみんなしてましたよ。あの時は大変だったとかいう話をですね。ただそれはそれなんだけど僕もいい時代になったと思ってます。本当にそっちの方がいいと思います。
いいと思う。本当に難しいと思うけど。
ということでございました。
よかった。
これでいい。
大丈夫ですかね。
いいと思います。
ということで今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ここまで聞いていただきありがとうございました。
平美音さんの記事を読みたいこの番組を応援したいと思っていただけましたらぜひ西日本新聞もしくはスマホアプリ西日本新聞Bのご購読をお願いいたします。
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
どうも西日本新聞ミーです。
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